ロシアの悲しい現実を伝えるフッキ 「人種差別は日常茶飯事」

2015.07.21 08:37 Tue
ブラジル代表FWフッキが、ロシアでの悲しい現実を伝えた。ほぼ毎試合、人種差別の標的になっていると『AP通信』に明かした。

かつて日本でもプレーしたフッキは、2012年にゼニト・サンクトペテルブルクに加入した。ロシア・プレミアリーグでの、歴代最高額となる移籍だった。

華やかに迎えられたはずだが、ロシアの地では悲しい思いをすることが多いようだ。ファンによるサルの鳴きまね(モンキーチャント)や審判から浴びせられる人種差別発言など、2018年にワールドカップ(W杯)を開催するロシアの実態を話している。

「もし、W杯でも(人種差別が)怒ったら、大ごとになるし、本当に醜い話になる。ロシアのクラブがプレーしていると普通に起こることだし、世界には発信されない。世界はこの実態を知らないんだ」

「ほとんどの試合で、そういうことが起きる。よく怒っていたけれど、そんなことをしてもどうしようもないと分かったよ。だから僕らのファンに投げキスをして、怒らないように努めるんだ」

ゼニトのアンドレ・ビラス=ボアス監督も、フッキに向けられるモンキーチャントを非難していた。昨年12月には、試合中の審判がフッキに人種差別発言をしたとの容疑が浮上したが、証拠不十分として罰せられることはなかった。

提供:goal.com

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