G大阪が阿部の強烈ミドル&堅守で1-0完封…広島にシーズンダブルで4試合ぶり白星《J1》
2016.07.30 20:59 Sat
▽30日に市立吹田サッカースタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ・2ndステージ第6節のガンバ大阪vsサンフレッチェ広島は、ホームのG大阪が1-0で勝利した。
▽ファーストチャンスを作り出したのは広島。2分、右サイドからミキッチが前線に浮き球パスを供給すると、これに反応したピーター・ウタカが胸部を使ってポストプレーを試みる。この落としから宮吉が右足を振り抜くが、ここはクロスバーに嫌われてしまう。
▽肝を冷やしたG大阪は、ボランチの倉田、流動的な動きを見せる遠藤を軸にボールの主導権を握りながら、広島のゴールマウスに迫る。しかし、選手間で呼吸が合わないシーンなどミスが目立ち、なかなかシュートチャンスをつくり出すことができない。
▽ゴールレスで迎えた後半の頭から、長沢を下げて大森を投入したG大阪は、1トップにアデミウソンをコンバート。立ち上がりから攻勢に出ると、52分に均衡を破る。ボックス手前のこぼれ球に反応した阿部が強烈な右足のシュートをゴール右隅に突き刺した。
▽失点した広島は、58分に森崎に代えて青山を投入。続く65分には宮吉に代えて、加入後初のベンチ入りを果たしたアンデルソン・ロペスを送り込む。さらに、76分にはミキッチを下げて佐藤を入れ、攻撃的なカードを総動員する。
▽ラインを押し上げられない状況に陥ったことで、前線でタメをつくれるアデミウソンからパトリックにスイッチしたG大阪。手薄な背後を突いたカウンターから何度か追加点のチャンスをつくり出すが、なかなかモノにできない。
▽それでも、遠藤に代えて内田を入れて逃げ切りに入ったG大阪が、全員守備で危ない場面を凌ぎ、広島を1-0で完封。広島を相手にリーグ戦連勝を飾り、4試合ぶりの白星を挙げた。敗れた広島は猛攻実らず、2試合ぶりの黒星となった。
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▽2ndステージ開幕から2勝2分け1敗で7位につけるG大阪と、2勝2分け1敗ながら得失点差で6位の広島が相まみえた。1stステージでは、アウェイのG大阪が3-1の勝利を収めている。▽前節の柏レイソル戦で競り負けたG大阪は、13試合ぶりに長沢を先発起用。アデミウソンを右サイドに配置した。一方、ヴィッセル神戸を相手に3試合ぶりの白星を挙げた広島は、離脱者が相次ぐ最終ラインに引き続き清水、宮原を起用。新加入のアンデルソン・ロペスをベンチに温存した。▽肝を冷やしたG大阪は、ボランチの倉田、流動的な動きを見せる遠藤を軸にボールの主導権を握りながら、広島のゴールマウスに迫る。しかし、選手間で呼吸が合わないシーンなどミスが目立ち、なかなかシュートチャンスをつくり出すことができない。
▽その後も、カウンターからピンチを招くなど攻め切れない展開が続くG大阪だったが、35分に右サイドで得たFKのチャンスから決定機。遠藤のクロスボールから、ボックス手前のこぼれ球に反応した阿部が左足のシュートを放つ。しかし、ここはクロスバーを叩く。
▽ゴールレスで迎えた後半の頭から、長沢を下げて大森を投入したG大阪は、1トップにアデミウソンをコンバート。立ち上がりから攻勢に出ると、52分に均衡を破る。ボックス手前のこぼれ球に反応した阿部が強烈な右足のシュートをゴール右隅に突き刺した。
▽失点した広島は、58分に森崎に代えて青山を投入。続く65分には宮吉に代えて、加入後初のベンチ入りを果たしたアンデルソン・ロペスを送り込む。さらに、76分にはミキッチを下げて佐藤を入れ、攻撃的なカードを総動員する。
▽ラインを押し上げられない状況に陥ったことで、前線でタメをつくれるアデミウソンからパトリックにスイッチしたG大阪。手薄な背後を突いたカウンターから何度か追加点のチャンスをつくり出すが、なかなかモノにできない。
▽それでも、遠藤に代えて内田を入れて逃げ切りに入ったG大阪が、全員守備で危ない場面を凌ぎ、広島を1-0で完封。広島を相手にリーグ戦連勝を飾り、4試合ぶりの白星を挙げた。敗れた広島は猛攻実らず、2試合ぶりの黒星となった。
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