鳥栖、フィッカデンティ監督がインフル発症で開幕戦不在 コンカCが指揮へ2018.02.23 13:50 Fri

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▽サガン鳥栖を率いるマッシモ・フィッカデンティ監督が、23日に行われる明治安田生命J1リーグ開幕戦をインフルエンザのため、欠場することが判明した。クラブ公式サイトが伝えている。▽2018シーズンのJ1リーグは、史上初となる金曜開催の23日を皮切りに開幕。記念すべきシーズンのオープニングゲームを控える鳥栖は、ヴィッセル神戸をホームで迎え撃つ。

▽だが、22日に行われた前日記者会見に出席したのは、フィッカデンティ監督ではなく、コーチを務めるブルーノ・コンカ氏。フィッカデンティ監督の病欠を受け、神戸戦の指揮を執ることを明かした。

「大変申し訳ないのですが、マッシモ監督がインフルエンザになってしまいましたので、明日の試合も同時に欠席となりますことをお伝えします」

「先ほど、「本日お集まりの皆さまに申し訳ないと思っています。繰り返しになりますが、この試合のために準備してきた全ての皆さま、チーム関係者、ヴィッセル神戸、ファン・サポーターの皆さま、ジャーナリストの皆さまに申し訳なく思っています」

「それをまず先に伝えて欲しい。Jリーグの皆さまに対しても、すごく大事な記念すべき試合に自分がいないということをすごく申し訳なく思っています」とマッシモ監督より伝えて欲しいと。試合に関してはマッシモ監督が話していることに自分の話も入れながらお伝えしますが、本当にクオリティのある素晴らしいチームと明日対戦するという開幕戦です」

「どれだけ準備をしてきても始まってみないと見えてこない部分もある中で、明日の試合から色々なものも戦いながらハッキリしてくるところもあると思います。すごく長い時間をかけて、まず開幕戦のために集中して準備をしてきました。明日の試合はサガン鳥栖としていいゲームができるように準備ができていると思います」
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【J1クラブ通信簿】得点力不足に一体感の欠如…昨季2冠の尹晶煥体制、2年で終焉《セレッソ大阪》

▽優勝争いから残留争いまで手に汗を握る接戦、熱戦が続いた2018シーズンの明治安田生命J1リーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。第12弾は7位のセレッソ大阪を総括! <span style="font-weight:700;">◆シーズン振り返り</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181217_cerezo_2.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD<hr></div>▽J1復帰初年度の昨シーズンにYBCルヴァンカップと天皇杯を制覇、J1リーグでも3位躍進と桜旋風を巻き起こしたC大阪。だが、尹晶煥体制2年目を迎えた今シーズンは、優勝候補にも挙げられていたはずが、昨シーズンのような戦いを継続することができなかった。 ▽今シーズンはポゼッションの向上を掲げた中、その軸として期待がかかったMF清武弘嗣の負傷もあり、4戦未勝利と苦しいスタートを切った。堅実な戦いで徐々に軌道修正すると、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)こそグループステージで敗退したが、リーグ戦の第5節から4連勝。続く第10節から5戦無敗で4位まで順位を上げ、ワールドカップによる中断期間を迎えることができた。 ▽しかし、ハードワークや攻守の切り替えを武器とするチームは夏場のパフォーマンス低下や前半戦に見え隠れしていた前線の得点力不足が顕著となり、リーグ再開7試合で勝利から遠ざかった。その後、尹晶煥監督は[3-4-2-1]を採用し、ポゼッションをより高めることにシフトしたが、効果は一過性に。肝心の前線の得点力不足は最後まで解消されず、一時はMFソウザやDFマテイ・ヨニッチ、DFオスマルといった外国人選手の一発やセットプレーに依存。それでもリーグ5位の失点数に抑えるなど守備陣の健闘があり、7位で終わることとなった。 <span style="font-weight:700;">◆MVP</span> DFマテイ・ヨニッチ(27) 明治安田生命J1リーグ33試合出場(先発33試合)/2得点<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181217_cerezo_3.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)J.LEAGUE PHOTO<hr></div>▽SBながらチームトップの6得点を記録したDF丸橋祐介の貢献が光ったシーズンでもあるが、リーグ5位の失点数に抑えた守備陣の中心であるマテイ・ヨニッチを評価したい。今シーズンは攻撃陣が不発に終わった中で、昨シーズンと変わらずエアバトルでの強さを発揮し、気迫溢れる守備で安定したディフェンスを披露。それは相棒がDF山下達也やDF木本恭生でも、システムが4バックでも3バックでも変わらなかった。複数失点はわずか5試合。マテイ・ヨニッチのシーズン通した奮闘がなければ…。それを想像すれば、いかにこの選手に助けられたかがわかるはずだ。 <span style="font-weight:700;">◆補強成功度《D》</span>※最低E~最高S<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181217_cerezo_4.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)J.LEAGUE PHOTO<hr></div> ▽開幕前の補強はJ1とACLの二兎を追うだけの陣容を整備したかに思えた。しかし、ゴール数という形で一定の結果を残した選手はチームトップタイの6得点を挙げたFW高木俊幸のみ。オスマルはユーティリティ性を生かして17試合2ゴールの成績を収めたが、2016年のKリーグベストイレブンに選ばれた実力を発揮したとは言いがたい。また、尹晶煥監督の教え子であるヤン・ドンヒョンもわずか1ゴールで終了。MF片山瑛一や、MF田中亜土夢に至っては、ほとんど試合に絡めず、期待外れに終わった。 <span style="font-weight:700;">◆総合評価 《D》</span>※最低E~最高S<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181217_cerezo_5.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD<hr></div>▽前年の2冠王者としてシーズンインしたC大阪だが、結果は無冠。初制覇にも期待が高まったJ1でもACL争いに名乗りを上げるにとどまる7位終戦と残念な結果だ。 ▽その要因としては、天皇杯優勝から2週間経たずしての早期始動や新戦力の不調、ポゼッション向上の失敗と様々だが、まず1つは前線の得点力不足だろう。昨年22得点の杉本は5得点、左サイドハーフから最前線にポジションを戻した柿谷は4得点。最多得点者は6得点の丸橋と高木だ。ゴールゲッターの役割を担うはずだった選手が軒並み不振に陥ったことも、昨年の65得点から39得点にチームの総得点が大幅ダウンした最大の原因になったに違いない。 ▽また、今シーズンはピッチ外でも慌ただしかった。中断期間中にはC大阪のシンボルナンバーである8番を継承する柿谷を巡り、ガンバ大阪移籍の報道が浮上。最終的に実現しなかったとはいえど、クラブの顔を巡るそういった動きもチーム全体のムードに水を差す出来事だった。 ▽そして、今シーズン限りで尹晶煥監督に別れを告げたC大阪だが、現在は主将のMF山口蛍や杉本、MF山村和也に移籍決定的との報道が相次いでいる。来年からミゲル・アンヘル・ロティーナ氏が就任するが、これまでの主力がいない可能性がある。今オフシーズンの強化部は例年以上の仕事量が求められそうだ。 2018.12.17 22:45 Mon
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【J1クラブ通信簿】若手台頭&助っ人活躍で攻守成長! 踏み出した名門復活への一歩《清水エスパルス》

▽優勝争いから残留争いまで手に汗を握る接戦、熱戦が続いた2018シーズンの明治安田生命J1リーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。第11弾は8位の清水エスパルスを総括! <span style="font-weight:700;">◆シーズン振り返り</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181217_spulse_2.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD<hr></div>▽5年ぶり1桁順位。J1復帰2年目を迎えたオレンジ軍団が殻を破った。J1復帰初年度となった昨シーズンは、前年のJ2リーグで際立った攻撃力が通用せず、負傷にも悩まされ、残留を決めるのがやっと。しかし、今シーズンは新たに就任したヤン・ヨンソン監督の下、若手の台頭と外国人選手の活躍によって攻守が成長し、名門復活への一歩を踏み出した感がある。 ▽開幕前は昨シーズン同様、降格候補に挙げられていた。しかし、鹿島アントラーズとの開幕戦(0-0△)で改善に着手していた守備に手応えを掴むと、開幕4試合を2勝2分けと好スタート。さらにJ1復帰2年目のFW北川航也とFW金子翔太ら若手たちのパフォーマンスも安定しだし、10位でロシア・ワールドカップによる中断期間に入ることができた。 ▽夏の補強はFWドウグラスのみ。しかし、強力ストライカーががすんなりフィットし、2戦連発で3連勝に貢献すると、連係向上により徐々に攻守がスケールアップ。第28節FC東京戦(2-0◯)を経て迎えた第29節のジュビロ磐田との静岡ダービー(5-1〇)では大きな自信を掴み、北川の日本代表デビューが周囲に刺激を与える好影響をもたらした。チームはJ1でも脅威となりつつあった北川とドウグラスの2トップに引っ張られるように勝ち点を積み重ね、第28節から8年ぶりとなる7戦無敗(4勝3分け)で終わってみれば8位フィニッシュに成功。将来に期待が膨らむシーズンを送った。 <span style="font-weight:700;">◆MVP</span> FW北川航也(22) 明治安田生命J1リーグ32試合出場(先発28試合)/13得点<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181217_spulse_3.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)J.LEAGUE PHOTO<hr></div>▽GK六反勇治、ファン・ソッコ、金子、ドウグラス…多くの選手たちの活躍によって成し遂げられた躍進だが、やはり今シーズン飛躍を遂げた北川をMVPに選出したい。 ▽プロ4年目を迎えた生え抜きストライカーは、新監督の下、開幕からスタメンの座を奪取し、クリスランやドウグラスという個性の強い相方とのコンビの中で覚醒。自身の特徴である裏への抜け出しを存分に発揮し、キャリアハイの13ゴールを記録した。また、今シーズンは時間を重ねるごとにバイタルエリアでの仕事にも磨きをかけて8アシスト。終盤はドウグラスと生かし生かされの好関係を築いた。 ▽今年はその期待値から代表デビューも飾り、来年1月から開催されるAFCアジアカップのメンバーにも選出。来シーズンは相手DFのマークもきつくなることが予想されるが、そうした劣勢下で勝負を決められるか。名門復活に向けてもエースとしてのさらなる覚醒がカギになる。 <span style="font-weight:700;">◆補強成功度《B》</span>※最低E~最高S<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181217_spulse_4.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)J.LEAGUE PHOTO<hr></div> ▽今シーズンは将来を見据えた補強が多かった中、実力者がしっかりと期待に応えた。クリスランこそ5ゴールと期待以上の結果を残せなかったが、ファン・ソッコは32試合に出場。昨シーズン加入も不完全燃焼に終わったフレイレと共にJ1クラブの攻撃を跳ね返せるだけの守備を構築した。また、レンタルバックのMF石毛秀樹も左サイドで29試合に出場。2ゴールという結果こそ物足りなさが残るが、J2への武者修行を経てJ1でも試合に絡める成長を見せた。 ▽守備強化の方針もあった中で、夏に獲得したのはドウグラスのみとなったが、結果的に大成功。15試合11ゴールと爆発的なストライカーの存在で攻撃の強度を高めたことが、周囲の負担を軽減し、守備の強化にもつながった。守備も厭わない姿勢は若手の手本となり、一時期ゴールから遠ざかっていた北川をも目覚めさせた。結果的に攻守で軸となれる選手の存在が、新進気鋭の若手たちが伸び伸びプレーできる環境を作りあげることできた。 <span style="font-weight:700;">◆総合評価 《B》</span>※最低E~最高S<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181217_spulse_5.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty images<hr></div>▽昨シーズン残留争いに巻き込まれ、今シーズンも降格候補として見られていたことを考えれば、8位で終われたことは成功と言えるだろう。また、数字で見ても昨シーズンの35得点54失点から56得点48失点と攻守両面で成長することができた。 ▽ファン・ソッコやフレイレ、ドウグラスといった外国人選手の活躍も躍進を語る上で欠かせない。そして、何よりファン・サポーターが待ちわびた若手たちの台頭が大きかった。若きストライカーとして飛躍を遂げた北川を筆頭に、金子も右サイドハーフを主戦場とした今シーズンは、豊富な運動量やクロスで10ゴール7アシストと右サイドを活性化し続けた。また、DF松原后と立田の両サイドバックの躍動に加え、左サイドハーフでは石毛と白崎で競争が生まれるなど、J2を戦った選手たちを中心に底上げがされた。 ▽また、新監督の戦術による攻守の安定のほか、開幕直前の立田のサイドバック起用や白崎のボランチ起用など采配も光った。決して厚くない陣容の中で選手の個性を引き出す戦略が、昨シーズンを通じて悩みの種だった負傷離脱による戦力低下を最小限に抑えた。 ▽ただ、今シーズンはJ1で戦うための基礎を築いたに過ぎない。巧者相手には若さ故の勢いを逆手に取られる場面もあり、停滞時を打開する策は少なかった。負傷選手をカバーしたコンバート起用も本職の選手でカバーするだけの選手層がなかったということでもある。 ▽来シーズンはヤン・ヨンソン監督2年目を迎えることが決定。より高みを目指すためには、更なる戦術浸透と負傷時や夏場を乗り切るための選手層が構築したいところ。まずは主力選手たちをどれだけ引き留められるか。そして、今シーズン将来のために獲得された若手選手たちの突き上げが生まれれば、育成クラブとしてもう一段階上に駆け上がることができるだろう。 2018.12.17 22:40 Mon
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▽横浜F・マリノスは17日、MF扇原貴宏(27)、MF天野純(27)、DF畠中槙之輔(23)の契約更新を発表した。 ▽2017年に名古屋グランパスから加入した扇原は、今シーズン明治安田生命J1リーグで30試合1得点、YBCルヴァンカップで9試合1得点を記録した。天皇杯には2試合出場している。 ▽2014年に順天堂大学から加入した天野は、J1リーグで34試合5得点、YBCルヴァンカップで6試合2得点を記録。天皇杯には2試合に出場した。 ▽2018年8月に東京ヴェルディから途中加入した畠中は、J1リーグに5試合、YBCルヴァンカップに1試合出場。天皇杯では1試合1ゴールを記録している。 2018.12.17 14:20 Mon
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【移籍考察】レアンドロ・ダミアン獲得の影響は? 川崎フロンターレが一皮剝ける可能性

▽初タイトルを獲得してから1年、J1を連覇した川崎フロンターレが大型補強を敢行した。2019シーズンからチームに加わるのは、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(29)だ。 ▽ブラジル国内クラブでキャリアの大半をプレーし、国外に出たのは2015-16シーズン後半にスペインへ渡ったのみ。今回の移籍が2度目の国外移籍となる。そんなレアンドロ・ダミアンが川崎Fに入った場合はどのようになるのか、考察していきたい。 <span style="font-weight:700;">◆国外移籍はスペインに次いで2度目</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181216_frontale_tw5.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽ロンドン・オリンピックの得点王として知られるレアンドロ・ダミアンだが、キャリアの転換期は2010年のインテルナシオナル入団からだ。同年のブラジル・セリエAでは、25試合に出場し7ゴール1アシストを記録。翌シーズンはセリエAで28試合に出場し14ゴール6アシスト、コパ・リベルタドーレスでは8試合に出場し4ゴール4アシストを記録した。 ▽2011年にはブラジル代表に初招集されると、2012年に行われたロンドン・オリンピックに出場。マルセロやオスカル、ネイマールを擁し銀メダルを獲得したチームにおいて、5試合に出場し決勝を除く4試合で6ゴールを記録して大会得点王に輝いた。 ▽2012シーズンはセリエAで19試合に出場し7ゴール2アシスト、コパ・リベルタドーレスで10試合に出場し6ゴール1アシストを記録。2013シーズンはセリエAで26試合に出場し5ゴール5アシストを記録した。 ▽2014年にサントスへ完全移籍を果たすと、セリエAで26試合に出場し6ゴールを記録。しかし、2015年はクルゼイロ、2016年はリーガエスパニョーラのベティス、2016年後半からはフラメンゴへとレンタル移籍でプレー。2018年はインテルナシオナルにレンタル移籍されセリエAで26試合に出場し10ゴール3アシストを記録した。 ▽ベティスでは、わずかに3試合の出場にとどまり、ブラジルでの輝きは見せられず。ベンチ入りも3試合に終わり、大半はメンバー外となっていた。 <span style="font-weight:700;">◆基本は1トップor3トップの中央</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181216_frontale_tw8.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽レアンドロ・ダミアンのプレーポジションは、センターフォワードだ。キャリア当初のインテルナシオナル、ロンドン・オリンピックでは2トップの一角としてプレーしたものの、ブラジル代表やサントス、クルゼイロ、フランメンゴでは3トップの中央に、今シーズンもインテルナシオナルでは3トップの中央でプレーしていた。 ▽今シーズンの川崎Fは、[4-2-3-1]のシステムで戦い、1トップの位置にはFW小林悠(19試合)、FW知念慶(12試合)が入ってプレー。小林は15ゴール、知念は4ゴールを記録し、チームのJ1連覇に貢献した。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181216_frontale_tw2.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>▽鬼木達監督が続投する川崎Fは、来シーズンも[4-2-3-1]のシステムで臨むと考えられる。レアンドロ・ダミアンは1トップのポジションに入る事になり、連覇を達成したチームはシステムに変更を生じさせる必要があるだろう。 <span style="font-weight:700;">◆小林はかつての右サイド起用か?</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181216_frontale_tw6.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>▽レアンドロ・ダミアン加入によってポジションを争う事になるのは小林だ。今シーズンのJ1リーグで15ゴールを決め、得点ランキングでもFW興梠慎三(浦和レッズ)とともに日本人最多タイの3位につけたストライカーだが、レアンドロ・ダミアンにポジションを譲る事になるだろう。もちろんチームへのフィットという問題もあるが、元ブラジル代表ストライカーを獲得したということは、1トップを任せる算段であることは間違いない。 ▽1トップから外れることが予想される小林に関しては、2016シーズンまでプレーした右サイドに入る事になるだろう。かつてはFW大久保嘉人(ジュビロ磐田)が1トップに入り、小林は2列目の右でプレーしていた。風間八宏監督(名古屋グランパス)の下では、[4-4-2]を試したこともあったが、シーズンの大半は[4-2-3-1]を採用。しかし、右サイドの起用でも小林はリーグ戦で15ゴールを記録しており、日本代表にも招集されていた。レアンドロ・ダミアンと小林を共存させるのであれば、2トップを組ませるよりも、小林を右サイドに置いた方が得策と考えられる。 <span style="font-weight:700;">◆変化が生まれる2列目の陣容</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181216_frontale_tw7.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>▽小林を右サイドで起用するとなると、今シーズンの2列目を務めたMF家長昭博、MF中村憲剛、MF阿部浩之にも変化が生まれる。今シーズンMVP級の活躍を見せた家長は右サイドで27試合に出場。また、中村はトップ下として29試合に、阿部は左サイドで21試合に出場した。小林を右サイドで起用するとなれば、家長のポジションと重なる。 ▽家長は、右サイドだけでなく、トップ下や2トップの一角、左サイドと攻撃的なポジションでのプレー経験は豊富。試合中に流動的にポジションを移すことを考えても、右サイドにこだわって起用する必要はない。また、38歳とベテランながらもフル稼働を続ける中村は、トップ下としてチームの中心に君臨する。ここぞの得点力も含め、チームに欠かせない存在であることは変わらない。来シーズンもトップ下で起用される可能性は高そうだ。 ▽阿部が見せる攻撃性能の高さは目を見張るものがあるが、今シーズンは、前年に比べて結果が伴わないパフォーマンスとなった。今シーズンのパフォーマンスをベースとするならば、家長を左に、中村をトップ下に置き、小林を右に置くことが1stプランとなるだろう。 ▽しかし、一方で課題も多い。川崎Fにとっては、2019シーズンのリーグ優勝はもちろんだが、今シーズン惨敗したAFCチャンピオンズリーグで勝ち上がることも重要だ。レアンドロ・ダミアンの補強はその点も多いに考慮されてのことだろう。前線を4人+知念で回していたことを考えれば、攻撃陣の層を厚くすることも求められる。レアンドロ・ダミアンの加入によって競争が生まれることは、チームの成長にとってもプラスとなるはずだ。 <span style="font-weight:700;">◆レアンドロ・ダミアンを生かすには戦い方の変更も</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181216_frontale_tw3.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>▽1トップにレアンドロ・ダミアン、2列目に家長、中村、小林を配置すると仮定した場合、どうやってレアンドロ・ダミアンを生かすかが焦点となる。 ▽若きレアンドロ・ダミアンは、足元の技術を生かしたプレーが多く、ドリブルで相手DFを切り裂くプレーはもちろんのこと、テクニカルな技を見せて局面を打開し、そこからゴールを決めるプレーも見られた。しかし、近年の得点パターンは限られている。 ▽今シーズンのインテルナシオナルで決めた得点は「10」。その大半は、ヘディングでの得点だった。セットプレーやサイドからのクロスを合わせてのゴールが大半を占めていおり、その他のゴールも味方の崩しからラストパスに合わせるという形が多く、独力でゴールを奪うというよりは周囲のお膳立てによりゴールを量産できるタイプだ。 ▽Jリーグ屈指のパスサッカーを披露する川崎Fにとって、1トップの選手にゴールを決めさせる手段は数多くある。レアンドロ・ダミアンにとっても、周りのお膳立てが期待でき、キックやパスの精度が高い選手も多いため、最大限生かされる可能性は高い。さながら、今シーズンのJ1得点王に輝き、近いタイプのストライカーであるFWジョー(名古屋グランパス)の活躍を期待したくなるだろう。 ▽しかし、気になるポイントもある。それは、川崎Fのサッカーと攻撃パターンだ。川崎Fは、中央を崩しての攻撃を特徴としており、細かいパスワークで局面を打開するシーンをよく目にする。中盤の選手を含め、攻撃時のパスワーク、選手の立ち位置、ボールに関わらない選手の動き出しなどが整備されている。そこにレアンドロ・ダミアンがどこまでフィットするのか、どの段階でフィットできるかは、活躍を大きく左右するだろう。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181216_frontale_tw4.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>▽また、サイドからのチャンスメイクが少ない川崎Fだが、リーグ屈指の攻撃性能を備えたDFエウシーニョが退団。右サイドバックらしからぬ攻撃参加も1つのパターンであったが、来シーズンはその部分が未知数だ。左サイドバックのDF車屋紳太郎を含め、攻撃的なサイドバックが売りの川崎Fだったが、サイドからゴールに繋がっているプレーは多くない。さらに、右サイドバックを務めるDF武岡優斗も退団し、現時点で右サイドバックは不在。3バックに変更し、[3-4-3]のシステムとする可能性もある。何れにしても、レアンドロ・ダミアンを生かすには、いかにサイドからも攻撃の形を作れるか。鬼木監督にとっては、大型ストライカーを生かす策を見つける必要がありそうだ。 <span style="font-weight:700;">◆華麗なサッカーに力強さを</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181216_frontale_tw9.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(c) CWS Brains, LTD.<hr></div>▽川崎Fは華麗なパスワーク、綺麗な崩しが特徴的なチーム。風間体制から積み上げてきたものを、継続して起用される選手が作り上げた完成度の高いサッカーが魅力であり特徴だ。そして、その戦い方を突き詰め、継続してきたことがJ1連覇に繋がったと言える。しかし、アジアの戦いを見ればベスト8止まり。今シーズンはグループステージで未勝利と惨敗を喫した。 ▽国内での複数タイトル、そしてアジアで結果を残すには、華麗なパスサッカーだけでは足りないと痛感したはず。そういった意味で、レアンドロ・ダミアンの補強は理にかなっている。あとは、チームとして華麗なパスワークを捨ててでも勝ちに行くサッカーを見せることができるかだ。 ▽大型ブラジル人ストライカーを生かすことができるようになれば、川崎Fがまた1つ階段を上ったと言えるだろう。華麗なスタイルに加え、勝利を掴みに行く泥臭さを身につけることができるか。1年後にレアンドロ・ダミアンの補強が成功だったと評価できるかは、川崎Fの進化に懸かっているだろう。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2018.12.16 22:15 Sun
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