マドリー撃破を喜ぶL・エンリケ 「我々は望んでいた場所に位置している」

22日のリーガエスパニョーラ第28節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでのレアル・マドリー戦を2-1で制した。ルイス・エンリケ監督は試合後、ファンに喜びを与えられたことに満足感を表している。

スペイン『スポルト』がアストゥリアス出身指揮官のコメントを伝えた。

「マドリー相手に困難な試合を強いられたが、我々は勝利へと到達する術を知っていた。試合前に言ったことだが、優勝争いにおいて決定的な一戦になるわけではない。しかし我々のファンにとっては素晴らしい勝利だね」

「本当に高いレベルにある、世界最高ランクの2チームが見られたはずだ。両チームには決定力があり、だからこそ多くの枠内シュートが生まれた。この結果には満足感を得ているよ。現欧州王者であり、我々と似たようなポテンシャル持ちながら同じ目標を目指すチームに勝利できた」

試合自体については、次のように振り返っている。

「サッカーには多くの局面が存在する。我々のゲームプランは前半、後半ともに同じだった。しかしライバルが困難な試合を強いてきたために、我々の状況を解釈してそれに適応した」

「前半はプレッシングを仕掛けることが難しく、どのようなタイミングでそうすれば良いのかが理解できなかった。ただ後半には我々の方が良い形で入れたし、2-1とした後には落ち着きと無数の決定機を手にすることができた。終盤には確かにもっと得点できる可能性もあったが、失点するリスクだってあった。マドリーにもさらなる得点のチャンスがあったからね」

このクラシコの勝利によって、リーガ優勝の可能性が何%程高まったかを問われると、次のように返答した。

「私はパーセンテージや思索にふける人間ではない。まだ重要過ぎる10試合が残されており、誰が相手でも勝ち点を落とす可能性があるんだ。ただ、現在の我々が望んでいた場所に位置しているということは言えるだろう」

ファインセーブを連発したGKクラウディオ・ブラーボにも触れている。

「我々が素晴らしいGKを擁しているのは、このためだ。彼らはファインセーブを見せて輝くためにいる。ストライカーがゴールを決めるだけではなくね。このチームにいる3人のGKは、全員が素晴らしい。普段プレーしているのは2人だけだとしてもね」

また、決勝点を記録したFWルイス・スアレスに称賛の言葉を送った。

「あのゴールで見せたトラップは、わずかな選手にしかできないことだ。だから彼を獲得したんだし、支払うべき額を支払ったんだ。彼のプレーに臨む姿勢やチームへの貢献には満足しているよ」

「L・スアレスとマテューの獲得は前監督に引き続き私も要請していたことだった。しかし、誰を連れてくるのかはさして重要ではない。重要なのは彼らがバルサの選手であり、なおかつ良いプレーを見せていることだ」

好調を維持するDFジェラール・ピケについて意見を求められると、こう返している。

「最高のレベルに到達しようとしている。彼のことは世界最高のセンターバックの一人と思っていたし、だからこそバルサに在籍しているんだ。現在は素晴らしい時期を過ごしているね」
提供:goal.com