「選手に関する会見」の神戸が湘南からMF齊藤未月を完全移籍で獲得! 3年+オプションの長期契約でまずは復帰に向けた治療に専念

2024.01.12 18:07 Fri
神戸に完全移籍する齊藤未月
©超ワールドサッカー
神戸に完全移籍する齊藤未月
ヴィッセル神戸は12日、湘南ベルマーレのMF齊藤未月(25)が完全移籍で加入することを発表した。齊藤は湘南の下部組織出身で、2016年5月にトップチーム昇格。その後、ロシアのルビン・カザンでプレー。2022年はガンバ大阪へ期限付き、2023年には神戸に期限付き移籍してプレーしていた。
齊藤は2023シーズンのJ1で22試合、YBCルヴァンカップで3試合、天皇杯で3試合1得点を記録していたが、2023年8月19日に行われた柏レイソル戦で左ヒザ関節脱臼、左ヒザ複合靱帯損傷(前十字じん帯断裂、外側側副じん帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副じん帯損傷、後十字じん帯損傷)、内外側半月板損傷の重傷を負っていた。

チームは初のリーグ優勝を果たした中で、悔しいシーズンになった中、クラブは完全移籍での獲得を決断。「選手に関する会見」と発表していたものは齊藤の完全移籍の件であり、千布勇気社長は記者会見で「3年+オプションの長期契約」と語り、「ゆっくりとまずはケガを治すことに集中してほしい」と語った。

齊藤はアカデミーから過ごしていた湘南を通じてコメントしている。
ーーーーー
完全移籍という形で湘南ベルマーレを離れることになりました。
何を話すべきか考えましたが、まずは感謝を湘南ベルマーレに伝えたいと思います。
広教と同様に小学5年生からアカデミーで育ちベルマーレで多くのことを学びました。
考え方や自分の可能性、サッカーを大好きになれたのもここで育ったからだと思います。
そしてアカデミーで育つ中で、ベルマーレでしかプロサッカー選手にはなりたくないという気持ちや想いが強く私にはありました。
それぐらいベルマーレに魅力があって唯一無二のチームだと思っています。

私自身の願いではありますが、Jリーグで唯一無二の、ある意味特質したチームであり続けて欲しいです。
もちろん変化はしていますが、その雰囲気や環境はサポーターとともに作り上げたものだと思います。
だからこそ湘南ベルマーレで私はプロサッカー選手になりたいと思えました。
そんなクラブにいることができたことがとても良かったですし、感謝の気持ちでいっぱいです。

今は復帰に向けて色んな方の助けや支えを受けながら日々前に進んでいます。
今年は自分にこの言葉を言い聞かせていこうと思っています。

“過去を受け入れ未来へ進む”
“焦らず丁寧に根気よく”

自分にとって大切な意味のある言葉だと思っています。
サッカーをプレーして活躍する姿を見せ続けることが本当に大事で私のサッカーをしている理由のひとつです。

長々と書きましたが、とにかく今も昔も毎日が楽しくて最高の人生を過ごし続けている、そんな日々の一部に湘南ベルマーレというクラブがあることは変わらず、出会えたこと自体が幸せなことだと感じます。

まずは湘南との対戦をできるようにしっかり強くなって復活します!!
まだまだこっからです!!
その日までまた!!


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メッシや久保建英が着用! アディダスがスピードプレーヤーのためのスパイク「F50」の復活を発表!

アディダス ジャパンが、一瞬のスピードで、すべてを変える力を与えるためのサッカースパイク「F50(エフゴジュウ)」の新モデルを発表した。 「F50」は、プレーヤーに爆発的なスピードを与えることを目的として2004年に登場。リオネル・メッシをはじめとする様々な選手が着用してきた。 シューレースを覆った仕様のモデル、プレーヤーの特性やピッチコンディションに合わせて調整ができる「TUNiT」、さらに足との一体感を高めるべく、「ADIZERO」のコンセプトを持ったシリーズなど、フットボールシューズに革新をもたらすモデルを生み出してきた中、2015年で一度幕を下ろすことに。そんな中、初登場から20周年となる2024年に復活を果たす事となった。 これまでアディダスは、柔らかさで魅了するプレーヤーに向けた「COPA(コパ)」、決定力で勝負するプレーヤーに向けた「PREDATOR(プレデター)」、一瞬の速さで勝負するプレーヤーに向けた「X(エックス)」という3つのフランチャイズを展開してきたが、「X」に置き換わる形で、「F50」が登場する。 スピードフランチャイズとして再登場する「F50」は、ファイバータッチアッパーとエクスターナルヒールカウンターを採用し、軽量化を実現。中足部を覆うように配置された伸縮性のある素材に、TPUで補強を施したトンネル型のコンプレッションフィットトンネルシュータンで、より良いフィット感とホールド性を向上。また、戦略的に配置された立体的なテクスチャーのライン、スプリントウェブによってスピードにのった際のボールタッチ、コントロールに貢献する。 なお、「F50」の“F”は、速さの象徴、F1レースの語源でもある“Formula”の頭文字から命名。そして、1954年、スイスで行われた1954 FIFAワールドカップ™の決勝で、ぬかるんだピッチの中、西ドイツ代表選手がスタッド取り換え式のアディダスのシューズを履き、当時無敵と謳われたハンガリー代表に勝利し優勝を手にした「ベルンの奇跡」から、50年後の2004年に登場した事で“50”という数字が採用されている。 さらに、誕生から20年が経った2024年、「F50」は、未来“Future”を見据えたスピードプレーヤー達が、“F”を継承すべく生まれ変わることとなる。 6月3日(月)17時からアディダスオンラインショップ、アディダス先行販売。4日(火)から日(火)よりアディダス直営店にて一部商品先行発売、10日(月)より一般発売される。 このスパイクは、メッシの他、日本代表MF久保建英やDF菅原由勢、FW浅野拓磨、またなでしこジャパンのMF宮澤ひなた、FW藤野あおばも着用。コメントを寄せている。 ◆久保建英 「サッカーでは一瞬のスピードやボールタッチが試合の運命を大きく左右します。「F50」は軽く、そしてフィット感があって包み込まれるような履き心地がして、ドリブルをしたときにピッチを駆け抜けられる感覚がしました。スピードにのったプレーでも大活躍してくれそうな一足です」 ◆菅原由勢 「新しくなった「F50」を履いてみたら、軽さにとても驚きました。サイドからの切り込みを行う時はスピード感をもってプレーすることが大切です。スピードを発揮してくれる「F50」を履いてプレーできるシーズンはとても心強いです」 ◆浅野拓磨 「安定感のあるソールなので、一瞬のスピードで相手を抜き去るドリブルや、背後に抜け出すときなどにスパイクの力が発揮できます。スピードを武器とする僕にとって、「F50」は相棒のような一足になりそうです」 ◆宮澤ひなた 「サッカーでは、スピードにのってゴールまでボールをつなぐことが重要です。「F50」を履いてみたら、スピード感が重要なプレーの中でもボールコントロールがしやすく、さすが「スピードに特化したスパイクだな」と思いました。今年の夏、活躍して日本中のサッカーを頑張る女の子たちがこのスパイクを履きたいと思う日がくるよう頑張りたいです」 ◆藤野あおば 「プレーにおいて最も大切なのは「迷わないこと」です。迅速に次のアクションを選ぶためにはスピードを意識することが重要です。「F50」は軽い履き心地とソールの安定感が魅力的で、「迷わない」ためのプレーにはとても適したスパイクだと思いました。「F50」とともに、夏の大会も駆け抜けたいです!」 その他着用予定選手は以下の通り。 岩崎悠人(アビスパ福岡) 香川真司(セレッソ大阪) 加藤聖(横浜F・マリノス) 齊藤未月(ヴィッセル神戸) 坂井駿也(テゲバジャーロ宮崎) 佐々木雅士(柏レイソル) 佐藤龍之介(FC東京) 常本佳吾(セルヴェット/スイス) 仲川輝人(FC東京) 中野伸哉(ガンバ大阪) 中村拓海(FC東京) 永戸勝也(横浜F・マリノス) バングーナガンデ佳史扶(FC東京) 土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) 平尾知佳(アルビレックス新潟レディース) 藤本寛也(ジル・ヴィセンテ/ポルトガル) 三好康児(バーミンガム・シティ/イングランド) 武藤嘉紀(ヴィッセル神戸) 山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ) <span class="paragraph-title">【写真】アディダスが復活を発表した「F50」</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240604_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:アディダス 2024.06.04 12:50 Tue

ACLの悔しさ晴らすアンデルソン・ロペスがJ1通算2万6000ゴール目! 柏戦のハットトリック決めた後半AT団で達成

29日に行われた明治安田J1リーグ第9節延期分の横浜F・マリノスvs柏レイソルにおいて、J1リーグ戦通算2万6000ゴール目が決まった。 メモリアルゴールを記録したのは横浜FMのFWアンデルソン・ロペス。3-0で迎えた96分に記録した。 この試合では11分と65分にゴールを決めていたアンデルソン・ロペス。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝で敗れた悔しさを晴らすかのようなゴールを決めると、96分にはカウンター。アンデルソン・ロペスが収めて右サイドのヤン・マテウスへパス。このリターンを受けたアンデルソン・ロペスが落ち着いてゴール右に蹴り込み、ハットトリックを達成した。 横浜FMの選手がメモリアルゴールを記録するのは、今回が7度目。前回は2023年10月21日の北海道コンサドーレ札幌戦で植中朝日が決めた2万5500ゴール。2度連続で横浜FMの名前が刻まれることとなった。 なお、試合は4-0で横浜FMが勝利。リーグ戦でも7試合ぶりの勝利となり、ここからの巻き返しが期待される。 <span class="paragraph-subtitle">◆J1メモリアルゴール達成者</span> <span style="font-weight:700;">1ゴール:マイヤー</span>(ヴェルディ川崎) vs横浜マリノス/1993年5月15日 <span style="font-weight:700;">500ゴール:水沼貴史</span>(横浜マリノス) vs名古屋グランパス/1993年12月1日 <span style="font-weight:700;">1,000ゴール:メディナベージョ</span>(横浜マリノス) vs鹿島アントラーズ/1994年8月17日 <span style="font-weight:700;">1,500ゴール:城彰二</span>(ジェフユナイテッド市原) vs清水エスパルス/1995年4月5日 <span style="font-weight:700;">2,000ゴール:エジソン</span>(ベルマーレ平塚) vsヴェルディ川崎/1995年8月12日 <span style="font-weight:700;">2,500ゴール:江尻篤彦</span>(ジェフユナイテッド市原) vsベルマーレ平塚/1995年11月15日 <span style="font-weight:700;">3,000ゴール:三浦泰年</span>(ヴェルディ川崎) vsセレッソ大阪/1996年8月28日 <span style="font-weight:700;">3,500ゴール:高木琢也</span>(サンフレッチェ広島) vs京都パープルサンガ/1997年5月3日 <span style="font-weight:700;">4,000ゴール:横山貴之</span>(セレッソ大阪) vsガンバ大阪/1997年8月23日 <span style="font-weight:700;">4,500ゴール:レディアコフ</span>(横浜フリューゲルス) vsジェフユナイテッド市原/1998年4月25日 <span style="font-weight:700;">5,000ゴール:バジーリオ</span>(柏レイソル) vsコンサドーレ札幌/1998年9月23日 <span style="font-weight:700;">5,500ゴール:佐藤一樹</span>(横浜F・マリノス) vs鹿島アントラーズ/1999年4月24日 <span style="font-weight:700;">6,000ゴール:鈴木秀人</span>(ジュビロ磐田) vsサンフレッチェ広島/1999年11月7日 <span style="font-weight:700;">6,500ゴール:長谷川祥之</span>(鹿島アントラーズ) vs川崎フロンターレ/2000年7月1日 <span style="font-weight:700;">7,000ゴール:久保竜彦</span>(サンフレッチェ広島) vsセレッソ大阪/2001年5月12日 <span style="font-weight:700;">7,500ゴール:久保山由清</span>(清水エスパルス) vsジェフユナイテッド市原/2001年11月3日 <span style="font-weight:700;">8,000ゴール:崔龍洙</span>(ジェフユナイテッド市原) vs名古屋グランパス/2002年9月14日 <span style="font-weight:700;">8,500ゴール:ヴァスティッチ</span>(名古屋グランパス) vsベガルタ仙台/2003年5月18日 <span style="font-weight:700;">9,000ゴール:斎藤大輔</span>(ジェフユナイテッド市原) vsヴィッセル神戸/2004年3月13日 <span style="font-weight:700;">9,500ゴール:安貞桓</span>(横浜F・マリノス) vsヴィッセル神戸/2004年9月23日 <span style="font-weight:700;">10,000ゴール:前田雅文</span>(ガンバ大阪) vs名古屋グランパス/2005年5月8日 <span style="font-weight:700;">10,500ゴール:今野泰幸</span>(FC東京) vs鹿島アントラーズ/2005年11月12日 <span style="font-weight:700;">11,000ゴール:アンドレ</span>(京都パープルサンガ) vs清水エスパルス/2006年7月23日 <span style="font-weight:700;">11,500ゴール:田中佑昌</span>(アビスパ福岡) vs川崎フロンターレ/2006年11月18日 <span style="font-weight:700;">12,000ゴール:ウェズレイ</span>(サンフレッチェ広島) vsヴィッセル神戸/2007年6月23日 <span style="font-weight:700;">12,500ゴール:マルキーニョス</span>(鹿島アントラーズ) vs東京ヴェルディ/2008年3月16日 <span style="font-weight:700;">13,000ゴール:巻誠一郎</span>(ジェフユナイテッド千葉) vs東京ヴェルディ/2008年9月14日 <span style="font-weight:700;">13,500ゴール:鄭大世</span>(川崎フロンターレ) vs浦和レッズ/2009年5月10日 <span style="font-weight:700;">14,000ゴール:中山博貴</span>(京都パープルサンガ) vs浦和レッズ/2009年11月28日 <span style="font-weight:700;">14,500ゴール:赤嶺真吾</span>(ベガルタ仙台) vs大宮アルディージャ/2010年8月22日 <span style="font-weight:700;">15,000ゴール:辻尾真二</span>(清水エスパルス) vs大宮アルディージャ/2011年5月22日 <span style="font-weight:700;">15,500ゴール:ラフィーニャ</span>(ガンバ大阪) vs横浜F・マリノス/2011年9月18日 <span style="font-weight:700;">16,000ゴール:藤田直之</span>(サガン鳥栖) vsガンバ大阪/2012年5月25日 <span style="font-weight:700;">16,500ゴール:永井謙佑</span>(名古屋グランパス) vsジュビロ磐田/2012年11月17日 <span style="font-weight:700;">17,000ゴール:鈴木大輔</span>(柏レイソル) vs清水エスパルス/2013年7月17日 <span style="font-weight:700;">17,500ゴール:家長昭博</span>(大宮アルディージャ) vs川崎フロンターレ/2014年3月15日 <span style="font-weight:700;">18,000ゴール:興梠慎三</span>(浦和レッズ) vsアルビレックス新潟/2014年9月23日 <span style="font-weight:700;">18,500ゴール:塩谷司</span>(サンフレッチェ広島) vsアルビレックス新潟/2015年5月23日 <span style="font-weight:700;">19,000ゴール:高山薫</span>(湘南ベルマーレ) vsアルビレックス新潟/2015年11月7日 <span style="font-weight:700;">19,500ゴール:遠藤康</span>(鹿島アントラーズ) vsヴァンフォーレ甲府/2016年7月17日 <span style="font-weight:700;">20,000ゴール:金子翔太</span>(清水エスパルス) vs川崎フロンターレ/2017年4月21日 <span style="font-weight:700;">20,500ゴール:エウシーニョ</span>(川崎フロンターレ) vsセレッソ大阪/2017年9月30日 <span style="font-weight:700;">21,000ゴール:齊藤未月</span>(湘南ベルマーレ) vsヴィッセル神戸/2018年7月22日 <span style="font-weight:700;">21,500ゴール:興梠慎三</span>(浦和レッズ) vs松本山雅FC/2019年3月9日 <span style="font-weight:700;">22,000ゴール:遠藤溪太</span>(横浜F・マリノス) vs名古屋グランパス/2019年8月24日 <span style="font-weight:700;">22,500ゴール:野上結貴</span>(サンフレッチェ広島) vsFC東京/2020年8月19日 <span style="font-weight:700;">23,000ゴール:ジェイ</span>(北海道コンサドーレ札幌) vs清水エスパルス/2020年11月21日 <span style="font-weight:700;">23,500ゴール:レアンドロ・ダミアン</span>(川崎フロンターレ) vs湘南ベルマーレ/2021年5月26日 <span style="font-weight:700;">24,000ゴール:ミラン・トゥチッチ</span>(北海道コンサドーレ札幌) vs柏レイソル/2021年11月27日 <span style="font-weight:700;">24,500ゴール:森島司</span>(サンフレッチェ広島) vs京都サンガF.C./2022年7月17日 <span style="font-weight:700;">25,000ゴール:森島司</span>(サンフレッチェ広島) vsFC東京/2022年4月22日 <span style="font-weight:700;">25,500ゴール:植中朝日</span>(横浜F・マリノス) vs北海道コンサドーレ札幌/2023年10月21日 <span style="color:#cc3300;font-weight:700;">26,000ゴール:アンデルソン・ロペス</span>(横浜F・マリノス) vs柏レイソル/2024年5月29日 <span class="paragraph-title">【動画】ACL逃した悔しさを晴らす、アンデルソン・ロペスのハットトリック弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="oebKwNOiy3g";var video_start = 472;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.30 12:30 Thu

メンバー外でも齊藤未月が古巣戦帯同、神戸が武藤の後半AT弾で湘南下し今季初の連勝【明治安田J1第9節】

明治安田J1第9節の湘南ベルマーレvsヴィッセル神戸が、20日にレモンガススタジアム平塚で催され、アウェイの神戸が1-0で勝利を収めた。 17位湘南は、前節の横浜F・マリノス戦を数的不利の中で追い付き、辛うじて連敗を止めた。出場停止の大岩一貴を含め、今節はスタメンを4人変更。最終ラインには大野和成が入り、U-23日本代表活動で不在の田中聡の位置には髙橋直也が今季初先発で起用され、育成組織出身の18歳・石井久継がリーグ戦初スタメンを飾る。GKには引き続いて馬渡洋樹が起用された。 一方、4位神戸はミッドウイークにYBCルヴァンカップのFC今治戦を挟み、延長戦の末に辛うじて勝利。とはいえ大幅ターンオーバーで挑んだゆえに、今節は直近のリーグ戦、FC町田ゼルビア戦からはGK新井章太から前川黛也への変更のみにとどまった。 湘南のユース出身で今季から神戸に完全移籍した齊藤未月が、メンバー外ではあったが帯同し、両サポーターへ顔を見せた一戦は、14分には山口蛍の強烈ミドルが枠を捉えるが、湘南もキム・ミンテが体を張ってのブロックで対応。互いに[4-4-2]でのマッチアップは、特に神戸の右の推進力が勝り、22分の酒井高徳のフィニッシュ。これはGK馬渡がはじき出した。 サイドの圧力を受け、ルキアンにもボールが収まらない湘南は、ハーフタイムの2枚替えでテコ入れ。左サイドバックを畑大雅から杉岡大暉に代えると、次第に押し返し始めるが、神戸も62分に投入された大迫勇也がファーストプレーで違いを見せ、いきなりネットを揺らす。ただ、ボックス左から折り返した井出遥也が。パス受け時にオフサイドだったため、湘南は難を逃れた。 残り15分を切っては、湘南も好機が増加。バイタルエリアから杉岡の左足、さらにはこちらも後半頭から当所の奥野耕平がフィニッシュシーンを迎えるも、日本代表GKを脅かすまでには至らない。 均衡が破れたのは後半のアディショナルタイム、神戸は右ポケットで粘った大迫の折り返しを武藤嘉紀が蹴り込み、これが決勝点に。背番号「11」の2試合連続ゴールで、今季初の連勝を飾っている。 一方の湘南は、ラストのCKをしのぎながらも縦パスをカットされ、ボックス内でもブロックしながらクリアし切れず痛恨被弾。7戦未勝利と、昨季同様苦しい序盤戦となっている。 湘南ベルマーレ 0-1 ヴィッセル神戸 【神戸】 武藤嘉紀(後45+3) <span class="paragraph-title">【動画】大迫から武藤のラインで神戸が後半ATに劇的決勝点</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>試合終了間際にドラマが待っていた!<br>\<br><br>大迫勇也のラストパスに武藤嘉紀<br>&quot;チームの顔&quot;10番と11番で決勝ゴール<br><br>明治安田J1リーグ第9節<br>湘南×神戸<br>LIVE on <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> <a href="https://t.co/tz7ratZyVP">pic.twitter.com/tz7ratZyVP</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1781593395275702434?ref_src=twsrc%5Etfw">April 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.20 17:20 Sat

“遠藤航2世”と期待される湘南U-18のDF小杉啓太がスウェーデンクラブで練習参加! U-17日本代表のキャプテンも務める左SB

湘南ベルマーレU-18に所属するDF小杉啓太(17)が、スウェーデンクラブのトレーニングに参加している。 昨年11月にインドネシアで行われたU-17ワールドカップ(W杯)に、U-17日本代表の一員として出場した小杉。キャプテンを務め、U-17アジアカップとU-17W杯で10試合に出場していた。 左サイドバックを主戦場とする小杉だが、11日にスウェーデンのユールゴーデンがトレーニング参加を報告。アルスヴェンスカン(スウェーデン1部)の開幕が近づく中で、有望な選手を調査した結果、トレーニング参加に至ったと発表している。 スポーツディレクター(SD)を務めるボッセ・アンデション氏は、常にクオリティの高い選手を求め、海外の選手を調査しているとのこと。U-17W杯でも活躍を見せた小杉に目をつけ、数日間のトレーニング参加に至ったという。 特に獲得を前提としているわけではないものの、今回の活動の状況を見て、獲得を検討する可能性もゼロではないとのこと。大きく羽ばたくチャンスを活かせるかも注目される。 小杉は湘南の下部組織出身で、U-15からU-18に昇格。左サイドバックを主戦場にしており、身体の強さと豊富な運動量が武器。デュエルの強さにも定評があり、上下動を繰り返し攻守にわたって貢献できるプレーヤーだ。 ベルマーレ育ちのアンダー世代のキャプテンということで、ポジションこそ異なるものの、現在は日本代表でキャプテンを務め、リバプールでの活躍が目覚ましいMF遠藤航、ヴィッセル神戸のMF齊藤未月に続く存在としても期待されている。 なお、女子チームにはセレッソ大阪ヤンマーレディースから加入したU-20日本代表DF小山史乃観も所属している。 <span class="paragraph-title">【写真】ユールゴーデンのトレーニングに参加している小杉啓太</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="sv" dir="ltr"> <a href="https://t.co/lZ8bBONEwd">https://t.co/lZ8bBONEwd</a> <a href="https://t.co/3x1w3Q3o9Q">pic.twitter.com/3x1w3Q3o9Q</a></p>&mdash; Djurgården Fotboll (@DIF_Fotboll) <a href="https://twitter.com/DIF_Fotboll/status/1767188606341333368?ref_src=twsrc%5Etfw">March 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.13 13:30 Wed

柏が神戸戦の汰木康也の負傷に謝罪声明…昨季は齊藤未月が重傷「1日も早く回復されることを心よりお祈りしております」

柏レイソルは11日、ヴィッセル神戸戦での事象について謝罪の声明を発表した。 2日、明治安田J1リーグ第2節で柏はアウェイで神戸と対戦。前半途中に空中戦で競り合った際に神戸のMF汰木康也が脇腹にヒザが入る形となり負傷していた。 神戸の三木谷浩史会長はこの試合でのプレーについて言及。「同じチーム相手に二人目の大怪我。しかも両方ともカードもなし。なんで新らしいリーグかつサッカー先進国でもないアメリカのMLSから審判を呼ぶ必要があったのか。JリーグもJFAも真面目に考えて欲しいと思う」と試合後にX(旧ツイッター)で投稿。2023シーズンには同カードでMF齊藤未月が全治1年の重傷を負っていただけに、2年連続で重傷者が出ていたことを批判していた。 そんな中2日、神戸は汰木の負傷状況について発表。左多発肋骨骨折と外傷性血気胸と診断され、全治は6~8週間としていた。 柏も2日に声明を発表。汰木の負傷について言及し、謝罪した。 「3月2日(土)に行われた2024明治安田J1リーグ第2節・ヴィッセル神戸戦におきまして、ヴィッセル神戸の汰木康也選手が弊クラブ選手との接触により、重傷を負う事象が発生しました」 「試合後から弊クラブより先方にお詫びさせていただいておりますが、汰木選手やチーム関係方々にお見舞いを申し上げるとともに、1日も早く回復されることを心よりお祈りしております」 「弊クラブでは引き続きスポーツマンシップとフェアプレー精神に則って試合に臨むようチーム一同努めてまいります」 2024.03.11 11:35 Mon

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「今日得た収穫は大きい」、東京Vにとって神戸戦勝利は勝ち点3以上の価値となるか…

東京ヴェルディにとってヴィッセル神戸戦の勝利は、単なる勝ち点3以上の価値を持つものになるかもしれない。 東京Vは26日、ノエビアスタジアム神戸で行われた明治安田J1リーグ第16節で神戸と対戦し、後半の65分にMF翁長聖が誘発したオウンゴールを守り抜いて1-0の勝利を収めた。 前節、FC町田ゼルビアとの東京クラシックで0-5の惨敗を喫し、城福浩監督は「今日変われないと、たぶん今シーズンは変われない」と強い口調で、チームに対してここからの再起を促した。 その大敗を「ターニングポイント」にすべく臨んだ今回の一戦だったが、直近のルヴァンカップのサンフレッチェ広島戦(2-3●)で退場したDF林尚輝をサスペンションで、DF谷口栄斗、DF山田裕翔がいずれも負傷と、主力クラスのセンターバック3枚が不在に。そういった中、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀らリーグ屈指の攻撃陣を擁する昨季J1王者とのアウェイゲームに臨んだ。 その苦しい台所事情において城福監督は開幕からメインシステムとして採用した[4-4-2]から[3-5-2]へのシステム変更を選択。ただ、ウォームアップ中は4バックでロングボールを撥ね返すトレーニングを行い、前半の入りの部分も一見すると、[4-4-2]に見える形で少し“煙幕”を張るような形となった。 普段はJリーグチーム同士のトレーニングマッチやトレーニングの公開に積極的で、手の内を明かすことを厭わないオープンマインドな指揮官だが、「基本的に自分たちはそういった駆け引きをすることはないですが、今回に関しては3バックというのが初めてなので、わざわざそれを見せる必要はないかなという考えでした」と、負傷者の状況を含めてルヴァンカップ後に急遽システム変更を決断した中、少しでも自分たちに有利に働くように普段と異なるアプローチを行ったことを認めた。 また、DF千田海人も試合後のミックスゾーンで「3バック、ばれてました(笑)」と、入りの部分はぼかしながら戦っていたことを仄めかした。 ただ、「ほとんど映像でしか3バックの準備ができなかった」と指揮官が明かしたように、相手の虚を突くことも期待した前半の序盤は攻守両面で急造ゆえの不具合が見受けられ、神戸にハーフコートゲームを許す展開に。 城福監督は「前半押し込まれることは想定していた」と織り込み済みの展開であったとしながらも、ディフェンスラインを統率した千田は「前半はマッチアップの部分でうまくいかないとか、急造で試合ではやっていないので、難しかったところはありました」、「マークのところが曖昧だった部分とか、セカンドが全然拾えていなかった」と、その想定以上に難しい戦いを強いられたと振り返る。 そうなると、直近の公式戦2試合同様に前半の失点も不可避かに思われたが、「前半さえ耐えれば、必ず後半我々の時間になる」と語る指揮官を含め、「前半はしっかりとゼロで終える」と意思統一が図られていたチームは、町田戦を教訓に、最後の局面ではしっかりと身体を張って失点を許さず。 さらに、流血と脳震とうによるMF松橋優安の治療、交代となった前後では[3-5-2]から[5-4-1]への布陣変更、守備時のミスマッチとビルドアップの改善のため、3バックの綱島悠斗、宮原和也のサイドの入れ替えといった修正策が見事に機能。前半終盤から盛り返すと、後半は神戸の攻撃をシュート2本に抑え込んだ。 前半の劣勢や攻撃面を含め、当然のことながら課題も多く出たが、百戦錬磨の指揮官は「ずっと4バックでやってきたチームが初めて3バックをやったわりには、よく機能したなと。全員が意識高くやってくれたなと思います。(翁長)聖のクロスを含めてみんなが魂のこもったプレーを、ひとつひとつやってくれて、最後は本当に危なげなくクローズできたと思います」と、昨年の段階から温めてきた上で、王者相手にぶっつけ本番で機能させた3バックでの勝利への手応えを口にした。 千田も「うまくコミュニケーションを取りながら、ミスマッチのところを徐々に合わせていけるようになって、今日はみんな集中して最後まで守り切れました。本当に今日の試合で得た収穫は勝ち点3以上に大きいかなと思います。負けたところからしっかり自分たちで学び、今日はこういうゲームをできたことが本当によかった」と、指揮官同様にシステム変更、課題の前半途中での修正も含めたプラス材料も多い勝利をポジティブに受け止めた。 最前線で攻守に奮闘したFW木村勇大も、「2連敗で終わるのか、アウェイですけど勝ち点3を取って、もう1回盛り返すのかというのは、チームとして問われる場面だった。この勝ち点3がこれからに繋がるという意味では勝ち点だけでなく、チームの自信にもなってくる」と、ターニングポイントでの勝利に大きな価値を見いだす。 さらに、「3バックになって立ち位置が変わるところでは自分に求められる守備の役割も変わってくるところもあるので、これからまたその戦術をチームとしても、ひとつのオプションになったと思うので、そこの精度は自分のところもそうですけど高めていきたい」と、新たなオプションの成熟へ前向きな姿勢も示している。 「今回の3バックで勝てたことというのは、前回の0-5の大敗を打ち消してくれるものではないので、しっかりと積み上げて、ここから先は我々の目指すものにもっと邁進していきたい」と、勝って兜の緒を締めた城福監督だが、限られたリソースの中で多くの選手が複数のポジションにチャレンジし、プレーの幅を広げる中、現行の[4-4-2]に加えて3バックを確固たるオプションにできれば、今後対戦相手の対策が進む2巡目の戦いに向けてチームとして大きな武器にできるはずだ。 2024.05.27 06:30 Mon

「相手の土俵で勝負してしまった」痛恨の公式戦3連敗、神戸の守護神・前川黛也は継続を強調「大きく変える必要はない」

ヴィッセル神戸の日本代表GK前川黛也、東京ヴェルディ戦を振り返った。 26日、明治安田J1リーグ第16節で神戸はホームに東京Vを迎えた。 前節はアウェイで鹿島アントラーズに敗戦。ミッドウィークにはYBCルヴァンカップでJ3のカターレ富山とアウェイで対戦し、PK戦までもつれた末に敗戦と、嫌なムードの中でのホームゲームとなった。 試合は東京Vが5バックを敷いて守備を固める戦い方に出た中で、神戸は持ち前の攻撃陣が何度もゴールに迫っていくものの、堅い守備の前にゴールを奪えない。 すると65分、大きなサイドチェンジから翁長聖に嫌らしい折り返しを許すと、これをクリアしようとした山口蛍のオウンゴールに。0-1で敗れて公式戦3連敗、2シーズンぶりのリーグ戦連敗となった。 好守も見せていた前川だったが、手痛い1失点。東京Vの戦い方に付き合ってしまったことが良くなかったとした。 「相手チームも割り切ってロングボールのセカンドボールを拾えるように設定していて、そういう相手にそういう土俵で勝負してしまったということ。臨機応変にやらないといけないなと思いました」 自らの戦い方を出し続けられず、相手の土俵に乗った結果の失点。ただ、チームとしてはやり方を変えていく必要はないと感じているようだ。 「大きく変える必要はないんですけど、そういったチームに少しでも変化をつけられるようにして行かなければいけないです」 とは言え、1シーズン経験していなかった連敗を喫し、さらにはカップ戦を含めての公式戦3連敗。前川は「僕自身も個々でうまく行かないところとか、最後の精度を欠いたとかはありますけど、そこで変える必要はなく、継続して自分たちらしさをもっとやって行かないといけない」と強調。「軸をぶらしてしまうとドツボにハマるので、しっかり変えずに自分たちらしく戦っていきたいです」と、今まで積み上げてきたものを変えるのではなく、より精度を高めていくことが大事だと語った。 2024.05.26 23:35 Sun

「戦い方を変えるのは一番良くない」2シーズンぶりのリーグ戦連敗…公式戦3連敗に神戸・吉田孝行監督「もう1度喜びに変える」

ヴィッセル神戸の吉田孝行監督が、東京ヴェルディ戦を振り返った。 26日、明治安田J1リーグ第16節で神戸はホームに東京Vを迎えた。 前節はアウェイで鹿島アントラーズに敗戦。ミッドウィークにはYBCルヴァンカップでJ3のカターレ富山とアウェイで対戦し、PK戦までもつれた末に敗戦と、嫌なムードの中でのホームゲームとなった。 試合は東京Vが5バックを敷いて守備を固める戦い方に出た中で、神戸は持ち前の攻撃陣が何度もゴールに迫っていくものの、堅い守備の前にゴールを奪えない。 チャンスこそ作っていくが、良い形でのシュートまで持ち込めず。ゴールレスで迎えた後半は、徐々に東京Vも前にアグレッシブに来たことでオープンな展開となった中、65分にオウンゴールで失点。結局ゴール奪うことができず、0-1で敗れ、公式戦3連敗。リーグ戦では昨シーズン1度も無かった連敗を喫することとなった。 試合後の記者会見に出席した吉田監督は、チャンスは作れていたが、徐々に相手に対して自分たちのサッカーができなくなったと悔やんだ。 「前半はある程度自分たちのサッカーができていたかなと思います。相手が守備の枚数を多くして固めてくる中で、色々な動き出しとかでチャンスは作れていたなと」 「後半もやり続けるということで入ったんですが、少しパワーダウンしたというか、ボールを動かしながら、相手の嫌がることができなくなっていったかなと思います」 「この辺りは自分の責任でもあると思いますし、このホームでのブーイングも起きました。どう受け止めるか、自分自身はここからみんなでもう1度喜びに変えて行くだけです」 チャンスこそ作れたが東京Vの5バックに苦戦。攻略の糸口については「相手がリトリートした中で、ボールの動かし方、動きのところは何を狙うのかを徹底するところが足りなかったと思います」と語り、しつこくやり続けられなかったことが課題だとした。 またハンドでのゴール取り消しやオウンゴールでの敗戦についても言及。「映像をちゃんと見れていないのでなんとも言えないんですが、VARがしっかりあった中での判定だと思います」と語り、「失点シーンもクロスからオウンゴールだけにフォーカスしがちですが、原因はそれ以外にもたくさんあって、そこをしっかり映像を見て分析していくというところです」と、チームとしての問題点を見つけたいとした。 残留争いに巻き込まれた2022シーズンの最終節以来のリーグ戦連敗となったことについては「連敗しないという思いはみんな持っていたと思いますし、それを結果として出さなければいけないと思うので、そこは反省したいです」とコメント。再び迫る試合に向けては「これで戦い方を変えるということは一番良くないです。自分たちらしいサッカーを90分間続けることが大事だと思います」と語り、やり続けることが何よりも大事だとした。 2024.05.26 23:20 Sun

昨季王者に完封勝ちの東京Vが町田戦大敗払拭のリーグ4戦ぶり白星! 神戸は公式戦3連敗に…【明治安田J1第16節】

明治安田J1リーグ第16節のヴィッセル神戸vs東京ヴェルディが26日にノエビアスタジアム神戸で行われ、アウェイの東京Vが0-1で勝利した。 神戸は前節、鹿島アントラーズに0-1で敗れてリーグ連勝が「4」でストップ。FC町田ゼルビアに抜かれて2位に転落した。さらに、JリーグYBCルヴァンカップではJ3のカターレ富山にPK戦の末に敗れて公式戦連敗となった。その連敗からのバウンスバックを図ったホームゲームでは鹿島戦から先発1人を変更。佐々木大樹に代えて広瀬陸斗を左ウイングで起用した。 一方、12位の東京Vは前節、町田とのダービーマッチで0-5の大敗。リーグ12戦ぶりの黒星を喫した。さらに、ルヴァンカップではサンフレッチェ広島に2-3で敗れてこちらも公式戦連敗。昨季王者相手に連敗ストップを目指した一戦では先発2人を変更。サスペンションの林尚輝、ベンチ外の山田楓喜に代えて稲見哲行、松橋優安を起用し、[3-5-2]の布陣で臨んだ。 入りは長いボールや相手の背後を意識した仕掛けで攻め手を窺う中、地力で勝る神戸が徐々に押し込んでいく。開始8分にはスローインの流れからボックス右で武藤嘉紀からマイナスパスを受けた大迫勇也が右足を振るが、これはわずかにクロスバーの上を越える。 立ち上がり以降は大迫の確度の高いポストワークを起点に武藤の再三の裏抜けを使いつつ、前向きな中盤の選手が攻撃に厚みを加えていくホームチーム。その形から幾度も良い仕掛けを見せる。 前半半ばには守勢のアウェイチームにアクシデント発生。空中戦の競り合いで武藤と交錯した松橋が頭部を負傷。一度プレーに復帰したが、脳震とうによってピッチに座り込んでしまい、担架でピッチを後に。これを受けて32分に齋藤功佑が投入され、稲見が左ウイングバックに移った。 松橋の治療による数分間の中断を経て試合が再開されるも、神戸のワンサイドは変わらず。局面の勝負をことごとく制し、東京Vに自陣からの脱出を許さない。そして、ハーフコートゲームを展開し、セットプレー、流れの中で大迫や武藤が再三のシュートに繋げるが、最後のところで粘る相手の守備を崩し切れない。 すると、我慢の戦いが続いた東京Vもアディショナルタイムには相手陣内でのプレータイムを増やし、齋藤の2本のシュートや木村勇大の馬力のあるドリブル突破で際どいシーンも創出。やや盛り返した形で前半終了を迎えた。 ゴールレスで折り返した後半は互いに選手交代なしでスタート。東京Vがハーフタイムに修正を施したことで、立ち上がりはイーブンな攻防に。54分には右に流れた大迫のクロスをゴール前に走り込んだ広瀬がワンタッチでゴールネットに流し込むが、ここは左手を使って押し込んでおり、ゴールは認められない。 以降も一進一退の攻防が続く中、意外な形からスコアが動く。65分、左サイドでの見木友哉のボールキープから内側でサポートに入った染野唯月が逆サイドで完全にフリーの翁長聖に展開。ボックス右でボールを持った翁長が左足インスウィングの低弾道クロスを供給すると、戻りながらのクリアとなった山口蛍のオウンゴールを誘発した。 より多くの決定機を作りながらもビハインドを背負った神戸は失点前から準備していた佐々木を広瀬に代えて投入。さらに、本多勇喜を下げてより攻撃的な初瀬亮をピッチに送り込み、左サイドの攻撃にテコ入れを図る。また、24歳バースデーゴールが懸っていた宮代大聖を諦め、古巣初対戦の井出遥也と異なるタイプのアタッカーの起用で変化を加える。 これに対してサイドを崩されて際どい場面を作られるものの、より安定した守備でリードを維持する東京V。カウンターからの一発を意識しつつ、城福浩監督は木村、翁長に代えて深澤大輝、山田剛綺と同ポジションにフレッシュな選手を投入し、全体のプレー強度を保つ。 その後、後半最終盤にかけて神戸がリスクを冒して前に出たが、王者撃破へ最後まで高い集中力を見せた東京Vが虎の子の1点を守り切った。この結果、共に公式戦連敗ストップを狙った両者の一戦はアウェイの東京Vに軍配。町田戦の大敗を見事に払しょくするリーグ4戦ぶりの勝利に。 一方、昇格組に敗れた神戸は今季リーグ戦初の連敗となり、公式戦3連敗となった。 ヴィッセル神戸 0-1 東京ヴェルディ 【東京V】 オウンゴール(後20) 2024.05.26 16:06 Sun

【J1注目プレビュー|第16節:神戸vs東京V】共に前節は悔しい敗戦、ルヴァンカップも敗退…公式戦連敗を止めるのは?

【明治安田J1リーグ第16節】 2024年5月26日(日) 14:00キックオフ ヴィッセル神戸(2位/29pt) vs 東京ヴェルディ(12位/18pt) [ノエビアスタジアム神戸] <span class="paragraph-subtitle">◆再び首位へ【ヴィッセル神戸】</span> 前節はアウェイで鹿島アントラーズに悔しい敗戦。結果、首位の座から陥落してしまった。 そしてショッキングな出来事はミッドウィークのルヴァンカップ。J3のカターレ富山相手にPK戦の末に敗戦。メンバーを大幅に入れ替えたこともあったが、チームとしての戦力均衡はまだまだ計れていないことが露呈した。 ただ、安定した守備は見せており、リーグ最少失点タイの11失点。リーグ連覇という目標に向けて戦いを続けるのみだ。 このところの取りこぼしの要因は、決定力の不足。チャンスクリエイトはできているだけに、ゴール前のクオリティを今一度取り戻したい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:前川黛也 DF:酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、初瀬亮 MF:山口蛍、扇原貴宏、宮代大聖 FW:武藤嘉紀、大迫勇也、佐々木大樹 監督:吉田孝行 <span class="paragraph-subtitle">◆失意の大敗 【東京ヴェルディ】</span> 前節はFC町田ゼルビアとの“東京クラシック”。昨シーズンまで共にJ2で戦った者同士の対戦だったが、相手にJ1で首位を争っている力を見せつけられ、今季ワーストの5-0敗戦となった。 12試合ぶりの黒星を喫した中、ミッドウィークにはYBCルヴァンカップでサンフレッチェ広島にも敗れ連敗。ただ、10人の先発を入れ替えた中で善戦したとはいえるが、新たな戦力が見つかることはなかった。 チームとしてはJ1王者相手に強度でどこまで戦えるのか。このところ露呈している局面での脆さが出れば、一気に押し込まれてしまう。 また、強力な攻撃陣を前に、ルヴァンカップで退場した林尚輝が出場停止という状況。チームとしての力が試される一戦になりそうだ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:マテウス DF:宮原和也、千田海人、山田裕翔、翁長聖 MF:松橋優安、森田晃樹、 綱島悠斗、見木友哉 FW:染野唯月、木村勇大 監督:城福浩 出場停止:林尚輝 2024.05.26 11:40 Sun

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「ここで勝ち点3を取ることでもっと上の景色が見れる」…東京Vの見木友哉、前回対戦で2点決めた広島との再戦に臨む

東京ヴェルディのMF見木友哉が、前回対戦で2ゴールを奪いながらも敗れたサンフレッチェ広島との再戦に臨む。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 そして、トップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位の広島相手に今季初のリーグ3連勝を狙う。 5月22日に味の素スタジアムで行われたJリーグYBCルヴァンカップの前回対戦ではチームが2-3の敗戦を喫したものの、後半からの出場で2ゴールを挙げる活躍を見せた見木。 その広島に対しては前半からプレーした選手や、スタンドから見守った多くの選手がプレー強度の高さ、クオリティの高さを口にしていた。しかし、見木自身は前半の入りの強度の高さは認めながらも、個人としてそこまで悪いイメージはないようだ。 「スカウティングでは前半の立ち上がりだったりの強度は高いというふうに言われています。ただルヴァンの時に自分は後半から出たので、その時はそこまでプレッシャーを感じなかったです。もちろん前半のピッチにいた選手にしかわからないところもあるとは思いますし、その前半の立ち上がりが特に強度が高いというのはその通りだと思うので、そうなった時に外していくプレーも必要だと思いますし、1個外せば、相手も結構人に来るので、チャンスになると思います」 「もちろん、ロングボールでリスク回避だったり、相手陣地で進めるということも必要だと思います。ただ、そこで全部ロングボールというのはきついところもあると思うので、両方いい感じで使い分けられればいいのかなと思います」 [3-4-2-1]へのシステム変更を機に公式戦3戦無敗を継続する東京V。初戦の神戸戦を除き、札幌戦、長野戦はミラーゲームを制して5ゴールを挙げているが、個々のタレントの質、システムの練度という部分でも格上と言える相手との対戦は、チームにとって試金石の一戦となる。 見木は「ヴィッセル以外は相手が5枚のチームばかりでミラーになる中、そこをどうズラしていくかというのは大事になってくると思うので、そこはシャドーだったり、ウイングバックであったり、ボランチだったりが、うまくポジショニングを変えていくことだったり、流動性を出すことだったり、ちょっとズラしていくことが必要になってくる」と、この一戦のポイントに言及。 その上で「それを広島相手にどれだけできるかというのは、チームにとっても本当に大事で、勝てば広島より上に行けるという意味でも大事だと思うので、ここで勝ち点3を取ることでもっと上の景色が見れるのかなと思います」と、難敵を撃破しての上位浮上への思いを語った。 2024.06.14 20:15 Fri

今季初リーグ3連勝狙う東京Vの齋藤功佑…難敵・広島戦へ「いかに組織として連動しながらプレーできるか」

東京ヴェルディのMF齋藤功佑が、今シーズン初のリーグ3連勝を狙うサンフレッチェ広島戦への意気込みを語った。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 [3-4-2-1]へのシステム変更を機にトップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位に位置する広島と対戦する。 今シーズンここまでは試合途中に流れを変える“ゲームチェンジャー”の役割を担いつつ、前節の札幌戦ではボランチの一角でスタメン出場し、今季最多5ゴールを挙げての勝利に貢献した中盤のオーガナイザー。 開幕前からのファンダメンタルの積み上げに加え、布陣変更という新たなチャレンジによる変化を経験しながらの現状について齋藤は「リーグ戦2連勝してる中での天皇杯での勝利。3バックに変えてからずっと勝っているという意味で自信はついてると思いますし、しっかりと勝ちながら課題と向き合えているという意味では、すごくいい状態にある」と、ポジティブに捉える。 [4-4-2]では両サイドハーフでのプレーが多かったが、この新布陣で2ボランチの一角が主戦場となっている背番号8は、「毎試合、選手同士でコミュニケーションを取りながら課題と向き合っているので、そのシステムのメリットとデメリット、優位性の使い方だったりというのを、お互い話しながら高められている」とトライ&エラーを繰り返しながらチームとしてフィットし始めていると感じている。 個人の部分では「ビルドアップの起点」、「守備時の強度の出しどころ」を意識したプレーがより増えているという。 「攻撃の時はビルドアップを助ける役割が大きくなるので、そこでうまく前進できるように、やっていきたいと思っています。守備のところでは、ポジションを守るというよりかは、ポジションから積極的に動いて、相手の最終ラインにプレッシャーをかける時もあれば、相手が最終ラインを抜けた時についていったりとか、結構縦横無尽に動くことになるので、強度の出しどころという部分で整理はちょっとずつできてきているので、その出す時に出せるかというのが大事かなと思います」 5月22日に行われ、2-3のスコアで敗れたJリーグYBCルヴァンカップでの前回対戦でフル出場し、ほぼベストメンバーの広島を体感している齋藤は、約1カ月ぶりのリベンジマッチに向けて改めて相手の印象に言及。最大のストロングであるプレー強度の高さに加え、「全員の能力が高い」と評価する相手に対して、一対一の勝負、攻守両面での組織的なプレーと、チームとしての総合力が試される一戦になるとみている。 「強度が高い中でも、それぞれがしっかりしとした技術と判断ができる選手が多い。あとは守備のところでは、後ろの3枚が個で守れたりするので、強度の部分がストロングなので、そこで負けないようにすることが大事」 「全員やっぱり能力が高い。ただ、攻撃では個で何とかするという選手は、そこまで感じなかったです。それぞれが巧いし、その場の判断だったり、駆け引きとかが巧かったりするので、誰というよりかは組織として攻撃してくる中で、ウチも組織として守れるかが大事になる」 「守備の時はマンツーマンぽくなりますし、攻撃の時もマンツーマンぽくなるので、いかに組織として連動しながらプレーできるかが大事かなというふうに思います」 さらに、その前回対戦では前半の15分経たずにFW大橋祐紀に2ゴールを決められるなど圧倒された前半の入りが敗因となっただけに、「ゲームの入り方は非常に重要になる。相手陣地でプレーできるかというのが、すごく大事だと思います」と、普段の試合以上に立ち上がりの攻防を重要視。 また、相手の堅守攻略に向けては、「(木村)勇大に選択肢を与えることが、よりチームとして攻撃しやすくなる方法。そこは周りの選手がどんなサポートをするかというのが大事になる」と、得点ランキング4位タイの8ゴールを挙げるFW木村勇大の活かし方がポイントのひとつになると語った。 2024.06.14 20:00 Fri

Eピースでの古巣戦に臨む東京Vの城福監督「臆せずチャレンジングな試合をしたい」…「特別」と語る広島への思いにも触れる

東京ヴェルディの城福浩監督が、2021年以来となる広島の地での古巣対戦への思いを語った。 ヴィッセル神戸、北海道コンサドーレ札幌相手に今シーズン2度目の連勝を達成し、11位に浮上した東京V。さらに、12日に行われた天皇杯2回戦ではAC長野パルセイロを相手に5-0の完勝を収め、公式戦3連勝とした。 [3-4-2-1]へのシステム変更を機にトップハーフ浮上も見えてきた上り調子の昇格チームは、15日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1第18節で5位のサンフレッチェ広島と対戦する。 13日、クラブハウスで行われた会見で城福監督は、前日に行われた天皇杯で得た手応えと課題に言及。 ややバタついた前半の入りに関しては「ちょっと足元、足元でプレーしている選手が多く、相手の嫌なところを突いてゲームに入っていくということができなかった」と課題を口にしたが、後半については「入りもよかったですし、クローズのところは本当に後から入った選手も最初から出た選手も、隙を見せないという姿勢を見せてくれた。何よりも山田剛綺の動きがシャドーで入った時のあのハードワークの姿勢というのは、みんなに伝わった。非常に集中力の高いクローズができたと思います」とコメント。 「矢印を自分たちに向けて成長していくプロセスの1試合」で、下位カテゴリー相手にしっかりとした心構えで臨んだ選手たちの姿勢。試合終盤に決死の3度追いを見せたストライカーを名指しで称賛するなど、札幌戦で出た課題を克服したチームのパフォーマンスに満足感を示した。 直近の公式戦2試合でいずれも5ゴールを挙げた攻撃面では、システム変更や相手の戦い方の影響もあったものの、より背後や縦パスの意識が高まった印象だ。城福監督は中盤から短い縦パス3本を繋いで奪った長野戦の先制点を例に挙げつつ、「相手の嫌がること」、「バランス」をキーワードに、「よりムラのない試合運び」をチームに求める。 「これは我々が志向するサッカーでいうと、いわゆるへそと言われている部分をうまくアンカーに入った選手が、ボールを触りながら機能させながら、相手を中に締めさせておいて外を使う。相手が広がったら中を使う、前から来れば裏を使うというところのバランスが大事なんですけれども、天皇杯の昨日の試合で言えば、最初の15分ぐらいは本当に中ばっかりだった。みんながいいことしようとしたというか、相手が嫌なことをしているかというと、本当にいいバランスで入れたかというと、そこはまだちょっとムラがあるいうところは否めないかなと思います」 「ただ、あの1点目というのは最後染野のスルーパスに山田剛綺が反応しましたが、時間で言えばその15秒、20秒ぐらい前というのは相手を広げて最終ラインに戻して最終ラインで回してるうちに、染野ともう一人が裏を取りに行っている。そのボールを相手がギリギリでクリアしたセカンドを拾って、そこからまたスタートしてあのスルーパスでした」 「そこの映像は僕らもハーフタイムに見せました。『間違えるな』と、綺麗なサッカーをやろうとしてやれるほど簡単ではないし、我々が目指すのは相手の嫌がるところ、ゴールに近いところをまず見て、そこからへそを使ったりワイドを使ったり、バランスを取っていくのであって、自分たちにとって何か心地いいというか、気持ちいいコンビネーションのところから入ったら、本当にカウンターも食らいますし、相手も組みやすくなるので、特に裏を取る選手が得意な選手が多いので、ここのバランスを取りながら、しっかりと繋いでいくというところは、昨日の試合だけではなくJリーグ含めてみんながいいバランスで状況を見ながら、いいバランスが取れるような、もっとムラのないような試合運びというのはやっていきたいです」 また、ここにきて徐々に離脱者が増え始める中、長野戦で戦列復帰を果たしたDF谷口栄斗に関しては「彼が離脱している間にチームの立ち位置というか、システムを変えてやっていた中、公式戦でレギュラー陣のセンターバックと一緒にやれたということは、すごく意義がある」、「身体的には全く問題ないと思います。あの時間であれば、我々は離脱した理由である箇所のところのリバウンドが一番心配だったので、そこさえ問題なければ、昨日ぐらいの時間であれば、中2日は全く問題ないと思っています」と、中2日でのリーグ戦での起用を示唆した。 5月22日に行われたJリーグYBCルヴァンカップではほぼベストメンバーを起用した広島に対して、控え中心の布陣で臨んだ結果、2-3の敗戦で古巣初対戦を終えた城福監督は、その敗戦から約1カ月の期間を経てリベンジマッチに臨む。 その前回対戦を経て改めて対戦相手の印象について問われた指揮官は、「ルヴァンで対戦してみても、強度という意味で、やっぱりトップレベルだなと。今まで対戦した中で言えば、それこそ町田と同じぐらいのレベルがあり、広島が今のJリーグを牽引するチームであることは間違いない」、「ボールを奪ってからのスピード感であったり、湧き出てくる人数であったり、局面の強さであったり、カウンターの精度というのは、本当にこういうチームが優勝候補と言われるチームなんだろうなと。観察していても対戦してみても改めて思います」と、称賛の言葉を並べた。 さらに「Jリーグでトップレベル、優勝を争うようなチームというのがどのレベルなのかというのは、ここまで経験してきているので、そこに打ち勝つためのポジションの準備だったり、バトルの準備だったり、セカンドの準備だったり、あるいは予測だったり、カバーの意識だったりというところを、もうワンランク上げないと、勝ち点を持ち帰ってくるというのは難しいと思っています」と、前回対戦を踏まえた上でのチームの改善点を指摘。 ただ、野心的な指揮官は「こういうチームに対して、互角以上の戦いをすること。勝ち点3を取ることというのが、おそらく我々のチームを新しいステージに導いていくことになるんだろうなと思っているので、我々が志向するサッカーで、アウェイではありますけど、勝ち点3を取りにいくという姿勢を見せることが、このチームの今の現在地というのを測れるいい機会だと思うので、臆せずチャレンジングな試合をしたい」と、J1残留以上のサプライズを目指す中で強豪撃破へ意気込む。 広島の元指揮官で、日本代表を率いる森保一監督が先日のシリア代表戦で広島念願のサッカー専用スタジアム“Eピース”への思いを語ったことが記憶に新しいが、同じく2018年から2021年途中まで4年に渡ってクラブを率いた城福監督にとっても、新スタジアムで戦う一戦は特別な思いをもっての試合になる。 新スタジアムで戦う広島の地での古巣対戦について63歳の指揮官は「僕は4年いましたけど、自分が就任した時には、スタジアムができるかどうかわからなかったです。非常に難しい時期でした。その機運は高まってましたけれども、『作りたい』、『でも実現するのか』というところと、場所はいくつかの候補があって、そこが絞り込まれていくプロセスにあったというふうに思います。本当に先人の方の思い、苦労や成果があって、スタジアムが中央公園という本当に町の中心部のところにできるということが決まったのが、ちょうどコロナ禍だったんですけど、それはクラブにとって、あるいは広島にとってものすごく大きなことでした。僕はその時インサイドにいましたけど、みんながそこの近い将来に向けての期待感のある中で、自分は目の前の現実と戦っていた。そんな思い出もあります」と、感慨深げに当時を回想。 また、この一戦の目標として「いい試合をして勝ち点を持ち帰ること」と共に、試合後に改めて古巣のファン・サポーターに挨拶をしたいと、自身にとって「特別」なクラブへの思いを語った。 「4年間いたので、やはり広島への思いは特別ですし、選手とスタッフ、ファン・サポーターに4年間いて、ちゃんとした挨拶ができずに、東京に戻ってきたので、この前のルヴァンの時に何人かの選手とは会えて、あれ以来ぶりに話ができたことはよかったですけど、何よりもファン・サポーターに挨拶できていないというのが、自分はすごく心残りなので、自分のやれることはあのスタジアムでいい試合をすること。それとその後でしっかりファン・サポーターに挨拶をすること。これは自分の中で強い思いがあります。ただ、それは自分の思いなので、とにかくチームが最大値を出して、選手を躍動させて悔いのない戦いをする。これに集中したいなと思います」 2024.06.14 19:30 Fri

日本のS級ライセンスで欧州の監督ができるかも/六川亨の日本サッカー見聞録

日本時間の12日朝9時から、U-23日本対U-23アメリカの親善試合をテレビで観戦した。日本は藤尾翔太のPKと細谷真大の追加点で2-0の勝利を収めたが、意外だったのは、あまりに低調なアメリカの試合ぶりだった。 プレスはその場しのぎで連動性はなく、間延びした陣形に、日本は左MFの斉藤光毅が得意のドリブルで対戦相手を翻弄した。アメリカはOA枠の選手も加わっていたものの、意図的に手の内を見せないよう“手抜き“をしているのではないかと疑ったほど酷い試合内容だった。 それでも2度ほどカウンターからチャンスをつかみかけた。相手はかなりの俊足だったのか、それとも日本のCB西尾隆矢と高井幸大はあまり足が速くないのか。本大会に向けて後者でないことを祈るばかりだ。 そしてこのピンチを救ったのがGK小久保怜央ブライアンだった。迷うことなく果敢にペナルティーエリアを飛び出すと、最初は左足で相手のドリブルをストップ、次は相手より先にボールに到達してクリアした。ミャンマー戦とシリア戦に招集されたGK3人は現状横並びの状態だろうが、U-23日本代表は小久保怜央ブライアンが正GKにふさわしい活躍をU-23アジアカップから見せていると言っても過言ではないだろう。 さて13日はJFAの技術委員会が開催され、終了後に影山雅永技術委員長がメディアブリーフィングを実施した。そこで影山技術委員長は、「早ければ来年にも」日本のS級ライセンスでヨーロッパ5大リーグの監督が務められるようになる「可能性がある」と明かした。 これまでヨーロッパの5大リーグで監督を務めた日本人は、84-85シーズンに当時西ドイツのブンデスリーガ1部、アルメニア・ビーレフェルトを率いた鈴木良平氏しかいなかった。鈴木氏は73年に東海大学を卒業後、元三菱と日本代表監督の二宮寛氏の勧めもありボルシア・メンヘングラッドバッハにコーチとして留学。現地ではヘネス・バイスバイラー監督(後にバルセロナや1FCケルンの監督を歴任)の薫陶を受け、ドイツのS級ライセンスを日本人として初めて取得。一度は帰国したものの、ビーレフェルトからの要請があり、ブンデスリーガの監督となった。 しかし近年では多くの日本人選手がヨーロッパに渡り、5大リーグでレギュラーとして活躍している選手も増えてきた。そこで「指導者養成をどうするか」(影山技術委員長)というのが次のテーマになったという。そして「近年はUEFAとAFCの互換性が認められつつある」として、AFCでプロライセンス制度を導入しているのは47協会中16協会しかなく、その16協会すべてをUEFAは認めないだろうが、AFCより先にプロのライセンス制度をスタートさせた日本協会のS級ライセンスはUEFAにも認可される可能性が高いという。 実際、アンジェ・ポステコグルーはオーストラリア人として初めてプレミアリーグの監督になったが、彼の場合はUEFAの面談を受け、英語でスムーズにコミュニケーションが取れるとしてスパーズの監督に就任することができた。影山技術委員長は「日本でS級を取れば、アジアのどの国でも監督はできる」と現状を解説しつつ、5大リーグのクラブから「オファーがなければ監督にはなれない」と厳しい現実も説明した。 その上で、「風穴を開けるのに、最初に頑張ってくれる人がいたらいいなあ」と正直な感想を漏らしていた。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.14 11:30 Fri

「何もできなくて悔しい」筑波大学戦で脛骨骨折の町田MF安井拓也が心境綴る「今出来ることをやります」

FC町田ゼルビアのMF安井拓也が、負傷した心境を綴った。 安井は12日に行われた第104回天皇杯2回戦の筑波大学戦に出場。負傷交代していた。 町田は13日、安井について負傷状況を報告。右脛骨骨幹部骨折と診断され、全治は明かされていなかった。 安井は自身のX(旧ツイッター/@ta1121kuya)を通じて、現在の心境を綴っている。 ーーーーー 自分自身の今の立場、コンディション含めて絶対に結果を出そうと思ってました 怪我した今、何もできなくて悔しいです 余裕があればこうなってないかもしれないと思うと、まだまだ強くなれるなと感じます 大好きなサッカーを1日でも早く出来るように、今出来ることをやります ーーーーー 今シーズンの安井は、明治安田J1リーグで8試合、YBCルヴァンカップデ2試合1得点、天皇杯は筑波大学戦で先制ゴールを記録していたが、その直後に交代していた。 これにはクラブOBの鄭大世氏も「脛骨骨折はえぐい!」とコメント。ファンは「早く回復をお祈りします」と、復帰を願う声を寄せていた。 <span class="paragraph-title">【SNS】安井拓也がケガをした今の心境を綴る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">自分自身の今の立場、コンディション含めて絶対に結果を出そうと思ってました<br><br>怪我した今、何もできなくて悔しいです<br>余裕があればこうなってないかもしれないと思うと、まだまだ強くなれるなと感じます<br><br>大好きなサッカーを1日でも早く出来るように、今出来ることをやります <a href="https://t.co/Z6iE5FODDW">https://t.co/Z6iE5FODDW</a></p>&mdash; 安井 拓也 (@ta1121kuya) <a href="https://twitter.com/ta1121kuya/status/1801071222551376104?ref_src=twsrc%5Etfw">June 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.13 20:55 Thu

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