FAカップでも勢いを失いたくないレスター だがリーグ優先でメンバー入れ替えも

レスター・シティは10日、FAカップ3回戦の試合でホームにトッテナムを迎える。クラウディオ・ラニエリ監督はリーグ戦と同じ意識で試合に臨むことを強調しつつ、メンバーを入れ替える可能性も示唆している。

プレミアリーグで今季予想外の躍進を見せてきたレスターは、20試合を終えて首位アーセナルと2ポイント差の2位につけている。ラニエリ監督が目標だと言い続けてきた、プレミアリーグ残留ラインの「勝ち点40」を早くも達成してしまった。

前半戦の好成績を無駄にせず、上位を維持して今季リーグを終えられるようにするためには、カップ戦の戦いが負担となることも考えられる。だがラニエリ監督は、足を止めず勢いを維持することがより重要だと考えているようだ。イギリス『インディペンデント』が指揮官のコメントを伝えた。

「我々は誰も予期できなかったようなことをやっている。だが、今ここで勢いを失ってしまったとすれば私は怒って絶望するだろう。集中力を失う者がいたとすれば、その選手はチームから外れることになる」



過去にチェルシーを率いた際には、カーディフのミレニアム・スタジアムで開催された決勝に進んだ経験のあるラニエリ監督だが、アーセナルに敗れてタイトルは獲得できなかった。

「ぜひFAカップで優勝したいと思うよ。世界でも特に大きなスタジアムのいくつかで戦ったことがあるが、ウェンブリーは経験していないからね。いつもスタンド観戦で、ピッチ脇に立ったことはない。イングランドでは、FAカップは時にプレミアリーグ以上に重視されるものだ」

「だが優先順位はリーグ戦にある。メンタリティーは変わらないし、勝ちたいと思っているが、これまでプレーしてこなかった選手たちにとってのチャンスでもある。そういう選手たちに戦う準備ができているかどうかを見てみることも私にとって重要だ」

チーム好調の最大の立役者、FWジェイミー・ヴァーディはそけい部の手術を受けたことで欠場が確実。FW岡崎慎司の起用法も含め、ラニエリ監督の選択が注目されるところだ。


提供:goal.com