42億円で獲得も期待に応えられず…トリノ指揮官がウェストハムのクロアチア代表MF獲得を熱望?

2022.06.20 10:13 Mon
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セリエAのトリノが、ウェストハムのクロアチア代表MFニコラ・ヴラシッチ(24)獲得を模索するという。

イタリア『TuttomercatoWeb』によると、トリノを指揮するイバン・ユリッチ監督が獲得を望んでいるとのこと。交渉はスタートしていないものの、近々話し合いがスタートするとされている。
ヴラシッチは、ハイデュク・スプリトの下部組織で育ち、2014年7月にファーストチームに昇格。2017年8月にエバートンへと完全移籍した。

その後CSKAモスクワへとレンタル移籍を経験。2019年7月に完全移籍したが、2021年8月にウェストハムに完全移籍し、プレミアリーグに戻ってきていた。

2021-22シーズンはプレミアリーグで19試合に出場し1ゴールを記録するなど、公式戦36試合に出場。しかし、レギュラーポジションを掴めているとは言えず、苦しい状況にある。
クロアチア代表としては39試合に出場し7ゴールを記録。才能は認められながらも、プレミアリーグで輝けていないヴラシッチに対し、セリエAからの勧誘だが、契約期間は残り4年。ウェストハムは3000万ユーロ(約42億6000万円)を払って獲得しているだけに、レンタル移籍での獲得を目指すことになるという。

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クロアチア代表は暫定メンバーから変更なし! ドイツ行きの26名&背番号が決定【ユーロ2024】

クロアチアサッカー連盟(HNS)は20日、ユーロ2024に臨む最終メンバーを発表した。 6大会連続の本大会行きとなるクロアチア。先月20日の段階で暫定の26名にプラスして予備の9名を公表済みのなか、確定の最終メンバーとともに、背番号を発表した。 事前発表の26名と同じ顔ぶれでのドイツ行きを決めたズラトコ・ダリッチ監督は「まずはグループ突破が目標で、それからさらに高みを目指していく」と述べた。 ユーロに限ればベスト8が過去最高位のクロアチアは今大会のグループBに入り、イタリア代表、スペイン代表、アルバニア代表と同居。15日のスペイン戦が初戦となる。 ◆メンバー一覧 GK 1.ドミニク・リヴァコビッチ(フェネルバフチェ/トルコ) 12.ネディリコ・ラブロビッチ(リエカ) 23.イビツァ・イヴシッチ(パフォス/キプロス) DF 2.ヨシプ・スタニシッチ(レバークーゼン/ドイツ) 3.マリン・ポングラチッチ(レッチェ/イタリア) 4.ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ/イングランド) 5.マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イタリア) 6.ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ) 19.ボルナ・ソサ(アヤックス/オランダ) 21.ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ/ギリシャ) 22.ヨシプ・ユラノビッチ(ウニオン・ベルリン/ドイツ) MF 7.ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ) 8.マテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド) 10.ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー/スペイン) 11.マルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル/サウジアラビア) 13.ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア) 15.マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア) 18.ルカ・イバンシッツ(フェイエノールト/オランダ) 25.ルカ・スチッチ(レッドブル・ザルツブルク/オーストリア) 26.マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ) FW 9.アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ) 14.イバン・ペリシッチ(ハイドゥク・スプリト) 16.アンテ・ブディミル(オサスナ/スペイン) 17.ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ) 20.マルコ・ピアツァ(リエカ) 24.マルコ・パシャリッチ(リエカ) 2024.06.08 10:10 Sat

クロアチア代表の暫定メンバーが発表! 最後のユーロを戦うモドリッチら26名に予備メンバー9名【ユーロ2024】

クロアチアサッカー連盟(HNS)は20日、ユーロ2024に臨むクロアチア代表暫定メンバーを発表した。 今大会のユーロは26名の選手が登録可能。ズラトコ・ダリッチ監督は、26名に加え、予備メンバー9名の35名を招集した。 招集メンバーには、MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)やMFマテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ)、DFヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ)、MFマルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル)、GKドミニク・リヴァコビッチ(フェネルバフチェ)などを招集した。 クロアチアはグループBに入っており、スペイン代表、イタリア代表、アルバニア代表と強豪が揃うグループを戦うこととなる。 今回発表されたクロアチ代表メンバー26名と予備メンバー9名は以下の通り。 ◆クロアチア代表メンバー26名 GK イビツァ・イブシッチ(パフォス/キプロス) ドミニク・リヴァコビッチ(フェネルバフチェ/トルコ) ネディリコ・ラブロビッチ(リエカ) DF ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ/ギリシャ) ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ) ボルナ・ソサ(アヤックス/オランダ) マリン・ポングラチッチ(レッチェ/イタリア) マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イタリア) ヨシプ・ユラノビッチ(ウニオン・ベルリン/ドイツ) ヨシプ・スタニシッチ(レバークーゼン/ドイツ) ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ/イングランド) MF マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ) マルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル/サウジアラビア) ルカ・スチッチ(ザルツブルク/オーストリア) ルカ・イバンシッツ(フェイエノールト/オランダ) ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ) マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア) ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア) マテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド) ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー/スペイン) FW アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ) アンテ・ブディミル(オサスナ/スペイン) イバン・ペリシッチ(ハイドゥク・スプリト) ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ) マルコ・ピアツァ(リエカ) マルコ・パシャリッチ(リエカ) ◆予備メンバー9名 GK ドミニク・コタルスキ(PAOKテッサロニキ/ギリシャ) DF ニコ・シグル(ハイドゥク・スプリト) ドゥイエ・チャレタ=ツァル(リヨン/フランス) ボルナ・バリシッチ(レンジャーズ/スコットランド) MF トニ・フルク(リエカ) ペタル・スチッチ(ディナモ・ザグレブ) クリスティヤン・ヤキッチ(アウグスブルク/ドイツ) FW イゴール・マタノビッチ(カールスルーエ/ドイツ) マリン・リュビチッチ(LASKリンツ/オーストリア) 2024.05.20 23:40 Mon

クロアチア代表がユーロ予選に向けたメンバー23名+予備6名を発表【ユーロ2024予選】

クロアチアサッカー連盟(HNS)は25日、10月のユーロ2024欧州予選に臨むクロアチア代表メンバーを発表した。 3勝1分け無敗でグループD首位に立つクロアチアは、10月12日にホームでトルコ代表と、15日にアウェイでウェールズ代表と対戦する。 チームを率いるズラトコ・ダリッチ監督は、今回のユーロ予選に向けてメンバー23名に加え予備メンバー6名の合計29名を招集。9月の招集メンバーからは長期離脱となったMFイバン・ペリシッチ(トッテナム)とFWマティヤ・フーリガン(ウェステルロー)をFWヨシプ・ブレカロ(フィオレンティーナ)とFWマルコ・リバヤ(ハイドゥク・スプリト)に変更。 そのほかは、キャプテンを務めるMFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)やMFマテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ)、MFマルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル)、DFヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ)といったお馴染みのメンバーが揃った。 今回発表されたクロアチ代表メンバー23名と予備メンバー6名は以下の通り。 ◆クロアチア代表メンバー23名 GK イビツァ・イブシッチ(パフォス/キプロス) ドミニク・リヴァコビッチ(ディナモ・ザグレブ) ネディリコ・ラヴロビッチ(リエカ) DF ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ/ギリシャ) ボルナ・バリシッチ(レンジャーズ/スコットランド) ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ) ボルナ・ソサ(アヤックス/オランダ) マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イタリア) ヨシプ・ユラノビッチ(ウニオン・ベルリン/ドイツ) ヨシプ・スタニシッチ(レバークーゼン/ドイツ) ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ/イングランド) MF マルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル/サウジアラビア) ルカ・イバンシイッツ(フェイエノールト/オランダ) ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ) マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア) ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア) マテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド) ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー/スペイン) FW アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ) ヨシプ・ブレカロ(フィオレンティーナ/イタリア) ペタル・ムサ(ベンフィカ/ポルトガル) ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ) マルコ・リバヤ(ハイドゥク・スプリト) ◆予備メンバー6名 GK ドミニク・コタルスキ(PAOK/ギリシャ) DF マリン・ポングラチッチ(レッチェ/イタリア) ドゥイエ・チャレタ=ツァル(リヨン/フランス) MF マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ) ルカ・スチッチ(ザルツブルク/オーストリア) ニコラ・モロ(ボローニャ/イタリア) FW ディオン・ベリョ(アウグスブルク/ドイツ) マティヤ・フーリガン(ウェステルロー/ベルギー) 2023.09.26 07:40 Tue

クロアチア代表がユーロ予選に向けたメンバー23名+予備5名を発表【ユーロ2024予選】

クロアチアサッカー連盟(HNS)は21日、ユーロ2024欧州予選に臨むクロアチア代表メンバーを発表した。 6月に行われたUEFAネーションズリーグ・ファイナルズを準優勝で終えたクロアチア。チームを率いるズラトコ・ダリッチ監督は、今回のユーロ予選に向けてメンバー23名に加え予備メンバー5名の合計28名を招集。 23名のメンバーにはキャプテンを務めるMFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)、MFマテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ)、MFマルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル)、FWイバン・ペリシッチ(トッテナム)、DFヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ)といったお馴染みのメンバーが揃った。 一方、予備メンバーではDFドゥイエ・チャレタ=ツァル(リヨン)らが選出されている。 今回発表されたクロアチ代表メンバー23名と予備メンバー5名は以下の通り。 ◆クロアチア代表メンバー23名 GK イビツァ・イブシッチ(パフォス/キプロス) ドミニク・リヴァコビッチ(ディナモ・ザグレブ) ネディリコ・ラヴロビッチ(リエカ) DF ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ/ギリシャ) ボルナ・バリシッチ(レンジャーズ/スコットランド) ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ) マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イタリア) ヨシプ・ユラノビッチ(ウニオン・ベルリン/ドイツ) ボルナ・ソサ(シュツットガルト/ドイツ) ヨシプ・スタニシッチ(レバークーゼン/ドイツ) ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ/イングランド) MF ルカ・イバンシイッツ(ディナモ・ザグレブ) マルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル/サウジアラビア) ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ) マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア) ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア) マテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド) ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー/スペイン) FW アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ) イバン・ペリシッチ(トッテナム/イングランド) ペタル・ムサ(ベンフィカ/ポルトガル) マティヤ・フーリガン(ウェステルロー/ベルギー) ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ) ◆予備メンバー5名 GK ドミニク・コタルスキ(PAOK/ギリシャ) DF マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ) ヤコヴ・メディッチ(アヤックス/オランダ) ドゥイエ・チャレタ=ツァル(リヨン/フランス) FW 二コラ・モロ(ボローニャ/イタリア) 2023.08.22 06:00 Tue

トリノ、昨季レンタルしたクロアチア代表MFヴラシッチをハマーズから完全移籍で獲得!

トリノは8日、ウェストハムからクロアチア代表MFニコラ・ヴラシッチ(24)を完全移籍で獲得した。契約期間は2027年6月30日までで、1年間の延長オプションが付随している。 ヴラシッチは、ハイデュク・スプリトの下部組織で育ち、2014年7月にファーストチームに昇格。その後、エバートンやCSKAモスクワでのプレーを経て、2021年8月にウェストハムに完全移籍。 2021-22シーズンはプレミアリーグで19試合に出場し1ゴールを記録し公式戦36試合に出場。しかし、攻撃陣の層は厚くレギュラーポジションを掴めているとは言えない状態だった。 昨シーズンは買い取りオプション付きのレンタル移籍でトリノに加入。開幕戦こそ途中出場だったが、すぐにレギュラーポジションを奪取すると、ケガで欠場した4試合以外はセリエA全試合に出場し、5ゴール6アシストを記録していた。 また、2017年5月にデビューしたクロアチア代表では、これまで50試合に出場し7ゴールを記録している。 2023.08.09 07:30 Wed

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イタリア国内で指揮官大移動! ラツィオはヴェローナのバローニ監督と契約合意か

ラツィオがエラス・ヴェローナのマルコ・バローニ監督(60)と契約合意か。 低調なシーズン、マウリツィオ・サッリ前監督との実質的な喧嘩別れ、長年主軸を担うルイス・アルベルトの退団発言、鎌田大地の急転退団(確実)…そして、それに伴うかのようにイゴール・トゥドール監督(46)が一転して退任へ。 低調かつ激動、非常にカオスなシーズンを送ってきたラツィオだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、クラウディオ・ロティート会長はこの度、ヴェローナで指揮を執るバローニ監督の招へいへ大きく前進したという。 バローニ監督は現役時代にローマやナポリ、ボローニャ等でプレー。2000年の引退後、シエナやユベントスU-19、ペスカーラ、フロジノーネ等で指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、今季より現職だ。 今季の采配はそれなりに評価されているようで、モンツァとカリアリが早くからバローニ監督に接触。ただ、同監督はラツィオからの連絡でこちらに一本化。ヴェローナは後任としてパオロ・ザネッティ氏(41)を確保済みとされる。 このように、ラツィオはトゥドール監督退任とバローニ新監督就任がかなり濃厚。ヴェローナはザネッティ氏を来季からベンチに据え、バローニ新監督を断念したモンツァはアレッサンドロ・ネスタ氏(48)の招へいへ向かう。 また、モンツァで現職のラッファエレ・パッラディーノ監督(40)は来季からフィオレンティーナ。ヴィオラのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)はボローニャへ。ボローニャからはチアゴ・モッタ監督(41)がユベントスへ。 さらに、イバン・ユリッチ監督(48)が去るトリノはベネツィアでセリエA昇格の元イタリア代表DF、パオロ・ヴァノーリ監督(51)から就任OKを貰い、招へいがほぼ確実。ベネツィアもセリエB内からの引き抜きが濃厚とされる。 今夏はイタリア国内で指揮官大移動だ。 2024.06.07 11:40 Fri

EL王者アタランタが4位浮上、6位ローマのCL出場が潰える【セリエA】

アタランタは26日、セリエA最終節でトリノをホームに迎え、3-0で快勝した。 欧州無敗記録樹立のレバークーゼンを撃破して初のヨーロッパリーグ王者に輝いた5位アタランタ(勝ち点66/1試合未消化)は勝利すると4位浮上となって6位ローマのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が消滅する中、主力を起用した。 アタランタが5位のまま終われば9位に与えられるカンファレンスリーグ出場権獲得となる9位トリノに対し、EL優勝の立役者ルックマンがスカマッカ、デ・ケテラエルと共に3トップを形成したアタランタは、序盤の守勢を凌ぐと26分に先制する。 スカマッカがペナルティアーク左から強烈な反転シュートを叩き込んだ。前がかるトリノに対し、受け止めるアタランタは43分にリードを広げる。 パシャリッチのシュートのこぼれ球をルックマンが押し込んだ。 アタランタが2点をリードして迎えた後半、トリノの攻撃を受け止めると、69分にルックマンがPKを獲得。これをパシャリッチが決めて3-0とした。 76分にはスルーパスに抜け出たルックマンがネットを揺らしたがわずかにオフサイド。それでも終盤にかけても主導権を握ったアタランタが3-0で快勝。4位に浮上した。この結果、6位ローマの来季CL出場が潰えている。 2024.05.27 02:54 Mon

再建期支えた重鎮シモン・ケアーが去るミラン…センターバック補強に力を入れる

ミランがセンターバックの補強に力を入れる。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 21日、ミラン公式チャンネルに出演したデンマーク代表DFシモン・ケアー(35)が今季限りでの退団を公表。再建期にあったミランを支え、ロッカールームでも影響力を持ったベテランセンターバックがクラブを去る。 ケアーが「引退したら家族とミラノで暮らす」とも話した一方、クラブに新たなセンターバックを獲得する必要があるのは確か。ここ数カ月よく名前が挙がるのが、トリノのイタリア代表DFアレッサンドロ・ボンジョルノ(24)だ。 自国の実力派を確保できれば、それに越したことはないが、イタリア以外からも熱い眼差しを向けられるボンジョルノはどうやら非常に高価。カルチョの共通認識として、トリノのウルバーノ・カイロ会長は厄介な交渉相手である。 そこでヴォルフスブルクのフランス人DFマクサンス・ラクロワ(24)。こちらもミランの有力な獲得候補とされ、DFマリック・チャウと代理人が同じということもあり、ミラン本社で協議している事実も明らかになっている。 ラクロワとヴォルフスブルクの契約は残り1年。若くしてリーダーシップを備え、肉体的に頑丈かつ空中戦にも強いラクロワが、ミランが来季迎える新たなセンターバックとして、今のところ有力とのことだ。 また、センターバックの補強は1枚にとどまらない可能性も。チーフスカウトのジェフリー・モンカダ氏、そしてズラタン・イブラヒモビッチ氏は、ケアーの系譜を継ぐベテランディフェンダーを1枚確保する意向とされる。 2024.05.22 15:15 Wed

長年のカルチョファンならピンとくる? パオロ・ヴァノーリ51歳、来季セリエAで初指揮か

ベネツィアがセリエA昇格プレーオフの準決勝1stレグに勝利した。 21日、セリエBレギュラーシーズン3位のベネツィアは昇格プレーオフ準決勝1stレグでパレルモに1-0と勝利。観衆3万2753人が詰めかけたアウェイでまず一歩前に出た。 美しきユニフォームでお馴染みのベネツィア。21-22シーズンに19年ぶりとなるセリエA昇格を果たすも、現実は厳しく1年で最下位降格…プレーオフを制せば、3季ぶりの昇格だ。 そんな彼らだが、セリエBでの再出発となった22-23シーズンの途中から、懐かしの選手が監督として指揮。長年のカルチョファンならピンとくるだろうか…元イタリア代表DFパオロ・ヴァノーリ(51)だ。 ヴァノーリ氏は1990年代後半から2000年代初頭にかけ、セリエA135試合に出場。パルマやフィオレンティーナ、ボローニャなどでプレーし、セリエAが欧州No.1のリーグと言われた時代にあって、覚えている方もいるかもしれない。 引退後はまずイタリアサッカー連盟入り。U-17〜U-19のイタリア代表でコーチ・監督を務めたのち、1年間だけA代表でアシスタントも。その後、同胞アントニオ・コンテ率いるチェルシーで副官を務め、2021年のインテルではキャリア初となるスクデットに輝いた。 コンテ氏辞任に伴い、自身もインテルを離れると、今度はスパルタク・モスクワへ。クラブチームの指揮は初めてだったが、ロシアによるウクライナ侵攻を遠因に半年で契約を解消…その後、ベネツィアで現職に就いた形だ。 往年の名手パオロ・ヴァノーリ51歳。指揮官としてベネツィアを立て直し、セリエA昇格を見据えるが、実はイバン・ユリッチ監督の退任が決定的なトリノが次期指揮官として掲げており、ベネツィアで昇格失敗ならトリノへ向かうことも十分にあり得ると伝えられている。 どちらに転んでも、来季はセリエAで指揮を執る可能性が高そうだ。 2024.05.21 16:40 Tue

「時の流れとともに摩擦が生まれた」トリノのユリッチ監督が退任へ カルチョで手腕高評価のクロアチア人指揮官

トリノのイバン・ユリッチ監督(48)が退任を明言した。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 トリノは18日、セリエA第37節でミランを3-1と撃破。46分までに3ゴールを奪い、その後の反撃を1点にとどめることに成功した。 これにより9位浮上。他力ではあるが、来季のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)出場圏である8位を確保する可能性を残すことに。 ただ、試合後に『スカイ』のインタビューであれこれ語った就任3年目のユリッチ監督。エラス・ヴェローナに続き、中堅トリノを安定させたクロアチア人指揮官は、契約切れとなる今季をもって退任すると明言した。 「将来への展望は何も変わらない。論争が多い状況にあるのを認めよう。素晴らしいシーズンを送ってきたと自負しているが、時の流れとともに摩擦も生まれてくるものなのだよ」 ユリッチ監督に率いられたトリノは、それまで2季連続でセリエA残留がやっとだったところから、昨季まで2季連続で10位とボトムハーフを回避。そして、37試合33失点と堅守が冴え渡る今季は欧州の舞台へ進む可能性を残す。 ただ、ユリッチ監督は強権を振り回すウルバーノ・カイロ会長に嫌気がさしていると伝えられており、「摩擦」と口にしたことは明らかにそれを認めたもの。少し前には、契約延長オファーを拒否したと報じられていた。 「選手たちは私に全てを与えてくれた。チームとして前進してきたし、若者たちが今季を楽しんでいるようで何よりだ。今後はもっともっと、楽しい時間を過ごしてほしいね」 『カルチョメルカート』いわく、ユリッチ監督の後任は、現在セリエBのベネツィアで指揮を執る元イタリア代表DF、パオロ・ヴァノーリ監督(51)が濃厚とのことだ。 その手腕がイタリア国内を中心に高く評価されるユリッチ監督。来季もどこかで指揮を執ることになるだろう。 2024.05.19 14:45 Sun

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WG補強目指すローマ、今季ブンデスで8G13Aのアタッカーに関心

ローマが、ハイデンハイムに所属するドイツ代表FWヤン=ニクラス・ベステ(25)の獲得に動いているようだ。 新シーズンに向けてウイングポジションの補強を狙うジャッロロッシ。これまではトップターゲットと目されるユベントスFWフェデリコ・キエーザ、ナポリFWマッテオ・ポリターノ、サッスオーロFWアルマン・ロリエンテのセリエA勢、リールFWエドン・シェグロヴァ、ニースFWジェレミー・ボガらリーグ・アンでプレーする選手が獲得候補として名を連ねる。 そのリストに新たに加わったのが、ブンデスリーガで活躍する左サイドのスペシャリストだ。 ドルトムントの下部組織出身でブレーメンにも在籍したベステは、ドイツの年代別代表の常連ではあったものの、なかなかトップカテゴリーでは芽が出ず。オランダのFCエメン、ドイツ3部のヤーン・レーゲンスブルクへの武者修行を経て2022年夏に当時2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハイデンハイムに完全移籍した。 すると、加入1年目で主力としてブンデスリーガ昇格に貢献すると、1部デビューを果たした今シーズンは31試合8ゴール13アシストと圧巻の活躍。下馬評では残留争いが見込まれたチームの8位躍進の立役者となった。この活躍によって今年3月にはドイツ代表に初招集されていた。 キャリア初期のサイドバックからサイドハーフを経て、現在は左ウイングを主戦場としており、順足のウイングとして鋭い縦への仕掛けや高精度の左足のキックを武器にチャンスメーク、フィニッシャーとして存在感を示している。 なお、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ローマはベステに確かな興味を示しており、今夏のサプライズ補強となる可能性があると報じている。 移籍金に関しては約1000万ユーロ(約16億8000万円)程度が見込まれており、ローマにとって十分に支払える金額だとしている。 2024.06.11 20:37 Tue

イタリア復帰熱望のザニオーロ、ユベントスも獲得を真剣に検討か

ガラタサライに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)に対して、ユベントスが関心を示しているようだ。 昨夏、ガラタサライから買い取りオプション付きのレンタル移籍でアストン・ビラに加入したザニオーロ。即戦力として大きな期待が寄せられていたが、ウナイ・エメリ監督の下で躍進を遂げたチームで思うような出場機会を確保できず、公式戦39試合出場で2ゴールの成績を残すも、プレミアリーグでの先発は9試合にとどまった。 ビラは買い取りオプションを行使せず、今夏に2027年夏まで契約を残すガラタサライへ戻ることが決定したザニオーロ。ただし、今夏の移籍は濃厚とされており、ビジャレアルやアタランタ、フィオレンティーナが関心を示していた。 そんな中で、イタリア『カルチョメルカート』によると、ユベントスもザニオーロの獲得を検討している模様。スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントーリ氏は同選手を評価しており、具体的なオファーに発展する可能性もあるようだ。 ザニオーロもまた、イタリア復帰を熱望。ユベントスはまずアタランタのオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)、ボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)の契約を優先する予定ではあるが、その後にザニオーロの交渉が開始されるかが注目される。 2024.06.11 16:10 Tue

ドウグラス・ルイス獲得へ向かうユベントス、マッケニーにイリング・ジュニアもアストン・ビラ行きか

ユベントスがブラジル代表MFドウグラス・ルイス(26)の獲得に向け、アストン・ビラとの交渉を進めているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じた。 監督就任発表が間近とみられるチアゴ・モッタ氏との来シーズンに向け、中盤の補強に動くユベントス。ドウグラス・ルイスの獲得を目指しており、アメリカ代表MFウェストン・マッケニー(25)が取引に含まれると報じられていた。 両クラブは移籍成立に向け、頻繁に連絡を取り合っているようで、交渉は順調に進んでいるとのこと。ビラは現在、マッケニーに加え、U-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)も要求しているという。 また、この2選手に加え、約2000万ユーロ(約33億9000万円)の金銭も望んでいる模様。ユベントスはこの額の引き下げに取り組んでいるようだ。 ドウグラス・ルイスはプレミアリーグで4位フィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場も決めたアストン・ビラの主力。しかし、前年度に多額の損失を計上しているクラブは、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する恐れがあり、このブラジル人MFが売却候補の1人に挙がっていた。 一方、マッケニーはユベントスにレンタルバックして今シーズンに臨み、マッシミリアーノ・アッレグリ元監督に重宝されたものの、現行契約が残り1年。クラブは契約更新へ向かったものの、給与面で折り合いがつかず、延長交渉はストップしたとみられている。 また、途中出場をメインとしながら公式戦27試合に出場したイリング・ジュニアも、契約期間が残り1年を切ろうとしている状況。売却やむなしと考えられ、1月にも補強資金に繋げるための移籍の可能性があった。 2024.06.11 15:10 Tue

キエーザ獲得目指すローマが代理人と接触予定も…選手側はユーロ終了後まで態度保留か

ローマがユベントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(26)の獲得を熱望しているようだ。 2020年夏にフィオレンティーナから加入して以来、大ケガに見舞われながらもチームの主力として活躍してきたキエーザ。今シーズンも公式戦37試合10ゴール3アシストを記録した一方で、クラブとの契約は残り1年を切ろうとしている。 しかし、ユベントスとキエーザの契約交渉は金銭面で折り合いがつかず停滞中。加えて、チームへの就任が確実視されるチアゴ・モッタ監督はキエーザを構想に含めていないとも報じられており、今夏売却の可能性が高まっている。 そんな中で、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、獲得を熱望するローマがキエーザの代理人と会談する予定とのこと。ただし、選手側はすぐさま去就について決断を下すつもりはないようだ。 キエーザは今月から開催されるユーロ2024にて、自身の価値を高めたい模様。これにより、モッタ監督からの評価に変化が生じることを期待しているほか、より多くのクラブから関心を集めたい考えだという。 ローマとしては、それでも粘り強くキエーザ獲得の可能性を探る意向であり、今後の動きが注目されている。 2024.06.11 12:40 Tue

ユナイテッドが新契約打診も…アカデミー出身フォーソンがモンツァにフリー加入へ

マンチェスター・ユナイテッドのU-20イングランド代表FWオマリ・フォーソン(19)がイタリアに渡るようだ。 ユナイテッドアカデミー産のウインガーは今年1月のFAカップでシニアデビューしてから、2月のプレミアリーグでも初出場。その試合で決勝アシストをマークしたりと爪痕も残し、最終的にトータルで7試合に出場した。 ウィリー・カンブワラとともに今後が楽しみな才能の1人だが、今季が契約最終年。ユナイテッドからは先日に新契約を打診した旨が明らかにされ、動向が注目されたが、フリーでの新天地行きを決断した模様だ。 移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍先はモンツァで、2028年夏までの契約に合意。来季からセリエA挑戦を果たすという。 なお、アドリアーノ・ガッリアーニ氏が最高経営責任者(CEO)を務めるモンツァは今季のセリエAを12位でフィニッシュ。初昇格から2年連続の残留に成功している。 2024.06.11 10:15 Tue

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