昨季完全優勝の日テレ・ベレーザ、主力3選手が現役引退…FW木龍はなでしこJで16試合出場

2016.01.19 16:30 Tue
▽日テレ・ベレーザは19日、FW木龍七瀬(26)とMF原菜摘子(26)、GK曽山加奈子(28)の3選手が昨シーズン限りで現役を引退することを発表した。

▽下部組織出身の木龍(写真)は、2008年にベレーザに昇格。なでしこリーグ通算112試合に出場し、27得点を記録。2014年にはアメリカのNWSL(ナショナル・ウーマンズ・サッカーリーグ)所属のスカイ・ブルーFCでもプレーした。また、2010年に初招集されたなでしこジャパン(女子日本代表)では、通算16試合2得点を記録。アルガルベカップやAFC女子アジアカップなどに出場していた。
▽木龍と同様に下部組織出身の原は、2007年にベレーザに昇格。なでしこリーグ通算149試合に出場し、5得点を記録。2005年にAFCアジア女子年間最優秀選手賞を獲得した経歴を持つ同選手は、2015シーズンもベレーザの中盤の要として活躍し、なでしこリーグ完全優勝に貢献。自身もプレナスなでしこリーグ・ベストイレブンに選出されていた。なお、なでしこジャパンでは通算2試合に出場していた。

▽一方、聖和学園高出身の曽山は、2010年に秋田L.F.Cからベレーザに加入。なでしこリーグ通算45試合に出場している。2013年に行われた国際親善試合のナイジェリア女子代表戦でなでしこジャパンに初招集されていた。

▽昨シーズン限りでの現役引退を発表した3選手のコメントは以下の通り。
FW木龍七瀬
「昨季限りで引退する事に決めました。長い間応援してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」

MF原菜摘子
「この度、2015シーズンをもちまして引退することにしました。14年間、このクラブで最高の仲間、スタッフ、環境のもと、大きなケガもなくのびのびプレーできたこと、そして長い間応援して下さった皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです」

「サッカーを通してたくさんの人に出会い、色々な経験を得て、やんちゃだった私も人として少しは成長できたかなと思います。苦しい時期もありましたが、昨シーズンは5年ぶりにリーグ優勝し、ベストイレブンにも選ばれ、最高の一年となりました」

「これからは、大好きなヴェルディファミリーの一員として、みんなを全力で応援していきたいと思います。長い間本当にありがとうございました」

GK曽山加奈子
「2015シーズンをもって現役を引退することに決めました。日テレ・ベレーザに在籍して6年。長いようであっという間でした。楽しいことも辛いことも、仲間をはじめ、スタッフやフロントの方々、そしてサポーターの方々と共に分かち合えたことは、本当に良い経験となりました」

「また、いつも支えてくれた家族や会社の方々の応援なくしては、ここまでやってこられなかったと思います。本当に感謝しています。皆さまとの関わりの中で得た一つひとつの経験を、今後の自分自身の糧にできるように努力し、今までの出会いと経験を大切にしつつ、新たな夢に向かって不撓不屈の精神で突き進んでいきたいと思います」

「日テレ・ベレーザはこれからも進化していくチームです。そんな日テレ・ベレーザに変わらぬご声援をよろしくお願いします。今までありがとうございました」

▽また、日テレ・ベレーザは同日、FW嶋田千秋(23)が、日体大FIELDS横浜に完全移籍したことを併せて伝えている。
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