10人のローマが苦しみながらも2018年初白星となる7戦ぶりの勝利! ジェンギズ圧巻の電光石火セリエA初弾で逃げ切る!《セリエA》
2018.02.04 22:32 Sun
▽セリエA第23節、ヴェローナvsローマが4日にスタディオ・マルカントニオ・ベンテゴーディで行われ、アウェイのローマが1-0で勝利した。
▽前節、ホームでサンプドリアに敗れて泥沼のリーグ戦6試合未勝利となった5位のローマだが、今冬の移籍市場最終盤にはエメルソン・パルミエリとホナタン・シルバの左サイドバックの入れ替え移籍こそあったものの懸念事項だったエースFWゼコの残留が決定。ここから仕切り直しを図るチームは19位のヴェローナとのアウェイゲームに臨んだ。サンプドリア戦からはファン・ジェズスに代えてファシオを復帰させた以外、同じメンバーが揃った。
▽試合は開始40秒過ぎにローマがいきなり試合を動かす。ボックス手前右でペッレグリーニの競ったボールを拾ったジェンギズが巧みなステップワークから内に切り込んで左足を一閃。鋭いシュートがゴール右隅に突き刺さり、“トルコのディバラ”と評されるレフティーの鮮烈なセリエA初ゴールが決まった。
▽ジェンギズの電光石火弾でリードを手にしたローマは、ナインゴランをトップ下に配した[4-2-3-1]の新布陣で前からアグレッシブにプレスをかける能動的なスタイルでリズムを掴む。
▽この流れの中でゼコがうまく起点を作りながら、ナインゴランやコラロフ、ストロートマンが積極的にフィニッシュに顔を出すが、粘るヴェローナの守備を前になかなか追加点が奪えない。逆に31分には相手のカウンターからマトスに鋭いミドルシュートを浴びるが、これは枠の左に外れた。その後、前半終盤の37分と38分にはエル・シャーラウィとゼコのコンビで続けてゴールに迫るが、相手GKの好守などに遭い1-0のスコアで前半を終えた。
▽それでも、ナインゴランやゼコを起点にボールをキープしながら押し込む展開を継続するローマは危なげない試合運びを見せる。時折、与える相手のカウンターチャンスもきっちり攻撃を遅らせて可能性のないミドルシュートやクロスで相手の攻撃を終わらせる。
▽その後、疲れの見えたジェンギズ、エル・シャーラウィの両翼を下げてジェルソン、ペロッティと交代カードを切る中、73分には絶好の決定機が訪れる。ボックス手前で不用意な相手GKニコラスのパスをカットしたゼコがすかさず左足のシュート。しかし、このシュートはややコースが甘くニコラスのセーブに遭う。
▽その後、相手の猛攻を凌ぎながら試合終盤にはコラロフとストロートマンのロングカウンターで絶好機を演出するも、試合はこのままタイムアップ。後半序盤の退場で10人の戦いを強いられながらも粘り強い戦いで逃げ切ったローマが待望の2018年公式戦初白星と共にリーグ7戦ぶりの勝利を手にした。
▽前節、ホームでサンプドリアに敗れて泥沼のリーグ戦6試合未勝利となった5位のローマだが、今冬の移籍市場最終盤にはエメルソン・パルミエリとホナタン・シルバの左サイドバックの入れ替え移籍こそあったものの懸念事項だったエースFWゼコの残留が決定。ここから仕切り直しを図るチームは19位のヴェローナとのアウェイゲームに臨んだ。サンプドリア戦からはファン・ジェズスに代えてファシオを復帰させた以外、同じメンバーが揃った。
▽試合は開始40秒過ぎにローマがいきなり試合を動かす。ボックス手前右でペッレグリーニの競ったボールを拾ったジェンギズが巧みなステップワークから内に切り込んで左足を一閃。鋭いシュートがゴール右隅に突き刺さり、“トルコのディバラ”と評されるレフティーの鮮烈なセリエA初ゴールが決まった。
▽この流れの中でゼコがうまく起点を作りながら、ナインゴランやコラロフ、ストロートマンが積極的にフィニッシュに顔を出すが、粘るヴェローナの守備を前になかなか追加点が奪えない。逆に31分には相手のカウンターからマトスに鋭いミドルシュートを浴びるが、これは枠の左に外れた。その後、前半終盤の37分と38分にはエル・シャーラウィとゼコのコンビで続けてゴールに迫るが、相手GKの好守などに遭い1-0のスコアで前半を終えた。
▽後半も立ち上がりからボックス内のゼコが反転シュートでゴールに迫るなど、まずまずの入りを見せたローマ。しかし、51分には相手のカウンターの場面でマトスに対して後方からスライディングタックルを見舞ったペッレグリーニにレッドカードが掲示され、一発退場に。1点のリードがあるものの残り40分を10人で戦うことになった。
▽それでも、ナインゴランやゼコを起点にボールをキープしながら押し込む展開を継続するローマは危なげない試合運びを見せる。時折、与える相手のカウンターチャンスもきっちり攻撃を遅らせて可能性のないミドルシュートやクロスで相手の攻撃を終わらせる。
▽その後、疲れの見えたジェンギズ、エル・シャーラウィの両翼を下げてジェルソン、ペロッティと交代カードを切る中、73分には絶好の決定機が訪れる。ボックス手前で不用意な相手GKニコラスのパスをカットしたゼコがすかさず左足のシュート。しかし、このシュートはややコースが甘くニコラスのセーブに遭う。
▽その後、相手の猛攻を凌ぎながら試合終盤にはコラロフとストロートマンのロングカウンターで絶好機を演出するも、試合はこのままタイムアップ。後半序盤の退場で10人の戦いを強いられながらも粘り強い戦いで逃げ切ったローマが待望の2018年公式戦初白星と共にリーグ7戦ぶりの勝利を手にした。
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