元イタリア代表指揮官ヴェントゥーラ氏がセリエBサレルニターナの新指揮官に就任!

2019.07.01 02:10 Mon
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セリエBのサレルニターナは6月30日、イタリア人のジャンピエロ・ヴェントゥーラ氏(71)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間は1年間で、1年間の延長オプションが付随している。

今季のセリエBを16位で終えたサレルニターナは、同日に2019年5月からチームを指揮したレオナルド・メニキーニ監督(65)を解任を発表していた。
新監督に就任したヴェントゥーラ氏は、これまでサンプドリアやカリアリ、ウディネーゼ、ナポリなど、イタリアで数多くのクラブを率いてきた老将。2016年には、アントニオ・コンテ氏の後任としてイタリア代表に就任したが、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選で60年ぶりの予選敗退という大失態を犯し、代表監督を解任された。

その後、2018年10月にロレンツォ・ダンナ監督の後任としてキエーボの新指揮官に就任にしたが、セリエAの4試合を率い1分け3敗とチームを立て直せず。わずか34日で契約解除していた。

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イタリア代表のマンチーニ監督が突如辞任…ユーロ制覇もカタールW杯出場を逃す

イタリアサッカー連盟(FIGC)は13日、イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督(58)の辞任を発表した。 2018年5月、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督の下、ロシア・ワールドカップ(W杯)の出場権を逃したイタリア代表の監督に就任したマンチーニ監督は、ユーロ2020で見事に優勝を果たした。 しかし、期待されたカタールW杯予選はまさかのグループ2位でプレーオフに。すると、北マケドニア代表に1回戦で敗れ、2大会連続でのW杯出場を逃していた。 それでも、2026年まで契約を結び、2024年のユーロ、2026年の北中米W杯出場を目指して行くこととなったマンチーニ監督だったが、12日の夜に辞任を申し出。FIGCはこれを受理したという。 マンチーニ監督はイタリア代表で61試合を指揮し、39勝13分け9敗。最後の式は、6月に行われたUEFAネーションズリーグ3位決定戦のオランダ代表戦で、2-3で勝利していた。 これまでのキャリアでは、フィオレンティーナで監督キャリアをスタート。ラツィオ、インテル、マンチェスター・シティ、ガラタサライ、ゼニトで指揮をし、2018年5月にイタリア代表監督に就任していた。 なお、イタリア代表は9月にユーロ2024予選を控えており、数日中に新監督を発表するとしている。 2023.08.13 21:30 Sun

前イタリアサッカー連盟会長のカルロ・タヴェッキオ氏が逝去…

かつてイタリアサッカー連盟(FIGC)の会長を務めたカルロ・タヴェッキオ氏(享年79)が28日、肺の病気で入院中だったブリアンツァの病院で逝去した。 イタリアの政財界に幅広い人脈を持つタヴェッキオ氏は、1999年から15年間に渡りレーガ・ナツィオナーレ・ディレッタンティ(アマチュアリーグ)の会長を務めてきた実績を生かして、2014年8月からFIGCの新会長に就任。 しかし、人種差別や女性蔑視といった舌禍事件に加え、自身を支持する一部クラブへの便宜や保守的すぎる姿勢など、在任期間に多くの批判に晒されていた。 そして、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選ではプレーオフでスウェーデン代表に敗れ、1962年大会から14大会連続で継続していた本大会出場を逃し、60年ぶりの大失態を演じた。 その後、当時の指揮官であるジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督を解任した一方、任命責任として辞任を求められたタヴェッキオ氏は、「すべてはヴェントゥーラのミス」と自身に責任はないと主張。最終的に自身の非を認めて2018年に辞任を決断したが、当時は“イタリアサッカー界の老害”とも揶揄されていた。 在任期間に多くの批判に晒された一方、同氏の後任としてFIGCの会長を務めるガブリエーレ・グラヴィーナ氏は、故人を偲ぶと共にその功績を称えている。 「カルロ・タヴェッキオのような真のフットボールファンが亡くなったことに、深く悲しんでいます。 彼は、素晴らしい人間性を持ち、社会事業に非常に熱心で、アマチュアクラブに声と尊厳を与えることができ、革新することを決して諦めなかった」 「イタリアの女子フットボールが男子プロクラブとの提携によって発展するきっかけとなったこと、ゴールライン・テクノロジーやVARがイタリアで導入されたこと、そして国際的な分野でUEFAやFIFAの現トップマネジメントをサポートするという選択をしたことは、彼の優れた直感によるものでした」 なお、タヴェッキオ氏の訃報を受け、今週末にイタリア国内で開催されるすべての試合前には同氏への1分間の黙とうが実施される。 2023.01.28 23:13 Sat

老将ヴェントゥーラ氏が引退を発表!イタリア代表では60年ぶりのW杯出場逃す失態…

イタリア人指揮官のジャンピエロ・ヴェントゥーラ氏(73)が、イタリア『Tuttomercatoweb』で監督業を引退することを発表した。 1976年にサンプドリアユースで指導者キャリアをスタートさせたヴェントゥーラ氏。長い監督歴の中で、サンプドリアやカリアリ、ウディネーゼ、ナポリ、トリノなど、イタリアで数多くのクラブを率いてきた。 また、2016年7月からは前任のアントニオ・コンテ氏を引き継ぐ形でイタリア代表に就任。しかし、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフに回ると、そのプレーオフでスウェーデン代表に敗れ本大会行きを逃し解任。1962年大会から14大会連続で本大会に出場し続けていたアズーリにとっては、60年ぶりに予選敗退となる大失態となった。 直近では、2019年7月から当時セリエBに所属していたサレルニターナの指揮官を務めたが、2019-20シーズンでのセリエA昇格に失敗。クラウディオ・ロティート会長との確執もあり、翌年8月に辞任していた。 『Tuttomercatoweb』のインタビューの中で、ヴェントゥーラ氏は次のように語っている。 「私は(監督業を)引退することに決めた。もう現場の話はしたくないからね。37年間のサッカー人生で、多くの満足といくつかの失敗を経験し、引退する時が来たと思っている」 「最も残念だったのはアッズーリで2018年ワールドカップの出場権を得られなかったことだ」 「私はマンチーニのアッズーリがワールドカップ出場を決めて、優勝できるように祈っているよ」 2021.11.13 00:10 Sat

W杯予選でイタリアは足踏みも…前大会予選敗退を招いた元指揮官は楽観視 「このチームは必ずや成功する」

元イタリア代表監督であるジャンピエロ・ヴェントゥーラ氏が、母国のカタール・ワールドカップ(W杯)出場に太鼓判を押している。『フットボール・イタリア』が伝えた。 今夏に開催されたユーロ2020で53年ぶり2度目の優勝を達成したイタリアは、現在2大会ぶりのW杯出場を目指して欧州予選を戦っている。しかし、2日に行われたカタールW杯欧州予選グループC第4節のブルガリア代表戦をドローで終えたチームは、第5節のスイス代表戦もゴールレスドローに終わり、2試合続けて勝利を逃した。 この結果、イタリアは現在グループ2位のスイスとは勝ち点差「4」となっているが、スイスが未消化試合を2つ残していることもあり、グループ首位の座は危うくなっている。 こうした状況から、再びW杯出場権を逃す懸念も生じているが、2018年に同チームを率いて60年ぶりのW杯予選敗退を招いた張本人であるヴェントゥーラ氏はイタリア『Adnkronos』で、今回は間違いなく本戦に出場できると断言した。 「夏季休暇明けのチームが苦戦するのは予想できたことだ。それでも私はこのチームが、W杯の予選で問題を起こすことはないと確信している」 「予選通過を確実にするためには、これからすべての試合に勝つ必要があるだろう。そしてこのチームは、必ずやそれに成功すると思っているよ」 「ユーロで優勝を果たした後、このチームは成熟して非常に高い国際的価値を持つようになった。秋に行われる次の代表戦では、また違った展開になるだろうね」 2021.09.07 11:32 Tue

イタリア代表、マンチーニ監督と2026年まで契約延長! W杯予選敗退の失態から立て直した手腕を評価

イタリアサッカー連盟は17日、同国代表を率いるロベルト・マンチーニ監督(56)との契約を2026年まで延長したことを発表した。 マンチーニ監督の現行契約は2022年6月末となっていたが、今回結んだ長期契約により、来夏に1年延期されたユーロ2020、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に加え、ドイツで開催されるユーロ2024、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共同開催の2026年W杯までイタリア代表を指揮することになった。 これまでフィオレンティーナやラツィオ、インテルなどのイタリア国内クラブに加え、マンチェスター・シティ、ガラタサライ、ゼニトなど国外トップクラブの指揮官を歴任したマンチーニ監督は、2018年5月にジャンピエロ・ヴェントゥーラ前監督の解任を受けてイタリア代表監督に就任。 2018年ロシア・ワールドカップ出場を逃す失態を犯したイタリアを立て直し、ユーロ2020の予選では10戦全勝で本戦への出場権を獲得。また、UEFAネーションズリーグ2020-21ではオランダ代表やポーランド代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表が同居した中、無敗で決勝ラウンド進出まで導く見事な手腕を発揮。ここまでの通算戦績は19勝2敗7分けとなっている。 2021.05.18 01:20 Tue

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2021年消滅のキエーボで会長務めたカンペデッリ氏、英雄ペリッシエル氏らへの法廷闘争を開始

2021年に消滅したキエーボ・ヴェローナ。会長を務めたルカ・カンペデッリ氏が元関係者らに対する法廷闘争を始めた。『フットボール・イタリア』が伝えている。 長年のカルチョファンに親しまれたキエーボ。セリエA初挑戦となった2001-02シーズンの序盤戦で一時首位に立ち、最終順位も5位という大躍進を遂げ、ミラクル・キエーボという今なお語り継がれる代名詞も誕生した。 その後もカルチョのプロヴィンチャ(中堅クラブ)として一定の地位を築いたが、財政難に端を発する様々な財務違反・不正会計が発覚。セリエBで昇格プレーオフを戦った直後の2021年7月にセリエDへの強制降格を命じられ、さらにその翌月、リーグへの登録期限までに買い取り先が見つからなかったことにより、1929年創立の由緒あるクラブは解散を余儀なくされた。 元凶となったのはクセありワンマン会長として知られたカンペデッリ氏だったわけだが、クラブ解散の同月、ミラクル・キエーボ時代の中心選手だった元イタリア代表FWセルジオ・ペリッシエル氏が発起人・オーナーとなり、事実上の後継クラブであるFCキエーボ2021(現:FCクリヴェンセ)がヴェローナの地に誕生した。 ペリッシエル氏自らも現役復帰して盛り上げたクラブは今季からセリエDへ昇格し、プロリーグであるセリエCまであと一歩。そんななか、カンペデッリ氏から横槍が入った。 イタリア『TuttoMercatoWeb』によると、カンペデッリ氏はイタリアサッカー連盟(FIGC)とガブリエレ・グラヴィーナ会長、そしてFCクリヴェンセとペリッシエル氏の計4者を相手取り、ヴェネツィア地方裁判所で告訴、受理されたという。 FIGCとグラヴィーナ会長に対しては「2021年のセリエBからの不当な排除」、FCクリヴェンセとペリッシエル氏に対しては「スポーツの商標登録に関する所有権侵害」を訴えており、総額1億4000万ユーロ(約221億3000万円)の賠償を求めているとのことだ。 キエーボの会長時代から何かと悪名高い存在だったカンペデッリ氏。FIGCはともかく、ペリッシエル氏とFCクリヴェンセを応援しているファンにとっては堪ったものではないだろう。 2023.09.14 21:35 Thu

サンプドリア、破産キエーボからFWデ・ルカを獲得

サンプドリアは11日、イタリア人FWマヌエル・デ・ルカ(23)を獲得したことを発表した。 192cmの大型ストライカーであるデ・ルカは、インテルとトリノの下部組織出身。トリノではトップチームデビューを飾れず、これまでアレッサンドリア、ヴィルトゥス・エンテッラなど下部リーグのクラブにレンタルに出されていた。 そして昨年9月、キエーボに加入。キエーボではセリエB32試合に出場して6ゴールを挙げていた。 キエーボは新シーズン、財政難によりセリエB登録を認められず破産扱いとなってアマチュアリーグのセリエDから再スタートを切ることが決まっていた。 2021.08.12 01:30 Thu

ジェノア、キエーボのクロアチア人GKセンパーを獲得

ジェノアは11日、キエーボのクロアチア人GKアドリアン・センパー(23)を完全移籍で獲得したことを発表した。 U-21クロアチア代表歴を持つセンパーは、ディナモ・ザグレブの下部組織出身。2018年にキエーボへ移籍し、キエーボでは正GKとして公式戦83試合に出場した。 ジェノアでは新シーズン、トリノを退団したイタリア代表GKサルバトーレ・シリグ(34)を獲得しており、センパーはシリグと正GKを巡って争うことになる。 2021.08.12 00:00 Thu

財政難キエーボ、セリエB登録認められず破産… セリエDに降格

レガ・カルチョは26日、セリエBに所属するキエーボの登録を認めずセリエDに降格することを発表した。 税金の未払いがあったキエーボに関しては、シーズン中の破産を避けるべく、クラブの財政状態をレガ・カルチョに報告するよう命じられていた。 しかし審査の結果、登録が許可される財政状態にはなく、アマチュア扱いとなるセリエDへの降格が決まってしまった。 キエーボは2000年代前半、ルイジ・デル・ネーリ監督の下『ミラクル・キエーボ』と称され、セリエAで4位になるなど旋風を巻き起こした。 しかし、2019-20シーズンに12季ぶりにセリエBに降格。昨季は8位に終わってセリエA昇格プレーオフには臨んだものの、セリエA復帰は果たせなかった。 2021.07.27 08:00 Tue

駅で捨てられていた子供を養子に…イタリア人FWフローロ・フローレスが現役引退

ウディネーゼやサッスオーロで活躍したイタリア人FWアントニオ・フローロ・フローレス(36)が現役引退を発表した。 ナポリのユース出身のフローロ・フローレスは、ナポリやウディネーゼ、サッスオーロ、キエーヴォ、ジェノア、バーリなどでプレー。また、スペインのグラナダでもプレーした。 2018-19シーズンからセリエCのカゼルターナに所属。2019-20シーズンはリーグ戦11試合1ゴール、コッパ・イタリアで1試合に出場していたが、1月29日に自身のインスタグラム(floroflores83official)を更新。感謝の気持ちを述べるとともに引退を表明した。 「私の心は少年のままだが、体はそうではない。今日、私はスパイクを脱ぐことにした。私はあなた(サッカー)に手紙を書きます」 「あなたを愛し何度も追いかけました。一緒に喜び、一緒に傷つきました。でも、あなたが私を導いてくれて、夢を見させてくれて、説明できないほどの感情を与えてくれたので、感謝したいと思う」 「僕を人間にし、家族を思う人となり、タフになり、多くの愛を持ってプライベートな時間を持つことができました。人生において、朝起きる理由になり、キャンプへ行き、考え、最後の一滴まで汗をかかなければいけないと思わせました」 「夢を実現したかったので、セリエAでプレーし、アイドルやチャンピオン、素晴らしい監督に出会わせてくれました。人として成長し、トレーニングを助けてくれた多くの人に会わせてくれました」 「全ての瞬間、全ての行動、全ての目標、全ての人が、自分の道に従って通り過ぎて行きました。時々、私は自分のキャラクターのために、ボールを壊しました。そして感謝したいです。あなたを知ったことは、大きな誇りです」 フローロ・フローレスは、セリエAで275試合に出場し52ゴール30アシスト、セリエBで202試合に出場し44ゴール8アシスト、コッパ・イタリアで33試合に出場し9ゴール1アシストの記録。また、ラ・リーガでは10試合1ゴール、ヨーロッパリーグでは7試合2ゴール2アシストを記録していた。 A代表の経験はないものの世代別のイタリア代表ではU-17からU-21まで経験がある。 また、2014年にはイタリアの鉄道の駅に捨てられていた生後間もない男の子を養子に引き取るなど、人格者としても知られている。 2020.02.01 17:22 Sat

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