人生の半分はエル・ブランコ…マドリーが32歳ルーカス・バスケスとの契約延長を急ぐ

2024.04.23 17:55 Tue
16歳からレアル・マドリー所属のルーカス・バスケス
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16歳からレアル・マドリー所属のルーカス・バスケス
レアル・マドリーが元スペイン代表DFルーカス・バスケス(32)との契約延長交渉を急ぐ。スペイン『Relevo』が伝えている。

16歳からマドリーひと筋のL・バスケス。若手時代の武者修行期間1年間を除けば、ほぼ人生の半分をエル・ブランコで過ごし、トップチームで積み上げた公式戦出場数は343試合だ。
絶対的な主力ではない故、愛するクラブで居場所を確保し続けるべく、30代突入を控えて受け入れたのは、若手時代に誰が予想したであろう右サイドバックへのコンバート。

いつの間にか最終ラインの選手となっていた32歳は、ラ・リーガ優勝3回、コパ・デル・レイ(国王杯)優勝1回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝4回、クラブW杯優勝3回…地球上の全フットボーラーが羨む勝ち組となった。

そんな伏兵L・バスケスだが、22日のクラシコ・バルセロナ戦で1得点2アシストと燦然たる輝きを放った一方、契約は今季限り。今年1月から自由に他クラブと交渉できる状態となっている。
それでもマドリーとL・バスケス、双方ともに契約延長の意向が強く、今週中に合意を前提とした協議が行われる予定。特にここ最近の活躍から、首脳陣は一刻も早く交渉をまとめる方針に切り替えたとみられている。

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MLS行き取り沙汰されるナチョ、レアルは契約延長オファー提示か

レアル・マドリーはスペイン代表DFナチョ・フェルナンデス(34)をまだ必要としているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 今シーズンはマドリーのキャプテンとして、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ(CL)、スーペルコパ・デ・エスパーニャの3タイトルを獲得したナチョ。しかし、契約満了による退団の可能性が報じられ、メジャーリーグ・サッカー(MLS)挑戦などが噂される。 そんな生え抜きDFに対し、マドリーは1年の契約延長オファーを提示しているとのこと。回答期限は現行契約の満了日となる6月30日までだという。 シーズン終盤にはクラブ首脳陣に退団の意思を伝えたという報道があり、MLS行きが有力な選択肢の1つに。最近では、かつての同僚でもあるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルから、金銭的に非常に魅力的なオファーが届いたという。 なお、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ(38)や元スペイン代表DFルーカス・バスケス(32)は契約延長が有力。今月はスペイン代表の一員としてユーロ2024を戦うナチョだが、どのような決断を下すのだろうか。 2024.06.08 16:52 Sat

CL決勝へ調整続くレアル、4失点もアンチェロッティ監督は「全てが完璧だった」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が問題なしを強調した。クラブ公式サイトが伝えた。 すでにラ・リーガ制覇を決めたことから、6月1日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝に向けた調整が続く王者マドリー。19日に行われたラ・リーガ第37節のビジャレアル戦は、控え主体のメンバー構成で臨んだ。 トルコ代表MFアルダ・ギュレルの先制点を皮切りとしたマドリーは、スペイン代表FWホセル、元スペイン代表DFルーカス・バスケス、ギュレルと前半のうちに4ゴールを奪取。しかし、前半1ゴールを許していたノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートに後半に入ってから3点を追加され、4-4のドロー決着となった。 リーグ戦では10試合ぶりに勝ち点「3」を逃したアンチェロッティ監督だが、消化試合のため内容を重要視。失点を重ねた以外は良かったと振り返っている。 「スピードと激しさに溢れ、オープンであまりタイトではないエンタメ性の高い試合だった。我々必要なものを手にして終えたし、次の試合に備えなければならない。良いプレーをして、攻撃的なサッカーをしたかった」 「もう勝ち点は必要ないため、スピードや強度を伴った良いパフォーマンスを発揮し、トラブルやケガを避けることが目的だった。全てが完璧だった」 「必要以上に失点してしまったが、チャンピオンズリーグの決勝に向けては問題ない。ロッカールームは今後2週間、良いトレーニングをするためにギアを上げていくし、チャンピオンズリーグ優勝を目指してトライする」 また、アンチェロッティ監督は2得点のギュレルを「非常に効果的で、特別な才能を持っている」と称賛。一方、4失点を喫したウクライナ代表GKアンドリー・ルニンについては「失点が彼の責任ではないのは明らかだ」と擁護している。 さらに、長期離脱からの完全復活を目指すブラジル代表DFエデル・ミリトンについてもコメント。CL決勝までにコンディションが万全になる可能性を示唆した。 「彼は100%に近づいている。2週間あるし、決勝戦にはベストの状態で臨めるかもしれない。セルロートに苦しめられたのは、彼だけではなく(アントニオ・)リュディガーもだ」 2024.05.20 14:22 Mon

ユーロ2024開幕まで1カ月強…スペイン代表メンバーは大枠が決定か

ユーロ2024に挑むスペイン代表のメンバーは、大枠がすでに決まっているようだ。 UEFAネーションズリーグ(UNL)王者としてユーロ2024に挑むスペイン代表。 グループBでは、UNL決勝でも対戦のクロアチア代表(第1節)、前回王者のイタリア代表(第2節)、2大会ぶり2度目出場のアルバニア代表(第3節)と対戦する。 初戦のクロアチア戦(6月15日)まで1カ月と少し。スペイン『Relevo』は、大枠が決まっているという大会登録メンバー(23〜26人)の選考状況についてレポートした。 GKはこの3枚でほぼ決まり。通算39キャップの正守護神ウナイ・シモン、アーセナルで定位置確保のダビド・ラヤ、レアル・ソシエダの1番手アレックス・レミロだ。 センターバックは現状3枚が「当確」。サウジ移籍後も信頼が揺るがぬDFアイメリク・ラポルテ、ソシエダのDFロビン・ル・ノルマン。フランス生まれの両者に加え、バルセロナの17歳DFパウ・クバルシも堅いという。 サイドバックの当確は右がDFダニエル・カルバハル。左はバレンシアの主将DFホセ・ルイス・ガヤ、そして躍進レバークーゼンの大黒柱DFアレハンドロ・グリマルド。 中盤は“軸”のMFロドリに、ソシエダのMFミケル・メリーノ&MFマルティン・スビメンディ、デ・ラ・フエンテ体制で復帰のMFファビアン・ルイスが当確。MFガビは重傷で招集不可だが、MFペドリも状態が万全であれば当確の1人だ。 2列目陣は、ティーン世代の象徴的存在である16歳FWラミン・ヤマル、一定の貢献を保証するFWフェラン・トーレス、若きFWニコ・ウィリアムズ、復活のFWミケル・オヤルサバル、さらにMFダニ・オルモが順当とのこと。 最前線はA代表通算34得点で柱のFWアルバロ・モラタ、マドリーと同じジョーカーの役割が求められる33歳FWホセルが当確だそうだ。 ここまでで22人。 『Relevo』いわく、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督はディフェンスラインの構成に最も頭を悩ませているようで、最終的にはマルチロールのレアル・マドリーDFナチョ・フェルナンデスが1年ぶりに招集されると予想する。 カタールW杯出場のDFパウ・トーレスと、バルセロナのDFイニゴ・マルティネスは、どちらか1人がセンターバックの4〜5番手あたりで選ばれる見込みだという。 そのほか当落線上にいるのは、DFルーカス・バスケス、DFマルク・ククレジャ、DFペドロ・ポロ、MFアレックス・バエナ、MFオイハン・サンセト、MFパウロ・サラビア、FWジェラール・モレノなどなど。 ユーロ2024に挑むスペイン代表メンバー(23〜26人)は、5月27日に発表される。 2024.05.08 21:40 Wed

マドリー退団迫る34歳ナチョ…ユーロ2024でスペイン代表復帰も MLS移籍なら欧州でのラストダンスか

レアル・マドリー退団が濃厚なDFナチョ・フェルナンデス(34)。彼にはスペイン代表としての最後の大舞台が用意されているかもしれない。 誉れ高きエル・ブランコのキャプテン、34歳ナチョ。少年時代から白いシャツに袖を通す、正真正銘のワン・クラブ・マンだ。 積み上げたのは、通算358試合出場に、驚愕のチャンピオンズリーグ(CL)制覇5回を含む、数多のタイトル。個人レベルで真に序列が高かったことなど一度もないが、「困ったらナチョ」…与えられた役割は全てこなしてきた。 そんなバイプレーヤーも契約満了まで1カ月強…今季限りのマドリー退団およびメジャーリーグ・サッカー(MLS)行きを望んでおり、おそらく欧州でのクラブキャリアを終える。 その一方、スペイン『Relevo』によると、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、今季も黙々と仕事をこなす職人肌のナチョを高く評価しているという。 ナチョはA代表通算24キャップ。2018年のロシアW杯・ポルトガル代表戦でブチ込んだ右足ミドルが記憶に新しいが、同年10月を最後に声がかからなくなり、22年カタールW杯にも出場せず。 デ・ラ・フエンテ体制発足の昨年3月に4年5カ月ぶりに復帰しユーロ2024予選1試合、6月のUEFAネーションズリーグ決勝戦1試合に出場も、再び声がかからなくなっている。 ただ、前述の通り、デ・ラ・フエンテ監督を筆頭とするスペイン代表コーチ陣は、ここ最近のナチョを高評価。今夏のユーロ2024で招集すべきかどうか検討段階に入っているようだ。 今夏MLS移籍なら、おそらくユーロ2024がスペイン代表として、また欧州でのラストダンスになるであろうナチョ。これまでユーロには出場経験がないが、果たして。 ちなみに、デ・ラ・フエンテ監督はマドリーでナチョ同様に職人気質のDFルーカス・バスケス(32)もチェック中。L・バスケスは18年ロシアW杯を最後に招集されておらず、ユーロ2024で復帰なら6年ぶり招集となる。 2024.05.08 20:25 Wed

【CL準決勝プレビュー】イーブンで臨む運命の第2戦! ドルトムント待つウェンブリーへの切符手にするのは…

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsバイエルンが、日本時間8日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。前日にドルトムントのファイナル進出が決定した中、ウェンブリーへの最後の切符を懸けた運命の第2戦だ。 先週にフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われた1stレグは2-2のドロー決着。戦前の予想とは異なり、バイエルンが圧倒する入りを見せたが、クロースとヴィニシウスによる至高のコンビプレーによってアウェイのマドリーが24分に先制点を奪取。だが、後半に入って選手交代、布陣変更で流れを変えたホームチームが53分にサネ、57分にケインのPKによるゴールで逆転。以降もトゥヘルのチームが冷静にゲームをコントロールしたが、83分にヴィニシウスが決めたPKによるゴールでマドリーが追いついた。 「最高の形は見られなかった」とアンチェロッティ監督が試合後に認めたように難しいパフォーマンスとなった敵地での初戦を最低限のイーブンで終えたマドリー。だが、先週末のカディス戦ではナチョを除く先発10人を入れ替えた中、ブラヒム・ディアスとホセルに途中出場ベリンガムのゴールによって3-0の快勝。さらに、2位バルセロナの敗戦を受け、4試合を残して2シーズンぶり36度目のラ・リーガ優勝が決定した。 恒例シベーレス広場での優勝セレモニーを延期し、今回の大一番に全力を注ぐエル・ブランコは、リーグ優勝にCLファイナル進出という花を添えて、マドリディスタと歓喜を分かち合えるか。 一方、バイエルンは下馬評を覆す良い内容のパフォーマンスを見せたものの、試合後にドイツ人指揮官が悔やんだ韓国代表DFの守備対応や3点目を決め切れなかった決定力の問題でホームでの先勝を逃した。ブンデスリーガでは6選手を入れ替えて臨んだシュツットガルトとの上位対決で1-3の敗戦。加えて、ラファエル・ゲレイロとダイアーの負傷交代と敵地での大一番に弾みを付けることができなかった。 ただ、データ的な部分では前述のドルトムントの決勝進出、ファイナルの会場がウェンブリー・スタジアムという部分で、デア・クラシカーを制して5度目の優勝を果たした2012-13シーズンと重なる部分があり、その縁起の良いデータをポジティブに捉えて難所ベルナベウ攻略といきたいところだ。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルニン DF:カルバハル、チュアメニ、リュディガー、メンディ MF:カマヴィンガ、クロース MF:バルベルデ、ベリンガム、ロドリゴ FW:ヴィニシウス 負傷者:DFアラバ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては引き続きアラバのみが不在となる。 前回対戦からは先発2人の変更を予想。ルーカス・バスケスに代わってサスペンション明けのカルバハル、ナチョに代わってカマヴィンガを起用し、チュアメニがリュディガーの相棒を務めることになりそうだ。 ◆バイエルン◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ノイアー DF:キミッヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ MF:ライマー、ゴレツカ MF:サネ、ムシアラ、ニャブリ FW:ケイン 負傷者:DFブイ、ブナ・サール、ラファエル・ゲレイロ、FWコマン 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦から新たにラファエル・ゲレイロが不在となる。 スタメンは前回対戦から2名の変更を予想。指揮官からパフォーマンスに苦言を呈されたキム・ミンジェに代わって負傷明けのデ・リフトが復帰し、ミュラーに代わってニャブリの起用と読む。 ★注目選手 ◆レアル・マドリー:MFジュード・ベリンガム <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣とのファイナルに到達できるか。ドルトムントの決勝進出に、誰よりもモチベーションを高めている20歳の若武者がエル・ブランコの注目選手だ。勤続疲労や対戦相手の分析によって後半戦は失速傾向のベリンガムは、前回対戦でも思うような活躍を見せられず。 ただ、同試合に関しては体調不良によるコンディションの問題があったことをイタリア人指揮官が認めていた。その証拠に途中出場した直近のカディス戦では見事なボール奪取からショートカウンターの起点となった流れでゴールを記録。今回の大一番へしっかりとパフォーマンスを上げてきている。 ドルトムント時代を含めバイエルン戦では通算4アシストを記録も、前回対戦含め公式戦9試合未勝利(2分け7敗)と一度も勝利がない苦手とする相手だが、今回の試合では初ゴールと共に初勝利を挙げたい。ライマー、ゴレツカのタフな中盤に加え、ダイアーとデ・リフトのセンターバックコンビとの激しいマッチアップが想定される中、攻守両面でチームに優位性をもたらす働きを期待したい。 ◆バイエルン:FWハリー・ケイン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240507_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> “無冠の帝王”脱却へベルナベウ攻略を期す。これまでプレミアリーグ3度の得点王、2018年ロシアW杯で得点王とトッテナム、イングランド代表で多くの個人タイトルに輝きながらも、一度もチームタイトルを獲得できず。“無冠の帝王”との不名誉な称号を冠する世界屈指のストライカーは、そのタイトルを渇望して常勝バイエルンに加入。しかし、チームはDFLスーパーカップ、DFBポカールで敗退すると、11連覇中だったブンデスリーガでもレバークーゼンに初優勝を許し、国内で無冠が確定した。 個人としては公式戦44試合44ゴール11アシストと圧倒的な数字を残していることを考えれば、勝てない星の下に生まれたとしか形容しがたい状況だ。それでも、イーブンの状況で臨む今回の一戦、決勝の相手が相性の良いドルトムントであることを鑑みれば、ビッグイヤー獲得のチャンスは十分に残されている。 今回の一戦ではリュディガーやチュアメニ、好調のGKルニンら相手守備陣を相手にチャンスメーク、フィニッシャーの双方で輝きを放ち、チームをファイナル進出に導くエースの仕事を見せたい。 2024.05.08 18:00 Wed

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ヴァトレニの英雄は有終の美飾れるか/ルカ・モドリッチ(クロアチア代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■クロアチア代表</span> 出場回数:6大会連続8回目 最高成績:ベスト8(1996、2008) ユーロ2020結果:ベスト16 予選結果:グループD・2位 監督:ズラトコ・ダリッチ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー) 1985年9月9日(38歳) 今大会を最後に代表引退が見込まれるヴァトレニの英雄。マンチェスター・シティ加入1年目で存在感を示したヨシュコ・グヴァルディオル、レバークーゼンのブンデスリーガ無敗優勝に貢献したヨシプ・スタニシッチら若手の台頭もあるが、今大会でもクロアチアの主軸を担うのはモドリッチ、イバン・ペリシッチ、ドマゴイ・ヴィダら重鎮3人を中心とする、“オーバー30”のベテラン選手たちだ。 その中でも38歳という年齢を鑑みれば、今度こそ代表引退の可能性が濃厚となるマエストロの一挙手一投足に大きな注目が集まる。歴代最多175キャップを刻む代表チームでは依然として絶対的な主力に君臨し続けるモドリッチだが、所属クラブのレアル・マドリーでは世代交代の波にあらがえず、今季の公式戦46試合出場の大半は途中出場となった。現状ではエル・ブランコとの1年契約にサインする見込みだが、キャリア終焉が近づいていることは間違いない。 個人として通算5度目の出場となるユーロだが、準優勝や3位入賞を果たしたワールドカップやネーションズリーグに比べて苦手としており、ベスト8が最高成績。今大会もグループステージ最激戦区のひとつであるイタリア、スペインとタフな相手との対戦となるが、大舞台でこそ輝くヴァトレニの司令塔の傑出したゲームメーク能力、勝負強さに期待したい。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《25:00》 【B】スペイン代表 vs クロアチア代表 ▽6月19日(水) 《22:00》 【B】クロアチア代表 vs アルバニア代表 ▽6月24日(月) 《25:00》 【B】クロアチア代表 vs イタリア代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ドミニク・リヴァコビッチ(フェネルバフチェ/トルコ) 12.ネディリコ・ラブロビッチ(リエカ) 23.イビツァ・イヴシッチ(パフォス/キプロス) DF 2.ヨシプ・スタニシッチ(レバークーゼン/ドイツ) 3.マリン・ポングラチッチ(レッチェ/イタリア) 4.ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ/イングランド) 5.マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イタリア) 6.ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ) 19.ボルナ・ソサ(アヤックス/オランダ) 21.ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ/ギリシャ) 22.ヨシプ・ユラノビッチ(ウニオン・ベルリン/ドイツ) MF 7.ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ) 8.マテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド) 10.ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー/スペイン) 11.マルセロ・ブロゾビッチ(アル・ナスル/サウジアラビア) 13.ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア) 15.マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア) 18.ルカ・イバンシッツ(フェイエノールト/オランダ) 25.ルカ・スチッチ(レッドブル・ザルツブルク/オーストリア) 26.マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ) FW 9.アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ) 14.イバン・ペリシッチ(ハイドゥク・スプリト) 16.アンテ・ブディミル(オサスナ/スペイン) 17.ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ) 20.マルコ・ピアツァ(リエカ) 24.マルコ・パシャリッチ(リエカ) <span class="paragraph-title">【動画】エレガントの塊、クロアチアを導くNo.10モドリッチ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="CQp2lPusQt8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 19:30 Sat

年俸が9億→33億円に…ナチョがサウジ行き濃厚か、実現ならベンゼマと再会

スペイン代表DFナチョ・フェルナンデス(34)のサウジアラビア行きが濃厚という。 11歳の頃からレアル・マドリーに所属するナチョ。2010-2011シーズンのデビューから、最終ラインの全ポジションをカバーできる万能性選手として地位を築き、数々のチームタイトルとともに通算出場数も364試合を積み上げる。 今やチームのキャプテンを託されるほどの存在だが、今季が契約最終年。今季も公式戦45試合に出場したナチョに対してはレアル・マドリーも慰留に努めているが、スペイン『マルカ』によると、アル・イテハド移籍を決意した模様だ。 アメリカ行きも選択肢に浮かぶなか、契約書へのサインはまだだが、アル・イテハドからはレアル・マドリーで受け取る550万ユーロ(約9億2000万円)の年俸よりもはるかに高額な2000万ユーロ(約33億7000万円)の2年契約で話があるそうだ。 そのアル・イテハドでは先週、スポーツディレクターであるラモン・プラネス氏がマドリードを訪問。昨オフに先んじてアル・イテハド行きを決断した元同僚のカリム・ベンゼマもこの移籍に賛同したとのことだ。 いよいよスペイン代表としてユーロ2024の戦いが始まり、そこでの活躍が期待されるナチョだが、去就の方も注目だ。 2024.06.14 09:20 Fri

今月で32歳迎えるアラバ…マドリーは戦列復帰時期を慎重に慎重に思案中

レアル・マドリーがオーストリア代表“スタッフ”ダビド・アラバ(31)の戦列復帰計画を策定中だ。スペイン『Relevo』が伝える。 昨年末に左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負い、以来ピッチから遠ざかるアラバ。今夏オーストリア代表の中枢として臨むはずだったユーロ2024を断念せざるを得なくなった。 若い選手も少なくないオーストリア代表…同国サッカー連盟が苦肉の策として練り上げたのが、アラバの「スタッフ帯同」で、マドリーも快く許可したことでユーロ2024へ参戦。 その一方、マドリーはマドリーで重要な戦力アラバの復帰時期を慎重に議論。現状、アラバは芝生の上でランニングすることもまずい状況で、来季頭の公式戦復帰は描けないという。 9月には練習復帰が可能なようだが、すぐに公式戦で起用できるわけではなく、今のところ「10月中に90分間プレーさせる」がマドリーの目標となっているようだ。 若手時代からその名を知られるアラバも今月で32歳。現マドリーはセンターバックにアントニオ・リュディガー、エデル・ミリトンがおり、逸材レニー・ヨロを今夏獲得の可能性も。 アラバは選手キャリアの後半を戦うなか、来季がターニングポイントとなりそうだ。 2024.06.13 15:15 Thu

レアルのヴィルツへの関心は本物? 事前合意は不確かも来夏のトップターゲットか

レアル・マドリーがレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)に興味を示している可能性は高いようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が報じた。 2020年7月にファーストチームに昇格し、今シーズンはチームのブンデスリーガ無敗優勝に大きく貢献したヴィルツ。10番を背負う中心選手としてリーグ戦32試合で11ゴール11アシストを記録し、リーグの最優秀選手にも選ばれた。 かねてから国内外のビッグクラブから関心を寄せられるなか、スペイン『マルカ』は先日、レアル・マドリーとヴィルツの間で、2025年夏の移籍に向けた協定が交わされていると報道。移籍金1億5000万ユーロ(約254億円)程度で移籍の可能性が伝えられていた。 しかし、これに反応した『スカイ・スポーツ』はその協定の存在を否定。しかし、マドリーやバイエルンがヴィルツを2025年夏の獲得リスト筆頭に挙げていることははっきりしているという。 なお、ユーロ2024のドイツ代表に帯同しているヴィルツは先週、「僕の契約は誰もが知っている」とコメント。レバークーゼンと残す2027年6月までの契約を強調しながら、今は目の前の大舞台に集中していると語っていた。 「今はそのことを話す時ではない。レバークーゼンでとても良い時間を過ごしているし、居心地もいい。今はユーロのことが100%頭にある。他のことは今は気にしていない」 今夏はすでにパリ・サンジェルマン(PSG)からフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)の加入が決まっているマドリー。1年後にもビッグディール成立となるのだろうか。 2024.06.11 16:42 Tue

レアルとアンチェロッティ監督、新CWC不参加を否定 「予定通り参加する」

レアル・マドリーは10日、2025年6月に開催される新フォーマットのFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)に参加する意向を表明した。 2021-22シーズン、さらには2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)王者として来シーズンのCWC参戦が見込まれるマドリー。しかし、カルロ・アンチェロッティ監督がイタリア『イル・ジョルナーレ』のインタビューのなかで「選手もクラブもその大会には参加しないだろう」「レアル・マドリーの1試合には2000万ユーロ(約33億8000万円)の価値があるが、FIFAは大会全体で我々にその額を与えようと考えている」と発言し、物議を醸していた。 さらには「我々と同じように、他のクラブも参加を断るだろう」とも述べていたなか、マドリーは公式声明を発表。参加の意向を明らかにしている。 「レアル・マドリーは2024-25シーズンにFIFAが主催する新たなクラブ・ワールドカップへの参加に疑問を抱いたことは一度もないと発表する」 「したがって、当クラブは世界中の何百万人ものファンに新たなタイトルの獲得で再び夢を与えるべく、誇りを持って、最大限の熱意を持って臨むこの公式大会に予定通り参加する」 また、アンチェロッティ監督もX(旧ツイッター)上で、CWC不参加の意向を否定。間違った解釈で伝えられたと主張している。 「イル・ジョルナーレのインタビューにおけるFIFAクラブ・ワールドカップに関する私の発言は、私の意図していたように解釈されていなかった。この大会はレアル・マドリーで主要タイトルを目指して戦い続ける絶好の機会だと考えている。その大会への出場の可能性を否定することほど、私の関心から遠ざかるものはないだろう」 2024.06.11 14:12 Tue
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