5位エバートンが自滅で痛恨の敗戦 CLはアーセナル圧倒的有利に《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第36節のサウサンプトンvsエバートンが26日にセント・メリーズ・スタジアムで開催され、2-0でサウサンプトンが勝利した。

▽CL出場権獲得を狙う5位のエバートンは、4位につけるアーセナルと勝ち点1差。残る3試合の全勝を目指し、アーセナルが勝ち点を取りこぼすのを待ちたい状況だった。なお、負傷中のサウサンプトンDF吉田はベンチ外となっている。

▽試合は、スタートから積極性を見せたサウサンプトンが電光石火でスコアを動かす。1分、左サイドに流れたランバートがニアサイドにクロスを入れると、ヘディングでクリアを試みたエバートンDFアルカラスが自陣ゴールにボールを入れてしまう。サウサンプトンが、オウンゴールでリードを手にした。

▽早々に先制点を許したエバートンは、前半の半ばにかけてサウサンプトンを押し込んでいく。しかし、ホームチームの統制が取れた守備を前に、なかなかシュートに持ち込めない時間が続く。すると、22分にはサウサンプトンに追加点のチャンス。左サイドで仕掛けたランバートが丁寧な折り返しのボールを入れると、右からボックス内に侵入してきたデイビスが合わせる。しかし、シュートはわずかに枠の右へ外れた。

▽それでも、サウサンプトンは31分に再び相手のオウンゴールでリードを広げる。右サイドで仕掛けたクラインが好クロスを供給すると、今度はコールマンがヘディングでオウンゴールを記録。サウサンプトンがスコアを2-0とした。一方、エバートンは38分にバークリーが右から上げたクロスをゴール前のルカクが頭で合わせるが、決めきれず。2点ビハインドのままハーフタイムを迎えた。

▽迎えた後半、エバートンのマルティネス監督は低調なパフォーマンスだったバークリーに代えてオスマンを同ポジションに投入。攻撃の活性化を図る。しかし、エバートンは前半に引き続き流れを好転させることができない。すると、58分にはデウロフェウを下げてマクギーディを送り出した。

▽一方、うまく試合を進めるサウサンプトンは60分、ゴール正面のFKを直接狙ったランバートが右ポスト直撃のシュートを放って、GKハワードを脅かす。

▽その後、エバートンは左サイドバックのベインズの仕掛けやクロスを中心とした攻撃で押し込むも、集中を切らさないサウサンプトンの守備を崩すことができない。

▽結局、試合はそのまま2-0で終了。2度のオウンゴールで黒星を喫したエバートンは、月曜日に試合を控えるアーセナルに対してプレッシャーをかけることができず。CL出場権獲得へさらに厳しい状況となった。