【J1チーム別総括】2ndステージ大失速の1stステージ王者、CSの結果次第で成功のシーズンに《鹿島アントラーズ》
2016.11.19 14:00 Sat
▽明治安田生命J1リーグの全日程が11月3日に終了した。2016シーズンのJ1を振り返り、超ワールドサッカー編集部が各チームを採点。シーズンを振り返るとともに、チーム内の最優秀選手賞、敢闘賞、ブレイクスルー賞を決定した。第16回目は、1stステージ王者に輝き、2ndステージで失速した年間3位フィニッシュの鹿島アントラーズ編をお届けする。
◆チーム採点
65点(100点満点)
◆チーム成績
◆シーズン総括
▽今シーズンのスタートは最高だった。Jリーグ最多17個のタイトルホルダーは、12勝3分け2敗という成績で1stステージ王者に輝き、早々にチャンピオンシップ出場権を確保。得点力こそ上から3番目の29得点に終わったものの、最小の10失点にとどめた堅守が違いとなった格好だ。
▽しかし、2ndステージでは、シーズン途中でMFカイオを流失しただけでなく、エースのFW金崎夢生と石井正忠監督が試合中に采配を巡って衝突。いらぬことでトピックを彩ったチームは主力の故障もあり、得点数、失点数ともに成績を下げ4連敗でシーズン終了。2ndステージを6勝2分け9敗の11位で終えた。
◆最優秀選手賞
34試合出場(先発34試合)/34失点
▽偉大な守護神であることを改めて証明した1年だった。37歳という年齢を考えて、フロントは今シーズンに清水エスパルスからU-23日本代表GK櫛引政敏を期限付き移籍で獲得。しかし、ベテラン守護神はリーグ戦フルタイム出場と差を明白に見せつけた。例年よりも安定したパフォーマンスを見せるなど、静かにGKの世代交代を図ろうとした強化部の思惑を良い意味で裏切ってみせた。
◆敢闘賞
31試合出場(先発31試合)/3得点
▽チームとして層の薄い左サイドバックのレギュラーとしてフル稼働。チームにとって欠かせないピースとなっている。突出したものこそなかったが、攻守に波の少ないパフォーマンスでチームを支えた。また、セットプレー時には、強さを発揮。最終的に、昨年と同様にシーズン3ゴールを挙げ、得点の部分でも貢献した。
◆ブレイクスルー賞
31試合出場(先発9試合)/8得点
▽トップチーム昇格2シーズン目となった今シーズン、キャリアハイのリーグ戦8ゴールを記録。今シーズンも途中出場が主だったものの、ゴールに向かう迫力、嗅覚に磨きがかかり、スコアラーとして結果を残した。来シーズンは今年の成長をいかし、スターターとしてフル稼働する姿に期待したい。
◆チーム採点
65点(100点満点)
◆シーズン総括
▽今シーズンのスタートは最高だった。Jリーグ最多17個のタイトルホルダーは、12勝3分け2敗という成績で1stステージ王者に輝き、早々にチャンピオンシップ出場権を確保。得点力こそ上から3番目の29得点に終わったものの、最小の10失点にとどめた堅守が違いとなった格好だ。
▽しかし、2ndステージでは、シーズン途中でMFカイオを流失しただけでなく、エースのFW金崎夢生と石井正忠監督が試合中に采配を巡って衝突。いらぬことでトピックを彩ったチームは主力の故障もあり、得点数、失点数ともに成績を下げ4連敗でシーズン終了。2ndステージを6勝2分け9敗の11位で終えた。
▽結局、レギュラーシーズンの年間順位は浦和レッズ、川崎フロンターレの上位勢に大きな差をつけられての3位。ただ、戦いは終わってはいない。シーズンを成功したものにできるかどうかは、年間王者の座を争うチャンピオンシップでの結果次第。常勝軍団の戦いはここからだ。
◆最優秀選手賞
Getty Images
GK曽ヶ端準(37)34試合出場(先発34試合)/34失点
▽偉大な守護神であることを改めて証明した1年だった。37歳という年齢を考えて、フロントは今シーズンに清水エスパルスからU-23日本代表GK櫛引政敏を期限付き移籍で獲得。しかし、ベテラン守護神はリーグ戦フルタイム出場と差を明白に見せつけた。例年よりも安定したパフォーマンスを見せるなど、静かにGKの世代交代を図ろうとした強化部の思惑を良い意味で裏切ってみせた。
◆敢闘賞
Getty Images
DF山本脩斗(31)31試合出場(先発31試合)/3得点
▽チームとして層の薄い左サイドバックのレギュラーとしてフル稼働。チームにとって欠かせないピースとなっている。突出したものこそなかったが、攻守に波の少ないパフォーマンスでチームを支えた。また、セットプレー時には、強さを発揮。最終的に、昨年と同様にシーズン3ゴールを挙げ、得点の部分でも貢献した。
◆ブレイクスルー賞
Getty Images
FW鈴木優磨(20)31試合出場(先発9試合)/8得点
▽トップチーム昇格2シーズン目となった今シーズン、キャリアハイのリーグ戦8ゴールを記録。今シーズンも途中出場が主だったものの、ゴールに向かう迫力、嗅覚に磨きがかかり、スコアラーとして結果を残した。来シーズンは今年の成長をいかし、スターターとしてフル稼働する姿に期待したい。
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