ポチェッティーノ、チェルシー戦のパフォーマンスに満足「我々は首位を争うにふさわしい」

2017.01.05 12:54 Thu
マウリシオ・ポチェッティーノ監督に率いられたトッテナムは、水曜日に行われたロンドン・ダービーで、飛ぶ鳥も落とす勢いで13連勝中だったチェルシーを2-0で破った。これでチェルシーの連勝は13で途絶え、トッテナムはリーグ戦で首位から7ポイント差の3位に浮上した。

この試合では、イングランド代表MFデレ・アリが2ゴールを決める活躍を見せ、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンも2アシストと、素晴らしいプレーを見せた。しかし、トッテナムのポチェッティーノ監督は個人のプレーより先に、チームが見せた闘争心を称賛した。

「チームとして団結して戦う姿勢を見せることを最も重視していたからとても嬉しいよ。我々はよく戦った」と、ポチェッティーノ監督は話した。

昨シーズンはレスターとの熾烈な首位争いを繰り広げながら、チェルシーに敗れて優勝を逃したトッテナム。その因縁の相手であるチェルシーに雪辱を果たした格好となったことに関しては、以下のように分析している。

「もしかしたらそれ(チームとしての戦う姿勢)が昨シーズン足りなかったことだったのかもしれない。ちょっとしたことだが、昨シーズンタイトルを逃す結果となってしまった要因であるだろう。何試合か、今日のようなパフォーマンスを見せられなかった試合があったのは確かだ。でも、今日の試合ではとても力強いプレーを見せることができ、選手たちを誇りに思うよ」

「このようなゲームで強いチームは、ボールを持つときにボールを持ち、引いて耐えるときに引いて耐え、厳しく競るときは厳しく競ることができる。相手にペースを掴まれたときは攻撃を耐え忍ばなくてはならないときもある。そんなときは精神的な強さも要求される。その強いチームのプレーを我々が実践できたからこそ、この勝利はより一層嬉しいものとなったよ」



今週末は首位を争う数チームがFAカップの試合を控える中、チェルシーは2位リバプールに5ポイント差をつけて首位を走り、トッテナムは得失点差でマンチェスター・シティを上回り、3位につけている。

「とにかく首位との差を詰めることが重要だった。勝利することができて差も縮まったし、首位争いはより一層激しくなってきたね。依然としてチェルシーはアドバンテージを持っているけど、我々にとっては3位に浮上することが重要だった。まだ試合は残っているし、今後何があるか分からない。それがフットボールだよ」

「この試合では、我々も優勝候補の1つだと示すことができた。タイトルに値するチームであるとね。しかし、この試合が長いリーグ戦の中の1試合にすぎないことも確かだ。大事なことはこのパフォーマンスを安定して見せ続けること。まだまだ改善できる部分はあったし、首位でシーズンを終えるには今日のようなパフォーマンスを毎試合見せる必要がある」

昨シーズンは惜しくも優勝を逃したトッテナム。チェルシー相手に昨シーズンの雪辱を晴らすことに成功したが、監督の話にもあるように、このパフォーマンスを持続することが今後の鍵となる。アリやエリクセンなど若い選手が主体のチームにいかに安定感をもたらせるか、ポチェッティーノ監督の手腕が試されている。


提供:goal.com

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