ファブレがドルトムントの新監督にふさわしいワケ…なぜ成功を確信できるのか?
2018.05.29 20:00 Tue
ペーター・シュテーガーの後を継ぐ新監督として、ボルシア・ドルトムントはルシアン・ファブレを選んだ。ファブレは先日フランスのOGCニースを去ることを発表し、来季からBVBの監督に就任することになる。任期は2020年までだ。
ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は「ルシアン・ファブレと監督の契約を結んだことは、この夏我々が新しいスタートを切る上で重要な意味を持っている。我々は彼の才能を高く評価している」と契約締結を喜んだ。
ファブレはフットボールというスポーツに非常に精通しており、監督としての手腕を十分に証明してきた。実績は当然ブンデスリーガでもよく知られている。だが、ファブレとドルトムントとの相性に疑問を呈する声が多く聞こえてくることには理由もある。
■クロップよりもトゥヘル寄り?
ファブレは深い見識を備えながらも、しばしば自分のやり方に疑いの目を向けずにはいられないような気難しい人物として知られている。過去にドルトムントを率いたトーマス・トゥヘルと同じように容赦のない冷徹な分析を行い、周囲の感情を害することも厭わず、非常な頑固さを発揮することがある。また、ユルゲン・クロップのように、無条件にファンに親しく寄り添ったり、クラブとの感情的一体化を図ったりすることもない。
そういった人間性から、クラブのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとスポーツディレクターのツォルクにとって、ファブレとうまく付き合っていくのは簡単なことではないだろう。だがファブレは、自分が何に手をつけようとしているのかよくわかっているに違いない。ついに正真正銘のトップクラブで仕事をできるようになったこのチャンスを、是が非でもしっかり手中に収めようと望んでいるはずだ。
元ヘルタ・ベルリンの副会長で、2007年にファブレをFCチューリッヒからベルリンへ招いたディーター・ヘーネスはドイツ紙『ヴェルト』で「彼自身も成長しているはずだ。だから、ドルトムントが彼を選んだのは正解だったと確信している」とポジティブな見解を示している。
■ドルトムントには監督好みの選手がズラリ
いずれにしても、フットボールという側面においてファブレが確かな成果を上げることに疑いはない。ヘルタ・ベルリンでもボルシア・メンヒェングラッドバッハでも、直近のニースでも、どこにいても彼は急速にチームを進歩させた。特にメンヒェングラッドバッハではほとんど絶望的ともいえる状況にあったチームを引き受け、たった1年のうちにほぼ降格が確定していた状態からチャンピオンズリーグへの参戦が見込まれるまでに持っていき、大きなプレッシャーの下でも素晴らしい仕事をやれることを証明してみせた。
ファブレは攻撃的で果敢なフットボールを要求し、若い選手を好んで起用する。若手を試練の中に投げこんで鍛え、高レベルのテクニックを持つ選手を求める。「ドルトムントにはそういう選手が大勢いるから、ファブレとは相性がいいだろう」と、ボルシアMGとニースで指導を受けたDFダンテも太鼓判を押す。
さらにファブレは、選手たちとの付き合いにおいて、トゥヘルよりもはるかに心のこもった温かい交流ができることが知られている。ファブレはいろいろな個性を持つ選手たちをどう扱えばいいのかを知っており、ニースではあのマリオ・バロテッリを再び最高のコンディションに持っていった実績がある。今では、バロテッリはイタリア代表に復帰するまでとなった。
あらゆる細部にまでこだわって仕上げようとするファブレは、他に類を見ないような厳密さの権化だ。そして、それをポジティブな形で人に伝染させることができる。
「彼は誰よりも厳密な仕事をするし、非常に多くを求めてくる。それに歩調を合わせられる者は、ファブレのもとで毎日成長を遂げることができるんだよ」
ボルシアMGでファブレの指導を受けたフィンランド人選手アレクサンデル・リングは、かつて『Spox』のインタビューでそう評価した。
知っての通り、ドルトムントでは大きなポテンシャルを秘めた数々の選手たちがファブレを待っている。すでに彼と顔なじみのマルコ・ロイスやマフムド・ダフードを始めとして、クリスチャン・プリシッチ、アンドリー・ヤルモレンコ、ゴンサロ・カストロ、ユリアン・ヴァイグル、アンドレ・シュールレ、香川真司といった面々が顔をそろえ、何よりも、ファブレの細部へのこだわりによって途轍もない成長、いやカムバックを促せそうなマリオ・ゲッツェがいる。さらにBVBには、ダン=アクセル・ザガドゥー、ジェイドン・サンチョ、セルヒオ・ゴメスという、新監督が喜びそうな若き才能もいる。
■「バロテッリを手なずけられるのだから…」
ファブレの監督としての傑出した多面的な才能は、予測されるリスク、つまり時折むらっ気が表れて扱いにくい頑固者になるという難点を明らかに上回っている。ドルトムントで監督を務めた経験を持ち、ブンデスリーガでも実績のあるオットマール・ヒッツフェルト氏はスイス紙『Blick』に次のように語っている。
「監督自身が一筋縄ではいかないというのは、いろいろな個性を持つ選手を扱う上で有利に働くものだ。それに、ファブレはマリオ・バロテッリを手なずけたんだ。そんなことができるんなら、ボルシア・ドルトムントでも立派に監督を務めることができるはずさ」
おそらくファブレは、ドルトムントのジグナル・イドゥナ・パルクの南スタンド(すべて立見席で22000人を収容できるBVB名物のホーム側ゴール裏スタンド)からただちに熱狂を持って迎えられるようなタイプの監督にはならないだろう。だが、一節ごとに南スタンドを喜びの渦に巻き込みながら再びタイトル争いの戦列に加わっていく、ファブレがBVBをそんなチームに変貌させることのできる器であることは間違いない。それこそが今、ドルトムントと熱きファンに求められている重要なことなのだ。
文=オリバー・マイブルム/Oliver Maywurm
提供:goal.com
ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は「ルシアン・ファブレと監督の契約を結んだことは、この夏我々が新しいスタートを切る上で重要な意味を持っている。我々は彼の才能を高く評価している」と契約締結を喜んだ。
ファブレはフットボールというスポーツに非常に精通しており、監督としての手腕を十分に証明してきた。実績は当然ブンデスリーガでもよく知られている。だが、ファブレとドルトムントとの相性に疑問を呈する声が多く聞こえてくることには理由もある。
■クロップよりもトゥヘル寄り?
ファブレは深い見識を備えながらも、しばしば自分のやり方に疑いの目を向けずにはいられないような気難しい人物として知られている。過去にドルトムントを率いたトーマス・トゥヘルと同じように容赦のない冷徹な分析を行い、周囲の感情を害することも厭わず、非常な頑固さを発揮することがある。また、ユルゲン・クロップのように、無条件にファンに親しく寄り添ったり、クラブとの感情的一体化を図ったりすることもない。
そういった人間性から、クラブのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとスポーツディレクターのツォルクにとって、ファブレとうまく付き合っていくのは簡単なことではないだろう。だがファブレは、自分が何に手をつけようとしているのかよくわかっているに違いない。ついに正真正銘のトップクラブで仕事をできるようになったこのチャンスを、是が非でもしっかり手中に収めようと望んでいるはずだ。
元ヘルタ・ベルリンの副会長で、2007年にファブレをFCチューリッヒからベルリンへ招いたディーター・ヘーネスはドイツ紙『ヴェルト』で「彼自身も成長しているはずだ。だから、ドルトムントが彼を選んだのは正解だったと確信している」とポジティブな見解を示している。
■ドルトムントには監督好みの選手がズラリ
いずれにしても、フットボールという側面においてファブレが確かな成果を上げることに疑いはない。ヘルタ・ベルリンでもボルシア・メンヒェングラッドバッハでも、直近のニースでも、どこにいても彼は急速にチームを進歩させた。特にメンヒェングラッドバッハではほとんど絶望的ともいえる状況にあったチームを引き受け、たった1年のうちにほぼ降格が確定していた状態からチャンピオンズリーグへの参戦が見込まれるまでに持っていき、大きなプレッシャーの下でも素晴らしい仕事をやれることを証明してみせた。
ファブレは攻撃的で果敢なフットボールを要求し、若い選手を好んで起用する。若手を試練の中に投げこんで鍛え、高レベルのテクニックを持つ選手を求める。「ドルトムントにはそういう選手が大勢いるから、ファブレとは相性がいいだろう」と、ボルシアMGとニースで指導を受けたDFダンテも太鼓判を押す。
さらにファブレは、選手たちとの付き合いにおいて、トゥヘルよりもはるかに心のこもった温かい交流ができることが知られている。ファブレはいろいろな個性を持つ選手たちをどう扱えばいいのかを知っており、ニースではあのマリオ・バロテッリを再び最高のコンディションに持っていった実績がある。今では、バロテッリはイタリア代表に復帰するまでとなった。
あらゆる細部にまでこだわって仕上げようとするファブレは、他に類を見ないような厳密さの権化だ。そして、それをポジティブな形で人に伝染させることができる。
「彼は誰よりも厳密な仕事をするし、非常に多くを求めてくる。それに歩調を合わせられる者は、ファブレのもとで毎日成長を遂げることができるんだよ」
ボルシアMGでファブレの指導を受けたフィンランド人選手アレクサンデル・リングは、かつて『Spox』のインタビューでそう評価した。
知っての通り、ドルトムントでは大きなポテンシャルを秘めた数々の選手たちがファブレを待っている。すでに彼と顔なじみのマルコ・ロイスやマフムド・ダフードを始めとして、クリスチャン・プリシッチ、アンドリー・ヤルモレンコ、ゴンサロ・カストロ、ユリアン・ヴァイグル、アンドレ・シュールレ、香川真司といった面々が顔をそろえ、何よりも、ファブレの細部へのこだわりによって途轍もない成長、いやカムバックを促せそうなマリオ・ゲッツェがいる。さらにBVBには、ダン=アクセル・ザガドゥー、ジェイドン・サンチョ、セルヒオ・ゴメスという、新監督が喜びそうな若き才能もいる。
■「バロテッリを手なずけられるのだから…」
ファブレの監督としての傑出した多面的な才能は、予測されるリスク、つまり時折むらっ気が表れて扱いにくい頑固者になるという難点を明らかに上回っている。ドルトムントで監督を務めた経験を持ち、ブンデスリーガでも実績のあるオットマール・ヒッツフェルト氏はスイス紙『Blick』に次のように語っている。
「監督自身が一筋縄ではいかないというのは、いろいろな個性を持つ選手を扱う上で有利に働くものだ。それに、ファブレはマリオ・バロテッリを手なずけたんだ。そんなことができるんなら、ボルシア・ドルトムントでも立派に監督を務めることができるはずさ」
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文=オリバー・マイブルム/Oliver Maywurm
提供:goal.com
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本当は18歳ではなく22歳? ドルトムントの至宝・ムココに年齢詐称疑惑が再燃、出生証明書の真偽が問われることに
去就が騒がしいドルトムントとドイツ代表の至宝であるFWユスファ・ムココ(18)だが、とんでもない疑惑が浮上している。 世代別のドイツ代表でも活躍し、ドルトムントのアカデミーで育ったムココ。13歳でU-17カテゴリーでプレーし、U-16ドイツ代表もプレーすると、UEFAユースリーグでは史上最年少得点記録を樹立。15歳でファーストチームに合流し、16歳と1日でブンデスリーガデビューを果たした逸材だ。 カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーにも選出され、18歳での出場はドイツ代表のW杯最年少出場記録を更新することに。将来が大きく期待されている。 ドルトムントとの契約が今夏までとなっており、クラブは契約延長の意思を示しているものの、首をまだ縦に振ってはいない。一方で、海外からのビッグオファーも舞い込んでおり、去就が注目されている状況。今週中に結論を出すようにドルトムントが最後通告を出したとも報じられた。 しかし、そのムココに対して衝撃のスキャンダルが舞い込むこととなった。それが年齢詐称疑惑だ。 ムココはカメルーンにもルーツを持っており、生まれもカメルーン。カメルーンといえば、国内での年齢詐称が横行し、先日はU-17カメルーン代表で30人以上が年齢詐称をしていたことが発覚。カメルーンサッカー連盟(Fecafoot)のサミュエル・エトー会長も、年齢詐称撲滅に動いている1人だ。 イギリス『デイリー・メール』によると、ムココは18歳ではなく22歳であると主張。2000年に生まれたことを示す出生証明書があると主張している。 最近の出来事から考えれば、可能性を否定はできない状況。各世代でのずば抜けた活躍ぶりも、4歳年齢が上であると考えれば、驚きもなくなってしまう。 ムココはカメルーンで生まれ育ち、2014年にジョセフ・ムココ氏の養子となり、ドイツのハンブルクへと移住。ドイツ国籍を取得していた。 当時から年齢については疑いがかけられていたものの、その可能性は否定されていたが、今回のカメルーンでの年齢詐称騒動を受けて再燃。すでに関係が崩壊してしまっている養父母によるリークと見られている。 一方で、ドイツ『ビルト』はこの出生証明書が正しいものかどうかが疑わしいと報道。本物ではない可能性を指摘している。 カメルーンでは出生証明書による詐欺行為は常習化しており、1つのビジネスにもなっている状況。偽造して若返らせることで、有望な選手の年齢を偽り、ヨーロッパのクラブへと売り込んで多額の金銭を受け取るというものだ。 MRI検査での年齢確認という方法もあるが、ドイツサッカー連盟(DFB)とドルトムントは、この検査も信頼に値しないと判断し拒否。成長度合いは人により異なることが理由とされており、「疑わしきは罰せず」というところだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】このプレーは18歳?22歳?ムココ、圧巻のゴール集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="JOJtswSYFMY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.01.17 11:50 Tue5
