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【2022年カタールへ期待の選手②】ロシア出番なしの中で感じた「個のレベルアップの必要性」。リベンジを期す4年後/遠藤航(浦和レッズ)2018.07.21 13:00 Sat

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▽フランスがクロアチアを下して2度目の優勝を飾った2018年ロシアワールドカップ決勝から3日。約2カ月間中断されていた2018年J1が再開され、浦和レッズは名古屋グランパスをホーム・埼玉スタジアムに迎えた。この一戦で大いなる輝きを放ったのが、日本代表の一員としてロシアに参戦しながら出番なしに終わった遠藤航だった。

▽3-4-3の右DFに陣取った背番号6はマウリシオ、槙野智章と連携しながら元ブラジル代表FWジョーを確実にマーク。まず守備の仕事をしっかりとやり切った。そして前半40分、柏木陽介の左CKに鋭く反応し、ゴール正面で相手に競り勝ってヘディングシュートを決め、チームに大きな先制点をもたらすことに成功する。

▽浦和はその後1点を返されたものの、後半もしっかりとした守備組織を構築し続ける。そういう中で槙野の2点目が生まれ、勝利に大きく近づいた後半33分、再び遠藤航の決定力が炸裂する。1点目と同じ柏木からの左CKに対して今度はニアサイドに侵入。相手のマークを振り切って1試合2ゴールをマークし、3-1の勝利の原動力となったのだ。

▽「1点目はどっちかというと陽介さんのキックに合わせて自分が動いた形。2点目は僕主導というか、あのニアの部分はチームとして狙いがあった。その1本前に陽介さんが蹴って前に引っかかったところがあったんで、もう1回来るからってイメージをしていた。しっかりいいボールを蹴ってくれたんで、うまく決められましたね」と本人もしてやったりの表情を浮かべていた。

▽ロシアワールドカップでは総得点の約4割がリスタートから生まれた。現代サッカーにおけるセットプレーの重要性がより一層高まったことが実証された。そういう意味でも遠藤のようにリスタートから得点できる選手は今後の日本代表に必要不可欠と言っていい。今回は出番なしに終わったものの、4年後の2022年カタールワールドカップは何としてもピッチに立ちたいという強い思いが今、彼の中にはあるはずだ。

▽「ロシアで試合に出れてれば自分の世界も少しは変わったのかなと思うけど、やっぱりワールドカップに行くのと行かないのでは大きく違った。それは確かです。日本には相手を上回る組織力があると思ったし、実際、グループリーグでそれを体現していた。

▽ただ、ベルギー戦の最後のカウンターでやられた場面では『個の部分』を強く感じました。試合の最後の最後であれだけのスプリントができるっていうのは日本には足りないところだし、世界との差なのかもしれない。あのカウンターに自分の見えきたものが集約された感がある。やっぱり個を伸ばせば、組織力も上がる。最終的にはそこかなと。4年後のメンバーがどうなるか分かんないけど、やっていくことは整理されてると思いますね」と遠藤は神妙な面持ちで語っていた。

▽リスタートの得点力という強みを前面に押し出すことは代表生き残りのためにも重要だ。ただ、その前段階として、どのポジションで勝負していくかをある程度、ハッキリさせなければいけないところはあるだろう。ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督体制ではボランチ、西野朗監督体制では右サイドバックとして位置づけられてきた遠藤だが、浦和では3バックの右や中央を担うことが多い。そのユーリティリティ性は大きな魅力なのだが、代表ではどっちつかずになってしまいがちだ。現に同じような位置づけだった酒井高徳(HSV)が「代表ではどの役割をやっても自分の中で納得いく仕事ができなかった」と語り、27歳の若さで一線を退く決断をしている。遠藤には、2つ年上の先輩が歩んだ軌跡をいい教訓にしてほしいのだ。

▽さしあたって、近未来の代表の中で人材不足が顕著なのは、ボランチとサイドバックだ。ボランチは絶対的柱だった長谷部誠(フランクフルト)が代表引退を表明。今後は柴崎岳(ヘタフェ)が軸を担うと見られるが、守備的な遠藤がパートナーになれる可能性は少なくない。サイドバックにしても酒井高徳が去った今、酒井宏樹(マルセイユ)と長友佑都(ガラタサライ)をサポートできる人材がいなくなってしまう。新体制になれば遠藤と同じリオデジャネイロ五輪世代の室屋成(FC東京)らの抜擢が有力されるものの、彼にも実績はほどんどない。遠藤がそこに割って入り、徐々に出場機会を増やしていくことは十分、考えられるシナリオなのだ。

▽そうやって代表で何らかのスペシャリティを見出し、強固な立場を築いていくことが、4年後のカタールでのリベンジにつながる。リオ世代でずっとキャプテンを務めてきた通り、彼の人間力と統率力は全く問題ない。次の代表を森保一率いようが、別の指揮官が就任しようがその評価は不変のはずだ。20代前半以下の世代にはなかなかそういう信頼のおける人物が見当たらないだけに、この男の存在価値は大きい。それをまずは浦和でしっかりと示し続け、日本代表にとって必要不可欠な人間だと認めさせること。ロシアでピッチに立てなかった遠藤航の逆襲はそこから始まる。
【元川悦子】長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。

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【2022年カタールへ期待の選手⑧】U-20W杯出場権獲得の後はACL決勝、常勝軍団の若きアタッカーは世界を目指す/安部裕葵(鹿島アントラーズ/MF)

▽28日にジャカルタで行われた2018年AFC・U-19選手権(インドネシア)準々決勝。影山雅永監督率いるU-19日本代表は6万人超の大観衆が押し寄せた完全アウェー、しかも視界がおぼつかない豪雨という壮絶な環境の中、2-0で勝利。2大会連続で世界切符を手にした。 ▽エースナンバー10をつけるテクニシャン・安部裕葵(鹿島アントラーズ)も大一番に先発出場。[4-4-2]の左ワイドに陣取り、攻守両面で渡って献身的なプレーを見せた。この日ばかりは相手2~3人に囲まれてボールを失うピンチに何度か見舞われ、持ち前の創造性やアイディアを発揮する回数が少なかったものの、「行けるところまで行く」という強い闘争心は後半19分にベンチに退くまで失われることはなかった。 ▽「このゲームはホントに我慢勝負になるから、スキがあったら得点を狙うつもりで行こうとハーフタイムにみんなで話し合った。最悪、1-0でもいいから集中してやろうと意思統一しました。あれだけの大歓声でカウンター1本でも雰囲気に飲み込まれちゃいそうな感じだったけど、そうならないように耐えられたのはよかった」とチーム随一のイケメンアタッカーは心底、安堵した様子を見せていた。 ▽この試合では30mミドルシュートで先制弾を叩き出した東俊希(サンフレッチェ広島ユース)や2点目に絡んだ久保建英(横浜F・マリノス)、宮代大聖(川崎フロンターレU-18)らに主役の座を譲ることになった安部だが、今年6月のロシア・カザン遠征ではただ1人、2018年ロシア・ワールドカップに挑んでいた日本代表側の一員として紅白戦を戦ったほど、周囲から高く評価を受けている。ルーキーイヤーだった2017年からJ1・13試合出場1得点という実績を残し、今季もJだけでなくAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の大舞台で戦ってきた経験値は同世代の中でも頭抜けている。そこは本人も大いに自信を持っている点。常勝軍団の一員として小笠原満男や内田篤人から帝王学を引き継いだ風格が19歳にして色濃く表れている。 ▽「安部君と話してると、小笠原選手や内田選手と話してるような錯覚を受ける? ああ、ホントですか(笑)。鹿島に入ったことで身に着いたものもありますけど、そういうもの(落ち着き)は高校時代から少しはあったと思うんで。平常心を保つ秘訣は何も考えないこと。試合中も試合前も試合後も。何かを想像することで、自分の理想と現実との比較(乖離)が起きて、メンタルの乱れにつながると思う。何も想像や予想しないことで、そういったメンタルの乱れは防げるんじゃないですかね」といった口ぶりはまだ10代の若者と思えない冷静さだ。そこまで熟慮しながら1つ1つのプレーを選択しているあたりが、大物の予感を漂わせるのだ。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">安部裕葵のプレーを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div>▽そんな安部だが、もう1人の偉大なプレーヤーからも影響を受けている。それは中学時代に指導を受けたことがある本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)。彼が通っていたのが、本田が経営に携わっているソルティーログループのS.T.フットボールクラブという縁で、類まれなチャンスを得たのだという。 ▽「僕が中2から中3に上がる時に、本田さんがプロデュースするソルティーロが僕の通っていた清瀬のクラブを買い取った。本田さんも練習に来てくれました。彼は日本で物凄く成功している選手の1人。そういう人が身近にいたことは自分の強みになるし、励みにもなる」と安部はカザン遠征の際、目を輝かせていた。どんな時も物怖じせず、堂々とした立ち振る舞いができるのも、ワールドカップ3大会連続4得点の偉業を成し遂げた男の薫陶を受けたことが大きいのかもしれない。そういう意味でも、U-19の背番号10は期待値が非常に高いのだ。 ▽影山ジャパンがAFC・U-19選手権でアジア連覇を目指すためにも、この若武者の存在は必要不可欠と見られていた。しかし、11月3日に鹿島がACL決勝・ペルセポリス戦(ホーム)に参戦することになり、最終的にクラブに戻ることが決定。常勝軍団の一員としてACL制覇という一大タイトルに挑むことになった。 ▽ACLでイランの強豪・ペルセポリスを倒すことができれば、12月のFIFAクラブワールドカップ(FCWC=UAE)参戦が現実になる。2年前の2016年日本大会で鹿島は開催国枠として出場し、ファイナルに進出。レアル・マドリーをあと一歩のところまで追いつめている。そこで異彩を放った柴崎岳(ヘタフェ)はスペインへステップアップし、ロシアの大舞台で主役として輝いた。現在も鹿島の守備の要に君臨する昌子源も同様だ。そのチャンスを安部がつかめれば、世界への道も一気に開けるかもしれない。 ▽本田、小笠原、内田というのは揃って欧州でプレーしてきた面々だ。そういう先輩たちに最大限の敬意を払う19歳のアタッカーが海外移籍を夢見ないはずがない。2020年東京五輪、2022年カタールワールドカップを本気で狙おうと思うなら、年末のFCWC、来年のU-20ワールドカップ(ポーランド)と出られる国際大会は全て出た方がいい。そうなるように安部は自らの持てる力の全てを出し切ることが肝要だ。 ▽「ゴールがチームのためになるのは分かっているけど、そういうのは運やタイミングが必要になる。それ以上に必ずできるのは、走ることだったり、声を出して戦うこと。それは100%やれる自信はある」という泥臭さとガムシャラさを遺憾なく発揮し、彼にはACL決勝で大仕事を見せてほしいものだ。<hr>【元川悦子】長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。<div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">鹿島アントラーズを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> 2018.10.31 22:20 Wed
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【2022年カタールへ期待の選手⑦】先輩・岡崎慎司と同じ新潟で初キャップ。ユース時代の盟友・南野に追いつけ追い越せ/北川航也(清水エスパルス/FW)

▽森保一監督率いる新体制が発足してからというもの、日本代表が快進撃を見せている。遠藤航(シント=トロイデン)や中島翔哉(ポルティモネンセ)ら欧州組若手と国内組で戦った9月の初陣・コスタリカ戦(大阪・吹田)を3-0で快勝。長友佑都(ガラタサライ)や吉田麻也(サウサンプトン)といった2018年ロシア・ワールドカップ16強戦士たちが合流した10月シリーズも勢いは加速する一方だ。12日のパナマ戦(新潟)を再び3-0で勝ち、16日には埼玉でFIFAランク5位のロシア8強進出国・ウルグアイを4-3で撃破。森保ジャパンの新エース・南野拓実(ザルツブルク)が3戦4発と気を吐くなど、若い力の台頭が凄まじい。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">北川のプレーを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> ▽その南野とユース代表時代にコンビを組んでいた2学年下の新星FW北川航也(清水エスパルス)も、パナマ戦で後半21分から登場。念願の初キャップを踏んだ。彼は清水から選出された岡崎慎司(レスター・シティ)以来の代表選手。国際Aマッチ116試合出場50ゴールという偉大な記録を持つ先輩FWがちょうど10年年前の2008年10月に代表デビューを飾ったのも新潟の地。この偶然に本人も驚きを隠せない様子だった。 ▽「そのことは聞いていました。岡崎さんは目標であり、手本になる選手ですけど、自分らしさを出していきたい。岡崎さんはヨーロッパで戦っているし、自分は今、置かれている環境の中で戦わないといけない。Jリーグで結果を出し続けることで道が開けてくる。岡崎さんも結果を残して代表のレギュラーになった。やっぱり分かりやすいのが目に見える結果なんで、そこに対しての欲をさらに出していければと思います」と、今季J1・11ゴールを挙げている22歳の若き点取り屋は、岡崎の背中を追いかけつつも、独自性にこだわっていく考えだという。 ▽もともと10代の頃からスピードとゴール感覚は高く評価されていた選手だが、今季はドウグラスとコンビを組んだことで才能が大きく開花した。 ▽「自分の特徴はディフェンスラインの裏を抜けるプレー。エスパルスでやっているものを代表でも出していきたい」と本人は意欲的に語っていたが、パナマ戦で川又堅碁(磐田)と組んだタテ関係の2トップはドウグラスとのコンビとは微妙に異なるものだった。そのやりづらさが影響したのか、前線に突っ込んでいく姿勢には物足りなさも感じられた。 ▽「それでも川又選手が前で力強さを出して、DFを引っ張ってくれたおかけで、自分にはスペースができた。そこの間で受けるのも自分の仕事だし、前に出ていくことも自分の仕事。その意識は強まりましたね」と本人も初代表の24分間から多くのことを学んだようだ。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">Jリーグ観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> ▽おそらく今後も北川はセカンドトップの候補者と位置付けられるだろう。となれば、目下ブレイク中の南野、8年間エースナンバー10を背負ってきた香川真司(ドルトムント)らとしのぎを削らなければならない。このポジションで生き残るのはハードルが非常に高いが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(現ナント)時代には干されていた南野も約3年ぶりに呼ばれた代表の舞台で結果を出すことで、自身の存在価値を再認識させている。北川もまだファーストステップを踏み出したばかり。多少の紆余曲折はあっても前進し続けることが肝要だ。 ▽「拓実君のプレーを見て、つねに前を向く意識、タテに仕掛ける意識っていうものが強烈に感じたので、そこは自分も見習うところだと思うし、自分に足りないところでもあると感じるので、前を向いたときの迫力、力強さはつねに求めてやっていきたいです」と北川自身も2014年AFC・U-19選手権(ミャンマー)から4年ぶりに同じチームでプレーした盟友の成長に大きな刺激を受けていた。 ▽当時のユース代表からは三浦弦太(ガンバ大阪)も森保ジャパンに呼ばれているし、現在ケガで長期離脱中の井手口陽介(グロイター・フュルト)もすでにロシア大会の最終予選で活躍した。同世代の成長に北川もついていかなければならないはず。そういう自覚を深めるチャンスを得たことが、今回の10月2連戦に参戦した最も大きな意味合いだったのではないだろうか。 ▽前述の通り、本人も海外組と国内組の違いについてはよく理解している。尊敬する岡崎も南野もみな本場・欧州で屈強なDFたちと対峙することで逞しさを増し、ゴールセンスに磨きをかけている。北川がすぐに同じ環境を手に入れようとしても難しい。だからこそ、清水に戻って常に世界基準を視野に入れつつ自己研鑽を図っていくしかない。 ▽幸いにして、清水にはイングランド代表監督も務めたロイ・ホジソン監督の下でプレー経験のあるヤン・ヨンソン監督がいるし、数々の修羅場をくぐってきた鄭大世もいる。今、コンビを組むドウグラス含め、海外トップ基準を伝えてくれる人々に恵まれているだけに、その環境を生かさない手はない。清水から7年ぶりに誕生した代表選手の誇りを胸に、彼には貪欲に進化を続けてほしいものだ。<hr>【元川悦子】長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。<div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">清水エスパルスを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> 2018.10.19 22:00 Fri
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【2022年カタールへ期待の選手⑥】イニエスタ、ポドルスキ、リージョ監督から薫陶を受ける東京世代の大型ボランチ/郷家友太(ヴィッセル神戸/MF)

▽フアン・マヌエル・リージョ新監督就任が発表され、労働ビザが取れ次第、本格的に指揮を執ることになるヴィッセル神戸。2017年夏のルーカス・ポドルスキ、今夏のアンドレス・イニエスタという両ビッグネーム加入に加え、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が師を仰ぐ名将の合流によって、彼らにはさらなる世界基準と化学変化がもたらされる可能性が高い。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">Jリーグを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> ▽22日の浦和レッズ戦はイニエスタ欠場と3バック採用による戦術浸透不足などで0-4の大敗を喫したが、19歳の若き大型ボランチ・郷家友太は「自分たちが変わるためには必要な試合だった」と強調。ここからが真の再スタートになると認識している様子だ。 ▽「ファンマ(リージョの愛称)監督からまだ指導は受けてないですけど、相手が来てからボールを出すとか、ギリギリまで引きつけてパスを出すとか『体よりも頭を使ってサッカーをする』という考え方を持っていると聞いています。そういった戦術を早く理解することが大事。吉田(孝行)監督の時は運よく出してもらっていたけど、また新しいポジション争いも始まる。自分と役割の近い選手に負けないように、もっとゴールに迫るプレーだったり、シュートの本数を増やしていかないといけない。それは日々、思ってます」と彼は神妙な面持ちでコメントした。 ▽青森山田高校の2年だった昨年正月の全国高校サッカー選手権制覇で一躍知名度を高めた郷家は今季から神戸入りし、いち早く出場機会を得た逸材だ。3月7日のJリーグ・ルヴァンカップ、V・ファーレン長崎戦でプロデビューを果たし、3月18日のセレッソ大阪戦でJ1初先発。4月18日のルヴァンカップ・長崎戦でプロ初得点と一気に階段を駆け上がり、すでにJ1・20試合出場を記録。イニエスタとポドルスキとともに何度もピッチに立ち、凄まじいハードワークと運動量で彼らを支えてきた。その貢献度の高さとダイナミックさ、底知れぬポテンシャルは吉田監督を筆頭にチーム全体に認められていたのだ。 ▽リージョ監督率いる新体制移行後は、微妙に役割は変わるかもしれないが、185㎝という高さを誇る伸び盛りのMFを使わないことはないはず。本人も「いつ試合に出られなくなるか分からない」という危機感を抱きつつ、自分自身を進化させていこうという意欲を強めている。 ▽「吉田監督の時は下がってボールを受けたりしていいと言われていたけど、今は『あまり下がってこずに前で張ってる状態でいてくれ』と指示されている。それだけFWとの距離は近いので、簡単にFWにつけて、自分がもぐってゴール前に飛び出していくようなシーンを増やさきゃいけない」とゴールに直結するプレーと結果を貪欲に求めていく考えだという。 ▽そのお手本と言うべき存在が近くにいるのは大きな強み。ポドルスキは左足1本で豪快なシュートを打てる選手だし、イニエスタも要所要所でプレーを変化させながらゴールを奪える。8月11日のジュビロ磐田戦と15日のサンフレッチェ広島戦で見せた連続ゴールで多彩な得点パターンを実証している。世界トップレベルで活躍しようと思うなら、中盤の選手と言えども、ペナルティエリアの外側からシュートを決められる能力は必要不可欠。イニエスタの得点シーンを間近で見た郷家はそのことを痛感したはず。そんなスーパースターのクオリティを日々体感できる環境にいられることは本当に恵まれている。それを生かさない手はないのだ。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">郷家のプレーをを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> ▽「イニエスタとポドルスキは1本1本のパスの精度だったり、シュートの精度だったりが非常に高い。そこは自分に足りない部分だと思うし、成長するうえで絶対に必要なところだと感じます。僕が目標にしているのは(イバン・)ラキティッチ(バルセロナ)や(ルカ・)モドリッチ。点も取れて守備もできてゲームメークもできるという『何でもできる選手』になりたい」と本人も目を輝かせている。 ▽このような総合力を高めていけば、郷家は日本を代表するスーパーボランチに飛躍できる可能性が少なからずある。実際、185㎝という高さを誇るMFはなかなかいない。2018年ロシア・ワールドカップまで8年間日本代表キャプテンを務めた長谷部誠(フランクフルト)といえども180㎝で、世界基準ではそこまで高い方ではなかった。他のボランチ陣を見ても、山口蛍(C大阪)も柴崎岳(ヘタフェ)も遠藤航(シントトロイデン)も170㎝台。190㎝近いアタッカーを次々と投入してくるベルギーやセネガルのような相手を想定した場合、郷家のような選手が順調に育たなければ厳しいのだ。 ▽そういう意味でも、彼には大きな期待が寄せられる。まずはリージョ新監督の信頼を勝ち得て神戸でコンスタントにピッチに立ち続け、10月のAFC U-19選手権(インドネシア)で世界切符を勝ち取り、森保一監督率いるU-21代表へと着実にステップアップすることが重要だ。2020年東京五輪で活躍すれば、A代表の定位置、そして2022年カタールワールドカップ出場も自ずと見えてくる。そういったルートに乗るべく、彼には最高の環境にいるメリットを武器に、急成長を遂げてほしいものである。<hr>【元川悦子】長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。<div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_j" terget="_blank">ヴィッセル神戸を観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> 2018.09.26 17:00 Wed
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【2022年カタールへ期待の選手⑤】コスタリカ戦でついにベールを脱いだ東京世代のエース。本田圭佑の後継者たるべき男!/堂安律(フローニンヘン/FW)

▽「ロシア・ワールドカップで戦った日本代表の先輩たちにはすごい感動を与えてもらった。自分自身『何してるんだ』って思わせてもらったから。ただ、それ以上に同い年のキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)やイ・スンウ(ヴェローナ)たちからの方が刺激はもらった。彼らが10番つけてる姿を見て、技術だけじゃなくメンタル面も素晴らしい選手だなってのは思わされました」 ▽2カ月前の世界舞台で躍動する同世代のアタッカーの一挙手一投足を目の当たりにして、20歳の堂安律(フローニンヘン)は焦燥感を強めていた。 ▽日本代表は2大会ぶりの16強入りを果たしたが、主力に君臨したのは長谷部誠(フランクフルト)や長友佑都(ガラタサライ)、乾貴士(ベティス)ら30代選手が中心。そこも彼には悔しさを募らせた部分だろう。 ▽だからこそ、ここから先は自分たち若手が日本代表を担っていかなければならない…。そんな責任感と闘争心を胸に、11日のコスタリカ戦(大阪・吹田)のピッチに立ったはずだ。 ▽堂安が将来的に目指している背番号10をつけた中島翔哉(ポルティモネンセ)が左サイドで小気味いいドリブルで相手をキリキリ舞いさせ、セカンドトップの位置に入った南野拓実(ザルツブルク)が待望の代表初ゴールを挙げる中、右サイドに陣取った背番号21も高度なテクニックと戦術眼を披露。2本あった決定機こそ逃して「あとは決めきるだけでした」と反省の弁を口にしたが、1本目のゴールシーンの時には「シュートが入る前にパフォーマンスを考えてました」と言うほどの強心臓ぶりを垣間見せた。 ▽こうやってメディアの前で歯に衣着せぬ物言いをするところは、若かりし日の本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)に酷似している。関西出身でガンバ大阪の下部組織で育ったレフティという部分も2人の共通点だ。 ▽「本田さんとの接点? 全くないです。似ているかどうか分からないし、あまり人と比較されるのは好きじゃないけど、そういう素晴らしい選手と言ってもらえるのは嬉しいこと。僕も思ったことは伝えて、それを実行していくという信念ややり方があるので、そこは曲げてはダメだと思います」と堂安はワールドカップ3大会4得点という偉業を果たした大先輩への思いを口にした。その12歳年上の本田を超えることが日本代表における一大テーマになってくるのは間違いない。 ▽本田が2008年6月のバーレーン戦(埼玉)で代表デビューを果たしたのは22歳の時。初ゴールは翌2009年5月のチリ戦(大阪・長居)で同じく22歳だった。堂安は初キャップで先輩を超えたが、初ゴールはいつになるか分からない。早ければ10月のパナマ(新潟)・ウルグアイ(埼玉)2連戦でそのチャンスが巡ってきそうだが、次回からロシア・ワールドカップ主力組など年長のアタッカー陣が参戦してくると見られるため、後半40分までプレーした今回ほど長い時間はピッチに立てないかもしれない。そういう中で確実に数字を残し、1つ1つキャリアを積み上げていくことしか、代表エースの座はつかめない。本田や香川真司(ドルトムント)も長い間苦悩しながら、そのポジションを勝ち得てきたのだ。 ▽代表選手としてのスタートラインに立ったばかりの堂安がまずやらなければならないのは、もちろんクラブでの活躍だ。今季フローニンヘンではここまで5試合でまだ1ゴールのみ。チームもエールディビジ18チーム中最下位。この苦境から抜け出すことが重要なポイントになってくる。 ▽「今季はフローニンヘンで完全にチームの中心としてやらしてもらっているのに、チームが勝てていない。僕自身も思うようにゴールが取れていないので、そこは反省点が多いですね。欧州のサッカーはゴール前の攻防の質が高いので、点を取り切るところ、結果にこだわるところを強く追い求めないといけない。最近の課題はゴール前に走り込む回数が増えてきたので、ワンタッチゴール、それこそクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)のような、手本になるようなゴールを増やすこと。それをやっていこうと思っています」と本人の見据えるところは極めて明確だ。 ▽クラブと代表では求められる戦術も役割も異なるため、両方のチームで華々しい活躍をするというのは非常にハードルが高い。けれども、弱冠20歳の若い堂安ならそれを果たせるだけのポテンシャルが十分にある。非凡なテクニックと創造性、アイディア、スピード、そして伸びしろと彼が持ち合わせているものは少なくない。それを駆使していけば、もっともっと幅広いプレーのできるアタッカーになれるはず。2つのチームを行き来しつつ、それぞれの経験を融合させながら、自分自身を成長させていくことが肝要なのだ。 ▽「本田圭佑の後継者」と言われる男には今の勢いを止めることなく、一目散に高みに上り詰めてほしい。そういうフレッシュな若者を出てくれば、日本サッカー界もより活気づくに違いない。<hr>【元川悦子】長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2018.09.21 22:30 Fri
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【2022年カタールへ期待の選手④】アジア大会で判断力と冷静さを身に着けつつある韋駄天。優勝を手土産にJ1昇格を!/前田大然(松本山雅FC)

▽森保一監督がA代表とU-21日本代表を兼務して最初の国際大会ということで、注目された2018年アジア大会(インドネシア)。指揮官が戦前に掲げた「ベスト4」の目標を突破するためにも、27日の準々決勝・サウジアラビア戦は絶対に負けられない一戦だった。 ▽そこでひと際まばゆい輝きを放ったのが、2得点に絡んだ岩崎悠人(京都サンガF.C.)と前田大然(松本山雅FC)のJ2コンビだった。前半31分の先制点は左を駆け上がった杉岡大暉(湘南ベルマーレ)のクロスを前田が落とし、ペナルティエリア外側から岩崎が右足で蹴り込む形だった。そして1-1の終盤、残り15分を切ったところで奪った2点目は右の遠藤渓太(横浜F・マリノス)のサイドチェンジを受けた前田が左からスピードあるドリブルで中へ侵入。マイナスの折り返しを岩崎が仕留める理想的なゴールだった。 ▽「1点目のアシストのところは自分のところにうまくこぼれてきて、悠人が見えたんで、落とすだけという感じ。あいつ狙ってるんですかね…。分かんないけど、入ってよかったんじゃないですか。2点目は渓太からいいボールが来たので仕掛けるだけだった。ファーに打とうとしたけど、どうしても悠人が見えてしまった。よりいい方を選んだって感じです」と坊主頭の1トップはお膳立てした2つゴールをしっかりと分析してみせた。 ▽わずか3週間前、4日のジェフユナイテッド千葉戦では、自ら奪った1点目の場面でゴール前にいた永井龍が見えず、「冷静さが足りなかった。もっときちんと周りが見えるようになりたい」と反省しきりだった前田が、重圧のかかるアジア大会でこれだけの判断力を見せるとは…。短期間の成長ぶりに森保監督も驚いていることだろう。 ▽そもそもこの男は1トップの選手ではない。50mを5秒7で走る爆発的スピードを買われ、松本では2シャドウの一角に入っている。高崎寛之や永井龍ら最前線が収めたボールに反応して背後に抜けたり、ドリブル突破からチャンスを作ったりという前向きな仕事がメインである。その韋駄天を森保監督はあえて1トップで起用。DFを背負いながらタメを作ったり、ターゲットマンになるような新たな役割を課しているのだ。 「全然やったことのないポジションなので、難しい部分はありますけど、試合をやるにつれてよくはなってきていると思う。もっと試合を重ねていけば、自分もシャドウだけじゃなく、FWでもやれると思う。僕は監督から言われたことを真面目になるのが持ち味。ここ(五輪代表)でもそういうことをしっかりやっていきたい」と本人はプレーの幅を広げようとガムシャラに取り組んでいる。 ▽8年前の2010年南アフリカワールドカップでも、本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)が経験のない最前線で起用されながら、結果を出してブレイクしたことがあった。あの時の本田は「見える景色が違う」とコメントしたが、前田大然の現在の心境はまさにそんな感じだろう。確かにハードルは高いかもしれないが、当時の本田のように、1段階上のステージに飛躍する絶好のチャンスでもある。 ▽ただ単に速さだけを前面に押し出すだけでは、いつか限界が来る。そこで壁を乗り越えるためにも、臨機応変にプレーを変化させていく力は必要だ。ひいてはそれが武器のスピードを輝かせることにもつながる…。森保監督はかつてサンフレッチェ広島で指導した同タイプの浅野拓磨(ハノーファー)をイメージしながら、前田にアプローチしている可能性が少なからずある。五輪代表で生き残り、A代表へステップアップしようと思うなら、彼は指揮官の厳しい要求に応えていく必要がある。 ▽そのうえで、もっと得点という結果を残すべき。それは本人が一番痛感している点だ。 「やっぱりゴールを取って勝負を決めたいなっていうのは一番ありますね。チームとして勝つことは大事ですけど、個人としてゴールを取らないと正直、喜べないというのは素直にある。悠人が2点取ったんでなおさらですね」と20歳の点取り屋は悔しさをストレートに口にした。 ▽この負けん気の強さこそ、彼の大きな魅力に他ならない。山梨学院大学付属高校から松本山雅入りした時点ではまだ無名だっただけに、雑草魂がなければ日の丸をつけるレベルまで這い上がることはできなかったはず。東京五輪世代は板倉滉(ベガルタ仙台)や三好康児(北海道コンサドーレ札幌)のようにJリーグアカデミー出身者が主流だが、前田のような回り道してきた人間がいることは森保監督も心強いだろう。泥臭く戦うFWが技術と戦術眼、多彩なプレーを身に着けていけば、チームにとっても間違いなくプラスと言っていい。 ▽それはU-21日本代表のみならず、松本山雅にとってもいいことだ。前田が離脱して以降、FC町田ゼルビアと横浜FCに連敗した彼らはまさかのJ2首位陥落を余儀なくされた。ここから再び右肩上がりの軌跡を描くためにも、アジア大会で頂点に立って、自信をつけて戻ってきた韋駄天がチームを活性化することが重要だ。彼自身にとっても、J1昇格請負人としてインパクトを残すことで、新たな道も開けてくる。この夏には海外移籍の噂もちらほら出たが、それも近い将来現実になるかもしれない。 ▽今大会をそんな輝かしいキャリアの布石にすべく、まずは29日の準決勝・UAE代表戦でゴールという結果を残すこと。そこに集中してほしいものだ。<hr>【元川悦子】長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2018.08.29 13:00 Wed
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