【W杯欧州予選POプレビュー】逆転突破絶望的なギリシャの意地は《ギリシャvsクロアチア》

2017.11.12 18:00 Sun
Getty Images
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ2ndレグのギリシャ代表vsクロアチア代表が日本時間12日の28:45にキックオフされる。3日前に行われた1stレグでは守備が崩壊したギリシャを相手にクロアチアが4-1と圧勝して本大会行きをほぼ確実にしている。

▽逆転での3大会連続4度目のW杯出場を目指すギリシャは、3-0以上での勝利が必要となった。1stレグではGKのミスを筆頭に4失点を喫して持ち前の堅守が崩壊してしまった。逆転での突破はほぼ絶望的となったギリシャだが、守備の要であるマノラスが出場停止から復帰するホームで意地を見せられるかに注目だ。

▽一方、0-3の敗戦でも2大会連続5度目のW杯出場を決められる条件を手にしたクロアチアは、1stレグではギリシャ守備陣のミスを突いて4発を叩き込んだ。余裕の展開に持ち込んだ中、完全アウェイの地で油断さえしなければ本戦行きは確実な状況だ。持ち前のポゼッション力でギリシャをいなし、時間を消化したい。
★注目選手
◆ギリシャ:FWコンスタンティノス・ミトログル
Getty Images
▽少なくとも3ゴールが必要なギリシャとしては、エースストライカーのミトログルの爆発なくして逆転での突破は考えられない。1stレグでも劣勢の中、ミトログルだけはゴールの可能性を感じさせるプレーができていた。彼の個人技でゴールをこじ開け、反撃の狼煙を上げたい。

◆クロアチア:MFイバン・ペリシッチ
Getty Images
▽対するクロアチアの注目選手にはペリシッチを挙げたい。前に出るしかないギリシャを相手にスピードに優れるペリシッチが相手の背後を突ければ、致命的なアウェイゴールを奪える可能性が増す。ギリシャの反撃ムードに水を差す一撃を見舞い、さらなる余裕の展開に持ち込みたい。

ギリシャ代表の関連記事

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のプレーオフで敗れ、リーグBに降格したスコットランド代表の面々が、厳しい戦いを反省した。イギリス『BBC』が伝えた。 リーグAとリーグBの昇格・降格プレーオフに臨んでいたスコットランド。ギリシャとの1stレグは1-0で勝利を収めてリードを奪っていた。 そんな 2025.03.24 16:30 Mon
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA/B昇降格プレーオフ2ndレグの4試合が23日に欧州各地で行われた。 リーグA各グループ3位チームとリーグB各グループ2位チームによる入れ替え戦。 3日前に行われた敵地での1stレグでウクライナ代表に先勝を許したベルギー代表は、その試合からスタメンを7人変更。F 2025.03.24 07:00 Mon
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA/B昇降格プレーオフ1stレグの4試合が20日に欧州各地で行われた。 リーグA各グループ3位チームとリーグB各グループ2位チームによる入れ替え戦。 リーグA・グループ2を3位で終えたベルギー代表は、中立地のスペインでリーグB・グループ1を2位で終えたウクライナ代 2025.03.21 07:10 Fri
欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートし 2024.12.14 01:07 Sat
イングランド代表MFカーティス・ジョーンズ(リバプール)が代表デビューを振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 14日、UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグB・グループ2を戦うイングランドは第5節でギリシャ代表と対戦。アウェイで3-0の勝利を掴み、グループ最終戦を前に首位へ浮上した。 今回の代表活 2024.11.15 16:42 Fri

ワールドカップの関連記事

埼玉西武ライオンズは16日、日本代表の森保一監督がセレモニアルピッチに登場することを発表した。 森保監督は、6月13日(金)に行われる『日本生命セ・パ交流戦』の中日ドラゴンズ戦に来場。試合前のセレモニアルピッチを担当する。 ベルーナドームで行われるこの試合に登場する森保監督。これまでにもWBCや今シーズンの 2025.05.16 21:10 Fri
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャが、イタリア代表としてプレーしていたキャリアがあったことを明かした。 ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスでプロキャリアをスタートさせたハフィーニャはスポルティングCP、スタッド・レンヌ、リーズ・ユナイテッドでプレー。2022年7月にバルセロナへと完全移籍で加入した。 2025.05.05 23:05 Mon
かつて中国代表を指揮していた李鉄(リー・ティエ)氏の控訴が棄却され、実刑判決を受けることとなった。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 現役時代はエバートンやシェフィールド・ユナイテッドなどプレミアリーグでもプレーし、中国代表でもプレーしたリー・ティエ氏は、引退後に指導者となり、広州恒大(広州FC)でコンデ 2025.04.30 13:55 Wed
第1回大会開催から100周年を迎える2030年のワールドカップ(W杯)。64チーム参加という提案がなされている中、反対の意見も強く出ている。 2026年の北中米W杯は史上初となる48チームの参加に拡大となる中、その4年後の2030年は64チーム参加への拡大を南米サッカー連盟(CONMEBOL)が提案している。 2025.04.15 19:55 Tue
インテル・マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督は、アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシの2026年の北中米ワールドカップ(W杯)出場ついて言及した。『The Athletic』が伝えた。 メッシはアルゼンチン代表としてW杯に4回、コパ・アメリカに5回出場。クラブレベルではバルセロナで数多くのタイトルを獲得した 2025.04.14 20:30 Mon

ギリシャ代表の人気記事ランキング

1

北中米W杯の欧州予選組み合わせ決定! 12カ国+POの4カ国が出場権獲得、来年3月からスタート【2026年北中米W杯欧州予選】

欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートしている中、ヨーロッパはUEFAネーションズリーグ(UNL)が開催されており、ここから本格的に予選がスタートする。 12のグループに分かれて行われる欧州予選。各グループの1位はW杯出場権を獲得。グループ2位の12カ国はプレーオフに進出し、その中から4カ国が出場権を獲得。ヨーロッパからは合計16カ国が出場することとなる。 UNLの準々決勝以降はまだ行われていないため、一部のグループは組み合わせが決まっていない中、確定しているグループもある。 イングランド代表はグループKに入り、5カ国で戦うことに。セルビア代表、アルバニア代表、ラトビア代表、アンドラ代表と同居した。 また、ベルギー代表はグループJに入り、ウェールズ代表、北マケドニア代表、カザフスタン代表、リヒテンシュタイン代表と同居している。 欧州予選は2025年3月から11月までの5回のインターナショナル・マッチウィークで行われることに。4カ国で組まれているグループAからFまでは9月まで予選が行われないこととなる。 <h3>◆2026年北中米W杯欧州予選組み合わせ</h3> 【グループA】 ドイツ/イタリア勝者 スロバキア 北アイルランド ルクセンブルク 【グループB】 スイス スウェーデン スロベニア コソボ 【グループC】 ポルトガル/デンマーク勝者 ギリシャ スコットランド ベラルーシ 【グループD】 フランス/クロアチア勝者 ウクライナ アイスランド アゼルバイジャン 【グループE】 スペイン/オランダ勝者 トルコ ジョージア ブルガリア 【グループF】 ポルトガル/デンマーク敗者 ハンガリー アイルランド アルメニア 【グループG】 スペイン/オランダ敗者 ポーランド フィンランド リトアニア マルタ 【グループH】 オーストリア ルーマニア ボスニアヘルツェゴビナ キプロス サンマリノ 【グループI】 ドイツ/イタリア敗者 ノルウェー イスラエル エストニア モルドバ 【グループJ】 ベルギー ウェールズ 北マケドニア カザフスタン リヒテンシュタイン 【グループK】 イングランド セルビア アルバニア ラトビア アンドラ 【グループL】 フランス/クロアチア敗者 チェコ モンテネグロ フェロー諸島 ジブラルタル 2024.12.14 01:07 Sat
2

ミラン、アーセナル、セビージャ…19歳ギリシャ人MFコンスタンテリアス巡って争奪戦勃発

PAOKのU-21ギリシャ代表MFヤニス・コンスタンテリアス(19)に対し、複数のビッグクラブが関心を寄せているようだ。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝える。 ギリシャの強豪PAOKで下部組織から育ったコンスタンテリアス。17歳でプロデビュー後、今季はチームの主力として公式戦21試合1得点5アシストを記録する両利きの攻撃的ミッドフィールダー、またはサイドアタッカーだ。 ミランは移籍金として1000万ユーロ(約14億3000万円)を用意し、今夏の獲得に本腰。有望選手の登竜門として名高いザルツブルクもコンスタンテリアス獲得に同額を提示しており、セビージャもPAOKと交渉中だという。 また、同選手にはアーセナルも関心を寄せているとされ、現段階ではどのクラブもPAOKの要求額を満たせていない模様。1500万〜2000万ユーロ(約21億5000万〜28億7000万円)が必要とのことだ。 2023.02.18 17:18 Sat
3

日本vsギリシャの主審はエルサルバドル人審判が担当

▽FIFA(国際サッカー連盟)は17日、19日に行われる日本代表vsギリシャ代表を含む3試合の主審を発表した。<br /><br />▽決勝トーナメント進出を懸け、是が非でも勝利が欲しい日本とギリシャの一戦は、38歳のエルサルバドル人審判のジョエル・アギラール氏が主審を担当する。2010年の南アフリカ・ワールドカップにも審判員として選ばれたアギラール氏だったが、第4審判を務めるに終わっていた。今大会は、15日に行われたグループF第1節のアルゼンチン代表vsボスニア・ヘルツェゴビナ代表の一戦を担当し、安定したジャッジを見せていた。<br /><br />▽その他、日本と同組のコロンビア代表vsコートジボワール代表の試合は、イングランド人審判のハワード・ウェブ氏が務めることが決定。チャンピオンズリーグ決勝とワールドカップ決勝を裁いたことがある、唯一の審判である。また、グループDのウルグアイ代表vsイングランド代表の一戦は、2011年のヨーロッパリーグ決勝や、ユーロ2012の開幕戦で主審を務めた、スペイン人審判のカルロス・ベラスコ・カルバーリョ氏が担当することに決定した。 2014.06.18 14:00 Wed
4

オランダがギリシャに逆転負け…スウェーデンとのW杯予選に不安を残す結果に《国際親善試合》

▽国際親善試合のオランダ代表vsギリシャ代表が1日に行われ、ギリシャが2-1で逆転勝利した。 ▽共にユーロ2016出場を逃し、数日後に控えるロシア・ワールドカップ欧州予選の初戦に向けて気合いが入る両チームの一戦。ホームのオランダは、キャプテンのスナイデルを始め、ストロートマンやブリント、ウィナルドゥム、ヤンセンなど現状の主力メンバーが先発に入った。 ▽立ち上がりから押し気味に試合を運ぶオランダは14分、ベルフハイスのスルーパスに抜け出したヤンセンがボックス右のライン際で深い切り返しからDFを外し、左足で丁寧に折り返すと、ゴール前のワイナルドゥムが泥臭く押し込んだ。 ▽早い時間帯の先制点で勢いづくオランダはその後も優勢に試合を進めていくが、29分に右サイドでトロシディスが上げたクロスの場面でDFフェルトマンがあっさりとマークを外し、ミトログルにヘディングシュートを決められた。 ▽1-1のイーブンで迎えた後半、ヤンセンの強烈な左足のミドルでいきなりゴールを脅かしたオランダだが、早い時間帯の先制点とはならず。 ▽一方、後半頭から一気に4選手を入れ替えたギリシャだが、56分に足を痛めた10番のフォルトゥニスがギアンニオタスとの交代を強いられる。だが、結果的にこの交代が試合を動かす。74分、相手の緩慢なプレーを突いて高い位置でボールを奪ったミトログルがボックス内に持ち込んで強烈なシュートを放つ。これはGKズートに阻まれるが、こぼれ球に反応したギアンニオタスがすかさずゴールに流し込んだ。 ▽ストロートマンやスナイデルといったゲームメーカーを既に下げた状態で逆転を許したオランダは、80分にDFヴィレムスを下げてストライカーのドストを投入。ターゲットマンのドストに積極的にクロスを供給し、ゴールを目指すが、ヘディングシュートがGK正面を突くなど、最後までゴールを奪うことはできず。ホームで逆転負けのオランダは、6日に行われるスウェーデン代表とのW杯予選に向けて不安を残す結果となった。 2016.09.02 06:19 Fri
5

ギリシャ最大のダービーで暴動…催涙ガスで鎮圧、試合は中止

パナシナイコスとオリンピアコスによる“ギリシャ・ダービー”で、大規模な暴動が起こっていたようだ。イギリス『BBC』が報じた。 17日に行われたギリシャ・スーパーリーグ第25節のパナシナイコスvsオリンピアコス。この顔合わせは、ギリシャにおけるナショナルダービーと捉えられており、世界でも有数の白熱したライバル関係にある両クラブの直接対決だ。 最初に問題が起こったのはキックオフから4分後、パナシナイコスのサポーターがオリンピアコスのベンチメンバーを襲撃した。その後、8分間の中断を経て試合が再開されると、53分にオリンピアコスが先制点を記録。しかし、70分には再びサポーターがピッチになだれ込み、警察隊が催涙ガスで鎮圧を図る事態に。その催涙ガスの影響が選手にも及んだため、マルコ・フリッツ主審は試合の中止にした。 なお、この試合は1-0でオリンピアコスの勝利扱いに。パナシナイコスには、ポイントの剥奪と罰金処分が見込まれている。 試合後、パナシナイコスは「あらゆる暴力行為を明確に非難する」と怒りを露わにし、「2万5000人のファンのうちの少数派」がフットボールへのリスペクトを欠いたと主張。また、オリンピアコスMFフォルトゥニスもパナシナイコスの選手たちがファンを落ち着かせようと試みていたと証言し、ライバルとの真剣勝負に水を差されたことへの不服を訴えている。 2019.03.19 18:00 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly