森本恩返し弾で千葉撃破の福岡が今季初の連勝! 新潟vs大宮は大宮に軍配! 劇的勝利の大分が首位浮上!《J2》

2018.04.22 17:00 Sun
©︎J.LEAGUE
▽明治安田生命J2リーグ第10節の7試合が22日に各地で行われた。

▽レベルファイブスタジアムで行われたアビスパ福岡vsジェフユナイテッド千葉は、ホームの福岡が3-1で快勝した。
▽昨季J1昇格プレーオフに出場したチーム同士の一戦。直近3戦負けなしで7位の福岡(勝ち点15)と、前節FC町田ゼルビアを相手に連敗をストップした16位千葉(勝ち点10)の試合は開始早々に動く。3分、ボックス内で松田がDF近藤に倒されてPKを獲得。これを古巣対戦の森本が冷静に決め切った。しかし、千葉も失点直後の5分にラリベイの落としを受けた船山が左足のシュートをゴール右隅に決めて3試合連続ゴール。早々に試合を振り出しに戻した。

▽その後は相手のハイラインの裏を効果的に突く福岡がユ・インスを起点に再三の決定機を作り出すと、30分には鈴木の右CKを中央で篠原が競ったこぼれ球をDFエベルトが痛恨のクリアミス。自軍のゴールに頭で流し込んでしまった。福岡の1点リードで折り返した試合は後半も立ち上がりの47分に動く。鈴木のフィードに抜け出した森本が右サイドからそのままボックス内に持ち込んでこの試合2点目を奪い、福岡がリードを2点に広げた。何とか追いつきたい千葉はラリベイを下げて古巣対戦の為田を投入するなど、反撃を試みるが最後まで相手ゴールをこじ開けられず。森本の古巣恩返し弾で快勝の福岡が今季初の連勝。一方、千葉は今季アウェイゲーム5試合で全敗とまたしても内弁慶解消とはならなかった。

▽デンカビッグスワンスタジアムで行われたアルビレックス新潟vs大宮アルディージャは、アウェイの大宮が1-0で勝利した。
▽昨季のJ1リーグで17位の新潟と最下位の大宮による降格チーム同士の注目対決。リーグ戦3連敗で13位に低迷する新潟(勝ち点11)と、直近2敗1分けで19位の大宮(勝ち点8)が4試合ぶりの勝利で浮上のキッカケを探る一戦は、立ち上がりからアウェイの大宮ペースで進む。開始直後にはボックス付近に持ち込んだ大前が右足シュートを放つが、これはクロスバーを叩いた。その後もロビン・シモヴィッチを起点に押し込む大宮は大前やシモヴィッチに決定機が訪れるも、GKアレックス・ムラーリャがことごとく好守で阻み、前半はゴールレスで終了した。

▽それでも、後半も攻勢を見せる大宮は立ち上がりの48分にボックス手前の好位置でFKを獲得。これを名手・大前がゴール左隅の絶妙なコースに直接突き刺し、2試合連続ゴール。待望の先制点を手にした。その後は反撃を試みる新潟が今季リーグ初先発のターレスを軸に相手ゴールに迫るも、ターレスのゴールがオフェンスファウルで認められないなど、なかなか決定機を作れない。対する大宮は鋭いカウンターから幾度か2点目のチャンスを得るも、シモビッチや大前、マテウスらが決め切れない。しかし、粘り強い守備で逃げ切った大宮が今季アウェイ初勝利で4戦ぶりの白星を手にした。一方、新潟は泥沼の4連敗となった。

▽また、石川県西部緑地公園陸上競技場で行われたツエーゲン金沢vs大分トリニータはアウェイの大分が1-0で勝利した。この結果、大分が首位に浮上した。

▽10位の金沢(勝ち点12)のホームに乗り込んだ2位の大分(勝ち点18)だが、安定した守備と鋭いカウンターを繰り出すホームチーム相手に苦戦。前半をゴールレスで終えた。後半も一進一退の攻防が続く中、徐々に相手を押し返す金沢がボックス付近で決定機を作り出すが、ボックス内でのハンドやファウルに対して主審がなかなか笛を吹かず、ゴールをこじ開けられない。すると、試合終了間際の93分にはボックス左で仕掛けた星のマイナスの折り返しを丸谷がダイレクトシュート。これが相手DFにディフレクトしてゴール右に決まり、大分が丸谷の移籍後初ゴールで劇的な形で勝利。前日に引き分けたファジアーノ岡山を得失点差で振り切り、首位に浮上した。

▽その他の試合では4位FC町田ゼルビア(勝ち点16)と3位レノファ山口(勝ち点17)の上位対決は、アウェイの山口が2-1で勝利した。高木と小野瀬のゴールで競り勝った山口は2試合ぶりの勝利で3位キープに成功した。一方、杉森の移籍後初ゴールで一矢報いるも敗れた町田は今季初の連敗となった。

▽さらに徳島ヴォルティスvsカマタマーレ讃岐の“東四国クラシコ”は、アウェイの讃岐が1-0で勝利。J2昇格後初めて四国勢とのダービーを制した讃岐は8戦ぶりの白星で20位に浮上し、最下位脱出に成功した。

◆明治安田生命J2リーグ第10節 結果
▽4/22(日)
アビスパ福岡 3-1 ジェフユナイテッド千葉
アルビレックス新潟 0-1 大宮アルディージャ
横浜FC 0-0 栃木SC
ツエーゲン金沢 0-1 大分トリニータ
松本山雅FC 1-0 モンテディオ山形
徳島ヴォルティス 0-1 カマタマーレ讃岐
FC町田ゼルビア 1-2 レノファ山口FC

▽4/21(土)
京都サンガF.C. 1-2 ロアッソ熊本
東京ヴェルディ 3-0 水戸ホーリーホック
愛媛FC 0-0 ヴァンフォーレ甲府
ファジアーノ岡山 0-0 FC岐阜
関連ニュース

甲府DFエドゥアルド・マンシャが右大腿二頭筋を損傷…全治約6週間

ヴァンフォーレ甲府は1日、DFエドゥアルド・マンシャの負傷を報告した。 エドゥアルド・マンシャは4月24日のトレーニング中に負傷。検査の結果、右大腿二頭筋損傷と診断されたとのことだ。全治は約6週間とされている。 エドゥアルド・マンシャは2022シーズン途中に甲府へ加入すると、同シーズンに天皇杯優勝を経験。今シーズンも明治安田J2リーグで8試合に出場し、2ゴールを記録していた。 2024.05.01 18:20 Wed

「すげー行動力」「ガチなんだよな〜」熊本のガチサポ、「#ババババンビ」の近藤沙瑛子さんの観戦場所が話題に「そこにおったんか」

ロアッソ熊本の応援アンバサダーであり、ガチのサポーターでもある「#ババババンビ」の近藤沙瑛子さんが意外な場所で試合を観戦していた。 熊本県熊本市出身で、幼少時から家族で熊本を応援する近藤さんは、2023シーズンから熊本の応援アンバサダーへ就任。ホームゲームはもちろんのこと、アウェイ戦にもプライベートで度々足を運んでいる。 その近藤さんは、28日にホームのえがお健康スタジアムで行われた明治安田J2リーグ第12節の大分トリニータ戦にも参戦。プライベートだったにも関わらず、すぐにクラブにバレてしまったという。 というのも、近藤さんが観戦していたのはなんとピッチサイドシート。サイドラインの広告看板の裏に設けられた席で、臨場感抜群のシートになんと近藤さんは陣取っていた。 近藤さんは自身のX(旧ツイッター/)で参戦を報告。「お休みだったので急遽熊本へ行ってきました」「最近なかなかタイミングが合わせられなくて久しぶりの現地観戦でした…嬉しかったなあ」と綴っていたため、本当にプライベートの観戦だったようだ。 ただ、クラブに見つかってしまい写真を投稿されることに。「完全にプライベートで何にも伝えてなかったのにすぐに見つかってしまいました凄い…」とし、「母がピッチサイドシートで試合を観たいと言っていたので少し早めの母の日で一緒に観ました。本当に楽しかったです」と、5月12日にくる母の日で願いを叶えてあげたようだ。 ファンはまさかの観戦姿に「すげー行動力」、「ガチなんだよな〜」、「アイドルが屋根のないピッチサイドで観戦…」、「可愛い」、「本当に脱帽」、「そこにおったんか」と驚きの声が上がっていた。 なお、試合は後半アディショナルタイムに失点し1-2で敗戦。残念ながらピッチサイドで勝利を味わうことはできなかったが、今後もどこに現れるのか注目だ。 <span class="paragraph-title">【写真】「#ババババンビ」近藤沙瑛子さんが試合観戦の場所にファンが驚きの声</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【4/28大分戦】<br>本日の九州ダービー<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%BD%E7%86%8A%E6%9C%AC%E5%BF%9C%E6%8F%B4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%B5%E3%83%80%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw"> <a href="https://t.co/i9PaZ6Z2Pm">pic.twitter.com/i9PaZ6Z2Pm</a></p>&mdash; ロアッソ熊本(official) (@roassoofficial) <a href="https://twitter.com/roassoofficial/status/1784545216424481008?ref_src=twsrc%5Etfw">April 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">ロアッソ熊本 vs 大分トリニータ(@saekondo_inu) <a href="https://twitter.com/saekondo_inu/status/1784547672835403857?ref_src=twsrc%5Etfw">April 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.30 23:40 Tue

いわきFCが横断幕トラブルを報告「ルールを遵守してご観戦いただきますよう」、アウェイ栃木戦で発生

いわきFCは30日、28日に開催された明治安田J2リーグ第12節の栃木SC戦での事象を報告した。 クラブの報告によると、アウェイでの栃木戦にて、横断幕掲出に際し、Jリーグ統一禁止事項に違反しようとする行為が発生したという。 いわきは声明を発表。ルール遵守を訴えた。 「今回の行為を受けて、試合当日に主管クラブである栃木SC様と連携を行い、当事者とコニュニケーションを取りました」 「当日、観戦をされた皆様をはじめ、主管クラブである栃木SC様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」 「サポーターの皆様におかれましては、Jリーグ統一禁止事項及び、主管クラブの定める試合運営管理規定を今一度ご確認いただき、ルールを遵守してご観戦いただきますよう、ご理解とご協力よろしくお願いいたします」 2024.04.30 19:20 Tue

山口の大卒ルーキーMF水口飛呂、JFL鈴鹿への育成型期限付き移籍が決定「成長した姿をまた見せられるよう」

レノファ山口FCは30日、MF水口飛呂(22)が日本フットボール(JFL)に所属するアトレチコ鈴鹿クラブへ育成型期限付き移籍で加入すると発表した。加入期間は2025年1月31日までとなる。 北海道出身の水口は、履正社高校からIPU・環太平洋大学へ進学。昨シーズンは特別指定選手として山口で明治安田J2リーグ4試合に出場した。 今シーズンから山口に正式加入。しかし、ここまで公式戦出場はなく、ベンチ入りもYBCルヴァンカップの1試合にとどまっていた。 鈴鹿へ武者修行に出ることが決まった水口は、両クラブを通じてコメントしている。 ◆アトレチコ鈴鹿クラブ 「この度、レノファ山口FCから育成型期限付き移籍という形でアトレチコ鈴鹿クラブに移籍することになりました。初めまして、水口飛呂です。自分の持ち味を活かして、チームの勝利に多く貢献できるように直向きに頑張りたいと思います。応援の程よろしくお願いします!」 ◆レノファ山口FC 「この度、育成型期限付き移籍という形でアトレチコ鈴鹿クラブに移籍することになりました。難しい決断にはなりましたが、自分の夢、目標を達成するために必要だと思い、移籍を決めました」 「ひと回りもふた回りも成長した姿をまたレノファサポーターのみなさんの前で見せられるように頑張ってきます。短い間でしたが、ありがとうございました!」 2024.04.30 09:55 Tue

藤枝が大阪学院大学FW閑田隼人の来季加入内定を発表「大きな夢を叶えることができました」

藤枝MYFCは29日、大阪学院大学のFW閑田隼人(21)の来季加入内定を発表した。 閑田はサンフレッチェ広島のジュニアユースから、広島皆実高校に進学。その後、大阪学院大学へと進学した。 閑田はクラブを通じてコメントしている。 「2025シーズンより藤枝MYFCに加入することが決まりました、大阪学院大学の閑田隼人です。この素晴らしいクラブでプロキャリアを始められることをとても嬉しく思います」 「家族や友達や指導者に恵まれて、幼い頃からの大きな夢を叶えることができました。これまで出逢ったすべての方々に感謝しています」 「これからはプロサッカー選手として皆さんに夢や感動を与えられるよう、日々努力し這い上がっていきます。そしてファン・サポーターの皆さん、藤枝MYFCの勝利のために全力で闘います。熱い応援よろしくお願いします!」 2024.04.29 12:35 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly