途中出場ジルーの終盤弾でアーセナルがセインツにドロー、フル出場の吉田は失点に関与《プレミアリーグ》

2017.12.10 22:59 Sun
Getty Images
▽プレミアリーグ第16節、サウサンプトンvsアーセナルが10日に行われ、1-1で引き分けた。サウサンプトンのDF吉田麻也はフル出場している。

▽前節マンチェスター・ユナイテッドにホームで1-3と敗れた5位アーセナル(勝ち点28)は、3日前の消化試合となったヨーロッパリーグのBATEボリソフ戦を6-0と大勝した。そのアーセナルはBATEボリソフ戦のスタメンから全選手を変更し、ユナイテッド戦のスタメンからは負傷したムスタフィに代えてメルテザッカーを起用した。

▽前節ボーンマス戦を1-1と引き分けた11位サウサンプトン(勝ち点17)は、吉田が[4-2-3-1]の右センターバックで2試合ぶりにスタメンとなった。
▽試合は開始3分、カウンターを狙うサウサンプトンが先制した。メルテザッカーのクリアが甘くなってショートカウンターに転じると、タディッチのスルーパスをボックス右で受けたオースティンがゴールへ流し込んだ。

▽続く5分にもサウサンプトンはディフェンスライン裏を取ったオースティンがボックス右に侵入してGKチェフを強襲するシュートを浴びせ、序盤のペースを握っていく。
▽一方、早々に失点したアーセナルはポゼッションを高めて敵陣で試合を展開。16分にはラカゼットがボックス中央から枠内シュートを浴びせると、32分にはサンチェスの右クロスをラムジーがボレーで合わせたシュートが枠の右を捉えたが、GKフォースターのビッグセーブに阻まれた。

▽ハーフタイムにかけてもアーセナルが攻勢に出る流れが続くも、ラカゼットの決定的なシュートは枠を捉えきれず、前半を1点ビハインドで終えた。

▽迎えた後半も敵陣で試合を進めたアーセナルだったが、水際で守るサウサンプトンを崩しきることができない。すると62分にピンチ。ロメウのミドルシュートがバーを直撃した。

▽流れの悪いアーセナルは64分にメルテザッカーに代えてウェルベックを投入し、4バックに変更。しかし66分にはバートランドにゴールを脅かされると、ジャカに代えてウィルシャーを、ラカゼットに代えてジルーを投入していく。

▽しかし、集中した守備を続けるサウサンプトンをやはり崩せず、時間だけが過ぎていく。84分にようやくサンチェスの直接FKでゴールを脅かすも、GKフォースターにセーブされる。

▽それでも88分、左サイドからのサンチェスの右足クロスを吉田に競り勝ったジルーがヘッド。これがゴール右に決まってアーセナルが土壇場で同点に追いついた。このまま1-1で試合はタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合っている。

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