ミランのクラブ売却が正式決定! 31年続いたベルルスコーニ体制終焉でチャイナミラン誕生
2017.04.14 00:16 Fri
▽ミランを運営する『フィニンヴェスト』は13日、同社が保有する株式99.93パーセントを『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』に売却することが決定したことを発表した。
▽ミランの公式声明によると、先日に解散が発表された中国の企業グループ、『シノ・ヨーロッパ・スポーツ』に代わって、売却交渉を引き継いでいた『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』は、昨年8月に合意していた7億4000万ユーロ(約858億円)を『フィニンヴェスト』に支払うことになる。なお、この売却額には負債2億2000万ユーロ(約255億円)も含まれている。
▽また、今回の決定により、『フィニンヴェスト』のダニーロ・ペッレグリーノCEOに代わって、『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』代表のリー・ヨンホン氏が、新オーナーに就任することになる。
▽新オーナーとなるリー・ヨンホン氏は、14日に予定される株主総会で就任会見を行う予定だ。
▽また、1986年にミランを買収し、31年間の在任期間中にイタリア国内、ヨーロッパ、世界のタイトルを合わせて29個獲得するなど、同クラブの黄金期を支えてきたシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は同日、自身の『フェイスブック』を通じて、クラブ売却に関するメッセージを残している。
「私自身痛みを感じ、心にこみ上げてくるものも大きいが、現代のサッカー界においてヨーロッパや世界でトップレベルの競争力を保つためには、もはや一家族だけで賄い切れないほどの資金や投資が必要となっている」
「ミランが我々全員に与えてくれた感情を決して忘れないだろう。さらに、私の在任期間中に多くのタイトルをもたらしてくれたすべての人々への感謝を忘れることは決してない」
「そして、一人ひとりの名前を挙げるのは難しいが、これまでクラブに携わった偉大な監督やプレーヤーたちすべてに感謝したい。とりわけ、アドリアーノ・ガッリアーニの名前を挙げさせてほしい。彼はミランというクラブを育てるうえで、重要な建設者であり、エンジンのような存在だった」
「また、世界の隅々で“フォルツァ・ミラン”と叫んでくれた多くのファンに一層の感謝を述べたい。彼らがいなければ、多くを勝ち取った偉大なミランは存在しなかったはずだ。我々は常に彼らと共にタイトルや勝利を勝ち取ってきた」
「新たなリーダーたちには、彼らが我々よりもさらに目を見張るような成功を達成できることを願っている」
「また、クラブに残留する監督やプレーヤー、スタッフ。すべてのファンには、スポーツ面だけでなく人生において今後の偉大な成功を願っている」
▽ミランの公式声明によると、先日に解散が発表された中国の企業グループ、『シノ・ヨーロッパ・スポーツ』に代わって、売却交渉を引き継いでいた『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』は、昨年8月に合意していた7億4000万ユーロ(約858億円)を『フィニンヴェスト』に支払うことになる。なお、この売却額には負債2億2000万ユーロ(約255億円)も含まれている。
▽また、今回の決定により、『フィニンヴェスト』のダニーロ・ペッレグリーノCEOに代わって、『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』代表のリー・ヨンホン氏が、新オーナーに就任することになる。
▽また、1986年にミランを買収し、31年間の在任期間中にイタリア国内、ヨーロッパ、世界のタイトルを合わせて29個獲得するなど、同クラブの黄金期を支えてきたシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は同日、自身の『フェイスブック』を通じて、クラブ売却に関するメッセージを残している。
「本日、30年以上の長き時を経て、私はミランの会長の座から降りることになった」
「私自身痛みを感じ、心にこみ上げてくるものも大きいが、現代のサッカー界においてヨーロッパや世界でトップレベルの競争力を保つためには、もはや一家族だけで賄い切れないほどの資金や投資が必要となっている」
「ミランが我々全員に与えてくれた感情を決して忘れないだろう。さらに、私の在任期間中に多くのタイトルをもたらしてくれたすべての人々への感謝を忘れることは決してない」
「そして、一人ひとりの名前を挙げるのは難しいが、これまでクラブに携わった偉大な監督やプレーヤーたちすべてに感謝したい。とりわけ、アドリアーノ・ガッリアーニの名前を挙げさせてほしい。彼はミランというクラブを育てるうえで、重要な建設者であり、エンジンのような存在だった」
「また、世界の隅々で“フォルツァ・ミラン”と叫んでくれた多くのファンに一層の感謝を述べたい。彼らがいなければ、多くを勝ち取った偉大なミランは存在しなかったはずだ。我々は常に彼らと共にタイトルや勝利を勝ち取ってきた」
「新たなリーダーたちには、彼らが我々よりもさらに目を見張るような成功を達成できることを願っている」
「また、クラブに残留する監督やプレーヤー、スタッフ。すべてのファンには、スポーツ面だけでなく人生において今後の偉大な成功を願っている」
ミランの関連記事
セリエAの関連記事
|
ミランの人気記事ランキング
1
アーセナルが今夏シンガポールでプレシーズンツアーを実施、ミラン&ニューカッスルと対戦
アーセナルは11日、2025-26シーズンに向けたプレシーズンに関して、シンガポールを訪れることを発表した。 すでに、7月31日(木)の19時30分から香港でトッテナム・ホットスパーとのノース・ロンドン・ダービーを戦うことを発表していたアーセナル。その前にシンガポールを訪れ、2試合を戦うこととなる。 7月23日(水)にはミランと対戦。同27日(日)には、ニューカッスル・ユナイテッドと対戦することを発表した。どちらの試合も、5万5000人を収容するナショナルスタジアムで開催される。 アーセナルがシンガポールを訪れるのは2018年以来7年ぶり。2015年にも訪れており、3度目となる。 クラブのマネージング・ディレクターを務めるリチャード・ガーリック氏は今回のプレシーズンツアーについてコメントしている。 「7月にシンガポールに戻り、2つの優れた相手と対戦し、多くの素晴らしいサポーターと会えることを嬉しく思う」 「男子ファーストチームの選手たちは2015年と2018年にシンガポール遠征を行い、印象的なナショナルスタジアムでプレーして素晴らしい思い出を作った。今年も再びこの競技場に戻ってくる」 「この遠征は、この美しい地域のサポーターとつながる機会を与えてくれる。ミランとニューカッスル・ユナイテッドとの2試合は、エキサイティングな試合になることが確実で、新シーズンに向けて選手たちに質の高い準備をもたらすだろう」 なお、トッテナムとのダービーを含め3試合でプレシーズンのツアーは終了。その後ロンドンに戻り、8月16日(土)に開幕するプレミアリーグへ準備を進めるという。 2025.04.11 14:25 Fri2
マルディーニ氏の27歳長男が現役引退へ...ミランやセリエAでのプレー叶わずもセカンドキャリアは…
ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニ氏の長男が現役引退を決断したようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ミランのクラブ史における最大のバンディエラと言っても過言ではないマルディーニ氏。クラブキャリア全てをミランに捧げ、史上最高の左サイドバックとも称された男は、今夏まで古巣でテクニカル・ディレクター(SD)を務めていた。 そんなマルディーニ氏には2人の息子がおり、どちらも父に続いてサッカー選手に。次男はミランからエンポリへ武者修行中の元U-20イタリア代表FWダニエル・マルディーニで、長男が現在無所属のDFクリスティアン・マルディーニ(27)だ。 まだ21歳の次男ダニエルが偉大な父に追いつけ追い越せと言わんばかりに逞しくセリエAで奮闘する一方、長男クリスティアンはミランの下部組織を退団後、セリエCやセリエDでのキャリアが中心となり、一時はマルタでのプレーも経験した。 現在に至るまでセリエAへのステップアップが叶っていないなか、昨シーズンはセリエCのレッコに所属も1年で契約が切れて現在は無所属。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、クリスティアンは現役引退を決断したという。 セカンドキャリアは代理人業。イタリアの著名なエージェントであり、イタリア代表のMFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)やMFダビデ・フラッテージ(インテル)、MFブライアン・クリスタンテ(ローマ)、また弟ダニエルなども顧客に持つジュゼッペ・リソ氏の下で働き始めるとのことだ。 祖父のチェーザレ・マルディーニ氏、そして父であるパオロ・マルディーニ氏...先代2人のように偉大なキャリアを築けなかったクリスティアン・マルディーニだが、いつの日かカルチョに大きな影響力を持つ大物代理人となる日が来るかもしれない。 2023.09.13 15:01 Wed3
「注目されるのが好きなんだろう」 チャルハノールがイブラヒモビッチの挑発に反撃
インテルのトルコ代表MFハカン・チャルハノールが古巣のミランやかつての同僚であるスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチへの不満を露わにした。イタリア『スカイ』が伝えている。 2017年から加入したミランで10番としてプレーしてきたチャルハノールだが、昨夏に契約満了で退団すると、ライバルクラブであるインテルにフリー加入。これを裏切りと受け取ったミランファンからは激しい批判を浴びせられた。 チャルハノールは今季公式戦46試合に出場して8ゴール13アシストの成績を残し、国内カップ戦2冠を達成するなど加入シーズンながら上々の成績を残したが、スクデットは古巣のミランに奪われている。 トルコ『Tivibu Spor』のインタビューに応じたチャルハノールは今季を振り返り、スクデットこそ逃したもののインテルには満足しているとコメント。その上で、ミランではファンから冷たい仕打ちを受けていたことへの不満も漂わせた。 「新しいチームに適応するのは困難だったけど、一生懸命働いたよ。イタリア王者のクラブに加われるとわかって、それは僕にとって素晴らしいチャンスになった」 「チームはスクデットを獲得できず、代わりに古巣が獲得したせいで、人々はまるで僕に責任があるかのように言ってきた。ただ、インテルではとても幸せであり、ファンのサポートはとても助かるよ。ミランで4年間プレーしても、スタンドのファンは誰も僕の名前を歌わなかった。でもインテルではウォーミングアップをするだけで、毎回歌ってくれる」 また、チャルハノールはミランの優勝パレードにおいて、「ハカンに言いたいことはあるか?」とファンに問いかけるなど、自身を挑発してきたイブラヒモビッチに反撃。今季はケガもあり存在感を示せなかった選手による、注目されるためのアピールだったと感じているようだ。 「イブラヒモビッチは18歳ではなく、40歳の男だ。ただただ、注目されるのが好きなんだろうね。彼は今シーズンのスクデット獲得には何も貢献せず、そもそもほとんどプレーしていなかった。だからこそ、とにかく注目されたいがため何でもするんだろう」 「ミラン時代、いつも彼は僕に電話をかけてきて、食事やバイクに誘ってくれた。とても尊敬していたが、自分の本にも僕のことを書いたようだね。何か書かないと、空白になってしまうからだろう。正直なところ、気にしないのが一番だよ」 2022.06.23 12:35 Thu4
レジェンドが一触即発!?アンリにポテチを全部食べられてしまったベッカムが話題「目が笑ってない」「絶対怒ってる」
元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏と元フランス代表FWティエリ・アンリ氏のやり取りが話題だ。 7日チャンピオンズリーグ(CL)のグループF第4節が行われ、ミランとパリ・サンジェルマン(PSG)がサン・シーロで対戦。ホームのミランが2-1で勝利し、死の組と呼ばれるグループFは大混戦となっている。 サン・シーロでのこの一戦には、現役時代に両方のクラブでプレーし、現在はインテル・マイアミの共同オーナーを務めるベッカム氏が来場。U-21フランス代表の監督を務めるアンリ氏とともに試合を解説していた。 その中、試合前にあった2人のちょっとしたやり取りが話題に。ポテトチップスを食べていたアンリ氏。隣にいたベッカム氏は自分も食べようと思ったのかポテチの袋を受け取ったが、すでに中身は残ってなかった。 ポテチを食べられなかったベッカム氏は袋を逆さにして残っていないことを確認すると、アンリ氏を軽くにらむが、アンリ氏は最後まですっとぼけたような表情を見せていた。 サッカー界のレジェンド同士のポテトチップスを巡る争いには、ファンからも「子どもか」、「微笑ましい」、「ポテチ食べたくなった」、「目が笑ってない」、「絶対怒ってる」と多くの反響が集まっている。 ただ、イギリス『デイリー・スター』や『talkSPORT』によると、2人の争いはガチではなく、2人が食べていたポテトチップス「Lay's (レイズ)」の広告の撮影である可能性が高いようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ポテチを食べられてしまったベッカム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">CARREGOU AÍ? Thierry Henry e David Beckham no pré-jogo de Milan x PSG no San Siro. Imagina essa dupla jogando junto! <a href="https://twitter.com/hashtag/CasaDaChampions?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#CasaDaChampions</a> <a href="https://t.co/89RfODnrrA">pic.twitter.com/89RfODnrrA</a></p>— TNT Sports BR (@TNTSportsBR) <a href="https://twitter.com/TNTSportsBR/status/1721947274077511857?ref_src=twsrc%5Etfw">November 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.08 12:55 Wed5