アトレティコがサウール鮮烈ミドル弾など3発快勝でベスト8進出に王手!《EL》

2018.03.09 05:24 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の1stレグ、アトレティコ・マドリーvsロコモティフ・モスクワが8日にエスタディオ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが3-0で先勝した。

▽それぞれラウンド32でコペンハーゲン、ニースを破った優勝候補のアトレティコと今季ロシア・プレミアリーグで首位を走るロコモティフ・モスクワが対峙した一戦。

▽先週末に行われたリーガエスパニョーラ頂上決戦で首位のバルセロナに敗れたことで勝ち点差が8ポイントに広がったアトレティコは、今季獲得可能な唯一のタイトルであるEL制覇に向け、グリーズマンやジエゴ・コスタ、コケなど主力を起用。その一方で、そ径部を痛めた守護神オブラクに代わり、トップチームデビューの若手GKウェルネルがゴールマウスを守ることになった。
▽立ち上がりから相手を押し込むアトレティコだが、最後の場面でうまくいかない。それでも、22分には相手陣内中央右でパスを受けたサウールが内に切り込みながらボールを運びペナルティアーク付近で左足を一閃。すると、ややアウトにかかった強烈なシュートがゴール左上隅に突き刺さり、圧巻のゴラッソでホームチームが先制に成功した。

▽この先制点でさらに勢い付くアトレティコは30分、左サイド深くで相手GKからボールを奪ったグリーズマンが無人のゴールに向けてロングシュートを狙うが、これはわずかに枠の右へ外れる。それでも、攻守両面で相手を圧倒し、懸念のGKウェルネルにほとんど守備機会を与えず、1点リードで試合を折り返した。
▽すると後半立ち上がりの47分、サウールの浮き球パスを受けたグリーズマンがゴール右で左足のシュート。これは相手GKの好守に阻まれるが、こぼれ球に詰めたジエゴ・コスタが冷静に流し込み、後半早々に追加点を奪った。

▽この2点目で勝利に大きく近づいたアトレティコは徐々にペースを落としていく。さらに67分にはグリーズマンを下げてビトロ、75分にはジエゴ・コスタ、コレアに代えてガメイロ、トーレスの二枚替えを敢行。試合をクローズにかかる。

▽その後も危なげない試合運びで2点差をキープするアトレティコ。試合終了間際の90分には右サイド高い位置でボールを奪ったフアンフランがそのままボックス付近に持ち込んでマイナスのクロス。これを中央に走り込んだコケが右足のダイレクトシュートで流し込み、ダメ押しの3点目まで奪った。今季ロシアリーグ首位チームに格の違いを見せ付けた優勝候補アトレティコが、15日に敵地で行われる2ndレグを前にベスト8進出をほぼ手中に収めた。

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