ユベントスを下したバルセロナが4季ぶり5度目の優勝! クラブ史上2度目の3冠達成《CL》
2015.06.07 06:01 Sun
▽CL決勝ユベントスvsバルセロナが6日、ベルリンのオリンピア・シュタディオンで行われ1-3でバルセロナが勝利し、4季ぶり5度目の優勝を飾ってクラブ史上2度目の3冠を達成している。
▽ユベントスは接戦となったレアル・マドリーとの準決勝で、モラタの古巣弾などで2戦合計スコア3-2と制し、12年ぶりに決勝進出を果たした。19年ぶり3度目の欧州王者、そしてクラブ史上初の3冠達成のチャンスが到来した中、守備の要であるキエッリーニが3日前の練習中にふくらはぎを負傷し、欠場となった。代役には太ももを痛めていたバルザーリが起用されたが、それ以外はベストメンバーを送り込んだ。
▽一方、バルセロナはドイツ王者バイエルンを南米トリデンテの活躍などで2戦合計スコア5-3と圧倒して4季ぶりに決勝進出を果たした。そして、その後のリーガで2季ぶりの優勝を果たし、コパ・デル・レイも制して2冠を達成。ふくらはぎを負傷していたイニエスタが間に合い、最高のチーム状態で5度目のCL優勝、かつクラブ史上2度目の3冠達成を目指した。
▽立ち上がり、ハイプレスをかけてきたユベントスに慌てる素振りを見せたバルセロナだったが、開始4分にあっさりと先制する。右サイドのメッシのサイドチェンジを起点にネイマール、イニエスタとつなぐと、ラストパスをボックス中央に走り込んだラキティッチが左足ダイレクトでゴールへ流し込んだ。
▽その後、ポゼッションを高めるバルセロナが一気に攻勢を強めると、13分には追加点に迫る。ボックス右のスアレスの折り返しをダニエウ・アウベスがシュート。しかし、GKブッフォンのワンハンドでの好セーブに阻まれてしまう。さらに16分にはCKのサインプレーからボックス内のジョルディ・アルバが決定的なシュートに持ち込んだ。
▽一つピンチを迎えたバルセロナだったが、前半半ばを過ぎても正確なポゼッションで主導権を握り、敵陣で試合を進めていく。そして39分にはスアレスが意表を突いたトゥキックでゴールを狙えば、直後の40分にもスアレスがGKブッフォンを強襲するシュートを浴びせていった。そして、前半終了間際のマルキジオのミドルシュートはGKテア・シュテーゲンが正面でセーブ。圧倒したバルセロナが、前半を1点のリードで終えた。
▽迎えた後半開始3分、カウンターから3対5の状況を生み出されてスアレスに決定的なシュートに持ち込まれたユベントスだったが、守護神ブッフォンが好守で凌ぐと、パス回しのテンポを上げていったバルセロナに対し55分、ユベントスが試合を振り出しに戻す。マルキジオがDF2人を引き付けて意表を突いたヒールパスを送ると、抜け出したリヒトシュタイナーがボックス右から折り返す。これを中央で受けたテベスの反転シュートはGKテア・シュテーゲンの好守に阻まれるも、ルーズボールをモラタが押し込んだ。
▽自信を取り戻したユベントスがボールをつなげるようになったことで、ここからオープンな展開となった。63分にはテベスがコントロールシュートを放てば、65分にはポグバがミドルシュートでGKテア・シュテーゲンを強襲。
▽しかし68分、バルセロナがカウンターで勝ち越しに成功した。メッシが中央をドリブルで持ち上がってボックス手前左から強振。強烈なシュートはGKブッフォンに弾かれたが、スアレスがルーズボールに詰めた。
▽さらに71分、バルセロナはネイマールがヘディングシュートでネットを揺らしたが、ハンドを取られてノーゴールとなる。そのバルセロナはイニエスタに代えてチャビを投入し、試合をコントロールしにかかった。
▽一方、ユベントスは79分、左CKからポグバがヘディングシュートを放つも、わずかに枠を捉えきれない。そして、ビダルに代えてR・ペイレラ、モラタに代えてジョレンテを投入し最後の反撃に出たが、5分が提示された追加タイムの97分に勝負を決められる。
▽カウンターに転じたバルセロナは、ペドロのラストパスを受けたボックス左のネイマールが左足シュートを突き刺した。直後にタイムアップを迎え、バルセロナが4季ぶり5度目のCL優勝を飾り、2008-09シーズンに続きクラブ史上2度目の3冠を達成した。
▽ユベントスは接戦となったレアル・マドリーとの準決勝で、モラタの古巣弾などで2戦合計スコア3-2と制し、12年ぶりに決勝進出を果たした。19年ぶり3度目の欧州王者、そしてクラブ史上初の3冠達成のチャンスが到来した中、守備の要であるキエッリーニが3日前の練習中にふくらはぎを負傷し、欠場となった。代役には太ももを痛めていたバルザーリが起用されたが、それ以外はベストメンバーを送り込んだ。
▽一方、バルセロナはドイツ王者バイエルンを南米トリデンテの活躍などで2戦合計スコア5-3と圧倒して4季ぶりに決勝進出を果たした。そして、その後のリーガで2季ぶりの優勝を果たし、コパ・デル・レイも制して2冠を達成。ふくらはぎを負傷していたイニエスタが間に合い、最高のチーム状態で5度目のCL優勝、かつクラブ史上2度目の3冠達成を目指した。
▽その後、ポゼッションを高めるバルセロナが一気に攻勢を強めると、13分には追加点に迫る。ボックス右のスアレスの折り返しをダニエウ・アウベスがシュート。しかし、GKブッフォンのワンハンドでの好セーブに阻まれてしまう。さらに16分にはCKのサインプレーからボックス内のジョルディ・アルバが決定的なシュートに持ち込んだ。
▽一方、ボールの奪い所を見いだせないユベントスは押し込まれる状況が続き、トップ下のビダルをピルロと並べるフラットな4-4-2に変更する。そんな中、テベスとモラタの2トップが単騎突破でバルセロナゴールに迫ると、25分にようやく決定機を演出。だが、ゴール正面からマルキジオの放ったミドルシュートはわずかに枠の上に外れた。
▽一つピンチを迎えたバルセロナだったが、前半半ばを過ぎても正確なポゼッションで主導権を握り、敵陣で試合を進めていく。そして39分にはスアレスが意表を突いたトゥキックでゴールを狙えば、直後の40分にもスアレスがGKブッフォンを強襲するシュートを浴びせていった。そして、前半終了間際のマルキジオのミドルシュートはGKテア・シュテーゲンが正面でセーブ。圧倒したバルセロナが、前半を1点のリードで終えた。
▽迎えた後半開始3分、カウンターから3対5の状況を生み出されてスアレスに決定的なシュートに持ち込まれたユベントスだったが、守護神ブッフォンが好守で凌ぐと、パス回しのテンポを上げていったバルセロナに対し55分、ユベントスが試合を振り出しに戻す。マルキジオがDF2人を引き付けて意表を突いたヒールパスを送ると、抜け出したリヒトシュタイナーがボックス右から折り返す。これを中央で受けたテベスの反転シュートはGKテア・シュテーゲンの好守に阻まれるも、ルーズボールをモラタが押し込んだ。
▽自信を取り戻したユベントスがボールをつなげるようになったことで、ここからオープンな展開となった。63分にはテベスがコントロールシュートを放てば、65分にはポグバがミドルシュートでGKテア・シュテーゲンを強襲。
▽しかし68分、バルセロナがカウンターで勝ち越しに成功した。メッシが中央をドリブルで持ち上がってボックス手前左から強振。強烈なシュートはGKブッフォンに弾かれたが、スアレスがルーズボールに詰めた。
▽さらに71分、バルセロナはネイマールがヘディングシュートでネットを揺らしたが、ハンドを取られてノーゴールとなる。そのバルセロナはイニエスタに代えてチャビを投入し、試合をコントロールしにかかった。
▽一方、ユベントスは79分、左CKからポグバがヘディングシュートを放つも、わずかに枠を捉えきれない。そして、ビダルに代えてR・ペイレラ、モラタに代えてジョレンテを投入し最後の反撃に出たが、5分が提示された追加タイムの97分に勝負を決められる。
▽カウンターに転じたバルセロナは、ペドロのラストパスを受けたボックス左のネイマールが左足シュートを突き刺した。直後にタイムアップを迎え、バルセロナが4季ぶり5度目のCL優勝を飾り、2008-09シーズンに続きクラブ史上2度目の3冠を達成した。
バルセロナの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
「99%の希望を失った」スペインの名医がガビの負傷に言及「劇的な状況になってしまう」、原因は「選手の試合数」
スペインで最高の外傷学者の1人であるペドロ・ルイス・リポル氏が、重傷を負ったスペイン代表MFガビについて言及した。スペイン『カデナ・セール』が伝えた。 19日に行われたユーロ2024予選のジョージア代表戦に先発出場したガビは、20分過ぎに着地の際にヒザを捻りピッチに倒れ込むことに。すぐに大きなケガにも見える反応を見せ、そのまま交代していた。 重傷だとすぐにわかると、20日にバルセロナは右ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷と診断されたことを発表。手術を受けることが決定していた。 今季絶望とも言われ、19歳のガビにとっては非常に大きなケガとなった中、チームメイトやライバルからもエールが送られていた。 そんな中、リポル氏は「カルーセル・カナーラ」の中でガビの負傷について言及している。 「ケガはもっと大きなものであるとも予想していた。彼のヒザが突然曲がった最初の動作を見た時、私は99%の希望を失った」 「全てが十字じん帯であることを示していた。私にとっては最初の動きで心が折れてしまった」 「関連するケガにもよる。半月板が関係していれば、予後は長くなる。半月板だけなら、7、8カ月だろう。半月板が断裂した場合は、19歳にとっては劇的な状況になってしまう」 結果として半月板に損傷はあったが、断裂までとはいかなかったが、それでも大きなケガとなった。 また、リポル氏はあまりにも多い試合数が原因だとコメント。試合数を減らす努力をすべきだと指摘している。 「全てのケガは、選手の試合数と関係している。走れば走るほど、プレーすればプレーするほど悪くなる。どのチームも勝ちたい。これは変わらない」 「やるべきことはルールとスケジュールを適応させることだ。現状に合わせて何かをしなければならない。サッカー選手がプレーする時間を分散させなければならない」 ガビは今シーズンの3カ月で21試合に出場。およそ4日に1回のペースで試合を行っており、移動も伴い、高いレベルでの試合をこなしている。 リポル氏はこうしたことが起きたことで、今一度考えるべきだとコメント。代表チームでポジションを確保するために無理をする可能性も指摘した。 「この数字はあまり合理的とは思えない。サッカー選手は多くの試合に出場することができるが、このような休みでは立ち止まって考え、解決策を探さなければならない」 「代表チームに参加すれば、“チップ”が変わってしまう。誰もがゼロからのスタートとなり、チームのようにメンバーが固定されていないからだ」 <span class="paragraph-title">【動画】悲劇…ガビが自滅で右ヒザの重傷に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5zJRlKDxWQY";var video_start = 267;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.21 20:40 Tue2
デパイが自身のゴールパフォーマンスについて解説! 「何も感じず、何も見ず、集中している」
バルセロナのオランダ代表FWメンフィス・デパイが、自身のゴールパフォーマンスを解説した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 デパイは昨季限りでリヨンとの契約が満了となり、今夏バルセロナにフリーで加入。ユーロ2020後に休暇を挟み、先月の19日に現地入りしていた。 その5日後に行われた24日のジローナとのプレシーズンマッチでは、途中出場から新天地デビュー。PKを決めて早くも初ゴールを記録すると、続く31日のシュツットガルトとの試合でもスーパーゴールを決め、開幕に向けて順調にコンディションを整えている。 そんなデパイといえば、ゴールを決めた後に目をつぶって人差し指で両耳を塞ぐポーズで有名。スペイン『TV3』のインタビューに答えた際に、その所作について説明した。 「世界に対して盲目で、耳が聞こえない状態になろうとしているんだ」 「基本的には集中した『トンネル・ビジョン』さ。何も感じず、何も見ず、集中している」 「人生においては、時にトンネル・ビジョンを持ち、本当に集中することが重要だと思う」 「そうすれば、雑念に邪魔されることなく最高の自分になれるんだよ」 トンネル・ビジョンとは、自身の望むこと以外は一切考慮しない姿勢のこと。良い意味でも悪い意味でも使われる言葉だが、デパイはこの状態に入ることでプレーに没入しているようだ。 2021.08.03 16:34 Tue3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4