スウェーデン代表が暫定メンバー23名を発表! イブラヒモビッチは既報通り招集されず《ロシアW杯》

2018.05.16 02:32 Wed
Getty Images
スウェーデンサッカー協会(SvFF)は15日、ロシア・ワールドカップ(W杯)に向けたスウェーデン代表暫定メンバー23名を発表した。

▽イタリア代表との欧州予選プレーオフを制して3大会ぶり12度目のW杯出場を果たしたスウェーデン。ヤンネ・アンデション監督は、DFアンドレアス・グランクビスト(FCクラスノダール)や、DFビクトル・リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド)、MFエミル・フォルスベリ(ライプツィヒ)など主力を順当に選出した。
▽また、先月末にSvFFが発表していた通り、ロサンゼルス・ギャラクシーに所属するFWズラタン・イブラヒモビッチのメンバー入りはなかった。

▽ロシアW杯でグループFに入ったスウェーデンは、6月18日に韓国代表との初戦に臨み、同23日にドイツ代表戦、同27日にメキシコ代表戦を戦う。今回発表されたメンバーは以下のとおり。

◆スウェーデン代表暫定メンバー23名
GK
カール=ヨハン・ヨンソン(ギャンガン/フランス)
ロビン・オルセン(コペンハーゲン/デンマーク)
クリストファー・ノードフェルト(スウォンジー/イングランド)
DF
アンドレアス・グランクビスト(FCクラスノダール/ロシア)
フィリップ・ヘランデル(ボローニャ/イタリア)
エミル・クラウス(ボローニャ/イタリア)
ミカエル・ルスティグ(セルティック/スコットランド)
マルティン・オルソン(スウォンジー/イングランド)
ポントゥス・ヤンソン(リーズ/イングランド)
ビクトル・リンデロフ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ルドヴィグ・アウグスティンション(ブレーメン/ドイツ)

MF
グスタヴ・スベンソン(シアトル・サウンダース/アメリカ)
ビクトル・クレッソン(FCクラスノダール/ロシア)
オスカル・ヒリェマルク(ジェノア/イタリア)
セバスティアン・ラーション(ハル・シティ/イングランド)
マルクス・ローデン(クロトーネ/イタリア)
エミル・フォルスベリ(RBライプツィヒ/ドイツ)
アルビン・エクダル(ハンブルガーSV/ドイツ)
ジェミー・ドゥルマズ(トゥールーズ/フランス)

FW
オラ・トイヴォネン(トゥールーズ/フランス)
ヨン・グイデッティ(アラベス/スペイン)
イサーク・キエセ・テリン(ワースラント・ベヘレン/ベルギー)
マルクス・ベリ(アル・アイン/UAE)

ヤンネ・アンデションの関連記事

イブラヒモビッチ息子が初のスウェーデン代表活動に、U-15のキャンプに招集も元スウェーデン代表監督は父との比較を危惧「あまりフェアとは言えない」

スウェーデンのレジェンドでもあるズラタン・イブラヒモビッチ氏の息子が、初めて世代別のスウェーデン代表に選出された。スウェーデン『Sportbladet』が伝えた。 今回招集を受けたのは息子のヴィンセント・イブラヒモビッチ。U-15スウェーデン代表のブートキャンプに招集され、今回が初招集となった。 15歳になるヴィンセントは、ミランの下部組織に所属しているMF。66名の有望な選手の中に選ばれることとなった。 この世代を指揮するアクセル・シェル監督は、ヴィンセントの能力を称賛している。 「我々は2008年生まれの選手を代表チームの環境でトレーニングし、観戦させることを目的として大規模なキャンプを実施している。ヴィンセント・イブラヒモビッチは、巨大なアカデミーであるミランに所属しており、12月初旬のキャンプ中で会えることを楽しみにしている」 「ビデオで見た試合によれば、彼はパスゲームが上手く、ピッチ上での方向付けに優れており、フィニッシャーとしての一面もあるセントラルMFだ」 「ヴィンセント・イブラヒモビッチの選出に関して、騒動が起こることも理解している」 「彼の父親は史上最高のスウェーデン人選手の1人であり、ヴィンセント・イブラヒモビッチがここに関わるのは今回が初めてだ」 一方で、父のズラタンをよく知り、スウェーデン代表を11月まで指揮していたヤンネ・アンデション監督は、過度な期待は良くないとしながらも、エキサイティングな話だとした。 「私は彼に会ったことがあるが、プレーしているところは見たことがない。したがって、私は彼を評価することはできない」 「両者(父と)をあまり大きく比較すべきではなく、あまりフェアとは言えないと思う。ただ、明らかにエキサイティングではある」 父とはポジションが異なるために多くのゴールを生み出すような選手にはならなそうだが、それでも一級品の才能は持ち合わせているはず。数年後の活躍が楽しみでもある。 なお、2つ上の17歳の兄にはマクシミリアン・イブラヒモビッチがおり、こちらもミランU-18に所属。兄弟揃っての将来的なスウェーデン代表入りがあるのか注目だ。 2023.11.23 14:50 Thu

チェルシー解任後フリーの状態続くポッター氏、スウェーデン代表が招へい検討か

スウェーデンサッカー協会(SvFF)が、ブライトン&ホーヴ・アルビオンやチェルシーで指揮を執ってきたグレアム・ポッター氏(48)の招へいを検討しているようだ。 スウェーデンはユーロ2024本大会出場を逃したことで、2016年から7年にわたってチームを率いてきたヤンネ・アンデション監督の退任が決定的に。SvFFは現在、後任候補のリストアップを進めている。 イギリス『デイリー・メール』によると、後任の有力候補としてポッター氏の名が浮上。SvFFのアンドレア・モラーベリ事務局長も、スウェーデン『TV4』の取材に応じた際、ポッター氏の招へいを検討中と認めている。 「私に送られてきた、あるいは私が読んでいる名前のリストを見れば、彼がそのリストの一部であることは明らかだ」 「どのように選定を進めるか、そして誰がこの役割に興味があるのかを見ていきたい。クラブチームとは違うからこそ、候補者は代表チームの監督になりたいという情熱を持っている必要があるだろう」 ポッター氏は2010年にスウェーデンのエステルスンドでプロクラブの指揮官キャリアをスタートさせると、2019-20シーズンから就任したブライトンでは洗練されたビルドアップを武器としたフットボールで評価を獲得。2022年9月、チェルシーに引き抜かれる形で指揮官に就任したが、途中就任の難しさもあり思うような成績は残せず、翌年4月に解任されるとその後はフリーの状況が続いている。 2023.11.02 17:10 Thu

イサクがスウェーデン代表から離脱…ウェストハム戦でヒザを負傷

スウェーデンサッカー協会(SvFF)は9日、FWアレクサンダー・イサクが負傷により代表チームから離脱すると発表した。 所属するニューカッスルで、今季はプレミアリーグ7試合6ゴールを記録するなど好調のイサク。10月のインターナショナル・マッチウィークを前にスウェーデン代表にも招集されており、得点源としての期待が寄せられていた。 しかし、イサクはインターナショナル・マッチウィーク直前に行われたプレミアリーグ第7節のウェストハム戦でヒザを負傷。代表のメディカルチームによる検査の結果、1週間以上の離脱が確実となり、16日に予定されるユーロ2024予選のベルギー代表戦の欠場も確定した。イサクは今後ニューカッスルに戻り、治療に専念する予定だという。 スウェーデン代表指揮官のヤンネ・アンデション監督は、「アレクサンダー・イサクにとっても、我々にとっても非常に悲しいことだ」と声明を発表。なお、イサク負傷による代替招集は検討していないこともあわせて発表されている。 2023.10.10 15:40 Tue

W杯プレーオフ敗退に…スウェーデン代表指揮官「今夜は何も我々の思い通りにならなかった」

スウェーデン代表のヤンネ・アンデション監督がカタール・ワールドカップ(W杯)本大会出場を逃したことを嘆いた。『UEFA.com』が伝えている。 スウェーデンは29日に行われたカタールW杯欧州予選プレーオフ決勝でポーランド代表と対戦した。前半からボールを握ると何度かチャンスを作るも、ゴールを挙げることができないままハーフタイムへ。後半は開始早々に失点を許すと、その後は反撃を試みるもリードを広げられたチームは最後までゴールを揺らすことができず、0-2で敗れた。 この結果、2大会連続でのW杯本大会出場の夢が絶たれたことについて、試合後のインタビューに応じたアンデション監督も落胆。チャンスを作りながら得点につながらなかったことを嘆いた。 「非常に残念な結果だ。我々にとってW杯出場は手の届くところにあった試合だったと思う。チャンスを作ることはできたが、得点に結びつかなかった。相手のPKまでは、試合をコントロールできていたのだがね。我々は単純に、チャンスから得点を決めなければならなかった」 「今夜は何も我々の思い通りにならなかった。自分たちの思うように物事を進めなければならなかったんだ。そして我々は、他の状況を責めてはいけないと思う」 2022.03.30 13:18 Wed

W杯出場に突き進むスウェーデン指揮官がポーランド戦に自信のぞかす 「チェコと似ている」

スウェーデン代表のヤンネ・アンデション監督がポーランド代表戦に自信をのぞかせている。『UEFA.com』がコメントを伝えた。 29日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ(PO)パスBの決勝でポーランドとの大一番を控えるスウェーデン。準決勝のチェコ戦では延長戦にもつれ込む激闘を制し、本大会行きに前進した。 決勝では世界最高のストライカーとの呼び声も高いFWロベルト・レヴァンドフスキを擁するポーランドとの対戦だが、スウェーデン指揮官は先の準決勝で対戦したチェコと戦術面で似たチームだと評し、勝機があると自負した。 「ポーランドはチェコと戦術的に似ており、木曜日に同じような相手と対戦した我々にとっては有益なものだ。ロベルト・レヴァンドフスキはワールドクラスで、彼の存在がポーランドの強みになる。昨夏にも対戦したが、あれは激闘だった。明日も同じような試合になることを期待している」 2022.03.29 13:48 Tue

スウェーデンの関連記事

脳疾患から回復目指すスウェーデン代表MFオルソンは順調に回復! 運動機能と言語能力取り戻す

脳疾患からの回復を目指すミッティランのスウェーデン代表MFクリストファー・オルソンが、運動機能と言語能力を取り戻した。 今年2月末に自宅で意識を失い、緊急搬送されたオルソン。その後、非常に稀な脳血管の炎症性疾患と診断された同選手は、数週間に渡る集中治療の末に先月リハビリを専門とする病院へ転院していた。 所属クラブのミッティランは14日、そのオルソンの状態に関する最新のメディカルレポートを報告。運動機能と言語能力を取り戻し、順調にリハビリが進んでいることを明かした。 「彼の身体的進歩は著しく、現在は歩行機能を積極的に訓練しており、自立して食事ができるようになりました」 「認知機能の課題は残り、完全回復の予後は依然として不透明ですが、治療センターの専門家らはクリストファーが取った前向きな措置に勇気づけられています」 また、同クラブを率いるクラウス・スタインライン監督は、「クリストファーの闘病を目の当たりにするのは息を呑むようなことだ。彼の前向きな姿勢、闘争心、そして勝利へのたゆまぬ意志は、我々全員にインスピレーションを与えている」と、懸命にリハビリに励む教え子の姿勢を称賛している。 アーセナルでプロキャリアをスタートしたオルソンは、これまでAIKソルナ、クラスノダール、アンデルレヒトでプレー。スウェーデン代表としても47試合に出場している。 2024.04.15 07:00 Mon

世界女王スペインが圧巻の7発大勝!イングランドは6万超えのウェンブリーでスウェーデンとドロー【女子ユーロ予選】

女子欧州選手権(ユーロ)2025予選のグループステージ第1節が5日に各地で行われた。 2025年7月からスイスで開催される本大会へ向けた予選がスタート。各チームのUEFA総合ランキングと、2023-24UEFA女子ネーションズリーグの結果をもとにグループ分けがなされ、開催国枠を除いた15個の椅子を争う。 各組3から4チームで構成されたグループステージ総当たり戦を行い、リーグAの上位2チーム、計8チームが本戦へストレートイン。リーグAの3位、4位チームや、リーグB・Cの上位チームはプレーオフに回る。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)チャンピオンのスペイン女子代表は、20歳のFWサルマ・パラジュエロのハットトリックなどで、ベルギー女子代表に7-0と圧勝。FIFAランキング1位の貫録を見せた。 前回大会の覇者、イングランド女子代表はスウェーデン女子代表をウェンブリースタジアムに迎え、ユーロ予選記録となる6万3428人の観衆を集めたが、1-1のドロー発進。アレッシア・ルッソのゴールで24分に先制するも、64分にフリドリーナ・ロルフォに同点弾を許している。 2017年大会の女王、オランダ女子代表はイタリア女子代表とアウェイで対戦し、0-2で敗戦。イタリアはバレンティナ・ジャチンティとアニェーゼ・ボンファンティーニがゴールを決めた。 その他の結果は以下の通り。 ◆リーグA ▽グループA1 イタリア 2-0 オランダ ノルウェー 4-0 フィンランド ▽グループA2 ベルギー 0-7 スペイン チェコ 1-3 デンマーク ▽グループA3 イングランド 1-1 スウェーデン フランス 1-0 アイルランド ▽グループA4 アイスランド 3-0 ポーランド オーストリア 2-3 ドイツ ◆リーグB ▽グループB1 ハンガリー 1-1 アゼルバイジャン スイス 3-1 トルコ ▽グループB2 スロバキア 2-0 イスラエル セルビア 0-0 スコットランド ▽グループB3 北アイルランド 0-0 マルタ ポルトガル 3-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ ▽グループB4 ウクライナ 2-0 コソボ ウェールズ 4-0 クロアチア ◆リーグC ▽グループC1 ジョージア 2-2 リトアニア キプロス 0-3 ベラルーシ ▽グループC2 スロベニア 2-0 モルドバ ラトビア 4-3 北マケドニア ▽グループC3 モンテネグロ 6-1 アンドラ ギリシャ 1-0 フェロー諸島 ▽グループC4 カザフスタン 0-1 ブルガリア アルメニア 0-5 ルーマニア ▽グループC5 ルクセンブルク 2-1 アルバニア ※奇数のためエストニアは今節試合なし <span class="paragraph-title">【動画】スペインが大量7ゴールで白星発進!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> I España arranca la clasificación para la <a href="https://twitter.com/hashtag/WEURO2025?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WEURO2025</a> por todo lo alto (0-7)<br><br> Crónica: <a href="https://t.co/u1QGaQs0dx">https://t.co/u1QGaQs0dx</a><br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/JugarLucharYGanar?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#JugarLucharYGanar</a> <a href="https://t.co/BJgEuzsuiZ">pic.twitter.com/BJgEuzsuiZ</a></p>&mdash; Selección Española Femenina de Fútbol (@SEFutbolFem) <a href="https://twitter.com/SEFutbolFem/status/1776377659821330875?ref_src=twsrc%5Etfw">April 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】イングランドが先制も意地を見せたスウェーデンが追い付く!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="hxTp7Ob3HMs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】前々回覇者のオランダをイタリアが撃破!</span> <span data-other-div="movie3"></span> <script>var video_id ="qifeSKas9Zw";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.06 15:05 Sat

長谷川唯のチームメイト、シティ女子MFアンイエルダールがマドリー移籍か

マンチェスター・シティのスウェーデン女子代表MFフィリパ・アンイエルダール(26)が、チームを離れるようだ。スウェーデン『Sportbladet』が伝えた。 アンイエルダールは2021年9月にヘッケンからシティへ加入し、自身初の国外クラブ挑戦を果たした。 スウェーデン女子代表としても54キャップを誇り、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)では、なでしこジャパン相手にPKを沈めた。 シティではここまで67試合に出場し、8得点をマーク。今季のリーグ戦もスタメン8試合を含む12試合に出場している。 一方で、2年プラス延長1年の契約期間が今季で終了。アーセナルが手を挙げていると伝えられていたが、同メディアによればレアル・マドリー行きが濃厚とのことだ。 もちろん、シティも契約延長を希望している。中盤2列目ではジェス・パークが好調だが、前十字じん帯損傷で離脱中のジル・ルード復帰までにはまだ時間がかかり、デイナ・カステリャノスも今冬に移籍。層が厚いわけでは決してない。 現在FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で2位に付けるシティは、順当にいけば来季の女子チャンピオンズリーグ(UWCL)を2年ぶりに獲得できる。一定のスカッドをそろえておきたいシティにとっても留めたい選手なだけに、去就には注目が集まりそうだ。 2024.04.04 20:40 Thu

トマソン新監督に初勝利もたらしたクルゼフスキ、試合前にはポステコグルー流スピーチでチーム鼓舞 「少し真似た」

トッテナムのスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキがリーダーシップを発揮している。スウェーデン『Fotbollskanalen』が伝えた。 デンマークのレジェンドFWヨン・ダール・トマソン監督を新たに招へいし、今回の代表ウィークに臨んだスウェーデン。しかし、新体制初陣となった21日のポルトガル代表戦では2-5の敗北を喫していた。 25日、今度はアルバニア代表との国際親善試合。62分にクルゼフスキの右足のクロスからFWグスタフ・ニルソンのヘディング弾が生まれ、1-0で念願の白星を手にした。 ポルトガル戦に続き、2試合連続でニルソンのゴールをお膳立てしたクルゼフスキは試合前にトマソン監督からチームを鼓舞するよう頼まれていた模様。その成り行きを明かしている。 「彼は僕を脇に連れて行き、『話をするか?』と聞いてきたので『する』と答えた。それから何を言おうか考えながら歩き回らなければなかった。だけど、楽しかった。次もまたやることになるかもしれない」 スピーチを考えるにあたり、参考にしたのはトッテナムで共に戦うアンジェ・ポステコグルー監督だったとのこと。チーム一丸となるべく「家族」をテーマに語ったようだ。 「僕はあらゆるものからインスピレーションを得ている。今回のスピーチはトッテナムの僕の監督からインスピレーションを得た。彼はそういったことに長けているから、彼の言うことを信じ、少し真似した。家族は互いを守るものだから、家族としてプレーしなければならないという話をした」 また、トマソン監督は自らの期待に応えたクルゼフスキの振る舞いを称賛。他の選手たちもこの23歳やベテランに追随するよう求めている。 「ファンタスティックだ。彼はとてもよくやってくれた。彼は団結すること、そして我々が家族であることについて話した」 「デヤンはどんどん責任を負うようになっている。私はそれが嬉しい。責任感のある選手がもっと必要だ。ヴィクトル(・リンデロフ)とロビン(・オルセン)はその役割を果たしている。しかし、我々にはそういう選手がもっと必要だ。最終的にはそれが我々を助けてくれる」 2024.03.26 15:29 Tue

5発圧勝ポルトガルがマルティネス体制で11連勝! トマソン率いる新生スウェーデンは黒星発進【国際親善試合】

国際親善試合のポルトガル代表vsスウェーデン代表が21日に行われ、ホームのポルトガルが5-2で快勝した。 ユーロ2024本大会前最後のインターナショナルマッチウィークでスウェーデン、スロベニア代表とテストマッチを戦うポルトガル。マルティネス監督はその初戦でクリスティアーノ・ロナウドやカンセロ、フェリックスら一部主力を温存。それでも、ペペやルベン・ディアス、ブルーノ・フェルナンデス、ベルナルド・シウバ、レオンらを起用した。 一方のスウェーデンはヨン・ダール・トマソンを新指揮官に据え、UEFAネーションズリーグ、北中米ワールドカップ予選での成功を目指す。その新体制初陣では[4-2-3-1]の布陣を採用。リンデロフやカユステ、クルゼフスキ、イサク、ギョケレシュら欧州のビッグクラブで活躍する主力を起用した。 試合は立ち上がりから地力で勝るポルトガルが優勢に進めていく。後方からの丁寧な繋ぎで相手のプレスをいなすと、左サイドでアイソレーションの形を取るレオンがホルム、ヒエンのアタランタコンビに対して果敢に仕掛けて局面の打開を図る。13分にはマテウス・ヌネスが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGKオルセンのワンハンドセーブに阻まれる。 それでも、攻勢を続けるホームチームは24分、ゴンサロ・ラモスのポストワークからボックス右で仕掛けたベルナルド・シウバが狙いすました左足シュートを放つ。これは左ポストを叩くが、撥ね返りをボックス中央で収めたレオンがゴール右隅へ冷静に右足シュートを突き刺した。 その後、反撃を試みるスウェーデンはクルゼフスキがボックス手前の好位置で得たFKを自ら狙うが、枠を捉えたグラウンダーシュートはGKルイ・パトリシオに余裕を持ってキャッチされた。 先制後も危なげなくゲームを進めるポルトガルは33分、左サイドからレオン、ベルナルド・シウバと繋いで中央のヌネスにボールが渡ると、中央で縦に仕掛けたヌネスがそのままボックス内に侵入。最後はゴール左下隅へ鋭いグラウンダーシュートを突き刺した。 さらに、攻撃の手を緩めないホームチームは45分、パリーニャからの正確なロングフィードに反応した右サイドのセメドが対面のエランガを振り切ってボックス右に侵入。ゴールライン際から股間を抜く絶妙な折り返しを入れると、最後はフリーでゴール前に走り込んだブルーノ・フェルナンデスが難なくワンタッチで流し込み、前半だけで3ゴールを奪って見せた。 迎えた後半、ポルトガルは3枚替えを敢行。ペペとレオン、メンデスに代えてアントニオ・シウバ、トチ・ゴメス、ブルマを投入した。 立ち上がりは勢いを持って入ったスウェーデンが押し込む展開となったが、先にゴールを奪ったのはポルトガル。57分、イサク、ヒエンの自陣でのボールロストが重なると、ボックス中央に抜け出したB・フェルナンデスからのプレゼントパスをブルマが難なく流し込んだ。 厳しい4失点目を喫したスウェーデンだったが、直後に一矢報いる。58分、中央で仕掛けたイサクからのパスをクルゼフスキがスルー。これに反応したホルムがボックス右に抜け出してマイナスのグラウンダークロスを入れると、ファーに走り込んだギョケレシュが左足ワンタッチで流し込んだ。 この失点でクリーンシートを逃したポルトガルだったが、失点直後の61分に5点目を奪取。アントニオ・シウバからの絶妙なフィードで右サイドの背後へ完璧に抜け出したセメドが丁寧な折り返しを入れると、ゴール前でドフリーのゴンサロ・ラモスがきっちり仕留めた。 これで試合の大勢が完全に決した中、両ベンチの動きが慌ただしくなる。その中でトマソン監督は、71分にスヴァンべりを下げて浦和レッズ所属のサミュエル・グスタフソンを投入した。 後半終盤はフレンドリーマッチらしい緩さと共にオープンな展開が続くと、試合終了間際の90分にはフォルスベリ、グスタフソンと中盤で繋いで右サイドのクルゼフスキに展開。ボックス右から正確なクロスが上がると、これをファーのニルソンが頭で合わせ、スウェーデンが意地の2点目を挙げた。 この直後に試合はタイムアップを迎え、新生スウェーデンに完成度の違いを見せつけたポルトガルがマルティネス体制での連勝を「11」に更新した。 2024.03.22 06:46 Fri

ワールドカップの関連記事

「僕のプレーをしたかった」とミャンマー戦で反省。「もっと自己中になっていい」と本拠地で奮起を期す広島の看板・川村拓夢【新しい景色へ導く期待の選手/vol.43】

6日のミャンマー戦(ヤンゴン)を5-0で圧勝した日本代表。その後、バンコク経由で帰国し、7日からは広島入り。11日の次戦・シリア戦に向けて調整を行っている。 前回の試合でベンチ外となった長友佑都(FC東京)と久保建英(レアル・ソシエダ)の試合出場は微妙な情勢だが、冨安健洋(アーセナル)の方は復帰。森保一監督が攻撃的3バックのテストを続けると見られるため、彼が最終ラインに陣取る可能性が大だ。 ボランチは遠藤航(リバプール)と田中碧(デュッセルドルフ)のコンビが濃厚だが、地元・サンフレッチェ広島所属の川村拓夢もどこかでチャンスが与えられるのではないか。 9日のYBCルヴァンカップでFC東京を下した広島のミヒャエル・スキッベ監督も「拓夢と大迫(敬介)の2人にはぜひ本拠地で試合に出てほしい。前日練習に招かれているので、森保監督に直接お願いしてみようかな」と出場を熱望する。もちろん試合展開にもよるが、前回同様、後半からの登場が有力視される。 「個人的には良いパフォーマンスができなかった。もっと出して入っていくところであったり、ポケットに入っていく回数を増やしていかないといけない。そういった回数を多くできるのが僕の良さ。今回のプレーは正直、誰でもできるというか、僕を選んでもらったからには、僕のプレーをしたかった」と川村はミャンマー戦後に反省の弁を口にした。 悔恨の念は帰国してから日に日に強まっているようだ。ボランチコンビを組んだ守田英正(スポルティングCP)が「(拓夢は)すごい自重していたというか、下がり過ぎていた。もっとシュートを打っていいし、30mくらい離れていても全然決められる。左利きで素晴らしいキックを持っているところは碧とか航、僕にはない。もっともっと見たいですよね」と要望を出したのを受け、本人も「その通り」と苦渋の表情を浮かべた。「アンパイなプレーじゃダメ。もっと自己中になってもいいので、自分の良さを出していきたい」と彼は自らを鼓舞するように語気を強めた。まだ代表キャップ数2という駆け出しだが、だからこそ、失うものは何もない。スキッベ監督が「拓夢は日本サッカーの未来を担うような選手」と太鼓判を押しているように、ワールドクラスのスケール感とポテンシャルは間違いないのだから、それを思い切って発揮すればいいのだ。 川村のマイナス面は年代別代表で国際舞台に立った経験が少ないこと。日の丸を背負った時には想像以上の重圧を感じるのかもしれない。そういうメンタル的な課題を乗り越えることが2026年W杯出場への第一歩。そろそろ弱気の虫は一層してほしい。 そのうえで、本人も語っているように、3列目からガンガン飛び出して、ゴール前に入っていく仕事を増やしたいところ。ダイナミックなアップダウンを繰り返し、攻守両面に迫力を持って絡める強みを押し出せるようになれば、遠藤、田中、守田とは異なるタイプの大型ボランチとして輝けるはず。地元での重要ゲームでその布石を打つべきだ。 「広島のサポーターの方も、サンフレッチェの選手がピッチに立ったところをすごく見たいと思っているので、その期待に応えられるようにしたい。僕自身、サンフレッチェを見て育ったし、森保監督がいて3連覇した時も今のスタジアムはできていなかったんで、あのピッチに立てていることにすごく感謝している。日本代表としてそこでプレーできるのは大きなことだと思います」と本人もエディオンピースウイング広島で初の代表戦に向けて気持ちを高めている。 とにかく川村にはゴールに直結するプレーを強く求めたい。今季はまだ2点とゴール数が伸びていないが、2023年6月の京都サンガ戦で奪った得点シーンのように、ハーフウェーライン手前でボールを奪って一気にドリブルで持ち上がり、フィニッシュを決めるだけの推進力と決定力を備えている。 森保監督も「拓夢は守備から攻撃に移った時のダイナミックな動きから、自らペナルティボックスに入っていけるし、ミドルシュートも打てる」と絶賛していたが、伝家の宝刀を故郷でのシリア戦で抜いてくれれば、まさに理想的。川村拓夢の存在価値を確実に高めることにつながるはずだ。 昨年までは海外移籍を考えることは皆無に近かったというが、これだけ欧州組がズラリと並ぶ場所に来れば、「自分ももっと高いレベルに辿り着きたい」と感じるようになるのも当然のこと。先月には上田綺世(フェイエノールト)や鈴木唯人(ブレンビー)の代理人と契約。いよいよ世界へ踏み出す態勢を整えつつある。 もちろん、日本代表に定着しなければ、そういった野心も現実にはならない。もちろん本人も今季広島でJ1タイトル、AFCチャンピオンズリーグ制覇を目指して戦っているが、ステップアップした彼の姿も見てみたい。シリア戦で「これほどの選手なら欧州へ行くのも仕方ない」と人々を納得させる形が一番いいだろう。 いずれにせよ、見る者を驚かせるほどのインパクトを次こそは残すべき。ミャンマー戦の反省を生かすタイミングは今しかない。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2024.06.11 12:00 Tue

37歳カバーニがウルグアイ代表を引退、2010年W杯ではベスト4進出

ボカ・ジュニアーズのFWエディンソン・カバーニ(37)が30日、自身のインスタグラムでウルグアイ代表からの引退を発表した。 「間違いなく美しい時間だった。言いたいこと、伝えたいこと、思い出したいことはたくさんあるが、今はクラブのキャリアに専念し、自分が居るべき場所で全てを捧げたい」 こう綴ったカバーニは2008年2月にウルグアイ代表デビュー。これまで136試合出場58ゴールを挙げた。ワールドカップ(W杯)には4大会連続出場。17試合出場で5ゴールをマークした。2010年南アフリカW杯ではFWルイス・スアレス、FWディエゴ・フォルランと共に強力な前線を形成し、ベスト4進出に貢献していた。 またコパ・アメリカでは2011年に優勝を経験していた。 2024.05.31 08:00 Fri

日本代表メンバー発表も伊東純也と三笘薫の名前は……/六川亨の日本サッカー見聞録

6月6日のアウェー・ミャンマー戦と11日の広島でのシリア戦に臨む日本代表26人が昨日24日に発表された。すでに2次予選は突破が決まっているため、国内組を中心にチームを作るプランもあったかもしれないが、森保一監督は海外組も含めてほぼベストメンバーを招集した。何事にも万全を期す、森保監督らしい人選と言える。 GKの前川黛也、大迫敬介、谷晃生の3人は順当なところ。3人とも今シーズンのJ1リーグで実力を証明している。鈴木彩艶と小久保怜央ブライアンはしばらく五輪に専念という事情もある。これまでの出場数では大迫がリードしているが、前川と谷には高いレベルでのポジション争いを期待したい。 DF陣については、パリ五輪のOA枠候補として名前のあがっている板倉滉と町田浩樹、谷口彰悟だが、「現段階で森保監督にOA枠について伝える状況ではない。できればU-23の話は(メンバー発表の)30日にまた発表させていただきます」と山本昌邦NTDは話すにとどめた。 長友佑都に関しては、3月の北朝鮮戦に続いての招集だが、その理由は当時と変わらないだろう。森保監督は「まずはプレーヤーとして選んだ」と言うものの、彼のファイティングスピリットとムードメーカーとしての精神的支柱を期待しての招集だろう。 逆に右SBの主力選手と思われていた毎熊晟矢がメンバー外になった。その理由を森保監督は「コンディションを見ながら決めさせていただいている。代表は約束された絶対な場所ではない」と明かした。1月のアジアカップで精彩を欠いた菅原由勢の奮起を期待する部分もあるのではないだろうか。 攻撃陣では北朝鮮戦で復帰し決勝ゴールを決めた田中碧に続き、ラツィオで復活した鎌田大地の復帰も明るい材料と言える。3月に続いての代表となる小川航基も楽しみな存在だ。上田綺世とのポジション争いに期待したい。 一方で残念なのは、まだ負傷が癒えていない三笘薫と、スピードスター伊東純也の招集が見送られたことだ。負傷の三笘は仕方ないとして、伊東に関しても「結論から言うと3月と状況が変わらないし、彼のために招集しませんでした。彼がスタッド・ランスでプレーしているところは日頃から確認していて、確実に戦力になるのは評価している。ただ3月と同じで、代表として来る場合、彼にプレッシャーがかかることが起こりえる」と、サッカー以外で注目を集めてしまうことを懸念しての招集断念であると話した。 彼ら2人の代わりと期待されているのが相馬勇紀であり前田大然、中村敬斗だろうが、まだ絶対的な存在にはなれていない。ここらあたりが森保ジャパンの悩ましいところであり、アジアカップでベスト8止まりに終わった一因ではないだろうか。 最後に久保建英と鈴木唯人に関しては「長い時間をかけてU-23(パリ五輪)の招集をクラブとやりとりしてきました。その中で鈴木と久保はFIFAルールで招集できない。クラブができない」(山本NTD)ということから、招集に強制力のあるA代表の活動に専念するようになった。 リーグ戦とカップ戦に加え、久保はCLも戦っただけに、オフをしっかり取って休養することも必要だろう。6月の2試合は、いわば消化試合のようなもの。くれぐれもケガには細心の注意を払ってもらいたい。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.05.25 18:00 Sat

オーストラリア代表が6月のW杯予選で若手をテスト? 主将は招集外濃厚、バイエルン移籍の18歳を初招集か

オーストラリア代表は、6月に開催される2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア二次予選のラスト2試合で若手をテストか。 豪代表は日本代表と同じく、W杯アジア二次予選の突破が決定済み。現在I組首位で2位パレスチナ代表とは勝ち点「5」差…そのパレスチナおよびバングラデシュ代表と対戦する6月で勝ち点1でも積めば、ほぼ確実に首位突破だ。 そんなこんなで新戦力、また若手をテストする余地がある模様。豪『news.com.au』によると、キャプテンで正守護神のGKマシュー・ライアン(32)は6月招集外になる見込みという。 また、オランダ1部・エールディビジのAZで日本代表DF菅原由勢とチームメイトのライアンは、6月末の契約満了に伴う退団が濃厚。豪代表としては、不動の正GKに6月を新天地探しに専念してもらう意向だ。 これに伴い、6月6日のバングラデシュ戦、11日のパレスチナ戦は、アジア杯後にプレミアリーグのアストン・ビラへ移籍した通算2キャップのGKジョー・ガウチ(23)がゴールマウスを守ることになるとみられている。 なお、豪代表のグラハム・アーノルド監督は、U-23豪代表がパリ五輪行きを逃したことを恩恵として捉え、この世代の選手に初めて声をかける可能性も。 今夏バイエルンへ移籍するアデレード・ユナイテッドのFWネストリ・イランクンダ(18)を、ドイツ渡航前にA代表デビューさせることを検討し、ラージリストに含めているとのことだ。 アーノルド監督は、25日に行われるAリーグ・メン(豪1部)のオールスターゲームを視察したうえで、6月の最終メンバー23人を選定する。 2024.05.23 17:20 Thu

韓国代表が元神戸FWキム・ドフン氏を暫定監督に任命…蔚山でACL制覇などの実績、6月の2試合を担当

大韓サッカー協会(KFA)は20日、指揮官不在の韓国代表に関して、キム・ドフン氏(53)暫定的に指揮を執ることを発表した。 韓国代表は、アジアカップ終了後にユルゲン・クリンスマン監督を解任。その後新監督探しの時間がなく、U-23韓国代表を指揮するファン・ソンホン監督が暫定指揮。3月の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦っていた。 その後、6月の北中米W杯アジア2次予選に向けて監督探しを再会。しかし、候補として名前が浮上していたジェシー・マーシュ氏はカナダ代表監督に就任するなど、後任が見つからない状況だった。 キム・ドフン氏は、現役時代は韓国代表のストライカーとしても活躍。“コリアン・ボンバー(爆撃機)”の愛称で親しまれ、全北現代ダイノス(現:全北現代モータース)、城南一和(現:城南FC)でプレー。また、1998年から1999年にはヴィッセル神戸dメオプレーし、2シーズンで58試合27ゴールと得点を量産した。 引退後は指導者となり、2015年に仁川ユナイテッドで初となる監督に就任。2017年からは蔚山現代FC(現:蔚山HD FC)で指揮を執り、コロナ禍の2020年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制して退任。2021年からはシンガポールのライオン・シティ・セーラーズで監督を務めていたが、2022年7月に相手コーチと取っ組み合いの喧嘩をし、頭突きなどの暴力行為で解任されていた。 KFAは監督の選任は続いているものの、6月のW杯予選に間に合わない可能性を考慮し、暫定的にキム・ドフン氏が指揮を執ると発表した。 「代表チーム監督選定のための交渉が継続されており、6月のAマッチ前まで監督選任が終わらない可能性がある。この場合を備え、今日(20日)午前、国家代表電力強化委員を開き、この問題を議論し、その結果、6月の2試合を引き受ける臨時監督でキム・ドフン監督を選任することにした」 また、キム・ドフン氏については「キム・ドフン監督は指導者として多様なキャリアを築きながら能力と成果を見せた」と評価。「シンガポールリーグでチームを優勝に導くなど、現地環境をよく知っている点も背景として作用した」と、これまでの指導実績をもとに選んだとした。 2024.05.20 18:20 Mon

記事をさがす

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly