ユナイテッドOBたちが苦言「ファンに何も与えなかった」、「無気力」と一刀両断
2018.03.14 13:32 Wed
▽かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表としてぷれーしたリオ・ファーディナンド氏とポール・スコールズ氏が、古巣の不甲斐ない戦いぶりに苦言を呈している。イギリス『デイリー・メール』が報じた。
▽ユナイテッドは先月21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグでセビージャとアウェイで対戦。ゴールレスドローで終えて、今回の2ndレグに臨んだ。試合は0-0で迎えた後半にセビージャが2点を連取。後がないユナイテッドはルカクが一矢報いるも1-2で敗れ、CL敗退が決定した。
▽この一戦を終えて、ファーディナンド氏は「神経質であり、慎重すぎる程慎重にプレーした。しかしファンに何も与えることが出来なかった試合だった。本当に無気力であり勝つためにプレーしていたようには思えない」とコメント。選手たちの試合に対する姿勢に苦言を呈した。
▽一方、スコールズ氏も「モウリーニョはカウンターを好む監督だが、最初の試合ではそれがあまり見られなかった。勝ちたいという欲求、エネルギー、そしてスピードもなかった。ユナイテッドは試合に勝ちたいという気持ちを見せることをせず、そして本当に敗れてしまった」と発言。ファーディナンド氏と同様に、古巣の選手たちの戦いぶりに不満が溜まっているようだ。
▽さらにスコールズ氏は、今冬の移籍市場で加入したチリ代表FWアレクシス・サンチェスについても言及。チームにフィットしきれていないことで、今後は起用法を考えなければいけないとの考えを明かした。
▽ユナイテッドは先月21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグでセビージャとアウェイで対戦。ゴールレスドローで終えて、今回の2ndレグに臨んだ。試合は0-0で迎えた後半にセビージャが2点を連取。後がないユナイテッドはルカクが一矢報いるも1-2で敗れ、CL敗退が決定した。
▽この一戦を終えて、ファーディナンド氏は「神経質であり、慎重すぎる程慎重にプレーした。しかしファンに何も与えることが出来なかった試合だった。本当に無気力であり勝つためにプレーしていたようには思えない」とコメント。選手たちの試合に対する姿勢に苦言を呈した。
▽さらにスコールズ氏は、今冬の移籍市場で加入したチリ代表FWアレクシス・サンチェスについても言及。チームにフィットしきれていないことで、今後は起用法を考えなければいけないとの考えを明かした。
「監督もわかっていると思うが、サンチェスが機能していないことに目をつぶってはいけない。まだ最高の前線の組み合わせを考えている段階だ。監督がベストを選ぶのであり、サンチェスが今のままならば、外す必要があるだろう」
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