エルナンデスの振る舞いに苦言を呈すアンリ氏「ロナウドとゴールを祝うべきだった」

2015.04.23 09:26 Thu
▽イギリス『スカイ・スポーツ』で22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグの“マドリッド・ダービー”を解説した元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏が、決勝点を奪ったレアル・マドリーのメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスに苦言を呈している。

▽1stレグをゴールレスドローで終了し、ホームにアトレティコ・マドリーを迎えたレアル・マドリー。負傷でこの一戦を欠場したフランス代表FWカリム・ベンゼマの代役として先発出場したエルナンデスは、何度かあったチャンスを逃し続けた。しかし、88分にポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドの突破からゴールネットを揺らし決勝点を記録。最後の最後でカルロ・アンチェロッティ監督の起用に応え、レアル・マドリーの準決勝進出に貢献した。

▽値千金の決勝ゴールを奪ったエルナンデスだが、アンリ氏は同選手のゴールパフォーマンスに不満の様子。得点をお膳立てしたC・ロナウドと共に祝わずに、1人でゴールを喜んでいたエルナンデスの振る舞いに納得していないようだ。イギリス『デイリー・メール』がアンリ氏のコメントを伝えている。
「フェアに見れば、彼(エルナンデス)は満足なプレーをしていない。今夜の試合では出場のチャンスを得たが、今後の試合で彼がプレーするかはまだ分からない。この試合において、彼にはいくつかの決定機があった。しかし、それらはロナウドのお膳立てがあったからだ。彼はロナウドに感謝する必要がある」

「一方で、ゴール後、エルナンデスは1人でゴールを祝った。ゴールの場面以外を振り返れば、彼はロナウドに感謝する必要があったように思う。試合を動かしたのはロナウドなのだから。ロナウドは前半にパスをしなければならない場面でパスをしなかった。だが、前半を省みた彼は、後半にその反省を生かした。つまり、私はあのゴールはロナウドのゴールだと思っている」
「私が快く思っていないのは、ワールドカップで優勝したかのようにエルナンデスが1人で喜んだことだ。彼は振り返ってロナウドとゴールを祝うべきだった。現に、多くのカメラはロナウドを捉えていた」

▽アンリ氏と共に試合を解説したジェイミー・キャラガー氏は次のように述べている。

「ロナウドのゴールであるとは思う。だが、ロナウドは過去に(同じような)最悪なことをしている。昨年のCL決勝で4-1とするゴールを決めた際、彼はユニフォームを脱いで翌日の一面を飾った」

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