マドリーで構想外もマリアーノは引く手あまた? 代理人「3カ月ごとに異なるチームから連絡」

2023.04.06 08:00 Thu
Getty Images
今シーズン限りでレアル・マドリーと契約終了の元ドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアス(29)の元には多くのオファーが届いているようだ。

マリアーノはマドリーのカンテラ出身で、2016年7月にファーストチームに昇格。2017年7月にリヨンへ完全移籍を果たすが、1年後にマドリーへと復帰していた。
しかし、復帰後もマドリーでは出番に恵まれておらず、ここまで公式戦81試合に出場し12ゴール3アシストを記録。今シーズンは公式戦8試合に出場しているものの、そのすべてが試合終盤の短時間のプレーとなっている。

近年は細かい負傷も多く、同じく構想外のFWエデン・アザールと共に完全にさび付いた印象も強い29歳FWだが、移籍市場においては未だに多くのクラブから関心を寄せられているようだ。

マリアーノの代理人を務めるダニエル・アランダ氏は、スペイン『Bolavip』で同選手の去就に関する現状を説明。ヨーロッパの幾つかのクラブからの関心を認めた一方、一部で噂されるブラジルのサントス行きの可能性は否定している。
「3カ月ごとに異なるチームから連絡がある」

「結局のところ、彼は常に市場に出回っている。彼のプロフィールと特徴は魅力的だ。プレミアリーグ、ブンデスリーガ、セリエA、その他のチームに行く可能性もある」

「誰も(サントスから)連絡を取っていない。彼らは歴史あるクラブだが、今は誰からも連絡はない。彼は幸せになれるチームを必要としている」

「現状がそうではないというわけではなく、マドリーに満足しているが、彼の契約は切れる」

マリアーノ・ディアスの関連記事

昨季のEL制覇は“かりそめ”…衰退するセビージャ、ケガ人も多く37歳S・ラモスを酷使中

セビージャにはケガ人が非常に多い。スペイン『Relevo』が伝えている。 現在セビージャはラ・リーガで5勝9分け11敗の15位に低迷。昨季のヨーロッパリーグ(EL)制覇によってもたらされたチャンピオンズリーグ(CL)もグループステージ最下位で敗退…“お家芸”とも言える「3位→EL参戦→優勝」ルートに進めなかった。 振り返ると、セビージャは昨季から異変が起きている。 21世紀に入ってからラ・リーガで一度も下位(11位〜20位)フィニッシュがなかったにもかかわらず、昨季まさかの12位で、今季もここまで15位に沈む。 昨季序盤戦は2部リーグ降格圏に足を踏み入れるほど低迷し、ホセ・ルイス・メンディリバル監督の途中就任より戦術を「ポゼッション」から「ロングボール&速攻」にチェンジ…大胆な決断が通算7度目のEL制覇をもたらした。 しかし、今思えばこれも“かりそめ”。 メンディリバル登板は劇薬に過ぎず、対戦相手から研究・対策された結果、同監督は今季序盤戦で解任の憂き目に。欧州初指揮の前ウルグアイ代表指揮官、ディエゴ・アロンソ監督が後任となったなか、ラ・リーガ直近4試合で2勝2分けの無敗とはいえ、『Relevo』はある点を不安視する。 そう、セビージャは主力を中心にケガ人が非常に多いのだ。 DFネマニャ・グデリ、DFマルコス・アクーニャ、DFマルコン、DFタンギ・ニアンズ、MFエリク・ラメラ、MFルシアン・アグメ、FWドディ・ルケバキオ、FWマリアーノ・ディアス、FWルーカス・オカンポス アクーニャ、マルコン、マリアーノについては、ここ2〜3週間の間にケガから復帰して数試合で別の箇所を痛めたか再発。17日のバレンシア戦で途中交代した主軸アクーニャは筋断裂だという。 ケガ人の頻発により、37歳DFセルヒオ・ラモスも最終ラインでフル稼働せざるを得ない状況。前半戦は2〜3試合に1試合ベンチスタートだったが、昨年12月以降、出場停止1試合を除いて10試合連続でフル出場中だ。 理想的な11人、またはそれに近い11人を組むこともできない現状では、昨季からの低迷を脱却することも難しいか。少なくとも、もはやセビージャはラ・リーガの第二勢力とは言えない立ち位置にある。 2024.02.21 15:35 Wed

セビージャがレアルFWマリアーノを完全移籍で獲得! レスターMFスマレは買取OP付きレンタルで加入

セビージャは1日、レアル・マドリーの元ドミニカ代表FWマリアーノ・ディアス(30)を完全移籍で、レスター・シティのMFブバカリ・スマレ(24)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。 マリアーノは、マドリーの下部組織育ちで、2016年7月にリヨンへ完全移籍。リーグ・アン37試合で18ゴールと活躍したことを受け、1年でマドリーに復帰していた。 しかし、復帰したマドリーでは厚い選手層の前に出番が限られ、公式戦84試合で12ゴールに終わることに。EU圏外枠の問題もあり、常に余剰戦力状態だった。 スマレはパリ・サンジェルマン(PSG)のアカデミー育ちで、リールへの移籍を経て、2021年7月にレスターへと完全移籍した。 レスターでは2シーズンを過ごし、公式戦59試合に出場。買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入することになる。 2023.09.02 08:05 Sat

ヴィニシウスが来季から背番号7に! ロドリゴはアセンシオの11番を継承

レアル・マドリーのFWヴィニシウス・ジュニオールが、2023-24シーズンから背番号7を着用することになった。 マドリーの背番号7は、エミリオ・ブトラゲーニョやラウール・ゴンサレスが背負ってきた特別な番号。2010年から2018年まではクラブ史上最高のアタッカーであるFWクリスティアーノ・ロナウドが着用し、その価値はより特別なものとなっていた。 ただ、ロナウド退団後はFWマリアーノ・ディアスを挟んで、2019年からFWエデン・アザールが背負ったが、チェルシー時代の輝きを最後まで取り戻せぬまま、今シーズン限りでの退団が決定した。 そういった中、以前から背番号7の正統後継者と目されていたヴィニシウスは、アザールから引き継ぐ形で現行の背番号20から背番号7に変更することになった。 また、マドリーの公式サイトの2023-24シーズンのトップチームのプロフィールページでは、これまで背番号21を背負っていたFWロドリゴ・ゴエスが、FWマルコ・アセンシオが今季背負っていた背番号11に変更することも明かされた。 さらに、買い戻しオプションを行使する形で、ラージョ・バジェカーノから帰還するDFフラン・ガルシアは、ヴィニシウスの背番号20を引き継ぐことになる。 2023.06.12 19:30 Mon

マドリーがマリアーノ退団発表…カンテラから通算11年在籍のクラブに別れ

レアル・マドリーは3日、元ドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアス(29)の今シーズン限りでの退団を発表した。 マリアーノはマドリーのカンテラ出身で、2016年7月にファーストチームに昇格。2017年7月にリヨンへ完全移籍を果たすが、1年後にマドリーへと復帰していた。 しかし、復帰後もマドリーでは出番に恵まれておらず、ここまで公式戦84試合に出場し12ゴール3アシストの数字にとどまっていた。今シーズンは公式戦11試合に出場していたものの、そのほとんどが試合終盤の短時間のプレーとなっていた。 在籍期間での見せ場は2019-20シーズンのエル・クラシコでのゴールのみとなったが、ラ・リーガ3回、チャンピオンズリーグ2回、クラブ・ワールドカップ3回、UEFAスーパーカップ2回、コパ・デル・レイ1回、スーペル・コパ2回の合計13個のタイトルを獲得している。 2023.06.04 06:30 Sun

リバプール退団のFWフィルミノ、レアル行きが濃厚に? クラブも様々な条件下で適任と判断か

リバプールからの退団が決定しているブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(31)だが、レアル・マドリー行きの可能性が高まっているようだ。 今シーズンのマドリーはラ・リーガではバルサに優勝を許すと、連覇を目指したチャンピオンズリーグ(CL)では準決勝でマンチェスター・シティに惨敗し敗退。コパ・デル・レイのタイトルを獲得するにとどまった。 巻き返しを図る来季に向けてはすでに選手の獲得に動いており、今夏の注目株でもあるドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)の獲得が濃厚とされている。 また、昨季のバロンドール受賞者でありながら、今シーズンはケガでの離脱もありラ・リーガ23試合で18ゴールに終わった元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(35)の代役も探しているという。 そんな中で、マドリーが目をつけているのがフィルミノ。フリーで獲得でき、一定のパフォーマンスが期待できるため、クラブは最も関心を寄せているという。 ベンゼマもまだまだプレーは可能であり、控えの立場になる可能性も多いなか、フィルミノは長期契約や高額なサラリーも求めなかったという。 移籍に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏もフィルミノのマドリー行きが近づいていると報道。プレースタイル的にもマドリーに馴染む可能性が高く、ベンゼマと似た特徴があることも、クラブの興味をそそることになりそうだ。 これまでも何度となくストライカーを獲得したが、マリアーノ・ディアスやルカ・ヨビッチなどは期待に応えるパフォーマンスを出せず。また、2024年夏にはパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペやマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの獲得を目指しており、ビッグネームを連れてくることも考えていない。その点でも、フィルミノは適していると考えられている。 2023.05.28 21:55 Sun

レアル・マドリーの関連記事

年俸が9億→33億円に…ナチョがサウジ行き濃厚か、実現ならベンゼマと再会

スペイン代表DFナチョ・フェルナンデス(34)のサウジアラビア行きが濃厚という。 11歳の頃からレアル・マドリーに所属するナチョ。2010-2011シーズンのデビューから、最終ラインの全ポジションをカバーできる万能性選手として地位を築き、数々のチームタイトルとともに通算出場数も364試合を積み上げる。 今やチームのキャプテンを託されるほどの存在だが、今季が契約最終年。今季も公式戦45試合に出場したナチョに対してはレアル・マドリーも慰留に努めているが、スペイン『マルカ』によると、アル・イテハド移籍を決意した模様だ。 アメリカ行きも選択肢に浮かぶなか、契約書へのサインはまだだが、アル・イテハドからはレアル・マドリーで受け取る550万ユーロ(約9億2000万円)の年俸よりもはるかに高額な2000万ユーロ(約33億7000万円)の2年契約で話があるそうだ。 そのアル・イテハドでは先週、スポーツディレクターであるラモン・プラネス氏がマドリードを訪問。昨オフに先んじてアル・イテハド行きを決断した元同僚のカリム・ベンゼマもこの移籍に賛同したとのことだ。 いよいよスペイン代表としてユーロ2024の戦いが始まり、そこでの活躍が期待されるナチョだが、去就の方も注目だ。 2024.06.14 09:20 Fri

今月で32歳迎えるアラバ…マドリーは戦列復帰時期を慎重に慎重に思案中

レアル・マドリーがオーストリア代表“スタッフ”ダビド・アラバ(31)の戦列復帰計画を策定中だ。スペイン『Relevo』が伝える。 昨年末に左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負い、以来ピッチから遠ざかるアラバ。今夏オーストリア代表の中枢として臨むはずだったユーロ2024を断念せざるを得なくなった。 若い選手も少なくないオーストリア代表…同国サッカー連盟が苦肉の策として練り上げたのが、アラバの「スタッフ帯同」で、マドリーも快く許可したことでユーロ2024へ参戦。 その一方、マドリーはマドリーで重要な戦力アラバの復帰時期を慎重に議論。現状、アラバは芝生の上でランニングすることもまずい状況で、来季頭の公式戦復帰は描けないという。 9月には練習復帰が可能なようだが、すぐに公式戦で起用できるわけではなく、今のところ「10月中に90分間プレーさせる」がマドリーの目標となっているようだ。 若手時代からその名を知られるアラバも今月で32歳。現マドリーはセンターバックにアントニオ・リュディガー、エデル・ミリトンがおり、逸材レニー・ヨロを今夏獲得の可能性も。 アラバは選手キャリアの後半を戦うなか、来季がターニングポイントとなりそうだ。 2024.06.13 15:15 Thu

レアルのヴィルツへの関心は本物? 事前合意は不確かも来夏のトップターゲットか

レアル・マドリーがレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)に興味を示している可能性は高いようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が報じた。 2020年7月にファーストチームに昇格し、今シーズンはチームのブンデスリーガ無敗優勝に大きく貢献したヴィルツ。10番を背負う中心選手としてリーグ戦32試合で11ゴール11アシストを記録し、リーグの最優秀選手にも選ばれた。 かねてから国内外のビッグクラブから関心を寄せられるなか、スペイン『マルカ』は先日、レアル・マドリーとヴィルツの間で、2025年夏の移籍に向けた協定が交わされていると報道。移籍金1億5000万ユーロ(約254億円)程度で移籍の可能性が伝えられていた。 しかし、これに反応した『スカイ・スポーツ』はその協定の存在を否定。しかし、マドリーやバイエルンがヴィルツを2025年夏の獲得リスト筆頭に挙げていることははっきりしているという。 なお、ユーロ2024のドイツ代表に帯同しているヴィルツは先週、「僕の契約は誰もが知っている」とコメント。レバークーゼンと残す2027年6月までの契約を強調しながら、今は目の前の大舞台に集中していると語っていた。 「今はそのことを話す時ではない。レバークーゼンでとても良い時間を過ごしているし、居心地もいい。今はユーロのことが100%頭にある。他のことは今は気にしていない」 今夏はすでにパリ・サンジェルマン(PSG)からフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)の加入が決まっているマドリー。1年後にもビッグディール成立となるのだろうか。 2024.06.11 16:42 Tue

レアルとアンチェロッティ監督、新CWC不参加を否定 「予定通り参加する」

レアル・マドリーは10日、2025年6月に開催される新フォーマットのFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)に参加する意向を表明した。 2021-22シーズン、さらには2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)王者として来シーズンのCWC参戦が見込まれるマドリー。しかし、カルロ・アンチェロッティ監督がイタリア『イル・ジョルナーレ』のインタビューのなかで「選手もクラブもその大会には参加しないだろう」「レアル・マドリーの1試合には2000万ユーロ(約33億8000万円)の価値があるが、FIFAは大会全体で我々にその額を与えようと考えている」と発言し、物議を醸していた。 さらには「我々と同じように、他のクラブも参加を断るだろう」とも述べていたなか、マドリーは公式声明を発表。参加の意向を明らかにしている。 「レアル・マドリーは2024-25シーズンにFIFAが主催する新たなクラブ・ワールドカップへの参加に疑問を抱いたことは一度もないと発表する」 「したがって、当クラブは世界中の何百万人ものファンに新たなタイトルの獲得で再び夢を与えるべく、誇りを持って、最大限の熱意を持って臨むこの公式大会に予定通り参加する」 また、アンチェロッティ監督もX(旧ツイッター)上で、CWC不参加の意向を否定。間違った解釈で伝えられたと主張している。 「イル・ジョルナーレのインタビューにおけるFIFAクラブ・ワールドカップに関する私の発言は、私の意図していたように解釈されていなかった。この大会はレアル・マドリーで主要タイトルを目指して戦い続ける絶好の機会だと考えている。その大会への出場の可能性を否定することほど、私の関心から遠ざかるものはないだろう」 2024.06.11 14:12 Tue

人種差別行為のバレンシアサポーター数名に有罪判決…被害のヴィニシウスがSNSに心境綴る

レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに対する人種差別行為で、バレンシアのサポーター3名に有罪判決が下った。 アウェイのバレンシア戦だった昨年5月21日のラ・リーガ第35節に先発したヴィニシウスはキックオフから71分頃に相手ゴール裏の一部サポーターから人種差別的なチャントを浴びせられ、試合も一時中断に。この出来事にブラジル政府が反応するなど、外交問題にまで発展した。 マドリーの発表によると、地元バレンシアの裁判所は10日、人種差別的なチャントやジェスチャーで起訴された3名を禁錮8カ月に処すとともに、2年間のスタジアム入場禁止に。3名は刑事責任を認め、ヴィニシウスとマドリー、そして不快な思いをした者に謝罪文も出したようだ。 クラブは「こうした人種差別行為に裁判所や法廷が有罪判決を下したのは今回が初。この手続きでヴィニシウス・ジュニオールとともに訴追したレアル・マドリーは今後もクラブの価値観を守り、フットボールとスポーツの世界における人種差別的行為の根絶に努める」とした。 また、ヴィニシウス・ジュニオール本人も自身のSNSでこの件に言及。この判決を受けた思いを発信した。 「多くの人から無視するよう言われ、その戦いが無駄だから、『フットボールだけをしろ』と言う人もいた」 「でも、いつも言うように、僕は人種差別の被害者というわけじゃない。僕は人種差別主義者を懲らしめる者だ」 「スペイン史上初の有罪判決は僕のためのものじゃない。すべての黒人のためのもの。ほかの人種差別主義者たちは恐れ、恥じ、物陰に隠れるがいい」 「そうでないなら、僕はまた来る。この歴史的な判決に支援してくれたラ・リーガとレアル・マドリーに感謝する」 2024.06.11 12:45 Tue

記事をさがす

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly