“ドリーム・チーム”で輝くロマーリオが宿敵レアル・マドリーを撃破【ハットトリック・ヒーローズ】

2020.09.06 12:00 Sun
Getty Images
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、元ブラジル代表FWロマーリオ氏がバルセロナ時代に決めたハットトリックだ。

◆ロマーリオの妙技「ラーボ・デ・バッカ」でレアル守備陣を粉砕

ヨハン・クライフ監督の下、MFミカエル・ラウドルップやFWフリスト・ストイチコフ、DFロナルド・クーマンらを擁し“ドリーム・チーム”と呼ばれた1990年代前半のバルセロナ。1993年1月8日に行われた“エル・クラシコ”で当時バルセロナのエースだったロマーリオが伝説を作った。

レアル・マドリーのホームスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウで行われた伝統の一戦に先発出場したロマーリオは、24分にボックスすぐ外でMFジョゼップ・グアルディオラの縦パスを受ける。
この時は相手DFを背にした状態だったが、すぐさま反転しながらインサイドでボールを引きずるようなテクニック、「ラーボ・デ・バッカ」で相手を置き去りに。そして、フリーとなったロマーリオは右足のアウトサイドキックで飛び出したGKの横を抜くシュートをゴール右に流し込んだ。

その後、ロマーリオは56分にストイチコフの完璧なお膳立てから2点目を奪うと、81分にもネットを揺らしハットトリックを達成した。


さらに、バルセロナは他にもクーマンとMFイバン・イグレシアスがネットを揺らし、終わってみればアウェイで5-0というスコアで大勝。圧倒的なスコアでライバルを粉砕した。

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準々決勝はチェルシーとリヨンが敵地で先勝!アヤックスは国内記録更新の3万6000人を集めるも黒星【UWCL】

19日、女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準々決勝1stレグが各地で行われ、チェルシーとリヨンが先勝した。 ヨハン・クライフ・アレナではアヤックスvsチェルシーが行われ、チェルシーが3-0で勝利を収めた。 オランダのチームとして初めてグループステージを突破したアヤックス。スタジアムにはオランダ国内における女子サッカーの最高入場者数を更新する3万5997人の観衆の前で、7分にロマネ・ロイヒターのシュートがポストを叩くなど、先に決定機を迎えたが、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で首位をいくアウェイチームが上回った。 19分、ボックス手前での混戦からシェーケ・ニュスケンのパスがアヤックスDF2人に当たってボックス内へこぼれると、これに唯一反応したローレン・ジェームズがGKをかわしてネットを揺らす。 副審はフラッグアップしたが、VARによるチェックの結果、オンサイドであることが確認され、ゴールが認められた。 39分のグロ・レイテンのゴールはVARチェックの結果、シュートコース上にいたニュスケンのオフサイドで取り消しとなったものの、44分にはレイテンの折り返しをニュスケンが滑り込みながら合わせて正真正銘の追加点を奪取。 83分には途中出場のカタリナ・マカリオのクロスをニュスケンが頭で合わせてリードを広げ、守ってもクリーンシートでチェルシーが初戦をモノにした。なお、なでしこジャパンの浜野まいかはメンバー外だった。 エスタディオ・ダ・ルスではポルトガル勢初の準々決勝進出チームとなったベンフィカと、歴代最多8度の優勝を誇るリヨンが顔を合わせ、リヨンが逆転勝ちを収めた。 7分、アンドレア・ファルコンのシュートがGKクリスティアーヌ・エンドレルの手を弾いて左ポストを叩いたベンフィカ。リヨンのポゼッションにも我慢をしながら機をうかがうと、前半終了間際に先制点を奪う。 ハーフウェーライン付近まで最終ラインを押し上げていたリヨンの横パスを、アンドレイア・ファリアがカットしてそのまま独走。GKとの一対一を冷静に制し、43分にベンフィカが試合を動かした。 ミスから失点を喫したリヨンだが、折り返しての63分、エリー・カーペンターが右サイドをえぐってマイナスにグラウンダーで折り返すと、コルベンティーナがフリックしてデルフィーヌ・カスカリーノが蹴り込み、試合を振り出しに戻す。 勢いに勝るリヨンは79分、リンジー・ホランのクロスにザラ・デブリッツが頭で合わせて逆転に成功。2-1で敵地戦を制している。 また、その他の準々決勝2試合、ヘッケン vs パリ・サンジェルマン、SKブラン vs バルセロナは20日に開催される。 ◆UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ ▽3月19日 アヤックス 0-3 チェルシー ベンフィカ 1-2 リヨン ▽3月20日 ヘッケン vs パリ・サンジェルマン SKブラン vs バルセロナ <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】チェルシーが3発快勝でアヤックスに先勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="_BGG7gJSrvo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】リヨンがベンフィカとの敵地戦で逆転勝ち</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="8TBq5KxXMsc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.20 22:05 Wed

バルセロナ保有のセルジーニョ・デストがレンタル先で大復活...24年夏の注目銘柄に?

アメリカ代表DFセルジーニョ・デスト(23)が、慣れ親しんだオランダの地で復活した。 2020-21シーズンにアヤックスからバルセロナへ移籍したデスト。オランダ生まれアヤックス育ちの米国代表サイドバックは、故ヨハン・クライフ氏が愛したスペインの名門へ意気揚々と乗り込んだ。 しかし、一定の出場機会を確保しつつも期待に見合うパフォーマンスに至らず、昨シーズンはミランへレンタル放出されることに。イタリア挑戦もケガに苦しみ、1年でバルセロナへ戻っている。 そして今季、少年時代から過ごしたアヤックスの宿敵PSVへレンタル移籍することとなったデスト。3年間苦しんだ男は、チャンピオンズリーグ(CL)にも参戦するクラブでここまで公式戦31試合2ゴール6アシストと、それなりの数字を残している。 PSVにおける重要性は細かい数字にも。 31試合出場のうち、途中出場は1試合だけ。大半でフル出場するなか、現在は左サイドバックで定位置を確立しており、1月にはエールディビジ3試合連続でアシストをマーク。さらに直近のゴー・アヘッド・イーグルス戦(1◯0)では決勝点も叩き出している。 チームも6年ぶりとなるエールディビジ優勝に限りなく近づいており、CLは2006-07シーズン以来17年ぶりにベスト8進出を掴む可能性(※1)も。そんなPSVにおいて、ケガなく稼働し続けるデストは欠かせぬピースとなっているのだ。 (※1)13日にラウンド16・2ndレグのドルトムント戦。1stレグは1-1のドロー ミラン時代のデストを酷評したイタリア『カルチョメルカート』も「負のスパイラルが終了。一旦レベルを落として再出発したことで、以前より高いレベルに到達しつつある」とキャリア回復を称えている。 財政が苦しい保有元バルセロナとの契約は2025年6月までで、延長される見通しは今のところなさそうとのこと。したがって、2024年夏はデストが意外な人気銘柄となるかもしれない。 2024.03.09 20:45 Sat

「クレイジーな数日間」アヤックスに電撃移籍のヘンダーソンが最初のインタビュー、苦戦のアヤックスを助ける「僕も苦しんでいた」

アヤックスに電撃移籍したイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、最初のインタビューに応じ、自身のことや移籍の決め手について語った。 18日、サウジ・プロ・リーグのアル・イテファクからヘンダーソンは完全移籍で加入。リバプールを離れてわずか半年でサウジアラビアに別れを告げ、再びヨーロッパの舞台へと戻ってきた。 多くのスター選手が2023年夏にサウジアラビアでのプレーを選択したが、すでに不満が聞こえ始めており、何人かの選手は半年で移籍を希望していると報じられている。 ヘンダーソンもその噂が浮上してからは一気に話が進み、あっという間にアヤックス入りが決定した。 クラブのインタビューに応じたヘンダーソンは、この数日について振り返り、あっという間だったとコメントした。 「目まぐるしく、クレイジーな数日間だった。ただ、ここに来られてとても幸せだ。僕の人生とキャリアの新しい章を始めたい」 アヤックスが移籍先となったヘンダーソン。クラブからの誘いに乗り気になり、クラブとしての魅力、そしてプロジェクトにも納得できたとした。 「サッカークラブとしてのアヤックスはそれ自体が物語っている。ワールドクラスの選手が、ここで長年プレーしてきた」 「可能性があると知ってからは、そのチャンスが存在することがとても嬉しく、圧倒されていた」 「僕が実現したいと思っていたことだった。ここにいることには謙虚になりたい。僕はそれを全て受け止めようと思う」 「僕はここにいる何人かの人と、彼らが何をしたいのか、なぜ僕にきてもらいたいのか、そして何を期待しているのかについて話した。僕は経験豊富な選手として、チームを助けることができる」 「チームには多くの可能性を秘めた才能ある選手がたくさんいることは知っている。そして、彼らはフィールドの内外で、指導してくれるもう少し経験がある誰かを望んでいた。僕がそうなれることを願っている」 「ただ同時に、フィールドで最高レベルのパフォーマンスを示したいと思う。それが最も重要なことだ。パフォーマンスを見せて、チームの成功に貢献しなければならない」 今シーズンはエールディビジで苦戦していたアヤックス。クラブ史上初となる最下位も経験するなど混迷を極めたが、現在は5位にまで浮上している。 若き才能がたくさんいる一方で、毎年のように主軸が引き抜かれてしまうサイクルもあり、経験豊富な選手はあまり多くはない。ヘンダーソンは、その穴埋めを頼られているという。 そして苦しんだのは自身も同じ。「過去6カ月は僕もそうだった。だから、お互いに助け合い、一緒に前進し、近い将来できるだけ成功できることを願っている」と語り、アヤックスの成功のために力を貸したいとした。 リバプール時代には、オランダ代表のDFヴィルヒル・ファン・ダイクやMFジョルジニオ・ワイナルドゥムとも一緒にプレーした。チームではキャプテンも務め、リーダーシップは持ち味の1つだ。しかし、ヘンダーソンはそうは思っていないという。 「正直に言って、僕自身はそうは思っていない。ただ気持ちの良いことをしようとしているだけなんだ」 「フィールドの内外で自分の人生を正しく生きようとしている。僕は長い間、サッカーに人生を捧げてきた。いつも周りの人を助けようとしてきた」 「幸運なことに、僕の周りには僕をサポートしてくれる素晴らしい人々がいる。どこに行っても、僕の周りには素晴らしい人がいた。サポートしてくれるスタッフとか。それはこのクラブで今後も続くと確信している」 「ここで新しい仲間ができること、そしてファンのみんなに会えることを本当に楽しみにしている。特別な絆の始まりになることを願うよ」 チームとして、グループとして動くことに重きを置くヘンダーソン。それが自然とリーダーシップという形で身についているのだろう。 アヤックスで背負う背番号も決定し、「6」をつけることに。これまで背負ってきた「14」は、サッカー界のレジェンドであるヨハン・クライフ氏がつけており、アヤックスの永久欠番でもある。 「(背番号には)もちろん満足している。背番号についてはあまり心配していないんだ。『14』は僕の番号だけど、ここでは象徴的な番号だからね。それは許されない。それは理解しているよ」 「もう使われていない番号なんだ。クライフだからね。それはとても理解できる」 「ここにいる誰もが、僕に背番号6を与えたいと言っていた。そして僕は全く問題に感じなかった」 ポジションについてはボランチかインサイドハーフになることが濃厚なヘンダーソン。自身でもそのポジションでプレーする意気込みがあると語った。 「そうだと思う。6番と8番はやれる。彼らは僕に6番でプレーしてほしいと思っているはずだ。守備から攻撃へ、ゲームをできる限りうまく繋げる。そしてそのポジションで僕がしばらくやってきたことを見せてほしいと望んでいるのだと思う」 「僕はここでいくつかの良い試合をしたことがある。全て彼らに勝ったと思う。思い出さなくて良いよ笑。そのプレーを続けていきたいね」 また、コンディションについても「良いし、気分も良い。ここ数週間、家族と時間を過ごしたけど、僕自身は一生懸命トレーニングもした」とコメント。「自分は健康だと感じているし、チームと一緒にトレーニングを始めなければいけない。準備はできているよ」と語り、すぐに合流してチームの力になることを誓った。 2024.01.19 16:25 Fri

「信じられない」「本当に上手い」ブラジルの英雄ロマーリオ、引退後も衰え知らずの鮮やかゴールにファンも驚愕「輝きは色褪せない」

元ブラジル代表FWロマーリオ氏の衰えぬプレーが話題だ。 ブラジルの強豪ヴァスコ・ダ・ガマでデビューしたロマーリオ氏。PSVで大ブレイクすると、1993年には当時ヨハン・クライフ氏が率いたバルセロナに加入。ブラジル人らしい緩急自在なテクニックに加えて、ゴールパターンの多さから優れた決定力を持つストライカーとして、所属したどのクラブでもゴールを量産した。 ブラジル代表としても活躍し、1994年のアメリカ・ワールドカップ(W杯)では5得点を挙げて優勝に貢献。MVPにも輝き、同年のFIFA最優秀選手にも選出された。 引退後には政界にも進出し、現在はリオデジャネイロ州の上院議員を務めているロマーリオ氏だが、草サッカーで見せたプレーが話題となっている。 自分よりも大きな選手に囲まれたロマーリオ氏だが、巧みに手を使ったボールキープと右足での細かいボールタッチで相手を翻弄。さらにお次は素早い反転からゴールを奪う。 そして、後ろからのボールをあえて浮かせるトラップでチャージに来たDFをかわすと、そのまま右足でアウトに回転をかけてコースぎりぎりにシュートを決めるというハイレベルなプレーまで見せていた。 57歳を迎えたロマーリオ氏。動画は56歳の時のプレー映像になっているが、引退後も衰えないテクニカルなプレーには、ファンから「信じられない」、「本当に上手い」、「輝きは色褪せない」、「素晴らしい」と今も多くの反響が寄せられている。 2009年に期間限定で復帰したものの、ロマーリオ氏が実質的に現役を引退したのは2008年のこと。15年近く経ってもそのテクニックは衰えていない。 <span class="paragraph-title">【動画】「信じられない」「本当に上手い」ロマーリオの衰え知らずの鮮やかゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="pt" dir="ltr">Romário aos 57 anos jogando melhor que os atacantes do meu time: <a href="https://t.co/vSopIENVmz">pic.twitter.com/vSopIENVmz</a></p>&mdash; Bola Fora (@oficialbolafora) <a href="https://twitter.com/oficialbolafora/status/1732787358653694094?ref_src=twsrc%5Etfw">December 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.12 21:35 Tue

三笘薫が繰り出したドリブルが反響拡大!レジェンドの名を冠した妙技を「完璧に成功した」

ブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫のテクニックをピックアップしている。 10月26日に、ヨーロッパリーグ(EL)グループB 第3節でホームにアヤックスを迎えたブライトン。 EL初参戦となった今シーズン。3戦目のこの試合でも三笘は先発出場を果たし、チームは2-0で勝利。絶不調のアヤックスを下してEL初勝利を収めた。 この試合では三笘も注目を集めるプレーを披露。開始早々の6分に敵陣左サイド深くでボールを披露と、ボールを落ち着かせる素振りを見せた次の瞬間に、一気に反転して相手DFアントン・ガーエイを置き去りにした。 軸足の後ろを通して反転するテクニックは、クライフターンとも呼ばれるもので、アヤックスのレジェンドでもある元オランダ代表FWヨハン・クライフ氏の名を冠したものだ。 それをアヤックス戦で披露した三笘には大きな反響が寄せられていたが、10月31日にはブライトンの公式YouTubeチャンネルも「三笘のアヤックス戦でのクライフターン!」とピックアップしている。 三笘のテクニックには、ファンも改めて「三笘が大好き」、「完璧に成功した」、「完璧にこなしている」とコメント。あまりに完璧に決まったクライフターンに称賛が寄せられていた。 アヤックス戦に続き、10月29日のフルアム戦にもフル出場した三笘。間違いなく疲労は溜まっているはずだが、次も切れ味鋭いドリブルを披露できるか。ブライトンは4日にエバートンと対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】完全に決まった三笘薫のクライフターン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HF_vxEHA3yA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.01 12:20 Wed

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「必要なことはなんでもやる」16歳338日の最年少出場のヤマル、いきなりアシストも記録し快勝に貢献も「全員が次の試合のことを考えている」

ユーロ史上最年少の選手となったスペイン代表FWラミン・ヤマルが、自身のユーロデビュー戦となったクロアチア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 15日、ユーロ2024グループB第1節でスペインはクロアチアと対戦した。 この試合に先発出場したヤマルは、16歳338日で出場。史上最年少での出場選手となった。 これまでの記録はポーランド代表のカツペル・コズウォフスキがユーロ2020で17歳246日でデビュー。これが最年少記録だった。 ヤマルも先発したスペインは序盤からペースを握ると、相手のミスにも便乗しアルバロ・モラタのゴールで先制。32分にはファビアン・ルイスが追加点を奪うと、47分にはCKの流れでのヤマルのクロスからダニエル・カルバハルがネットを揺らし3-0でクロアチアに勝利した。 先発出場し、記録を樹立したヤマル。チームの努力の成果が勝利につながったとした。 「ユーロのデビュー戦で勝利を収められてとても嬉しく思う。チーム全員が次の試合のことを考えている」 「サイドでプレーしていても、インサイドでプレーしていても、攻撃でもチャンスメイクでも守備でも、監督とチームのためにプレーする」 「必要なことはなんでもやる。僕たちは効率的で勤勉なチームだ。何カ月にもわたる努力が、今日実を結んだのをみんなも見てくれたと思う」 また、デビュー戦でいきなりアシストを記録したヤマル。ニコ・ウィリアムズと共に監督から与えられている役割があるとし、カルバハルへのアシストについても言及。チームとして良い関係が作れているとした。 「監督はニコ(・ウィリアムズ)と僕が1vs1の状況に強いと評価してくれていて、CKを得た時は、2人ともCKに臨むように言われている。ダニがゴール前へ動いているのを見て、そこにボールを蹴り込み、彼が見事にゴールを決めてくれた」 「僕たちはファミリーだ。とても自信がある。ダニのゴールを祝った様子がそれを物語っている。このようなライバル相手に勝利してスタートすることは、チームにとっても非常に重要だ。でも、僕たちはすでに次の試合に意識を向けている」 <span class="paragraph-title">【動画】ユーロ最年少出場のヤマル、いきなりアシストも記録!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="N16zBmIz-Xg";var video_start = 94;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.16 19:05 Sun

バルサ行き浮上のフリンポン、「単なる噂」と一蹴

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リバプールはコロンビア代表FWルイス・ディアス(27)を売却するのか否か…。 バルセロナ移籍が報じられて久しいリバプールの背番号「7」ディアス。どうやら本人がこれを望み、先方からも獲得に向けた意欲が伝わってくるが、バルセロナの財政状況を考慮すれば実現が難しいことは想像に難くない。 ただ、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、リバプール側にもディアス売却で資金を調達するプランがあるのは確かな模様。相手はバルセロナに限らず、アルネ・スロット新監督がディアスのプレシーズン参加を心に決めていても…だという。 無論、総額5000万ポンド(約100億円)を叩いてまで獲得した選手を、安値で放出するわけにはいかないので、オファーを受け入れるなら5000万ポンド以上という指針。2027年6月まで契約を残すディアスだが、今後やいかに。 あるリバプール関係筋はディアスの去就に関し、「今夏移籍市場の最終盤でなら、何らかの動きがあるかもしれない」と『フットボール・インサイダー』に語ったとのことだ。 今季のディアスは数字諸々がプレミアリーグでのキャリアハイ。リーグは37試合出場で8得点5アシストを記録し、公式戦全体だと51試合出場で13得点5アシストとなっている。 2024.06.14 17:35 Fri

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バルサ行き浮上のフリンポン、「単なる噂」と一蹴

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スペイン代表FWアジョセ・ペレス(30)がバルセロナ入りか。 アジョセ・ペレスはニューカッスルとレスター・シティに所属したイングランド歴が長く、昨年1月からレアル・ベティスでプレー。今季の好調ぶりが評価され、今月30歳にしてA代表デビュー…ユーロ2024へのサプライズ招集を勝ち取った。 スペイン『ムンド・デポルティボ』いわく、2027年6月までとなっているベティスとの契約には、400万ユーロ(約6.7億円)のリリース条項があり、これに財政難のバルセロナが目をつけたとのこと。 30歳マルチアタッカーの獲得に必ずしも本腰というわけでもなさそうだが、「この額を支払う用意があります」と、すでにベティス側へ通達済みであることが確認されたという。 アジョセ・ペレスの現年俸は200万ユーロ(約3.4億円)。バルセロナはヴィトール・ロッキなどを売らざるを得なくなる可能性が取り沙汰されており、そういった事態に備えているようだ。 同選手は攻撃的ポジションならどこでもこなすマルチロールで、本職は左ウイング。今季ベティスでは公式戦38試合11得点をマークした。5日の国際親善試合・アンドラ代表戦で初キャップ初ゴールを記録し、今季1年の勢いそのままにユーロ2024へ羽ばたく。 2024.06.14 13:35 Fri

メンディリバルの言葉に滲む“監督業の苦悩”…スター選手の扱いに苦心したセビージャ時代「私では駄目なんだな…と」

オリンピアコスのホセ・ルイス・メンディリバル監督が、スペイン『Relevo』で今季序盤までのセビージャ指揮官時代を振り返った。 昨季途中就任のセビージャでヨーロッパリーグ(EL)優勝、今季途中就任のオリンピアコスでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝を成し遂げたメンディリバル監督。 「私の言葉、選手に対するアプローチは簡潔で明確。自分にできない指導はしないし、不得手な戦術を取り入れたりはしない」とさっぱり語るスペイン人指揮官だ。 2季連続で低空飛行のチームにシーズン途中就任からやってきて、欧州タイトルをもたらす…よくよく考えると前人未到の偉業なわけで、昨季のセビージャを振り返ってこう語る。 「セビージャを率いた最大の誇りは『選手たちの変化』だ。就任当初、選手たちの目が明らかによどんでいてね…メンタル的に死んでいたと言っても過言ではないレベルだった」 「それまでの複雑なサッカー、戦術に疲弊していた、と言うべき状況だった。選手に自信を取り戻させ、できるだけ噛み砕いてシンプルにし、チームを変えることができた」 一方で、今季序盤でセビージャを解任されているメンディリバル監督。 解任後はオリンピアコス行きまでセビージャの全試合をリアルタイムで観たほど選手たちを心配していたようだが、1人のベテランに限っては、扱いと関係性に苦心したようだ。 「シーズンの頭からチャンピオンズリーグ(CL)もあるだろう? そんななか、コンディションに問題のないセンターバックが3枚だけ…グデリ、バデ、そしてセルヒオ・ラモスだ」 「状況的にローテーションを敷かざるを得なかったが、ラモスは日曜も水曜も試合に出たがり、私の選択を嫌った。客観的にみて、ラモスの序列は高かったと思う。しかし、それだけでは満足できなかったようだ」 「思ったのは『私では駄目なのだ。私より優れた指揮官でなければ、ラモスほどの選手を満足させられない…』ということ。同時に私の職務も終わりに近づいている気がした。己の基準に従うか否か…コーチは日常的に選択を迫られているんだ」 2024.06.14 11:45 Fri

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