劇的展開のクラシコ!! シーソーゲームを終わらせたのはメッシの左足!! バルサが逆転優勝に望みを繋ぐ!!《リーガエスパニョーラ》
2017.04.24 05:57 Mon
▽23日にリーガエスパニョーラ第33節、レアル・マドリーvsバルセロナの“エル・クラシコ”がサンチャゴ・ベルナベウで行われ、3-2でバルセロナが勝利した。
▽1試合未消化ながら3ポイント差を付けて首位の座をキープするマドリーは、負傷明けのベイルが先発に名を連ねたことで前線はBBCが揃うなど、ベストメンバーを送り出す。ライバルチームから勝利を挙げて、5シーズンぶりのリーガ制覇に勢いをつけたいところ。
▽一方のバルセロナは、前々節のマラガ戦での主審侮辱で3試合の出場停止を科されたネイマールの欠場が確定。そのネイマールに代わってアルカセルが入った。逆転でのリーガ3連覇に向けて、絶対に落とせない一戦を迎える。
▽リーガ最終決戦の大一番は、くしくもお互いに[4-4-2]のフォーメーションを採用した。立ち上がり2分に右サイドの高い位置まで上がったカルバハルのクロスにC・ロナウドが反応。ボックス内でユムティティと接触して倒れるが、レフェリーの笛は吹かれなかった。6分にはマドリーが自陣からカウンターを開始し、C・ロナウドがフィニッシュに持ち込むなど積極的な入りを見せた。
▽対するバルセロナはディフェンスの際に[4-4]の2ラインでスペースを埋め、オフェンス時にはアルカセルが中央、メッシが中盤に降りてサイドバックが高い位置を取る可変式のフォーメーションを採用。11分にはアルカセルが左サイドから入れたマイナスのボールにスアレスが合わせるが、ボールは枠を捉えきれなかった。
▽バルセロナは20分にアクシデント。メッシが競り合いの中でマルセロの肘を顔面に受けてしまう。このプレーでメッシは出血してしまい、一旦ピッチを後にした。数的不利のバルセロナに対して、マドリーは前線からのプレスを強める。しかしチャンスを作れないまま、メッシはピッチへと戻った。
▽すると28分に試合が動いた。右CKを獲得したマドリーは、この流れからマルセロが左サイドから入れなおしたボールにセルヒオ・ラモスが右足で合わせる。これはポストを直撃するも、跳ね返りをカゼミロが押し込んで試合の均衡を破った。しかしバルセロナもすぐに反撃。33分に右サイドでブスケッツ、ラキティッチと繋ぎ、最後は中央のメッシがドリブルでコースを作ってシュート。これがネットを揺らし、すぐさま試合を振り出しに戻した。
▽追いつかれたマドリーは36分、ベイルが左足のふくらはぎを痛めてピッチに座り込む。するとベイルはプレー続行が不可能となり、アセンシオと交代でベンチへと下がった。アセンシオはそのままベイルのポジションに入るも、ハーフタイムにかけてはバルセロナが流れをつかむ。前半アディショナルタイムには右CKからファーサイドのメッシの下にボールが送られる。しかしメッシのシュートは枠を外してしまい、前半は1-1で終えた。
▽お互いに交代なしで迎えた後半、先に仕掛けたのはマドリーで48分にサイドチェンジを受けたマルセロのパスからクロースがミドルシュートを放つ。ここはGKテア・シュテーゲンが横っ飛びでボールをはじき出すも、枠を捉えたシュートだった。その後も高い位置からハメに行くマドリーが相手陣内でプレーを続けていく。
▽53分にはクロースのスルーパスに抜け出したマルセロがダイレクトでクロス。マーカーを剥がしたベンゼマが頭であわせるがここもGKテア・シュテーゲンが立ちはだかった。バルセロナは56分、左サイドから崩していくとボックス内のアルカセルの下へボールがこぼれる。右足のアウトサイドでシュートを狙ったが、こちらもGKケイロル・ナバスがセーブした。58分には左CKからピケが頭で合わせるが、ここもGKケイロル・ナバスが止めるなど、両チームともに守護神が好セーブを見せる。
▽67分にはマドリーに決定機。右サイドで裏に抜け出したアセンシオが独走。ボックス右から中央のC・ロナウドにパスを送るも、C・ロナウドのシュートはクロスバーを越える。バルセロナは直後の68分、イニエスタが浮かせたボールにボックス右のスアレスがジャンピングボレーで合わせるが、ここもGKケイロル・ナバスがセーブした。
▽迎えた73分に試合が動く。中央でボールを受けたメッシがボールを溢すも、拾ったラキティッチが右足から左足に持ち替えてシュート。これがついにGKケイロル・ナバスを破って、バルセロナが逆転に成功する。追いかける展開となったマドリーは77分に悲劇が襲う。抜け出しにかかったメッシに対してセルヒオ・ラモスがスライディング。接触はしていないものの、セルヒオ・ラモスが両足でタックルを見舞ったことから一発レッドで退場となった。
▽数的不利のマドリーは81分にベンゼマを下げてハメス・ロドリゲスを投入。C・ロナウドを最前線に残して、同点を目指す。すると85分、左サイドのマルセロが入れた低いクロスに、ニアサイドに入り込んだハメス・ロドリゲスが合わせると、これがGKテア・シュテーゲンを打ち破り同点とした。
▽逆転優勝には勝たなければいけないバルセロナだが、追いついたことで勢いを増すマドリーを押し込めない。2分間のアディショナルタイムも終わりに差し掛かったところで、自陣からセルジ・ロベルトがドリブルでボールを運ぶ。そこからアンドレ・ゴメス、ジョルディ・アルバと繋ぎ、マイナスのグラウンダーのボールが入ると、そこに入り込んだメッシが左足を振り抜く。これがゴールネットを揺らし、バルセロナが土壇場で勝ち越しに成功。これが決勝点となり、今シーズン最後のクラシコはバルセロナが劇的な逆転勝利となった。
▽1試合未消化ながら3ポイント差を付けて首位の座をキープするマドリーは、負傷明けのベイルが先発に名を連ねたことで前線はBBCが揃うなど、ベストメンバーを送り出す。ライバルチームから勝利を挙げて、5シーズンぶりのリーガ制覇に勢いをつけたいところ。
▽一方のバルセロナは、前々節のマラガ戦での主審侮辱で3試合の出場停止を科されたネイマールの欠場が確定。そのネイマールに代わってアルカセルが入った。逆転でのリーガ3連覇に向けて、絶対に落とせない一戦を迎える。
▽対するバルセロナはディフェンスの際に[4-4]の2ラインでスペースを埋め、オフェンス時にはアルカセルが中央、メッシが中盤に降りてサイドバックが高い位置を取る可変式のフォーメーションを採用。11分にはアルカセルが左サイドから入れたマイナスのボールにスアレスが合わせるが、ボールは枠を捉えきれなかった。
▽マドリーは10分を過ぎる頃にベイルを右サイドに回して、普段通りの[4-3-3]にシフトするなどこちらもフォーメーションを変えながら相手を揺さぶっていく。18分にはモドリッチのスルーパスからベンゼマがボックス内から狙うが、うまくミートできずGKテア・シュテーゲンの正面を突いた。バルセロナも直後、裏に抜けたアルカセルの落としからスアレスがダイレクトで狙うが、こちらはゴールマウスを外してしまう。
▽バルセロナは20分にアクシデント。メッシが競り合いの中でマルセロの肘を顔面に受けてしまう。このプレーでメッシは出血してしまい、一旦ピッチを後にした。数的不利のバルセロナに対して、マドリーは前線からのプレスを強める。しかしチャンスを作れないまま、メッシはピッチへと戻った。
▽すると28分に試合が動いた。右CKを獲得したマドリーは、この流れからマルセロが左サイドから入れなおしたボールにセルヒオ・ラモスが右足で合わせる。これはポストを直撃するも、跳ね返りをカゼミロが押し込んで試合の均衡を破った。しかしバルセロナもすぐに反撃。33分に右サイドでブスケッツ、ラキティッチと繋ぎ、最後は中央のメッシがドリブルでコースを作ってシュート。これがネットを揺らし、すぐさま試合を振り出しに戻した。
▽追いつかれたマドリーは36分、ベイルが左足のふくらはぎを痛めてピッチに座り込む。するとベイルはプレー続行が不可能となり、アセンシオと交代でベンチへと下がった。アセンシオはそのままベイルのポジションに入るも、ハーフタイムにかけてはバルセロナが流れをつかむ。前半アディショナルタイムには右CKからファーサイドのメッシの下にボールが送られる。しかしメッシのシュートは枠を外してしまい、前半は1-1で終えた。
▽お互いに交代なしで迎えた後半、先に仕掛けたのはマドリーで48分にサイドチェンジを受けたマルセロのパスからクロースがミドルシュートを放つ。ここはGKテア・シュテーゲンが横っ飛びでボールをはじき出すも、枠を捉えたシュートだった。その後も高い位置からハメに行くマドリーが相手陣内でプレーを続けていく。
▽53分にはクロースのスルーパスに抜け出したマルセロがダイレクトでクロス。マーカーを剥がしたベンゼマが頭であわせるがここもGKテア・シュテーゲンが立ちはだかった。バルセロナは56分、左サイドから崩していくとボックス内のアルカセルの下へボールがこぼれる。右足のアウトサイドでシュートを狙ったが、こちらもGKケイロル・ナバスがセーブした。58分には左CKからピケが頭で合わせるが、ここもGKケイロル・ナバスが止めるなど、両チームともに守護神が好セーブを見せる。
▽67分にはマドリーに決定機。右サイドで裏に抜け出したアセンシオが独走。ボックス右から中央のC・ロナウドにパスを送るも、C・ロナウドのシュートはクロスバーを越える。バルセロナは直後の68分、イニエスタが浮かせたボールにボックス右のスアレスがジャンピングボレーで合わせるが、ここもGKケイロル・ナバスがセーブした。
▽迎えた73分に試合が動く。中央でボールを受けたメッシがボールを溢すも、拾ったラキティッチが右足から左足に持ち替えてシュート。これがついにGKケイロル・ナバスを破って、バルセロナが逆転に成功する。追いかける展開となったマドリーは77分に悲劇が襲う。抜け出しにかかったメッシに対してセルヒオ・ラモスがスライディング。接触はしていないものの、セルヒオ・ラモスが両足でタックルを見舞ったことから一発レッドで退場となった。
▽数的不利のマドリーは81分にベンゼマを下げてハメス・ロドリゲスを投入。C・ロナウドを最前線に残して、同点を目指す。すると85分、左サイドのマルセロが入れた低いクロスに、ニアサイドに入り込んだハメス・ロドリゲスが合わせると、これがGKテア・シュテーゲンを打ち破り同点とした。
▽逆転優勝には勝たなければいけないバルセロナだが、追いついたことで勢いを増すマドリーを押し込めない。2分間のアディショナルタイムも終わりに差し掛かったところで、自陣からセルジ・ロベルトがドリブルでボールを運ぶ。そこからアンドレ・ゴメス、ジョルディ・アルバと繋ぎ、マイナスのグラウンダーのボールが入ると、そこに入り込んだメッシが左足を振り抜く。これがゴールネットを揺らし、バルセロナが土壇場で勝ち越しに成功。これが決勝点となり、今シーズン最後のクラシコはバルセロナが劇的な逆転勝利となった。
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
元バルサ逸材のセカンドキャリアは順調…メキシコ最大の石油会社との事業など商才見せる
2021年に現役を引退した元メキシコ代表FWのジョバニ・ドス・サントス氏(35)が、実業家として順調なセカンドキャリアを歩んでいるようだ。 バルセロナのカンテラ出身であるドス・サントス氏は、ロナウジーニョやリオネル・メッシに続く新たなメガクラックとして期待を集めた。しかし、2007-08シーズンにファーストチーム昇格を果たすも、当時黄金期のチームで出場機会を得られず。 以降はトッテナムやマジョルカ、ビジャレアルといったヨーロッパのクラブを渡り歩き、2015年からは母国の隣国アメリカのLAギャラクシー、2019年には父親の古巣である母国クラブ・アメリカでプレーし、2021年限りで現役を退いた。 メキシコ『Claro Sports』によれば、メキシコ代表として通算106キャップを刻んだアタッカーは現在、石油化学会社『ペトロレオス・メキシカーノ(PEMEX)』と関係がある『プロキュラ・メキシコ』のパートナーを務めており、年間40万~50万ドル(約6170万~7710万円)の収入を得ているという。 さらに、メキシコ国内で高級車の売買ビジネスも営んでおり、ここでも成功を収めているとのことだ。 2024.11.16 09:45 Sat2
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu3
アダマ・トラオレの6年間の肉体改造が凄い! バルサ時代とはほぼ別人
現在、プレミアリーグを席巻しているウォルバーハンプトンのスペイン代表FWアダマ・トラオレの肉体の変化が大きな話題になっている。イギリス『サン』が伝えている。 マリ人の両親の下、バルセロナで生まれ育ったトラオレはラ・マシアでのプレーを経て2013年にバルセロナでトップチームデビュー。その後、アストン・ビラ、ミドルズブラを経て2018年からウルブスに在籍している。 バルセロナ時代から爆発的なスピードとドリブルテクニックに長けたサイドアタッカーとして高い評価を得ていたトラオレだが、ここまでのキャリアを通じて判断力、シュート、クロス精度と肝心のアタッキングサードでのプレーが“残念”な選手として一流プレーヤーとの扱いは受けてこなかった。 しかし、今シーズンはここまで19試合4ゴール4アシストと上々の数字を残している。とりわけマンチェスター・シティ相手のシーズンダブルに大きく貢献するなど、ビッグマッチの強さが際立っている。 そのトラオレに関して、そのプレー面と共に大きな話題を集めているのが、筋骨隆々な身体だ。 バルセロナ時代を知るラ・リーガのファンであれば、同選手に対して痩身な印象を持っていると思われるが、現在のトラオレはラグビーのバックス陣のような体躯をしており、年々派手になる髪型も相まって一見して同一人物には見えなくなっている。 そして、バルセロナ監督時代に当時カンテラーノだったトラオレの可愛い姿を見ていたであろう、現マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「彼はまるでモーターバイクだね。あのスピードは異次元だ」と、大きく変貌した同選手のスピードとパワーに舌を巻いていた。 2019.12.30 18:00 Mon4