ブラジルの名門4クラブがシャペコエンセ救済に動く! 選手無償レンタルと降格救済措置をリーグ機構に要請
2016.11.30 01:38 Wed
▽ブラジルの名門4クラブが、悲劇に見舞われたシャペコエンセの救済に乗り出した。コリンチャンス、サントス、サンパウロ、パルメイラスの4クラブは29日、各クラブの公式サイトでシャペコエンセ救済に向けた声明を発表した。
▽ブラジル1部に属するシャペコエンセのスタッフ、選手を含むメンバーがコパ・スダメリカーナ決勝戦に向かうため、搭乗した飛行機が28日にコロンビアのメデジン近郊で墜落した。『グローボ』によると、現地警察は81名の乗客のうち6名の生存を確認。残りの75名は死亡したと発表している。
▽この悲劇的な事故によって、現時点でシャペコエンセの抱えるトップチームの選手は、9選手(レンタルで放出中の選手は除く)と、来シーズンのリーグ戦を戦う陣容が揃っていない。また、選手に加えて、クラブスタッフの多くも犠牲となっており、来季に向けて選手補強に動くのも困難な状況だ。
▽愛するライバルの苦境を受けて、前述した4クラブは、すぐさま会談の場を持ち、シャペコエンセの救済に乗り出した。以下の2つが今回発表された救済策だ。
◆救済策1
2017シーズン、シャペコエンセは各クラブから多くの選手を無償レンタルで獲得できる
シャペコエンセは、2017シーズン以降の3シーズンに関して、セリエB(ブラジル2部)への降格対象から外す。この間に彼らが降格対象の17位以下でシーズンを終えた場合、16位のクラブが降格対象となる特例措置の導入
▽世界中の多くのサッカークラブがシャペコエンセへの連帯を強調する一方、事故発生から間もない状況で具体的な救済策を発表した4クラブの働きは称賛に価するはずだ。
▽近年、スタジアム内での暴力など、幾つかの問題を抱えるブラジルリーグでは、来シーズンはシャペコエンセを中心とした連帯を示すシーズンになるはずだ。願わくば、シャペコエンセのために戦う心優しき傭兵たちが、多くの仲間の想いを背負った既存の選手と共にリーグトロフィーを掲げる姿を目にしたい。
▽ブラジル1部に属するシャペコエンセのスタッフ、選手を含むメンバーがコパ・スダメリカーナ決勝戦に向かうため、搭乗した飛行機が28日にコロンビアのメデジン近郊で墜落した。『グローボ』によると、現地警察は81名の乗客のうち6名の生存を確認。残りの75名は死亡したと発表している。
▽愛するライバルの苦境を受けて、前述した4クラブは、すぐさま会談の場を持ち、シャペコエンセの救済に乗り出した。以下の2つが今回発表された救済策だ。
◆救済策1
2017シーズン、シャペコエンセは各クラブから多くの選手を無償レンタルで獲得できる
◆救済策2
シャペコエンセは、2017シーズン以降の3シーズンに関して、セリエB(ブラジル2部)への降格対象から外す。この間に彼らが降格対象の17位以下でシーズンを終えた場合、16位のクラブが降格対象となる特例措置の導入
▽世界中の多くのサッカークラブがシャペコエンセへの連帯を強調する一方、事故発生から間もない状況で具体的な救済策を発表した4クラブの働きは称賛に価するはずだ。
▽近年、スタジアム内での暴力など、幾つかの問題を抱えるブラジルリーグでは、来シーズンはシャペコエンセを中心とした連帯を示すシーズンになるはずだ。願わくば、シャペコエンセのために戦う心優しき傭兵たちが、多くの仲間の想いを背負った既存の選手と共にリーグトロフィーを掲げる姿を目にしたい。
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