香川2点目演出のドルトムント、3発快勝でバイエルンの待つ準決勝へ《DFBポカール》

2017.03.15 04:29 Wed
Getty Images
ドルトムントは14日、DFBポカール準々決勝でロッテとのアウェイ戦に臨み、3-0で快勝した。ドルトムントのMF香川真司はフル出場している。

▽先月28日に行われる予定だったものの、降雪のために延期となっていたロッテ戦に向けて、ドルトムントは3日前に行われ、1-2と敗れたヘルタ・ベルリン戦のスタメンから3選手を変更。1アシストを記録した香川が引き続きスタメンとなり、オーバメヤンやヴァイグルに代わってO・デンベレやプリシッチが先発となった。

▽3部リーグのロッテに対し、[4-1-4-1]で臨んだドルトムントは最前線にシュールレ、2列目に右からO・デンベレ、香川、ラファエウ・ゲレイロ、プリシッチと並べ、中盤アンカーにカストロを据えた。
▽そのドルトムントは開始3分、ロングフィードに抜け出したシュールレがネットを揺らすも、オフサイドに阻まれる。その後はボールロストが目立ってなかなかシュートに持ち込めない状況が続いたが15分、香川のスルーパスを受けた右サイドのシュールレの折り返しをO・デンベレがヘディングシュート。しかし、ミートできず枠の上に外れた。

▽ここからギアの上がったドルトムントはカストロやラファエウ・ゲレイロのミドルシュートでゴールに迫ると、30分にはゴール正面の位置からカストロがボレーシュート。しかし、わずかに枠の左へ外れる。さらに35分、香川のスルーパスを受けた左サイドのO・デンベレのクロスをシュールレがヘディングシュート。だが、GKの正面を突いて前半のうちにゴールを割ることはできなかった。
▽迎えた後半、49分にプリシッチのスルーパスに反応したゴールエリア左の香川が左足でシュートするもGKにセーブされる。さらに直後の左CKからギンターがヘディングシュート。決定的だったが、これはゴールライン前のDFに好クリアで阻まれた。

▽それでも57分、ロングカウンターに転じると、O・デンベレのスルーパスを受けたボックス左のプリシッチがGKの股間を抜くシュートを決めて、ドルトムントが均衡を破った。

▽さらに66分、ボックス左の香川の浮き球パスをファーサイドのラファエウ・ゲレイロが頭でマイナスに折り返すと、ゴールエリア右のシュールレがボレーで叩き込んで追加点を挙げた。

▽2点をリードしたドルトムントは終盤にかけて余裕の試合運びを見せると、83分に3点目を奪う。シュメルツァーの直接FKがGKの手を弾いてネットを揺さぶった。快勝したドルトムントはバイエルンの待つ準決勝へ駒を進めた。

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