【CLグループ第4節プレビュー①】シティvsバルサのリターンマッチ、6クラブに決勝T進出の可能性

▽1日(火)と2日(水)にチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第4節が開催される。ここでは1日に開催されるグループA～Dのマッチプレビューを紹介していく。


◆グループA:アーセナルとPSGに突破の可能性▽ここまで2勝1分けと戦前の予想通りの結果を残しているアーセナルとパリ・サンジェルマン(PSG)に早くもベスト16進出の可能性がある。前節ルドゴレツ戦では前半こそ苦戦しながらも後半にエジルのハットトリックなどで6-0と大勝した首位アーセナル(勝ち点7)は、その後も好調を維持。ミドルスブラ相手には今季初の無得点に終わったものの、直近のサンダーランド戦ではコンディション不良により出遅れていたジルーに今季初ゴールが生まれるなど4-1と快勝。ウォルコットやモンレアル、カソルラといったわずかな負傷を抱える選手たちをサンダーランド戦では温存した中、勝利して一気に突破となるか。

▽アーセナルと勝ち点で並ぶ2位PSGは前節バーゼル戦を3-0と勝利。バーゼルに多くのチャンスを許しながらも効率的に得点を重ね、勝ち点3を積み上げた。こちらも勝利すれば突破が決まる中、コンスタントにゴールを重ねるカバーニに期待が懸かる。

◆グループB:ナポリの突破か、更なる混戦か▽前節突破の可能性があったナポリがホームでベシクタシュに敗れたグループB。戦前の予想通り混戦の様相を呈する中、首位ナポリ(勝ち点6)は今節も突破の可能性がある。2位ベシクタシュ(勝ち点5)に勝利した上、ベンフィカvsディナモ・キエフが引き分けに終わることが突破条件だ。ナポリは直近のユベントス戦こそ惜敗したものの、その前のリーグ戦で2連勝しており、ベシクタシュ戦を含めて公式戦3連敗を喫したどん底のチーム状態からは脱している。今季無敗を維持するベシクタシュ相手に勝利して突破を決められるか。

▽ディナモ・キエフに敵地で勝利した3位ベンフィカ(勝ち点4)は、公式戦4連勝と好調。今季喫した敗戦はナポリ戦のみで国内リーグでも8勝1分けと圧倒的な戦績で首位に立っている。この試合で敗戦すると早くも敗退が決まる最下位ディナモ・キエフ(勝ち点1)に勝利して上位2チームを出し抜きたいところだ。

◆グループC:首位通過の可能性あるバルサがペップ・シティとリターンマッチ▽グループステージ最大の注目カードが開催された前節、バルセロナがグアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティに4-0と大勝し、首位をキープした。そのバルセロナ(勝ち点9)は引き分け以上で突破が決まる。さらに勝利した上、ボルシアMGがセルティックに勝利できなければ2試合を残して首位通過が決まる。

▽イニエスタやピケ、ジョルディ・アルバら主力にケガ人が続出しているバルセロナだが、公式戦4連勝中と好調を維持。これ以上のケガ人を出すと危険な状態ではあるものの、直近のグラナダ戦ではやや調子を落としているブスケッツを完全休養させており、シティ戦に向けて良好なチーム状態だ。

▽一方、直近のWBA戦で公式戦7試合ぶりの勝利を収めた2位シティ(勝ち点4)は、デ・ブライネを温存。退場したGKブラーボが出場停止となる中、抜群のショットストップを見せる代役のGKカバジェロの活躍に期待が懸かる。4失点惨敗の屈辱を受けたバルセロナにリベンジとなるか。

▽要塞セルティック・パークを攻略した3位ボルシア(勝ち点3)は、ブンデスリーガで4試合勝利から見離されるなど不安定な戦いが続くが、最下位セルティック(勝ち点1)に勝利することで2位浮上を狙いたいところだ。

◆グループD:アトレティコとバイエルンに突破の可能性▽グループDも戦前の予想通りの展開で推移している。首位アトレティコ・マドリー(勝ち点9)と2位バイエルン(勝ち点6)に今節、突破の可能性がある。前節ロストフの堅守に苦戦しながらもカラスコ弾で辛勝したアトレティコは、勝利すればグループステージ突破が決まる。ロストフ戦後のセビージャ戦で今季初黒星を喫したものの、直近のマラガ戦では出場停止のコケを除いてベストメンバーを投入した中、カラスコとガメイロの2発で4-2と快勝した。決勝トーナメント進出を早々に決め、20日に行われるレアル・マドリーとのダービーに臨みたいところだ。

▽対する2位バイエルン(勝ち点6)は前節PSV戦を4-1と快勝。公式戦3試合未勝利を払拭したチームは、その後のリーグ戦とDFBポカールを危なげなく連勝しており、公式戦4連勝としている。良好なチーム状態の中、敗戦すれば敗退となるPSVに勝利した上、アトレティコが引き分け以上の結果を残すと、バイエルンもベスト16進出だ。