インモービレの4戦連発弾と終盤の2ゴールでトリノを下したラツィオが4連勝《セリエA》

2017.03.14 06:57 Tue
Getty Images
▽セリエA第28節ラツィオvsトリノが13日に行われ、3-1でラツィオが勝利した。

▽前節ボローニャ戦をインモービレのドッピエッタでリーグ戦3連勝とした4位ラツィオ(勝ち点53)と、前節ベロッティのトリプレッタでパレルモを下した9位トリノ(勝ち点39)の一戦。

▽立ち上がりから押し込んだラツィオは7分、ロングボールを受けたインモービレがミドルシュートでゴールに迫る。良い入りを見せたラツィオはその後も圧力をかけ続けると、29分にはフェリペ・アンデルソンのヒールパスに抜け出したインモービレに決定機。しかし、ボックス左から放ったシュートはやや威力を欠き、GKハートにセーブされた。
▽ハーフタームにかけてもラツィオペースで推移した一戦は、33分にパローロがミドルシュートで、42分にインモービレがコントロールシュートでそれぞれゴールに近づいたが、均衡を破るには至らずゴールレスで前半を終了した。

▽迎えた後半も攻勢に出たラツィオは55分に決定機。J・ルカクがボックス左深くまで侵入。クロスを送ってパローロが合わせたが、シュートはわずかに枠の左へ外れた。それでも直後、右サイドからのバスタのクロスがDFに当たってルーズになると、ファーサイドのインモービレが押し込んだ。
▽先制後も攻め手を緩めないラツィオに対し、リャイッチに代えてマキシ・ロペスを投入してきたトリノは、1チャンスを生かして同点に持ち込む。72分、右サイドからのファルケのFKをマキシ・ロペスがヘディングシュートで左サイドネットへ流し込んだ。

▽失点直後、ラツィオは右サイドからのクロスにインモービレがヘディングシュート。これはGKの正面を突くと、続く75分には右CKからパローロが強烈なヘディングシュートを浴びせるも、わずかに枠の上に外れた。

▽勝ち越しを目指すラツィオはビリアに代えてケイタを投入し、アタッカーを増やす。その終盤はオープンな展開で推移する中、87分にラツィオが勝ち越した。ボックス手前左でパスを受けたケイタがゴール右上へコントロールシュートを流し込んだ。

▽そして90分、ラツィオがとどめを刺す。ルリッチのスルーパスを受けたフェリペ・アンデルソンがボックス右へ侵入。GKハートとの一対一を制し、3-1で勝利。リーグ戦4連勝を飾っている。

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