【超WS的! ロシアW杯出場国ガイド】vol.25/ベルギー代表:殻破れるか、レッド・デビルズの黄金世代
2018.06.15 14:00 Fri
▽6月14日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがロシアの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘がより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。25カ国目は、“レッド・デビルズ”の異名を持つベルギー代表を紹介する。
◆ベルギー代表
監督:ロベルト・マルティネス
主将:ヴァンサン・コンパニ
予選成績:9勝/1分け/0敗
W杯出場数:2大会連続13回目
W杯最高位:4位
FIFAランク:3位
◆武器は個! ゴールデンエイジ集大成へ
▽しかしながら、それぞれが世界の強豪リーグに身を置くゴールデンエイジの存在は、現時点で代表に栄冠の瞬間をもたらすには至ってない。2014年のブラジルW杯、2016年のユーロは、いずれも期待されながらベスト8止まり。他国を圧倒する豪華絢爛な面々を揃えながら、チームとしていまひとつ殻を破れないでいるのが実情だ。
▽そのベルギー代表を率いるのは、ロベルト・マルティネス監督。3バックと4バックを巧みに使い分けたパスサッカーを掲げ、かつて指揮したウィガンを躍進させた辣腕で知られるスペイン人指導者だ。ただ、出場国の中でも群を抜くポテンシャルを操りきれているとは言い難く、個に特化した戦いに徹するがあまりに組織力に課題が残る。
▽その反面、守備面はコレクティブさとバランスにやや難点を抱えており、一抹の不安を残す。また、攻撃陣に比べて、やや層の薄さを露呈しているのがこの守備陣。さらに、カリスマ性と知性を兼備する主将DFヴァンサン・コンパニも本番前のテストマッチで負傷しており、状態が気がかりなところだ。
▽あとは、マルティネス監督が今大会屈指のタレント軍団にどう一体感と結束力を植え付けられるか。申し分のない戦力を生かすも殺すも監督の手腕にかかっている部分が大きい。2000年代から始まった協会主導による育成カリキュラムで育った黄金世代も20代後半に差し掛かっており、今大会にかける思いは強いはずだ。
◆超WS的注目プレーヤー
MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)
◆登録メンバー
GK
ティボー・クルトワ(チェルシー/イングランド)
シモン・ミニョレ(リバプール/イングランド)
コーエン・カスティールス(ヴォルフスブルク/ドイツ)
DF
リーンデル・デンドンカー(アンデルレヒト)
デドリック・ボヤタ(セルティック/スコットランド)
ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ/イングランド)
ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム/イングランド)
トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム/イングランド)
トーマス・ヴェルメーレン(バルセロナ/スペイン)
トマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン/フランス)
MF
アクセル・ヴィツェル(天津権健/中国)
ヤニク・フェレイラ=カラスコ(大連一方/中国)
ユーリ・ティーレマンス(モナコ/フランス)
ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)
ナセル・シャドリ(WBA/イングランド)
マルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ムサ・デンベレ(トッテナム/イングランド)
FW
エデン・アザール(チェルシー/イングランド)
ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ミッチー・バチュアイ(ドルトムント/ドイツ)
ドリエス・メルテンス(ナポリ/イタリア)
トルガン・アザール(ボルシアMG/ドイツ)
アドナン・ヤヌザイ(ソシエダ/スペイン)
◆グループステージ日程
▽6/18
《24:00》
vsパナマ代表
@フィシュト・スタジアム
▽6/23
《21:00》
vsチュニジア代表
@スパルタク・スタジアム
▽6/28
《27:00》
vsイングランド代表
@カリーニングラード・スタジアム
★いそっぺFCロシアW杯篇~ベルギー代表~
◆ベルギー代表
監督:ロベルト・マルティネス
主将:ヴァンサン・コンパニ
予選成績:9勝/1分け/0敗
W杯出場数:2大会連続13回目
W杯最高位:4位
FIFAランク:3位
(C)CWS Brains,LTD.
▽組み合わせにも恵まれたが、欧州予選を9勝1分け無敗、ドイツ代表と並ぶ最多43得点、6失点という圧巻の成績で突破。MFエデン・アザールとMFケビン・デ・ブライネといったクリエイティブプレーヤーや、主砲のFWロメル・ルカク、守護神のGKティボー・クルトワなど、各エリアに“今が旬”の豪華絢爛な顔ぶれが集う。▽しかしながら、それぞれが世界の強豪リーグに身を置くゴールデンエイジの存在は、現時点で代表に栄冠の瞬間をもたらすには至ってない。2014年のブラジルW杯、2016年のユーロは、いずれも期待されながらベスト8止まり。他国を圧倒する豪華絢爛な面々を揃えながら、チームとしていまひとつ殻を破れないでいるのが実情だ。
▽そのベルギー代表を率いるのは、ロベルト・マルティネス監督。3バックと4バックを巧みに使い分けたパスサッカーを掲げ、かつて指揮したウィガンを躍進させた辣腕で知られるスペイン人指導者だ。ただ、出場国の中でも群を抜くポテンシャルを操りきれているとは言い難く、個に特化した戦いに徹するがあまりに組織力に課題が残る。
▽基本のシステムは、[3-4-2-1]。本来アタッカーのMFヤニク・フェレイラ=カラスコと、攻撃に秀でたDFトマス・ムニエの両ウィングバックが印象的であり、上述のスペシャルなタレントが並ぶ前線の個の力を生かしたアタッキングフットボールがストロングポイントになる。そして、駒も多士済々であり、選手層も魅力的だ。
▽その反面、守備面はコレクティブさとバランスにやや難点を抱えており、一抹の不安を残す。また、攻撃陣に比べて、やや層の薄さを露呈しているのがこの守備陣。さらに、カリスマ性と知性を兼備する主将DFヴァンサン・コンパニも本番前のテストマッチで負傷しており、状態が気がかりなところだ。
▽あとは、マルティネス監督が今大会屈指のタレント軍団にどう一体感と結束力を植え付けられるか。申し分のない戦力を生かすも殺すも監督の手腕にかかっている部分が大きい。2000年代から始まった協会主導による育成カリキュラムで育った黄金世代も20代後半に差し掛かっており、今大会にかける思いは強いはずだ。
◆超WS的注目プレーヤー
MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)
Getty Images
▽ベルギー代表の注目プレーヤーは、エデン・アザールと共に攻撃の主軸を担うデ・ブライネだ。今シーズンのシティで完全無欠の創造者としてプレミアリーグ制覇に貢献。充実のシーズンを過ごして、W杯に臨む。だが、代表でのプレーエリアは2ボランチの一角。クラブでの3センターの一角と比較して、プレーに制限がかかることから、代表で能力を100%引き出せていないとの声も多々ある。そういった声を黙らせられるか。世界最高の舞台で輝く正確無比のキック精度に期待だ。◆登録メンバー
GK
ティボー・クルトワ(チェルシー/イングランド)
シモン・ミニョレ(リバプール/イングランド)
コーエン・カスティールス(ヴォルフスブルク/ドイツ)
DF
リーンデル・デンドンカー(アンデルレヒト)
デドリック・ボヤタ(セルティック/スコットランド)
ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ/イングランド)
ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム/イングランド)
トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム/イングランド)
トーマス・ヴェルメーレン(バルセロナ/スペイン)
トマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン/フランス)
MF
アクセル・ヴィツェル(天津権健/中国)
ヤニク・フェレイラ=カラスコ(大連一方/中国)
ユーリ・ティーレマンス(モナコ/フランス)
ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)
ナセル・シャドリ(WBA/イングランド)
マルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ムサ・デンベレ(トッテナム/イングランド)
FW
エデン・アザール(チェルシー/イングランド)
ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ミッチー・バチュアイ(ドルトムント/ドイツ)
ドリエス・メルテンス(ナポリ/イタリア)
トルガン・アザール(ボルシアMG/ドイツ)
アドナン・ヤヌザイ(ソシエダ/スペイン)
◆グループステージ日程
▽6/18
《24:00》
vsパナマ代表
@フィシュト・スタジアム
▽6/23
《21:00》
vsチュニジア代表
@スパルタク・スタジアム
▽6/28
《27:00》
vsイングランド代表
@カリーニングラード・スタジアム
★いそっぺFCロシアW杯篇~ベルギー代表~
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