アザール2発のチェルシーが優勝に向けて大きな勝ち点3! ペップ初のシーズンダブル喫したシティはリーグ3戦勝利なし…《プレミアリーグ》
2017.04.06 06:45 Thu
▽プレミアリーグ第31節、チェルシーvsマンチェスター・シティが5日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-1で勝利した。
▽一方、3位リバプール(勝ち点59)、6位アーセナル(勝ち点51)との強豪2連戦をいずれもドローで終えた4位シティ(勝ち点58)は、公式戦3試合未勝利と勝ち切れない状況が続く。今回の一戦では逆転優勝への望みを繋ぐと共に、チャンピオンズリーグ(CL)ストレートインに向けて勝ち点3奪取が求められた。前回対戦からのリベンジを目指すグアルディオラ監督は、最終ラインに18戦ぶりの先発となるキャプテンのコンパニ、中盤にこれが今季のリーグ戦初先発となるデルフの2選手を抜擢した。
▽直近のアーセナル戦と同様にヘスス・ナバスを右サイドバックに置いたシティは、中盤の底にフェルナンジーニョとデルフを並べた[4-2-3-1]の布陣で立ち上がりからボールの主導権を握る。対するチェルシーは前線から積極的にプレッシャーをかけて相手のビルドアップをけん制する。
▽互いにやや慎重な入りとなったなか、1つのミスが早い時間帯に試合を動かす。10分、右サイドでの繋ぎからボックス右に抜け出したアスピリクエタがマイナスに折り返す。これをボックス中央のアザールが右足でダイレクトシュート。このシュートはGKカバジェロの正面を突くが、強烈なスライス回転がかかったボールを弾き切れず、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。
▽26分、ズマからバックパスを受けたクルトワが不用意なキックでボックス手前のシルバにプレゼントパス。このままボックス内に持ち込んだシルバのシュートはクルトワが何とか弾き出すが、こぼれ球をアグエロに流し込まれた。
▽追いついて勢いづくシティは、28分にも鋭いカウンターからシルバのスルーパスに抜け出したリロイ・ザネがボックス内で決定機も、ここは果敢な飛び出しを見せたGKクルトワが先ほどのミスを帳消しにするビッグセーブで防いだ。
▽その後もシティが質の高いパスワークからホームチームを押し込む時間が続くが、先にゴールをこじ開けたのは、またしてもチェルシーだった。35分、ボックス左でセスクからパスを受けたペドロがフェルナンジーニョのファウルを誘い、PKを獲得。キッカーのアザールの右隅を狙ったシュートはGKカバジェロに防がれるが、ゴール前にこぼれたボールをアザールがすかさず流し込んだ。守勢を強いられるも試合巧者ぶりを発揮したホームチームが、1点リードで試合を折り返した。
▽迎えた後半、先に動きを見せたのはチェルシー。連係面やコンディション面で問題を抱えていたズマを下げて、ハーフタイム明けにマティッチを投入。この交代でアスピリクエタ、ペドロが1列ずつポジションを下げて、セスクが右ウイングにポジションを上げた。
▽後半もシティが押し込む展開が続くが、いつも通りの並びに戻して攻守に安定感を取り戻したチェルシーが、前半以上にソリッドな守備で決定機を許さない。65分にはセットプレーからシルバのクロスをゴール前のストーンズが頭で合わすが、これはGKクルトワの正面を突いた。
▽後半に入ってより堅守速攻の形を強調するチェルシーは、76分に後半最大の決定機を迎える。ボックス付近でセスク、ペドロが細かく繋いでボックス中央でフリーのアザールにマイナスの折り返しが届く。だが、アザールのシュートは精度を欠き、クロスバーの上を越えた。
▽その後、連戦の影響か、ややこう着状態が目立ち始めたことを受け、両チームのベンチが動く。ビハインドを追うシティは、デ・ブライネとザネの両翼を下げてスターリングとノリートを投入。対するチェルシーはセスクに代えてウィリアンを入れ、攻守のインテンシティを高める。
▽試合終盤にかけては猛攻を仕掛けるシティに続けて決定機が訪れる。91分、ノリートの左クロスをファーサイドに飛び込んだアグエロがギリギリで合わせるが、これはGKクルトワに阻まれる。さらに92分は右CKの場面でニアに飛び込んだコンパニがスラしたボールをゴール前でフリーのストーンズが右足で合わせるが、ここはシュートをふかしてしまい、万事休す。首位チームに相応しい試合巧者ぶりでシティとの接戦を制したチェルシーが、優勝に向けて大きな勝ち点3を手にした。一方、グアルディオラの監督キャリア初のシーズンダブルを喫したシティは、逆転優勝の可能性と共にトップ4フィニッシュが遠のく痛恨の敗戦となった。
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▽前節、ホームで格下クリスタル・パレスに痛恨の逆転負けを喫し、リーグ戦9試合ぶりの黒星となった首位チェルシー(勝ち点69)。残り8試合で2位トッテナム(勝ち点62)との勝ち点差は7ポイントと、まだまだアドバンテージは大きいものの、2年ぶりのリーグ制覇に向けて連敗は許されない。このビッグマッチに向けてコンテ監督は、右センターバックにこれが今季プレミア初先発となるズマを抜擢し、アスピリクエタを右ウイングバックで起用する守備的な布陣を採用した。▽直近のアーセナル戦と同様にヘスス・ナバスを右サイドバックに置いたシティは、中盤の底にフェルナンジーニョとデルフを並べた[4-2-3-1]の布陣で立ち上がりからボールの主導権を握る。対するチェルシーは前線から積極的にプレッシャーをかけて相手のビルドアップをけん制する。
▽互いにやや慎重な入りとなったなか、1つのミスが早い時間帯に試合を動かす。10分、右サイドでの繋ぎからボックス右に抜け出したアスピリクエタがマイナスに折り返す。これをボックス中央のアザールが右足でダイレクトシュート。このシュートはGKカバジェロの正面を突くが、強烈なスライス回転がかかったボールを弾き切れず、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。
▽守護神のミスで先手を許したシティは、すぐさま反撃を開始。19分にフェルナンジーニョが強烈なミドルシュートを放つと、直後の21分にはデルフのクサビを受けたアグエロがシルバとのワンツーで前を向いてシュートを狙うが、これもGKクルトワに阻まれる。だが、こちらも相手GKのミスから追いつく。
▽26分、ズマからバックパスを受けたクルトワが不用意なキックでボックス手前のシルバにプレゼントパス。このままボックス内に持ち込んだシルバのシュートはクルトワが何とか弾き出すが、こぼれ球をアグエロに流し込まれた。
▽追いついて勢いづくシティは、28分にも鋭いカウンターからシルバのスルーパスに抜け出したリロイ・ザネがボックス内で決定機も、ここは果敢な飛び出しを見せたGKクルトワが先ほどのミスを帳消しにするビッグセーブで防いだ。
▽その後もシティが質の高いパスワークからホームチームを押し込む時間が続くが、先にゴールをこじ開けたのは、またしてもチェルシーだった。35分、ボックス左でセスクからパスを受けたペドロがフェルナンジーニョのファウルを誘い、PKを獲得。キッカーのアザールの右隅を狙ったシュートはGKカバジェロに防がれるが、ゴール前にこぼれたボールをアザールがすかさず流し込んだ。守勢を強いられるも試合巧者ぶりを発揮したホームチームが、1点リードで試合を折り返した。
▽迎えた後半、先に動きを見せたのはチェルシー。連係面やコンディション面で問題を抱えていたズマを下げて、ハーフタイム明けにマティッチを投入。この交代でアスピリクエタ、ペドロが1列ずつポジションを下げて、セスクが右ウイングにポジションを上げた。
▽後半もシティが押し込む展開が続くが、いつも通りの並びに戻して攻守に安定感を取り戻したチェルシーが、前半以上にソリッドな守備で決定機を許さない。65分にはセットプレーからシルバのクロスをゴール前のストーンズが頭で合わすが、これはGKクルトワの正面を突いた。
▽後半に入ってより堅守速攻の形を強調するチェルシーは、76分に後半最大の決定機を迎える。ボックス付近でセスク、ペドロが細かく繋いでボックス中央でフリーのアザールにマイナスの折り返しが届く。だが、アザールのシュートは精度を欠き、クロスバーの上を越えた。
▽その後、連戦の影響か、ややこう着状態が目立ち始めたことを受け、両チームのベンチが動く。ビハインドを追うシティは、デ・ブライネとザネの両翼を下げてスターリングとノリートを投入。対するチェルシーはセスクに代えてウィリアンを入れ、攻守のインテンシティを高める。
▽試合終盤にかけては猛攻を仕掛けるシティに続けて決定機が訪れる。91分、ノリートの左クロスをファーサイドに飛び込んだアグエロがギリギリで合わせるが、これはGKクルトワに阻まれる。さらに92分は右CKの場面でニアに飛び込んだコンパニがスラしたボールをゴール前でフリーのストーンズが右足で合わせるが、ここはシュートをふかしてしまい、万事休す。首位チームに相応しい試合巧者ぶりでシティとの接戦を制したチェルシーが、優勝に向けて大きな勝ち点3を手にした。一方、グアルディオラの監督キャリア初のシーズンダブルを喫したシティは、逆転優勝の可能性と共にトップ4フィニッシュが遠のく痛恨の敗戦となった。
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