【セリエA第37節プレビュー】6連覇目前のユーベ、奇跡の逆転残留目指すクロトーネと対戦

2017.05.19 18:00 Fri
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▽前節はローマがユベントスに逆転勝利を飾り、目前での優勝を阻止。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いでは3位ナポリが勝利し、2位ローマとの1ポイント差を維持した。ヨーロッパリーグ(EL)出場権争いでは躓いているミラノ勢を尻目にフィオレンティーナが6位ミランに1ポイント差に詰め寄っている。迎える第37節の注目試合は6連覇に引き続き王手を懸けるユベントスが、奇跡の残留へ怒涛の追い上げを見せているクロトーネをホームに迎える一戦だ。
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▽CLモナコ戦後、コッパ・イタリア決勝を控えていたこともあって一部主力を温存した首位ユベントス(勝ち点85)は、前節ローマ戦を1-3と完敗。リーグ戦3試合勝利から見放されている中、水曜日に行われたラツィオとのコッパ・イタリア決勝では2-0と完勝して史上初の3連覇を達成した。3冠の可能性を残す中、勝利すれば史上初の6連覇達成となるユベントスだが、対戦相手の18位クロトーネ(勝ち点31)は、ここ7試合負けがなく5勝を挙げており絶好調。残留圏内のエンポリに1ポイント差に詰め寄っていて、奇跡の残留に向けて一筋縄ではいかない相手となりそうだが、最終節ボローニャ戦を前に優勝を決められるか。
▽ゼコとストロートマンを欠きながらもユベントスに完勝して2位を死守したローマ(勝ち点81)は、13位キエーボ(勝ち点43)とのアウェイ戦に臨む。残留が決まってモチベーションに欠ける相手を確実に下し、ナポリ、ユベントスにプレッシャーをかけたい。

▽ローマの結果を受けて、3位ナポリ(勝ち点80)はEL出場権獲得を目指す7位フィオレンティーナ(勝ち点59)とのホーム戦に臨む。前節はトリノ相手にトリデンテが揃い踏みし5-0と圧勝したナポリはローマを1ポイント差で追走。ラツィオに3-2と競り勝ってEL出場権獲得が現実味を帯びてきたフィオレンティーナを下して、ローマを追走できるか。

▽前節アタランタとのロンバルディア・ダービーを1-1の引き分けに持ち込んだものの5試合勝利から見放されている6位ミラン(勝ち点60)は、余裕を持って残留を決めたボローニャ(勝ち点41)とのホーム戦で6位死守を目指す。
▽そして、ピオリ監督を解任したものの4連敗と泥沼を抜け出せない8位インテル(勝ち点56)は、4位を確定させてELストレートインを果たしたラツィオとのアウェイ戦に臨む。サポーターにも見放され、泥沼のチーム状態だが、コッパ・イタリア決勝で相性の悪いユベントスに完敗した失意のラツィオを下してEL出場に望みをつなげられるか。サッスオーロ戦では前半のみの出場となった長友だが、イタリア『ガゼッタ』は先発予想としている。

◆セリエA第37節
▽5/20(土)
《25:00》
キエーボ vs ローマ
《27:45》
ナポリ vs フィオレンティーナ

▽5/21(日)
《22:00》
ミラン vs ボローニャ
ウディネーゼ vs サンプドリア
サッスオーロ vs カリアリ
ジェノア vs トリノ
エンポリ vs アタランタ
ユベントス vs クロトーネ
《27:45》
ラツィオ vs インテル

▽5/22(月)
《27:45》
ペスカーラ vs パレルモ

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【セリエA第34節プレビュー】3位ユベントスvs2位ミランの上位対決

前節はインテルがミランとのダービーを制し、3季ぶり20度目のスクデットを確定させた。残り5試合の注目は5位までに与えらえる来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いと、3チームが自動降格となる残留争いに絞られた。そして今節は来季のCL出場権獲得に迫る3位ユベントス(勝ち点64)と2位ミラン(勝ち点69)による上位対決が行われる。 ユベントスは前節、敵地でのカリアリ戦を2点を先行される展開から辛くも追いつきドロー。前々節インテル相手に引き分けに持ち込んでいた相手にやはり苦戦を強いられた。そして火曜に行われたコッパ・イタリアではラツィオに終始劣勢を強いられた中、途中出場FWミリクの一撃で1-2とし、1stレグのアドバンテージを生かして決勝に進出した。苦しい内容の試合が続いているが、何とか結果を出してシーズン最終盤を迎えている状況だ。コッパ・イタリア優勝、CL出場権獲得に向けてミランとの上位対決を制し、勢いを付けることはできるか。 対するミランは前節、前述のようにインテルに敗れ、目の前で優勝を決められてしまった。史上初めての屈辱を受け、試合終了間際にはDFテオ・エルナンデスとDFカラブリアが退場に。さらに累積でDFトモリが出場停止とバックラインの主軸3枚を欠くが、勝利して鬱憤を晴らすCL出場権獲得となるか。 先週末の前節ボローニャとの上位対決ではホームで完敗したものの、木曜に行われたウディネーゼとの中断試合を劇的にラストプレー弾で制した5位ローマ(勝ち点58)は、8位ナポリ(勝ち点49)との太陽ダービーに臨む。ウディネーゼ戦を最高の形で制し、ボローニャ戦の敗戦を払拭できた中、前節エンポリ相手に低調なウノゼロ敗戦となったナポリを下し、翌木曜に行われるヨーロッパリーグ準決勝レバークーゼン戦に向かいたい。 前節ジェノア戦をボランチでスタメン出場したMF鎌田のアシストで制した7位ラツィオ(勝ち点52)は15位ヴェローナ(勝ち点31)と対戦。その鎌田はコッパ・イタリア準決勝ユベントス戦は欠場。完全休養となった中、ヴェローナ戦での活躍が期待されるところだが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はベンチスタート予想に。仮に先発で出場した際には引き続きゴールに絡むプレーを期待したい。 その他、CL出場権獲得が現実味を増している4位ボローニャ(勝ち点62)はカンナバーロ監督が就任した17位ウディネーゼ(勝ち点28)と、コッパ・イタリア決勝進出を果たした6位アタランタ(勝ち点54/1試合未消化)は16位エンポリ(勝ち点31)と対戦する。 ◆セリエA第34節 ▽4/26(金) フロジノーネ 3-0 サレルニターナ ▽4/27(土) 《22:00》 レッチェvsモンツァ 《25:00》 ユベントスvsミラン 《27:45》 ラツィオvsヴェローナ ▽4/28(日) 《19:30》 インテルvsトリノ 《22:00》 ボローニャvsウディネーゼ 《25:00》 アタランタvsエンポリ ナポリvsローマ 《27:45》 フィオレンティーナvsサッスオーロ ▽4/29(月) 《27:45》 ジェノアvsカリアリ 2024.04.27 07:30 Sat

シュチェスニーの後継者探すユベントス、イタリア代表入りも見えるモンツァGK獲得へ

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あと一歩及ばずコッパ・イタリア準決勝敗退…それでもラツィオ指揮官は「パフォーマンスに満足している」

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「難しい試合になると理解していた」コッパ・イタリア決勝進出のユベントス、アッレグリ監督「選手たちはこれに値する」

ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、苦しみながらのコッパ・イタリア決勝進出を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 23日、敵地でラツィオとのコッパ・イタリア準決勝2ndレグに挑んだユベントス。1stレグを2-0で制したチームだったが、12分に失点を許すとハーフタイムを挟んで迎えた後半も開始早々に追加点を奪われ2戦合計スコアで同点に。その後は拮抗した展開が続いたが、83分のFWアルカディウシュ・ミリクの得点が決勝点となり、試合自体は1-2で敗れるも2戦合計スコア3-2でコッパ・イタリア決勝進出が決定した。 クラブを通算22度目の決勝へ導くことになったアッレグリ監督は、難しい試合を戦ったチームを称賛。選手たちは決勝進出に相応しいパフォーマンスを見せたと誇っている。 「難しい試合になることは理解していたつもりだが、試合開始してすぐに失点してしまった。それでも、後半はフィジカル面で成長できていたと思う。選手たちは素晴らしかったし、簡単な試合ではなかったからこそ、彼らは決勝戦に相応しい。今は、チャンピオンズリーグ出場権獲得に直結するミラン戦に集中すべきだろう」 「現在はいろいろな理由で、ここ1年半経験してこなかったタフな試合をしている。勝利に困難はつきものだ。今晩は結果を残さなければ、敗退する可能性があっただろう。成長を試すいいテストになり、結果として我々は試合に留まることができた」 2024.04.24 10:10 Wed

鎌田欠場のラツィオがホームで意地の勝利もユベントスが22度目の決勝進出!【コッパ・イタリア】

コッパ・イタリア準決勝2ndレグのラツィオvsユベントスが23日に行われ、2-1でラツィオが勝利。2戦合計スコア3-2でユベントスが決勝へ駒を進めた。ラツィオのMF鎌田大地はベンチ外となった。 2日に行われた1stレグを0-2で敗れたラツィオは、直近のジェノア戦からスタメンを4人変更。鎌田やラッツァーリ、パトリックらに代えてゲンドゥージやカタルディ、ロマニョーリらをスタメンで起用した。 一方、ホームで先勝したユベントスは、直近のカリアリ戦からスタメンを4人変更。ウェアやアルカラス、GKシュチェスニーらに代えてコスティッチ、マッケニー、GKペリンらをスタメンで起用した。 試合は立ち上がりからホームチームが積極的な入りを見せると、12分にスコアが動く。ルイス・アルベルトの右CKをファーサイドで競り合ったカステジャノスがヘディングシュートを叩き込み、ラツィオが先制に成功した。 早い時間に1点を返されたユベントスは23分、アレックス・サンドロの鋭い縦パスから敵陣でワンタッチパスを繋ぐと、ラビオのループパスでボックス左に抜け出したキエーザの折り返しをニアに走り込んだヴラホビッチが左足で合わせたが、シュートはGKマンダスが左足でブロック。 さらにユベントスは、32分にもコスティッチの左CKからボックス中央に走り込んだブレーメルがドンピシャヘッドでゴールに迫ったが、これは枠の上に外れた。 ハーフタイムにかけては一進一退の好ゲームが続く中、ラツィオは44分に決定機。左サイドのL・アルベルトが供給したスルーパスからボックス左に抜け出したカステジャノスがGKとの一対一を迎えたが、シュートはGKペリンのファインセーブに防がれ、前半は1-0で終了した。 迎えた後半、再びラツィオは早い時間にスコアを動かす。49分、フェリペ・アンデルソンのくさびのパスを敵陣中盤のL・アルベルトがワンタッチで繋ぐと、上手くDFの裏に抜け出したカステジャノスがボックス内まで侵入しシュートを流し込んだ。 2戦合計スコアで2-2のタイに戻った中、両者は選手を入れ替えて勝ち越しゴールを目指すが拮抗した展開が続く。するとユベントスは、83分に左クロスの流れたボールをボックス右で拾ったウェアがワントラップから右足を振り抜くと、ゴールから逸れたボールをゴール前に走り込んだミリクがゴールに押し込んだ。 結局、この得点が決勝点となり、2-1でタイムアップ。2戦合計スコア3-2でラツィオを下したユベントスが22度目の決勝進出を決めた。 2024.04.24 06:05 Wed
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