【超WS的! ロシアW杯出場国ガイド】vol.9/フランス代表:デシャン体制集大成で有終の美飾れるか
2018.06.12 23:10 Tue
▽6月14日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがロシアの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘がより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。9カ国目は、フランス代表を紹介する。
◆フランス代表
監督:ディディエ・デシャン
主将:ウーゴ・ロリス
予選成績:7勝/2分け/1敗
W杯出場数:6大会連続15回目
W杯最高位:優勝
FIFAランク:7位
◆適材適所の用兵を行えるか
▽ここ2大会連続で欧州予選プレーオフを勝ち抜いて本大会行きを決めてきたフランスだが、今予選においてはオランダ、スウェーデンという難敵と同居したグループAを7勝2分け1敗の成績で見事に首位通過した。ただ、守護神ロリスのラストプレーの痛恨ミスでスウェーデンとの直接対決を落とすなど、決して盤石の勝ち上がりとはならなかった。それでも、予選を通してコンペティブな戦いを経験できたことは本大会に向けてプラス材料と考えられるはずだ。
▽基本布陣は[4-3-3]と[4-2-3-1]を採用したものの、本大会ではグリーズマンをトップ下に配した[3-4-1-2]の布陣で臨む可能性が高い。
▽中盤では質実剛健というデシャン監督の性格が色濃く残る顔触れとなり、ラビオやパイエといったテクニカルな選手が選考から外れ、カンテとポグバの鉄板コンビをトリッソやエンゾンジ、マテュイディら攻守にハードワークできるタレントが支える。また、チーム最大のストロングポイントである前線はエースのグリーズマン、唯一のターゲットマンであるジルーを軸に背番号10を背負うムバッペ、デンベレ、フェキルと新進気鋭の若手アタッカーが並ぶ。
◆超WS的注目プレーヤー
MFエンゴロ・カンテ(チェルシー/イングランド)
▽ブローニュとカーンとフランスの小クラブを渡り歩く日陰のキャリアを歩んできたカンテだが、2015年に加入したレスター・シティで奇跡のプレミアリーグ制覇の主役として一気にブレイクを果たした。翌年に加入したチェルシーでもリーグ制覇を成し遂げた27歳は名実ともにプレミアリーグ最高のセントラルMFといって過言はない。170cmに満たない小兵ながら2つの心臓と卓越した身体能力、守備センスを武器に中盤のほぼ全域をカバーする守備力は世界屈指。加えて、チェルシーとレ・ブルーでの研鑽を経て繋ぎや攻撃への関与の質も上がっている。今大会ではムラッ気のある相棒ポグバや前線のタレントを生かすため真骨頂の黒子の役割が期待される。
◆登録メンバー
GK
1.ウーゴ・ロリス(トッテナム/イングランド)
16.スティーブ・マンダンダ(マルセイユ)
23.アルフォンス・アレオラ(パリ・サンジェルマン)
DF
2.バンジャマン・パヴァール(シュツットガルト/ドイツ)
3.プレスネル・キンペンベ(パリ・サンジェルマン)
4.ラファエル・ヴァラン(レアル・マドリー/スペイン)
5.サミュエル・ユムティティ(バルセロナ/スペイン)
17.アディル・ラミ(マルセイユ)
19.ジブリル・シディベ(モナコ)
21.リュカ・エルナンデス(アトレティコ・マドリー/スペイン)
22.バンジャマン・メンディ(マンチェスター・シティ/イングランド)
MF
6.ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
12.コランタン・トリッソ(バイエルン/ドイツ)
13.エンゴロ・カンテ(チェルシー/イングランド)
14.ブレーズ・マテュイディ(ユベントス/イタリア)
15.スティーブン・エンゾンジ(セビージャ/スペイン)
FW
7.アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー/スペイン)
8.トマ・レマル(モナコ)
9.オリヴィエ・ジルー(チェルシー/イングランド)
10.キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)
11.ウスマーヌ・デンベレ(バルセロナ/スペイン)
18.ナビル・フェキル(リヨン)
20.フロリアン・トヴァン(マルセイユ)
◆グループステージ日程
▽6/16
《19:00》
vsオーストラリア代表
@カザン・アリーナ
▽6/21
《27:00》
vsペルー代表
@エカテリンブルク・アリーナ
▽6/26
《23:00》
vsデンマーク代表
@ルジニキ・スタジアム
★いそっぺFCロシアW杯篇~フランス代表~
◆フランス代表
監督:ディディエ・デシャン
主将:ウーゴ・ロリス
予選成績:7勝/2分け/1敗
W杯出場数:6大会連続15回目
W杯最高位:優勝
FIFAランク:7位
(C)CWS Brains,LTD.
▽前大会のベスト8、ユーロ2016での準優勝とデシャン体制で着実に成長を遂げたレ・ブルー。そのタレント力を考えれば、今大会の目標は5大会ぶり2度目の優勝となるはずだ。▽ここ2大会連続で欧州予選プレーオフを勝ち抜いて本大会行きを決めてきたフランスだが、今予選においてはオランダ、スウェーデンという難敵と同居したグループAを7勝2分け1敗の成績で見事に首位通過した。ただ、守護神ロリスのラストプレーの痛恨ミスでスウェーデンとの直接対決を落とすなど、決して盤石の勝ち上がりとはならなかった。それでも、予選を通してコンペティブな戦いを経験できたことは本大会に向けてプラス材料と考えられるはずだ。
▽基本布陣は[4-3-3]と[4-2-3-1]を採用したものの、本大会ではグリーズマンをトップ下に配した[3-4-1-2]の布陣で臨む可能性が高い。
▽今大会屈指の選手層を誇る23名のスカッドではGKにキャプテンのロリスとマンダンダという百戦錬磨のベテランが揃い、最終ラインではベテランのコシエルニーがアキレス腱断裂の重傷で不在となるアクシデントに見舞われたが、シディベ、ヴァラン、ユムティティ、メンディのレギュラー4選手の能力は非常に高い。
▽中盤では質実剛健というデシャン監督の性格が色濃く残る顔触れとなり、ラビオやパイエといったテクニカルな選手が選考から外れ、カンテとポグバの鉄板コンビをトリッソやエンゾンジ、マテュイディら攻守にハードワークできるタレントが支える。また、チーム最大のストロングポイントである前線はエースのグリーズマン、唯一のターゲットマンであるジルーを軸に背番号10を背負うムバッペ、デンベレ、フェキルと新進気鋭の若手アタッカーが並ぶ。
◆超WS的注目プレーヤー
MFエンゴロ・カンテ(チェルシー/イングランド)
Getty Images
▽エースのグリーズマンやポグバ、今大会でワールドクラスの仲間入りが期待されるムバッペと主役候補揃いのレ・ブルーにあって最も代えが利かないプレーヤーが中盤のダイナモ、カンテだ。▽ブローニュとカーンとフランスの小クラブを渡り歩く日陰のキャリアを歩んできたカンテだが、2015年に加入したレスター・シティで奇跡のプレミアリーグ制覇の主役として一気にブレイクを果たした。翌年に加入したチェルシーでもリーグ制覇を成し遂げた27歳は名実ともにプレミアリーグ最高のセントラルMFといって過言はない。170cmに満たない小兵ながら2つの心臓と卓越した身体能力、守備センスを武器に中盤のほぼ全域をカバーする守備力は世界屈指。加えて、チェルシーとレ・ブルーでの研鑽を経て繋ぎや攻撃への関与の質も上がっている。今大会ではムラッ気のある相棒ポグバや前線のタレントを生かすため真骨頂の黒子の役割が期待される。
◆登録メンバー
GK
1.ウーゴ・ロリス(トッテナム/イングランド)
16.スティーブ・マンダンダ(マルセイユ)
23.アルフォンス・アレオラ(パリ・サンジェルマン)
DF
2.バンジャマン・パヴァール(シュツットガルト/ドイツ)
3.プレスネル・キンペンベ(パリ・サンジェルマン)
4.ラファエル・ヴァラン(レアル・マドリー/スペイン)
5.サミュエル・ユムティティ(バルセロナ/スペイン)
17.アディル・ラミ(マルセイユ)
19.ジブリル・シディベ(モナコ)
21.リュカ・エルナンデス(アトレティコ・マドリー/スペイン)
22.バンジャマン・メンディ(マンチェスター・シティ/イングランド)
MF
6.ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
12.コランタン・トリッソ(バイエルン/ドイツ)
13.エンゴロ・カンテ(チェルシー/イングランド)
14.ブレーズ・マテュイディ(ユベントス/イタリア)
15.スティーブン・エンゾンジ(セビージャ/スペイン)
FW
7.アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー/スペイン)
8.トマ・レマル(モナコ)
9.オリヴィエ・ジルー(チェルシー/イングランド)
10.キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)
11.ウスマーヌ・デンベレ(バルセロナ/スペイン)
18.ナビル・フェキル(リヨン)
20.フロリアン・トヴァン(マルセイユ)
◆グループステージ日程
▽6/16
《19:00》
vsオーストラリア代表
@カザン・アリーナ
▽6/21
《27:00》
vsペルー代表
@エカテリンブルク・アリーナ
▽6/26
《23:00》
vsデンマーク代表
@ルジニキ・スタジアム
★いそっぺFCロシアW杯篇~フランス代表~
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