ヤング・アヤックスに完勝のユナイテッドがEL初制覇! 来季CLストレートインを勝ち取る!《EL》
2017.05.25 05:52 Thu
▽ヨーロッパリーグ(EL)決勝、アヤックスvsマンチェスター・ユナイテッドが24日にストックホルムのフレンズ・アレーナで開催され、ユナイテッドが2-0で勝利した。この結果、ユナイテッドの大会初優勝及び、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が決定した。
▽一方、数々の栄光に彩られながらも唯一手にしていない欧州タイトル獲得を目指すユナイテッドは、準決勝でセルタを2戦合計2-1で破り、初の決勝進出を果たした。今季のプレミアリーグを最終的に6位で終え、2年連続のトップ4フィニッシュに失敗したモウリーニョ監督率いるチームは、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向けて勝利が絶対条件となる中、直近のクリスタル・パレス戦で温存した主力を揃って先発に復帰させ、出場停止のバイリーの代役にはスモーリングを起用。また、GKにはデ・ヘアではなくロメロが起用された。
▽試合前、22日にマンチェスターで起きた自爆テロ事件の犠牲者への黙祷が捧げられた中、スタートした今シーズンのELファイナル。開始直後にボックス手前でルーズボールに反応したポグバが際どいボレーシュートを放つなど、地力に勝るユナイテッドが優勢な入りを見せる。
▽中盤の3選手、両サイドバックがマンマークで相手を掴み、最前線のドルベアを2センターバックで見る形でアヤックスのパスワークを完全に封じたユナイテッドは、10分にボックス左ライン際でボールを受けたマタの高速クロスにフェライーニが飛び込む決定機を作るなど、試合をコントロール。すると18分、相手陣内右サイドでアヤックスのスローインを奪ってフェライーニがボックス手前中央のポグバに横パスを送ると、ポグバの左足のシュートがゴール前のDFデビンソン・サンチェスに当たって大きくコースが変わり、GKオナナの逆を突く形でゴール中央に決まった。
▽それでも、前半半ばから終盤にかけては硬さが取れて攻守に躍動感が戻ってきたアヤックスが、トラオレの個人技や相手のマンマークを外すポジションチェンジなどで、高い位置でのプレーを増やしていく。この流れの中でトラオレがゴール前に持ち込むプレーを見せるが、最後の場面で集中した守備を見せる相手の堅守を崩し切れない。結局、攻守両面で経験値の差を見せ付けたユナイテッドが1点リードで試合を折り返した。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ユナイテッドが得意のセットプレーからいきなり追加点を奪う。48分、右CKの場面でブリントが入れたクロスを中央で競り勝ったスモーリングのヘディングがDFに当たってゴール前にこぼれると、これをムヒタリャンが倒れ込みながらのアクロバティックな右足シュートで流し込んだ。
▽最高の時間帯に先制点を奪ったユナイテッドは、ここから重心をより後方に下げて相手にボールを持たせながらゲームをコントロールする。自陣内に進入を許すものの、コンパクトな守備ブロックで中央への仕掛けを許さず、相手の攻撃を可能性が低いミドルシュートで終わらせる見事な守備を見せる。
▽一方、流れを変えたいボス監督は、70分までに精彩を欠いたドルベアやシェーネを下げて、ネレス、ファン・デ・ビーク。82分にはDFを1枚削り、中盤のフランキー・デ・ヨングをピッチに送り出し、最後までゴールを目指す。
▽完璧な試合運びで巧みに時間を進めるユナイテッドは、75分を過ぎてリンガード、マルシャル、ルーニーを次々に投入して試合を締めにかかる。84分には完璧なロングカウンターから相手陣内を独走したリンガードに3点目のチャンスも、ここは必死の戻りを見せたDFサンチェスに阻まれた。それでも、最後まで気を緩めずに相手の反撃を凌ぎ切ったユナイテッドが、ヤングアヤックスに格の違いを見せつける快勝でクラブ史上初のEL制覇を成し遂げた。なお、この優勝によってユナイテッドは、来季のCLストレートインを決めた。
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▽UEFAカップ時代の1992年以来、2度目のEL制覇を目指すアヤックスは、準決勝でリヨンを2戦合計5-4で破り、25年ぶりの決勝進出を果たした。国内リーグでは、14日に行われたエールディビジ最終節のウィレムⅡ戦に勝利も、勝ち点1差の首位フェイエノールトにあと一歩及ばず、3年ぶりのリーグ制覇を逃した。それでも、今回の決勝を前に10日の準備期間を得たチームは、出場停止のフィルヘーフェルの代役にリードウォルドを左サイドバックに起用した以外、ベストメンバーを揃えてきた。▽試合前、22日にマンチェスターで起きた自爆テロ事件の犠牲者への黙祷が捧げられた中、スタートした今シーズンのELファイナル。開始直後にボックス手前でルーズボールに反応したポグバが際どいボレーシュートを放つなど、地力に勝るユナイテッドが優勢な入りを見せる。
▽中盤の3選手、両サイドバックがマンマークで相手を掴み、最前線のドルベアを2センターバックで見る形でアヤックスのパスワークを完全に封じたユナイテッドは、10分にボックス左ライン際でボールを受けたマタの高速クロスにフェライーニが飛び込む決定機を作るなど、試合をコントロール。すると18分、相手陣内右サイドでアヤックスのスローインを奪ってフェライーニがボックス手前中央のポグバに横パスを送ると、ポグバの左足のシュートがゴール前のDFデビンソン・サンチェスに当たって大きくコースが変わり、GKオナナの逆を突く形でゴール中央に決まった。
▽決勝戦の重圧からか、硬さが目立つ中で先制を許したアヤックスは、その後も相手の老獪な守備に苦戦し、なかなか攻撃の形を作れない。とりわけ、中央で強靭なフィジカルを発揮するポグバとフェライーニ相手に一対一のデュエルでことごとく敗れ、良い形で前線にボールを運べない。
▽それでも、前半半ばから終盤にかけては硬さが取れて攻守に躍動感が戻ってきたアヤックスが、トラオレの個人技や相手のマンマークを外すポジションチェンジなどで、高い位置でのプレーを増やしていく。この流れの中でトラオレがゴール前に持ち込むプレーを見せるが、最後の場面で集中した守備を見せる相手の堅守を崩し切れない。結局、攻守両面で経験値の差を見せ付けたユナイテッドが1点リードで試合を折り返した。
▽互いに選手交代なしで迎えた後半、ユナイテッドが得意のセットプレーからいきなり追加点を奪う。48分、右CKの場面でブリントが入れたクロスを中央で競り勝ったスモーリングのヘディングがDFに当たってゴール前にこぼれると、これをムヒタリャンが倒れ込みながらのアクロバティックな右足シュートで流し込んだ。
▽最高の時間帯に先制点を奪ったユナイテッドは、ここから重心をより後方に下げて相手にボールを持たせながらゲームをコントロールする。自陣内に進入を許すものの、コンパクトな守備ブロックで中央への仕掛けを許さず、相手の攻撃を可能性が低いミドルシュートで終わらせる見事な守備を見せる。
▽一方、流れを変えたいボス監督は、70分までに精彩を欠いたドルベアやシェーネを下げて、ネレス、ファン・デ・ビーク。82分にはDFを1枚削り、中盤のフランキー・デ・ヨングをピッチに送り出し、最後までゴールを目指す。
▽完璧な試合運びで巧みに時間を進めるユナイテッドは、75分を過ぎてリンガード、マルシャル、ルーニーを次々に投入して試合を締めにかかる。84分には完璧なロングカウンターから相手陣内を独走したリンガードに3点目のチャンスも、ここは必死の戻りを見せたDFサンチェスに阻まれた。それでも、最後まで気を緩めずに相手の反撃を凌ぎ切ったユナイテッドが、ヤングアヤックスに格の違いを見せつける快勝でクラブ史上初のEL制覇を成し遂げた。なお、この優勝によってユナイテッドは、来季のCLストレートインを決めた。
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