8割超の支配率も…チェルシー、武藤出場のニューカッスルに辛勝で苦しみながらも開幕3連勝《プレミアリーグ》

2018.08.27 02:04 Mon
Getty Images
▽プレミアリーグ第3節、ニューカッスルvsチェルシーが26日に行われ、2-1でチェルシーが勝利した。ニューカッスルの武藤は79分から出場している。
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▽開幕2試合を終えて、ここまで1分け1敗のニューカッスルと、連勝中のチェルシーが激突。3バックを採用したニューカッスルは、前節から6選手を変更。今夏新加入のシェアやF・フェルナンデス、キ・ソンヨン、ロンドンらが先発した一方で、同じく今夏加入した武藤嘉紀はベンチスタートとなった。▽チェルシーは前節のアーセナルとのビッグ・ロンドン・ダービーを制して2連勝。今節は新加入のコバチッチとアザールが今季初の先発出場を果たした。
▽まずシュートを放ったのはホームのニューカッスル。6分、自陣からのロングパスを収めたリッチーのパスを受け、マーフィーがボックス手前からシュート。ゴール左を狙ったシュートはGKケパに止められた。

▽チェルシーがゴールに迫ったのは12分。アタッキングサードでの細かいパス回しから、モラタが右サイドのアスピリクエタに展開すると、右サイドのやや浅めの位置からグラウンダーのクロスを供給。モラタがゴール前に飛び込むが、シェアのチェックに遭いシュートを許してもらえず。
▽ここまで80%を超える支配率を誇るチェルシーは、24分にコバチッチからパスを受けたアザールが、ドリブル突破から振りの速いシュートでゴールに近づく。28分にはカウンターからモラタが持ちこんでシュートを放つが、相手に当たって枠の外へ。

▽30分過ぎに右サイドでFKを獲得したニューカッスルは、クロスが一旦左サイドに流れると、リッチーのクロスにロンドンがヘディングシュート。しかし、惜しくも枠を捉えることが出来なかった。

▽一方的に攻めながらも、なかなかゴールが遠いチェルシーは35分、ボックス右に侵入したペドロが左足でシュート。その直後にも、ドリブルでボックス左を崩したアザールのラストパスをペドロがダイレクトで狙うがこれもゴールならず。

▽結局、ニューカッスルの約4倍近くのパス本数を数えたチェルシーだったが、得点を奪うまでには至らず、ゴールレスで試合を折り返した。

▽後半もボールを支配するチェルシーは50分に、アザールの右サイドへの展開から、ペドロがワンタッチではたいたところにアスピリクエタ。抑えを利かせて枠に飛ばしたがGKドゥブラフカにセーブされた。

▽圧倒しながらも得点が生まれないチェルシーは60分過ぎに、ジルーとウィリアンを立て続けに投入。70分にそのウィリアンのFKからゴールに迫るが、シュートを打てず。72分には敵陣中央からリュディガーがミドルシュート。このシュートはクロスバーを叩いた。

▽モヤモヤする時間帯が続くチェルシー。だが、76分に自陣からのカウンターでマルコス・アロンソがアザールとのパス交換でボックス左に侵入すると、シェアに後ろから倒されチェルシーがPKを獲得。このPKをアザールが沈めて、欲しかった先制点をようやく手にした。

▽守り切れなかったニューカッスルは79分、シェアに代えて武藤を投入。すると83分、右サイドでボールを持ったイェドリンのクロスを、途中出場のホセルがニアで合わせ同点に追いついた。

▽静かになるチェルシーサポーターに対し、俄然沸き立つホームのニューカッスルサポーター。しかし87分、この歓声はすぐに悲鳴に変わる。

▽敵陣左サイドでFKを得たチェルシー。キッカーのウィリアンはファーサイドへクロスを供給すると、ジルーがこれを頭で落とす。そこに飛び込んだマルコス・アロンソがダイレクトで右足を振り抜くと、イェドリンの足に当たってゴールイン。記録はオウンゴールで、土壇場にチェルシーが勝ち越しに成功した。

▽その後、武藤がドリブル突破を仕掛けるもチャンスには結びつかず、後半アディショナルタイムのニューカッスルの最後の攻撃を凌ぎ切ったチェルシーが2-1で勝利。苦しみながらも開幕3連勝を収めている。

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