クロップ、移籍金高騰の風潮に苦言 「1億ポンドの選手が負傷したら…」

2016.07.29 20:35 Fri
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、選手の移籍金が高騰を続ける風潮に苦言を呈している。リバプールが一人の選手に天文学的な金額をつぎ込むことはないと主張した。

マンチェスター・ユナイテッドは、1億1000万ユーロ(約128億5000万ユーロ)とも言われる金額でユベントスMFポール・ポグバの獲得に近づいているとみられる。そのユベントスもナポリからFWゴンサロ・イグアインを9000万ユーロ(約100億円)で獲得するなど、巨額の移籍金が飛び交う現状となっている。

クロップ監督も3000万ポンド(約40億9000万円)あるいは3400万ポンド(約46億3000万円)などと報じられた額でサウサンプトンからFWサディオ・マネを獲得するなどの補強を行っているが、それを大きく越える金額を一人の選手に支払うつもりはないようだ。補強の方針について次のように語っている。

「1億ポンドの選手を連れて来て、その選手が負傷してしまうと、すべて台無しになってしまうね。サッカーがそういうものになってしまう日には、私はもう仕事をしていないよ。大事なのは一緒にプレーすることだからね」

「最高の選手が欲しいとは思うものだが、成功するためにはグループを作り上げることが必要だ。私は金を使うとしても、チームを作るために使うよ。バルセロナはそうしてきた。タイトルを獲得することはできるとしても、どういうやり方でやりたいかというものがある」

多くのビッグクラブが関心を寄せるような選手の獲得を争うのでなく、”掘り出し物”を見つけるのが移籍市場の醍醐味だとクロップ監督は考えているようだ。

「全員が同じプールで泳ぐには、プールは小さすぎる。全員が同じ選手を求めていくのはね。プールの外にも大勢の選手がいる。キャリアの次のステップを踏み出そうしている選手たちだ。我々はそういう選手を見つけたい」

「昨シーズンの最高の選手が誰なのかを知るのは良いが、それ以上に面白いのは、来年の最高の選手が誰になるかを見つけ出そうとすることだ。今からそれが分かっていれば、本当に素晴らしい補強になるだろうね。はるかに安い補強でもある。それが我々の取り組んでいることだ」

提供:goal.com

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