イグアインかベンゼマ? 史上最高額での補強を支持するアーセナル幹部「我々が使える資金は380億以上」

▽アーセナルのディレクターを務めるロード・ハリス氏が、イギリス『デイリー・メール』のインタビュー内で、クラブの財源に関して言及した。▽今夏の移籍市場でアーセナルが獲得したのは、チェルシーから推定移籍金1100万ポンド(約21億1000万円)で引き入れたチェコ代表GKペトル・チェフのみとなっている。ここまでは、ほとんど補強費を要していないアーセナルだが、ハリス氏によれば、市場に投入できる資金は2億ポンド(約384億円)以上あるという。「我々はおそらく、売りに出されていない選手を除けば、世界中のどんな選手でも買うことができる。銀行の口座には、2億ポンド以上がある」
「アーセン(・ヴェンゲル)には補強費がないと言われるが、彼はそんな心配はしていない。1億ポンドの予算があっても、彼はそれを使わないかもしれない」

「ヴェンゲルはメスト・エジルやアレクシス・サンチェスのようなスーパースターを見つけない限り、今のところ誰かを獲得する計画はない。彼はそれを探している。だが、そのような選手は多くない」「クラブ史上最高額の補強があれば、それを支持するよ。彼は、メッシとロナウド以外の欲しい選手を獲得できる。我々は、彼が望む選手を獲得するために、史上最高額を費やさなければならないだろう」

▽ハリス氏は、ヴェンゲル監督がセンターフォワードの補強を望んでいると明かした。アーセナルは、ナポリのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインやレアル・マドリーのフランス代表FWカリム・ベンゼマといった一流選手の獲得を希望していると伝えられている。

「リストにセンターフォワードの名前がある。誰かということを明かすことはできないがね。選手の所属先に放出を望ませなければならない。だが、その選手は来たがっていると思う」

▽ハリス氏は、今夏にリバプールから総額4900万ポンド(約94億1000万円)とみられる移籍金でマンチェスター・シティに加入したイングランド代表FWラヒーム・スターリングに関しても、獲得を目指すことができたと話した。しかし、ヴェンゲル監督はスターリングに関心がなかったようだ。

「スターリングは非常に良い選手だ。でも、アーセナルが彼と契約しなかったことに満足している。ヴェンゲルは獲得する前に、その選手の多くを研究する」