2018年からJ2自動降格が2チームに…J1の16位はプレーオフへ

2017.06.27 19:20 Tue
©超ワールドサッカー
▽Jリーグは27日、2018年以降のJ1・J2昇降格決定方法について発表した。J1の16位が参加するJ1参入プレーオフ(仮称)の勝者が、翌シーズンJ1でプレーすることとなる。
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▽J1・J2昇降格決定方法については、27日に行われた理事会で決定。2018年の競技成績から適用され、大会概要・試合方式等の詳細については改めて発表するとのことだ。▽概要としては、これまではJ1の下位3チーム(16位〜18位)がJ2へ自動降格し、J2の1位、2位がJ1に自動昇格。3位〜6位によるJ1昇格プレーオフの勝者がJ1が昇格していた。2018年以降は、J1の17位、18位がJ2へ自動降格。16位がJ1参入プレーオフ(仮称)に出場。J2は1位、2位の自動昇格は維持され、3位〜6位がJ1参入プレーオフ(仮称)に出場する。
▽なお、J1の16位は決勝で待つこととなり、J2の3位と6位、4位と5位が対戦。勝者同士が対戦し、決勝でJ1の16位と対戦する。

▽理事会後に記者会見に出席した村井満チェアマンが記者の質問に回答。J1参入プレーオフ(仮称)の導入を決定した理由などを語った。
◆村井満チェアマン
――J1参入プレーオフ(仮称導入)の一番の理由は
「将来的なJリーグの構造、J1が何チームで、J2が何チーム、J3が何チームなのかなど、まだ決議はしてませんが、将来の方向性について議論しました。今、J3がある意味でJリーグのセーフティーネットという形で、その下への降格がないことを前提にして、地域クラブが14クラブとU-23チームが3チーム参戦しています。降格がないJ3をどこまで維持するかをJ3中心に議論しました」

「これは決議もしていないですし、まだプロセスとご理解頂きたいのですが、もしその下に降格制度がないとすると、J3を東西分割したり、いくつか小分けしていきながら全国リーグではなく、ブロックのリーグ構造にしていくという考えがあります」

「その一方で、やはりJFLという全国リーグからJリーグに上がった以上、全国リーグでありたいとも思っています。後者の全国リーグを選択した場合、年間で試合ができるチーム数の上限が出てまいります。今、J3はナイター照明がない中でも、試合ができるレギュレーションになっております。一つの目安として20チームを上限として、そのタイミングでJFLへの降格も視野に入れて、全国リーグを維持していくか、分割していきながら当面はセーフティーネットという位置付けでチーム数を拡大していくか。大きな議論で言えば、J3の総意でほぼ賛同を得て、降格があったとしても全国リーグであるJ3、チーム数で言えば20チームをキャップするという大枠の方を構成させていただいております」

「J1が18チーム、J2が22チーム、J3が20チームというのを見たときに昇降格で言うと、J1とJ2の間に自動昇降格が3枠というのがあります。仮にJ3が20チームまでいき、現在のJ2の22チームと20チームの間である2チームがカテゴリー間の昇降格の機会均等、公平性があると言えるかどうかを細かく数字で分析していくと、やはり落ちにくくて上がりやすいJ2が有利という議論もありました」

「世界各国のリーグの昇降格数を参考にしたりしました。過去、3枠目でJ1に上がったチームがその翌年度以降に、J1に定着できているかであったり、逆に16位で降格したJ1チームがその後にどういった形でJ1に復帰したかのデータを見てきました。そういうのを見て判断しました」

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