モナコが6発圧勝で開幕4連勝&リーグ16連勝! 酒井PK献上など守備崩壊マルセイユは今季初黒星…《リーグ・アン》

2017.08.28 06:01 Mon
Getty Images
▽リーグ・アン第4節、モナコvsマルセイユが27日にスタッド・ルイ・ドゥで開催され、ホームのモナコが6-1で圧勝した。マルセイユのDF酒井宏樹はフル出場した。
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▽前節、メス相手に辛勝し開幕3連勝を飾ったモナコは、昨シーズンから継続した連勝記録を15試合に更新し、リーグ新記録を樹立。更なる記録更新が求められる今回のビッグマッチでは、去就問題の影響でチームメートと騒動を起こしたムバッペがベンチスタートとなり、新戦力のディアカビがファルカオと2トップを組んだ。
▽一方、開幕連勝スタートもヨーロッパリーグ(EL)プレーオフ参戦の影響もあり、直近のアンジェ戦をドローで終えたマルセイユだが、ELプレーオフではドムジャレを破り、本戦行きを決定させて今回の一戦を迎えた。昨季から14戦無敗を継続するマルセイユは、格上モナコとの対戦を考慮して[5-4-1]の守備的な布陣を採用。酒井は右のウイングバックに入り、古巣対戦のジェルマンが最前線に入った。

▽試合は開始早々に動く。2分、相手陣内左サイドでFKを得たモナコは、キッカーのルマールが左足でゴールにボールを入れると、これを完全にフリーで抜け出したグリクが右足ボレーで流し込んだ。電光石火の先制弾で勢いづくモナコは直後にもゴール前に抜け出したディアカビに決定機も、シュートはポストに阻まれた。

▽[4-3-3]を志向するガルシア監督の下、慣れない守備的な布陣で人は居るものの個々の責任が曖昧なシーンが目立つマルセイユはその後も採算の決定機を許す。20分にはボックス右で仕掛けたファビーニョをDFアマヴィが倒してしまい、痛恨のPK献上。これをファルカオに決められ、追加点を許した。
▽2点リードでややペースを落としたモナコだったが、34分にセットプレーから追加点を奪う。相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのルマールが入れたボールをニアでディアカビが競ると、ゴール前に流れたボールをファルカオがダイビングヘッドで流し込み、セットプレーで3点を奪う。さらに45分には右サイドで仕掛けたロニー・ロペスが、ボックス右を深くえぐってグラウンダーの折り返しを入れると、これをディアカビがスライディングで流し込み、移籍後初ゴールを決めた。

▽前半だけで4失点を喫したマルセイユは、ハーフタイム明けにアマヴィ、ドリアの最終ラインの2選手を下げて、カベラとマキシム・ロペスという攻撃的MFを投入。モナコのペースダウンと攻撃的な交代策で盛り返し始めたマルセイユは、サンソンが決定機に顔を出すなど、攻勢を見せた。

▽しかし、守勢に回っても慌てないモナコは68分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でファーサイドのグリクがDFロランドを外してヘディングシュート。これは右ポストを叩くも、跳ね返りをシディベがダイビングヘッドで流し込んだ。

▽何とか意地を見せたいマルセイユは75分、右サイドからのクロスをボックス左のマキシム・ロペスがDFの股間を抜くダイレクトパスで折り返し、これをゴール前に飛び込んだカベラがワンタッチで流し込み、ようやく1点を返す。しかし、79分にはボックス左で仕掛けたジョルジを酒井が倒してしまい、チームとしてこの試合2つ目のPKを献上。すでにファルカオがベンチに退いていたため、代わってキッカーを務めた名手ファビーニョが冷静に決め、6点目を奪った。

▽結局、試合はこのままタイムアップを迎え、注目の強豪対決はモナコの6-1という思わぬワンサイドゲームとなった。なお、開幕4連勝のモナコは昨季から継続する連勝記録を16試合に更新した。一方、大敗で今季初黒星のマルセイユは、昨季から継続していたリーグ戦無敗記録が14試合でストップした。

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