下位相手にホームで引き分けのトッテナム…指揮官はリーグ優勝に早くも白旗

2017.11.26 13:24 Sun
トッテナムマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、WBA戦に引き分けたことで優勝戦線から脱落したと認めている。

25日に行われたプレミアリーグ第13節でトッテナムはホームでWBAと対戦。アウェイチームに先制点を許すも、74分にハリー・ケインがゴールを奪い同点に。しかし、その後は勝ち越しゴールを奪えず、トッテナムはホームで手痛いドローを喫した。

この引き分けで27日に試合を控える首位マンチェスター・シティとの勝ち点差が「13」に拡がる可能性があることを受け、ポチェッティーノ監督は早くもプレミアリーグ優勝に白旗を掲げている。

ポチェッティーノ監督は『BBC』で首位との差が開くことについて「今、彼らとの差は10ポイントで、プレミアリーグでこの差は大きすぎる」とマンチェスター・シティを捉えることは不可能に近いと明かした。

また、試合について同指揮官は「我々は良いプレーをしていたから、この結果には失望している。しかし、序盤に失点したから彼らは守り抜くことに信念を燃やし、自陣に張り付いていた。だから我々にとって難しい試合になってしまった。残り15分になったところでギアを上げ、チャンスを作ったが、決定的なものではなかった。プレミアリーグで先に失点をしてしまうと、試合はいつも難しいものになってしまう」と言及。

続けて「1-1で終わり、2ポイントを逃したことにがっかりしている。しかし、我々は前を向いて、次の試合で勝利を挙げられるように準備を始める必要がある」と先を見据えている。


提供:goal.com

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【プレミアリーグ第26節プレビュー】失意シティvs首位リバプールに、アストン・ビラvsチェルシーの好カード開催

先週末に行われた第25節ではリバプールとアーセナルの2強が揃って勝利した一方、3位のノッティンガム・フォレストがフルアムに不覚。第2グループではマンチェスター・シティ、ボーンマスが勝ち点3を重ね、チェルシー、ニューカッスルが大敗で勝ち点を逃した。 今節はチャンピオンズリーグ(CL)でノックアウトフェーズ・プレーオフで敗退となった4位のマンチェスター・シティと、首位のリバプールによるビッグマッチが最注目カードだ。 シティはリーグ前節、ニューカッスルとのホーム開催の強豪対決に4-0の完勝。FWマーモウシュが加入後初ゴールを含むハットトリックを達成したほか、課題の守備でもFWイサクらパグパイズの強力攻撃陣にほぼ何もさせず、今後の巻き返しに繋がる重要な勝利を得た。しかし、逆転を期して臨んだCLでは敵地でレアル・マドリーに1-3の敗戦を喫し、プレーオフでの敗退が決定した。異次元のパフォーマンスだったFWムバッペが素晴らしかったことは言うまではないが、戦術家グアルディオラに時おり見受けられる「策士策に溺れる」という戦術的なアプローチのミスによる自滅の感が否めず。厳しい内容での敗戦だった。 さらに、ニューカッスル戦でのヒザの問題でベンチ入りも欠場となったFWハーランドに加え、DFストーンズが左足の負傷で戦線離脱が決定し、負傷者の問題も再燃しつつある。その苦境のなかで臨むホーム開催の上位対決では、ここからの逆転優勝は絶望的ではあるものの、熾烈なトップ4争いに身を置く状況において結果が必要だ。 一方、リバプールは前節、ウォルバーハンプトン相手にアンフィールドで初となる後半シュート0本に終わる厳しい戦いを強いられながらも、2-1で勝利。終盤20分ほどのプレータイムとなったMF遠藤航がファン選出のPOTMに選出される素晴らしい仕事もあった。ただ、EFLカップ決勝進出に伴う前倒し開催となった第29節のアストン・ビラ戦では内容的に優勢に運んだものの、ホームチームの粘りにあって2-2のドロー。連勝を逃す格好となった。ウルブス戦を含めてややパフォーマンスが低下しており、仮に手負いのシティに敗れることになれば、リーグタイトル争いがより難しいものになる。 そのビッグマッチに次ぐ好カードは9位のアストン・ビラと、6位のチェルシーによるトップ4争い直接対決だ。 リバプール戦では粘りの守備と決定力を発揮し、勝ち点3の可能性もある内容で首位相手にドローに持ち込んだエメリのチーム。ただ、ディフェンスラインを中心に負傷者に悩まされるなか、直近のリーグ戦では4分け1敗の5戦未勝利とここが踏ん張りどころだ。今回の一戦では手薄なディフェンスラインで対戦相手からレンタル中のDFディザジを起用できず、DFボハルデら代役の出来が重要となる。そのため、リバプール戦で新天地でのスタメンデビューを飾ったFWアセンシオ、FWラッシュフォードらを加えた強力な攻撃陣の活躍によって打ち勝つ展開に持ち込みたい。 対するチェルシーはFAカップ、リーグ戦でのブライトン&ホーヴ・アルビオンとの連戦に連敗。絶好調のMF三笘薫に圧倒された守備面に加え、FWジャクソンらが離脱した手薄な攻撃陣も前節は枠内シュート0本と完全に沈黙。指揮官も「今季ワーストの内容」と酷評し、ここにきて厳しい戦いが続く。アストン・ビラ戦へポジティブな材料は少ないが、昨季レスターでチャンピオンシップ優勝を成し遂げたマレスカ監督の修正策とFWエンクンクやMFパーマーの奮起に期待したいところだ。 2位のアーセナルは16位のウェストハムとのロンドン・ダービーでリーグ4連勝を目指す。FWハヴァーツの今季絶望のケガによってスクランブルの前線で臨んだ前節のレスター・シティ戦は相手の堅守に苦戦。それでも、途中出場でセンターフォワードの役割を託されたMFメリーノの2ゴールの活躍によって2-0の勝利。FWスターリングのパフォーマンスは気がかりだが、MFヌワネリ、FWトロサールの3選手での急造トリデンテに目途が立ちそうな気配も漂う。今回のウェストハム戦ではアルテタ監督の前線の起用法に改めて注目しつつ、レスター戦ではあまり機能しなかったセットプレーでのチャンスクリエイトの改善で苦境を乗り切りたい。 ともに前節は黒星を喫した7位のニューカッスルと3位のノッティンガム・フォレストはトップ4を懸けた直接対決でバウンスバックの勝利を目指す。ニューカッスルは直近のリーグ戦4試合で3敗と明らかに状態が悪化しており、とりわけ失点重なる守備面の修正が急務だ。一方、フォレストに関してはそこまで心配する点はなく、今回の一戦ではいずれも古巣対戦となるMFアンダーソン、FWウッズの躍動で難所から勝ち点3を持ち帰りたい。 公式戦連発と絶好調の三笘を擁する10位のブライトンは、DF菅原由勢の所属する最下位のサウサンプトン相手に公式戦3連勝を狙う。前節のチェルシー戦では「メッシ彷彿」の日本人エースの先制点を皮切りにFWミンテの2ゴールでブルーズを粉砕。守備も相手の枠内シュートを0本に封じるなど、前々節のフォレスト戦での惨敗を払しょくした。新体制初勝利から公式戦連敗と再び失速の最下位に対しては、三笘を起点にアグレッシブに仕掛ける姿勢をみせ、人基準の相手の守備を攻略したい。 久々のリーグ連勝で12位浮上のトッテナムは前回対戦で初白星を献上した18位のイプスウィッチ・タウンとのアウェイゲームで3連勝を狙う。不振の名門対決となった前節はマンチェスター・ユナイテッドに1-0の勝利。負傷明けの守護神ヴィカーリオと司令塔マディソンの活躍に加え、完全覚醒の雰囲気示すDFスペンスの活躍で勝ち切った。一部主力を除き少しずつ負傷者も復帰しており、今回の一戦では残り試合での巻き返しに繋がるパフォーマンスを見せたい。 そのスパーズに敗れた15位のユナイテッドは、勝ち点1差で14位に位置するエバートンとの下位対決に臨む。前述のトッテナム戦ではFWガルナチョの決定機逸や久々スタメンのMFカゼミロの低調なパフォーマンスを除けば、まずまず奮闘を見せたが、負傷者と体調不良者の影響でベンチ入りメンバーがほぼU-21チーム登録の選手となる不運もあってリーグ連敗に。今回の一戦では体調不良者と一部の軽傷者の復帰は見込まれるが、元指揮官モイーズの下で完全復調のトフィーズ相手のアウェイゲームはタフな戦いとなるはずだ。 その他では今節の結果次第でトップ4浮上の可能性がある躍進の5位ボーンマス、MF鎌田大地の所属する13位のクリスタル・パレスの戦いにも注目だ。 《プレミアリーグ第26節》 ▽2/21(金) 《29:00》 レスター・シティ vs ブレントフォード ▽2/22(土) 《21:30》 エバートン vs マンチェスター・ユナイテッド 《24:00》 ボーンマス vs ウォルバーハンプトン アーセナル vs ウェストハム フルアム vs クリスタル・パレス イプスウィッチ vs トッテナム サウサンプトン vs ブライトン 《26:30》 アストン・ビラ vs チェルシー ▽2/23(日) 《23:00》 ニューカッスル vs ノッティンガム・フォレスト 《25:30》 マンチェスター・シティ vs リバプール 2025.02.21 19:30 Fri

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