【超WS的! ロシアW杯出場国ガイド】vol. 11/ペルー代表: 英雄ゲレーロ出場を追い風に

2018.06.12 23:54 Tue
Getty Images
▽6月14日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがロシアの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘がより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。11カ国目は、ペルー代表を紹介する。

◆ペルー代表
監督:リカルド・ガレカ
主将:アルベルト・ロドリゲス
予選成績:6勝/5分け/1敗
W杯出場数:9大会ぶり5回目
W杯最高位:ベスト8
FIFAランク:11位

◆ゲレーロ&ファルファンの共演に期待
(C)CWS Brains,LTD.
▽4半世紀、熾烈な南米予選の壁に阻まれ続けた中、9大会ぶり5度目のW杯出場を決めたペルー。今大会ではグループステージ突破が現実的な目標となる。
▽唯一首位独走を見せたブラジルを除き、最終節まで6チームが残り4枠を争った南米予選においてチリ、パラグアイを退けて5位に滑り込んだペルーはオセアニア王者ニュージーランドとの大陸間プレーオフへの滑り込みを果たすと、このプレーオフを2戦合計2-0で制して悲願の本大会行きを決めた。だが、本大会に向けては歴代最多得点者でありチームの精神的な支柱であったゲレーロがコカイン陽性反応の疑いで一時W杯欠場の裁定が下った。だが、グループステージの対戦相手からの嘆願などもあり、最終的にFIFAが出場停止期間を軽減して34歳の英雄に集大成の舞台が与えられることになった。

▽2015年に就任したアルゼンチン人指揮官のガレカ監督は堅守速攻を得意とするチームスタイルに合わせて、[4-2-3-1]と[4-4-2]の基本布陣を採用。縦への推進力に優れた前線と球際の切り替えを武器とする曲者集団を作り上げてきている。
▽守備陣では傑出した個の力はないものの、守護神ガジェセやアドビンクラ、クリスティアン・ラモスとメキシコリーグで活躍する主力とキャプテンのアルベルト・ロドリゲス、トラウコが主軸を担う。中盤ではジョトゥンとタピアと攻守にハードワークできるセントラルMFに、サイドハーフにフローレスとクエバという推進力に優れたアタッカーが並ぶ。

▽また、チームのストロングポイントである前線には英雄ゲレーロとファルファンの2枚看板が並び、ワトフォードで活躍するカリージョとルイディアスの中堅コンビが脇を支える。

◆超WS的注目プレーヤー
FWジェフェルソン・ファルファン(ロコモティフ・モスクワ/ロシア)
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▽二転三転の末に出場が決定した英雄ゲレーロに注目が集まるペルーだが、開催国ロシアで最も知名度があるプレーヤーが今季のロシア・プレミアリーグ王者でエースを担ったファルファンだ。

▽欧州初上陸となったPSV、元日本代表DF内田篤人との共演で知られたシャルケを経て2017年夏にロコモティフ・モスクワに加入したファルファンは、今季のリーグ戦でチームトップの10ゴール6アシストの活躍をみせ、加入1年目でクラブに14年ぶりのリーグタイトルをもたらした。以前は右サイドから爆発的なスピードを生かした突破やチャンスメークを最大の売りとしていたものの、今季はセンターフォワードやトップ下でもベテランらしい気の利いたプレーをみせマイナーチェンジに変更。今大会では地元サポーターからの声援を後押しに盟友ゲレーロと共に自身初のW杯の舞台で躍動する姿を見せたいところだ。

◆登録メンバー
GK
1.ペドロ・ガジェセ(ベラクルス/メキシコ)
12.カルロス・カセダ(デポルティボ・ムニシパル)
21.ホセ・カルバーリョ(UTC)

DF
2.アルベルト・ロドリゲス(アトレティコ・ジュニオール/コロンビア)
3.アルド・コルソ(ウニベルシタリオ・デポルテス)
4.アンデルソン・サンタマリア(プエブラ/メキシコ)
5.ミゲル・アラウホ(アリアンサ・リマ)
6.ミゲル・トラウコ(フラメンゴ/ブラジル)
15.クリスティアン・ラモス(ベラクルス/メキシコ)
17.ルイス・アドビンクラ(ロボスBUAP/メキシコ)
22.ニルソン・ロヨラ(FBCメルガール)

MF
7.パオロ・ウルタード(ヴィトーリア・ギマランエス/ポルトガル)
8.クリスティアン・クエバ(サンパウロ/ブラジル)
13.レナト・タピア(フェイエノールト/オランダ)
14.アンディ・ポロ(ポートランド・ティンバーズ/アメリカ)
16.ウィルデル・カルタジェナ(ベラクルス/メキシコ)
19.ジョシマル・ジョトゥン(オーランド・シティ/アメリカ)
20.エディソン・フローレス(オールボーBK/デンマーク)
23.ペドロ・アキーノ(ロボスBUAP/メキシコ)

FW
9.ホセ・パオロ・ゲレーロ(フラメンゴ/ブラジル)
10.ジェフェルソン・ファルファン(ロコモティフ・モスクワ/ロシア)
11.ラウール・ルイディアス(モレリア/メキシコ)
18.アンドレ・カリージョ(ワトフォード/イングランド)

◆グループステージ日程
▽6/16
《25:00》
vsデンマーク代表
@モルドヴィア・アリーナ

▽6/21
《24:00》
vsフランス代表
@エカテリンブルク・アリーナ

▽6/26
《23:00》
vsオーストラリア代表
@フィシュト・スタジアム

★いそっぺFCロシアW杯篇~ペルー代表~

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「まだまだ差がある」世界のGKと日本のGKの差を語った中村航輔、「求められている役割を果たす」と意気込む

日本代表は17日、20日に行われるキリンチャレンジカップ2023のペルー代表戦に向けたトレーニングを行った。 15日にエルサルバドル代表と対戦し、6-0の完勝を収めた日本代表。16日に移動し大阪入り。17日は、大阪で初練習を行った。 負傷により途中離脱したFW上田綺世(セルクル・ブルージュ)以外のメンバーが参加したトレーニング。いつものように、ストレッチやステップワーク、ロンドなどを実施。その後は、実戦的な練習となった。 これまでのトレーニングでもやっていたサイドからの崩しでシュートまで持っていくプレーを行うと、その後はミニゲームに。エルサルバドル戦で長い時間プレーした9名はトレーニングをやらずにランニング。また、MF川﨑颯太(京都サンガF.C.)も別メニューで調整した。 およそ1時間ほどでこの日のトレーニングは終了。ペルー戦に向けて、まず第一歩を踏み出した。 練習後、GK中村航輔(ポルティモネンセ)がメディアの取材に応対。自身の出番はなかったが、見守ったエルサルバドル戦については「最終的に勝利ができて、チームとしての目的が果たせて良かったと思います」とコメントした。 2年ぶりの代表復帰。改めて求められていることは「監督ごとに特色はありますが、GKとしては失点を限りなくゼロに近づけることを求められると思います」と、GKの本分でもあるショットストップのところが重要だとした。 一方で足元の技術も必要になるが「色々な仕事が各ポジション与えられますから、求められている役割を果たせるようにやっていきたいです」と、こちらも必要なことをやりたいとした。 ペルー戦では出場も期待されるが、「どんな時でも準備を欠かさないことは選手として大事です」とコメントするにとどめた中村。現在の日本代表については「ヨーロッパで自分の力を証明してきている選手たちなので、素晴らしいなと思いますし、その集団に加わることができてうれしく思っています」と、この一員であることは良いことだと語った。 ヨーロッパで2年半プレーし変化したことについては「選択の難しさ」と語る中村。「色々なプレーがあるので、その選択をしていく作業が少し難しいと感じています」と、どういう選択をするか、そこが難しくなったとした。 その中で、世界のGKと日本のGKに関しては「まだまだ(差が)あると思います」と、差はあると感じたようで「自分自身が感じているものはありますが、結果的にチャンピオンズリーグ(CL)とか、そういう舞台には出られていないので、受け入れなければいけないと思います」と、その他のポジションの選手は活躍するヨーロッパの舞台に立てていないことも、まだまだ差があることを示していると言及。具体的には「体格と語学」と感じているとした。 2023.06.17 23:40 Sat

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