藤枝がクラブ史上初のJ2昇格!来季は静岡県3クラブが相まみえることに【明治安田J3最終節】

2022.11.20 16:23 Sun
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20日、明治安田生命J3リーグ最終節の9試合が各地で行われた。

すでにいわきFCのJ2昇格とJ3優勝が決まり、残る昇格の1枠を、2位・藤枝MYFC(勝ち点66)、3位・鹿児島ユナイテッド(勝ち点63)、4位・松本山雅FC(勝ち点63)が争う構図で迎えた最終節。得失点差で鹿児島を「15」も上回っていた藤枝が、番狂わせなく昇格を決めた。
藤枝は7位・AC長野パルセイロとのアウェイ戦に臨むと、開始早々から攻勢を強め、鈴木淳のミドルなど、立て続けにフィニッシュシーンを創出。カウンターからのピンチも榎本啓吾がカバーして事なきを得る。

後半も60分に右のポケットを突いた攻撃から杉田真彦が狙う。最後まで得点は奪えずにゴールレスドローに終わったものの、勝ち点「1」を積み上げて2位が確定。クラブ史上初となるJ2昇格を決めた。

来季はJ1から降格する清水エスパルス、ジュビロ磐田と併せ、静岡県の3チームがJ2で顔を合わせることとなる。
鹿児島は6位・カターレ富山との敵地戦に臨み、4-2で逆転勝ちを収めるも、J2復帰はならず。J1経験者の松本もホームで18・相模原を下したものの、来季もJ3を戦うこととなった。なお、今季限りでの引退を表明している田中隼磨は87分から現役最後のピッチに立っている。

◆第34節
ヴァンラーレ八戸 2-1 FC今治
福島ユナイテッドFC 0-3 愛媛FC
いわきFC 1-1 Y.S.C.C.横浜
松本山雅FC 1-0 SC相模原
AC長野パルセイロ 0-0 藤枝MYFC
カターレ富山 2-4 鹿児島ユナイテッドFC
アスルクラロ沼津 1-2 テゲバジャーロ宮崎
FC岐阜 1-2 ギラヴァンツ北九州
ガイナーレ鳥取 3-0 カマタマーレ讃岐

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悲願のJリーグ参入目指す高知は黒星発進、ソニー仙台はW杯日本代表コーチを父に持つ上野が同点弾も…【JFL第2節】

日本フットボールリーグ(JFL)第2節の7試合が18日から19日にかけて各地で行われた。 高知県勢初のJリーグ参入を目指す高知ユナイテッドSCは第1節に試合がなく、今節が今季初戦に。ホームにラインメール青森を迎え撃った。 オーストラリア代表歴を持つ元湘南ベルマーレのGKタンドゥ・ベラフィがスタメンに名を連ねたなか、開始2分にいきなり失点。J通算100得点以上を誇るFW船山貴之のシュートのこぼれ球をFW木戸皓貴に押し込まれた。 1点ビハインドで迎えた後半、高知は何度か惜しいチャンスを作るも肝心のネットは揺らせず、0-1のままタイムアップ。4年目のJFLは黒星発進となった。 かつてアルビレックス新潟やジェフユナイテッド千葉などを指揮した鈴木淳監督が率いるソニー仙台FCは、開幕2連勝を目指し、ホームでヴェルスパ大分と対戦した。 開始7分に先制を許すも、カタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表コーチを務めた上野優作氏(現・FC岐阜監督)を父に持つFW上野瑶介が52分に同点ゴールを決め、64分には伊藤綾太のゴールで逆転。このまま逃げ切りたかったが、90+3分にブラウブリッツ秋田からV大分へ期限付き移籍しているFW半田航也に同点ゴールを許し、2-2のドロー決着となった。 6年ぶりにJFLを戦うブリオベッカ浦安は第1節で東京武蔵野ユナイテッドFCと2-2のドロー。ホーム初戦となる今節は鈴鹿ポイントゲッターズと対戦した。 浦安は23分、186cmの大型FW村上弘有が相手GKとの一対一を冷静に沈めて先制点をゲット。しかし、後半開始早々の49分に同点とされると、53分にはPKを決められ、一転して追いかける展開に。都並敏史監督は次々と攻撃的な選手を投入したが、試合終盤の90分に追加点を献上。1-3で敗れ、6年ぶりのJFL勝利は次節以降にお預けとなった。 クリアソン新宿は第1節で青森と0-0のドロー。高原直泰選手兼任監督率いる沖縄SVとのアウェイゲームとなった今節は、36分に元長野パルセイロのFW佐野翼が先制点を決める。対する沖縄は、背番号10を背負う高原が65分からピッチに立ったが、新宿は1点リードのまま迎えた80分にMF池谷友喜が追加点。90+1分に1点を返されたが、2-1で逃げ切り、今季初白星を挙げている。 ◆JFL第2節 ▽3月18日(土) FCマルヤス岡崎 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">3 ヴィアティン三重</span> ▽3月19日(日) ミネベアミツミFC 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 東京武蔵野ユナイテッドFC</span> 高知ユナイテッドSC 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 ラインメール青森</span> ソニー仙台FC 2-2 ヴェルスパ大分 ブリオベッカ浦安 1-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">3 鈴鹿ポイントゲッターズ</span> 沖縄SV 1-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">2 クリアソン新宿</span> レイラック滋賀 2-2 Honda FC ※今節試合なし FCティアモ枚方 2023.03.19 17:50 Sun

大宮、相模原でプレーしたDF渡部大輔が現役引退…キャリア通算279試合9得点、大宮の普及部コーチに就任

SC相模原は30日、DF渡部大輔(33)が現役を引退することを発表した。 渡部は大宮アルディージャのアカデミー出身。ジュニアユースの1期生で、ユースへと昇格。当時はFWとして活躍し、2008年にトップチームへ昇格した。 2010年に鈴木淳監督によってサイドバックで起用されると、以降はサイドハーフもやりながらサイドバックに定着。大宮で14シーズンプレーすると、2021シーズンはキャプテンに就任していた。 2022シーズンは初の移籍を果たし相模原へと完全移籍。J3で26試合に出場していたが、1年での退団となった。 J1通算122試合3得点、J2通算90試合5得点、J3通算26試合、リーグカップでは27試合1得点、天皇杯で14試合に出場していた。 渡部はクラブを通じてコメントしている。 「現役を引退することに決めました。最後のシーズンにSC相模原の一員として戦えたことは自分にとって素晴らしい財産になりました。ここで出会った選手やコーチングスタッフ、クラブ関係者の皆様、スポンサーの皆様、そしてどんなときも温かく応援してくれたサガミスタのみなさんとの出会いに感謝して次に進んで行きたいと思います。1年間という短い間でしたがありがとうございました。SC相模原の躍進を心から願っています」 また、渡部は古巣大宮の普及部コーチに就任する。渡部は大宮を通じてコメントしている。 「大宮アルディージャのファン、サポーターの皆さま、2月から普及部コーチに就任させていただくことになりました渡部大輔です。選手としてNACK5スタジアム大宮で元気な姿をお見せすることはできなかったですが、再びアルディージャの一員として働けることをうれしく思います」 「1人でも多くの子どもたちにサッカーの楽しさを体感して帰ってもらえるように、自分自身も子どもたちと一緒に楽しみながらふれあっていきたいと思っています。これからは大宮アルディージャを応援するファンの一員として盛り上げていきたいと思いますので、あらためてよろしくお願いします」 2023.01.30 13:33 Mon

大宮一筋14年のDF渡部大輔が相模原に完全移籍、高木琢也監督と再会「優勝して喜びを分かち合いましょう!」

SC相模原は9日、大宮アルディージャを退団していたDF渡部大輔(32)を完全移籍で獲得したことを発表した。 渡部は大宮の生え抜き選手。ジュニアユース、ユースと育ち、FWとして活躍。2008年にトップチームへ昇格した。 2010年に鈴木淳監督によってサイドバックで起用されると、以降はサイドハーフもやりながらサイドバックに定着。近年はチーム事情で左サイドバックも務めることがあった。 大宮一筋で14シーズンプレー。今シーズンはキャプテンに就任しシーズン序盤こそ出場機会があったが、霜田正浩監督就任後にキャプテンから外れることに。中盤以降はメンバー外になることが多く、J2で12試合の出場に終わった。 J1通算122試合3得点、J2通算90試合4得点、リーグカップでは27試合に出場し1得点を記録していた。 相模原は昨シーズン途中から大宮でも指揮した高木琢也監督が就任。再びの共闘となる。 渡部はクラブを通じてコメントしている。 「SC相模原に関わるすべての皆様。はじめまして、渡部大輔と申します。プレーする機会をくださったクラブ関係者の皆様には大変感謝しております」 「SC相模原という素晴らしいクラブ、そして素晴らしいファンサポーターの方々と共に高みを目指していけることがとても楽しみです」 「J3優勝という目標を強く抱き、自分の力を最大限に発揮出来ればと思っております。どうぞよろしくお願い致します。優勝して喜びを分かち合いましょう!」 2022.01.09 12:09 Sun

大宮で14年、下部組織からの生え抜きDF渡部大輔が契約満了「大宮で引退したかった」

大宮アルディージャは8日、DF渡部大輔(32)との契約満了を発表した。 渡部は大宮の生え抜き選手。ジュニアユース、ユースと育ち、FWとして活躍。2008年にトップチームへ昇格した。 2010年に鈴木淳監督によってサイドバックで起用されると、以降はサイドハーフもやりながらサイドバックに定着。近年はチーム事情で左サイドバックも務めることがあった。 大宮一筋で14シーズンプレー。今シーズンはキャプテンに就任しシーズン序盤こそ出場機会があったが、霜田正浩監督就任後にキャプテンから外れることに。中盤以降はメンバー外になることが多く、J2で12試合の出場に終わった。 大宮一筋でプレーを続け、J1通算122試合3得点、J2通算90試合4得点、リーグカップでは27試合に出場し1得点を記録していた。 渡部はクラブを通じてコメントしている。 「このたび、契約満了となりました。プロとして14年、そしてアカデミーから合わせて20年間、本当にお世話になりました。自分がこのクラブでここまでやってこれたのはたくさんの方々に支えていただいたおかげです。自分をここまで育ててくれたクラブに本当に感謝しています。ありがとうございました」 「大宮を離れることはすごく寂しいですし、まだまだ大宮でプレーしたかったです。もっと大宮の力になりたかったです。そして、大宮で引退したかったです」 「ただ、まだ現役でやれる心と身体があるのでチャレンジさせてください。本来であれば長年応援していただいたファン・サポーターの皆さまの前でご挨拶したかったのですが、それが叶わず申し訳ありません。いつかNACK5スタジアム大宮に対戦相手として元気な姿で帰って来られるように頑張りますので、その時は温かく迎え入れていただければ嬉しく思います」 「どんなときも良い雰囲気を作り、熱い声援を送り続けてくれた皆さんのことが本当に大好きですし、これからも忘れることはありません。感謝してもしきれないほど感謝しています。長い間、本当にありがとうございました」 2021.12.08 15:15 Wed
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J3参入初年度で3位の沼津、MF白石智之とFW渡辺亮太ら8選手の契約満了を発表

▽アスルクラロ沼津は5日、MF河津良一(25)、MF鈴木淳(30)、MF白石智之(24)、FW渡辺亮太(26)、MF蔵田岬平(27)、DF田中舜(29)、DF馬場将大(27)、MF鈴木将也(29)の契約満了を発表した。 ▽2015年8月から同年12月まで沼津に期限付き移籍で加入していた河津は、2016年にジェフユナイテッド千葉から完全移籍。今シーズンは明治安田生命J3リーグに3試合出場し、天皇杯では3試合1得点を記録した。鈴木淳は、2015年にSC相模原から加入。今シーズンは天皇杯に1試合出場した。白石は2016年に法政大学から入団。今シーズンはJ3リーグで20試合4得点を記録し、天皇杯に3試合出場した。渡辺は2017年に愛媛FCから加入。今シーズンはJ3リーグで26試合3得点を記録し、天皇杯には2試合出場した。 ▽2014年6月から2016年まで期限付き移籍で加入していた蔵田は、2017年に松本山雅FCから完全移籍。今シーズンは公式戦での出場はなかった。静岡県出身の田中は、2016年にグルージャ盛岡から加入。今シーズンはJ3リーグに3試合、天皇杯に3試合出場した。馬場は2014年にFC岐阜SECONDから加入。今シーズンは公式戦での出場はなかった。鈴木将は、2015年にSC相模原から沼津に加入。今シーズンはJ3リーグに17試合、天皇杯に1試合出場した。 ▽退団が決定した8選手は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。 ◆河津良一 「沼津に来て二年半、沢山の人と出会い、素晴らしい時間を過ごすことができました。チームメイトは僕の誇りです。こんなに逞しい男たちと同じ目標に向かって日々サッカーができて、本当に幸せでした」 「応援してくれる地域の方々の想いに応えようと必死にハードワークできたのは仲間がいたからです。色々な想いを背負ってこれからも走り続け、戦い続けてくれると確信しています」 「そして吉田監督。クラブを愛し、地域を愛し、選手を心から愛する指導に心を打たれました。共に仕事をさせて頂き本当に感謝しています。アスルクラロを応援して頂いている全ての皆様、これからもクラブと共に夢の実現に向けて挑戦を続けて下さい。よろしくお願い致します」 ◆鈴木淳 「今シーズンでアスルクラロ沼津を退団することになりました。3シーズン在籍させていただて、たくさんのことを学ばせていただきました。あと一歩のところで昇格できなかった2015年。愛鷹で昇格を果たすことができた2016年。そして、優勝をかけた試合で、目の前で栃木SCの昇格を見届けた2017年」 「沼津でのことを思い返すとたくさんありすぎて、ここには書ききれませんが、サッカーと真剣に向き合い、純粋に楽しめた3年間でした。今シーズンは、膝を痛めてしまい、全く試合に絡めませんでしたが、いつもスタジアムで声をかけていただき、とても励みになりました」 「それでも、天皇杯横浜F・マリノス戦で約10分間出場することが出来て、負けてはしまいましたが、入った瞬間の沼津サポーターの大声援は、一生忘れません。ここまでこれたのも、共にプレーしたチームメイト、吉田監督をはじめとする現場スタッフ。チームのフロント、育成スタッフ、試合を円滑に運営していただいた、ボランティアスタッフ、そして自分たちの試合もあるのに、いつも試合運営にご協力いただいた、アスルシニアの皆さん。スポンサー企業や、サポート店の皆様。そしてソシオ会員の皆様。他にもお世話になった方々はたくさんいます。アスルクラロ沼津に携わる、全ての皆様のお陰だと思っています」 「そして勤務先である、株式会社エイワンスポーツプラザにも、たくさんサポートしていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。最後に、いつも大きな声を出して応援していただいたサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。愛鷹劇場で共に喜べたことは忘れません」 「地元SC相模原から移籍してきて、最初は不安しかありませんでしたが、 アスルクラロ沼津というサッカーチームを通して、本当に色々な方々と出会うことが出来ました。私と出会っていただいた全ての方々が、私の大きな財産です」 「そう言う意味では、沼津から離れることは辛いですが、沼津に来た時のように、また新しい出会いがあると信じて、次に進みたいと思います沼津に来て、一人の人間として成長することが出来ました。ここでの経験をこれからの人生に活かしていきたいと思います。これからも成長し続けたいと思います。ありがとうございました。行ける!!!!」 ◆白石智之 「アスルクラロ沼津は僕をサッカー選手としても人間としても成長させてくれました。たくさんの人に支えられた2年間感謝の気持ちで一杯です。これからも応援してくれると嬉しいです。本当にありがとうございました」 ◆渡辺亮太 「アスルクラロ沼津のJリーグ初参入という大事な1年目にこのチームでサッカーが出来たことにとても感謝しています。しかし、最後の最後で優勝を逃したことがとても悔しく、申し訳ない気持ちです」 「僕はこのチームを去ることになりましたが、アスルクラロのこれからの活躍を一人のファンとして心から応援しています。自分自身もこのチームで得た経験を糧に、まだまだ頑張っていきたいと思います。熱い声援をありがとうございました」 ◆蔵田岬平 「3年半悔しい経験をありがとうございました。サッカー選手としても社会人としても大きく成長させて頂きました。この経験を糧にしていきます。ずっと32番のユニフォームを着て応援して頂いたサポーターの皆様、サッカー教室でであった子供達や保護者の皆様、僕を応援してくれた全ての皆様、期待に応える事ができずに申し訳ございません」 「必ずまたピッチに戻って活躍する姿をお見せします!! チームを去ることになりましたがずっと応援して頂ければ嬉しいです。これからも努力を惜しまず自分らしく歩んでいきます」 ◆田中舜 「2年間お世話になりました。自分を育ててくれたクラブ、街、そして吉田監督のもとで Jリーグ昇格という偉業を成し遂げたことは人生の大きな財産です。そしてサッカーに懸けるこの日々を、最後まで闘い抜けたのは自分を支えてくださった多くの方々がいたからこそだと感謝しております。本当にありがとうございました」 ◆馬場将大 「この度アスルクラロ沼津を退団することになりました。スポンサー様、選手の雇用をして頂いた企業様、食事のサポートをして頂いた飲食店の皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、ファン、サポーターの皆さん、フロント、監督、コーチングスタッフ、現場スタッフ、チームメイト、アスルクラロを支え、応援して頂いている」 「全ての方々に本当に感謝しています。今年は僕の力不足でなかなかチームに貢献することが出来ず申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですがこの悔しい気持ちをこれからの人生に生かしていきたいと思います。4年間本当にありがとうございました」 ◆鈴木将也 「今シーズン限りでチームを去ることになりました。沼津で過ごした3年間は、とてもいい思い出になりました。本当に3年間ありがとうございました」 2017.12.05 23:58 Tue

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3位横浜FCが5連勝! 18位鹿児島は後半ATの逆転弾で9試合ぶり白星【明治安田J2第20節】

15日、明治安田J2リーグ第20節の2試合が各地で行われた。 リーグ戦4連勝中と波に乗る3位横浜FC(勝ち点37)は、12位藤枝MYFC(勝ち点24)とのアウェイゲーム。押し込む横浜FCは20分、中野嘉大のドリブルでの崩しから、折り返しに小川慶治朗が合わせて先制。4分後には小川が2点目を奪い、アウェイチームが2点リードで折り返す。 追いかける藤枝は後半開始早々、矢村健がクロスを押し込んで反撃の狼煙を上げるが、その3分後、ボックス外に飛び出したGK内山圭がファウルで決定機を阻止し、一発退場。数的優位を得た横浜FCは、85分に室井彗佑が流し込んで1-3の勝利とし、5連勝で上位2チームにプレッシャーをかけた。 14位のモンテディオ山形(勝ち点22)は、18位鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点16)との敵地戦。氣田亮真の右ポスト直撃のシュートもあった山形は、26分にリード。ボックス内の味方の落としから、走り込んできた小西雄大が左足ダイレクトでゴールに突き刺した。 鹿児島は1点ビハインドで終盤に突入するが、80分に待望の同点弾。左クロスに有田光希が頭で合わせた。さらに後半アディショナルタイム、右サイドのFKから井林章がヘディングで逆転ゴールを奪い、鹿児島が2-1で劇的勝利。9試合ぶりの白星と長いトンネルを抜けた。 ◆明治安田J2第20節 ▽6/15(土) 藤枝MYFC 1-3 横浜FC 鹿児島ユナイテッドFC 2-1 モンテディオ山形 ▽6/16(日) 《16:00》 いわきFC vs ヴァンフォーレ甲府 《15:00》 水戸ホーリーホック vs ブラウブリッツ秋田 《18:00》 愛媛FC vs 清水エスパルス ロアッソ熊本 vs ファジアーノ岡山 大分トリニータ vs 栃木SC ベガルタ仙台 vs V・ファーレン長崎 《18:30》 ザスパ群馬 vs レノファ山口FC 《19:00》 ジェフユナイテッド千葉 vs 徳島ヴォルティス 2024.06.15 21:23 Sat
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藤枝MF梶川諒太が6〜8週間の離脱に…右大腿二頭筋肉離れの診断

藤枝MYFCは27日、MF梶川諒太の負傷を報告した。 梶川は19日の明治安田J2リーグ第16節レノファ山口FC戦で負傷。先発しながらも7分でピッチを退いていた。 診断結果は右大腿二頭筋肉離れ。全治6〜8週間の見込みとなっている。 今シーズン、東京ヴェルディから藤枝へと加わった梶川。開幕からスタメンが続き、ここまでJ2で15試合に出場している。 2024.05.27 12:42 Mon
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2位長崎がクラブ記録の連続無敗もさらに更新! 逆転勝利の4位横浜FCと共に2連勝【明治安田J2第17節】

25日、明治安田J2リーグ第17節の4試合が各地で行われた。 前節の勝利で直近14試合負けなしとクラブ記録を更新し、ミッドウィークに行われたYBCルヴァンカップでは浦和レッズ相手に金星を挙げた2位V・ファーレン長崎(勝ち点33)。8位のジェフユナイテッド千葉(勝ち点24)をホームに迎えると、試合が動いたのは前半アディショナルタイム。高い位置でのボール奪取からエジガル・ジュニオがコントロールショットを決めた。 長崎の1点リードで迎えた後半は、両チームともにゴールに迫るも、ネットは揺れないまま試合終了。千葉の終盤の猛攻も凌いだ長崎が、リーグ戦2連勝、15試合負けなしとした。 前節、首位清水エスパルスとの上位対決を制した4位の横浜FC(勝ち点28)は、9位ヴァンフォーレ甲府(勝ち点22)とのアウェイゲーム。ホームの甲府は10分、前線でボールを収めたピーター・ウタカが自らゴール前まで運ぶと、シュートのこぼれ球をアダイウトンが泥臭く押し込んで先制に成功。それでも3分後、左からのクロスをカプリーニが頭で叩き込み、すぐさま横浜FCが同点に追いつく。 1-1のまま折り返すと、58分にはアウェイチームが逆転。右からのカプリーニのクロスを中野嘉大が頭で押し込み、そのまま逃げ切り勝ち。横浜FCがリーグ戦2連勝とし、暫定3位に浮上した。 その他、12位愛媛FC(勝ち点21)は19位栃木SC(勝ち点12)をホームに迎えるもゴールレスドロー。13位藤枝MYFC(勝ち点20)と18位鹿児島ユナイテッドFC(勝ち点13)の一戦は、鹿児島が野嶽寛也の後半アディショナルタイムのゴールで追いつき、1-1のドロー決着となった。 ◆明治安田J2第17節 ▽5/25(土) 愛媛FC 0-0 栃木SC 藤枝MYFC 1-1 鹿児島ユナイテッドFC V・ファーレン長崎 1-0 ジェフユナイテッド千葉 ヴァンフォーレ甲府 1-2 横浜FC ▽5/26(日) 《14:00》 大分トリニータ vs レノファ山口FC ベガルタ仙台 vs ファジアーノ岡山 いわきFC vs 徳島ヴォルティス 清水エスパルス vs 水戸ホーリーホック ロアッソ熊本 vs モンテディオ山形 ブラウブリッツ秋田 vs ザスパ群馬 2024.05.25 18:37 Sat

藤枝が国士舘大学DF大森彗斗の来季加入内定を発表「恩返しできるよう全力で戦います」

藤枝MYFCは14日、国士舘大学のDF大森彗斗(21)の来季加入内定を発表した。 大森は神奈川県出身で、国士舘高校から国士舘大学へと進学していた。 2023年度の関東大学サッカーリーグ1部では、14試合に出場し1アシストを記録。今年度は4試合を終えてまだ出場がない。 大森はクラブを通じてコメントしている。 「この度、2025シーズンより藤枝MYFCに加入することが決まりました、国士舘大学の大森彗斗です。幼い頃からの夢を叶えることができたのは、どんな時でも支えてくれた家族や友人の存在があったからだと思います」 「現状に満足せず常に上を目指し、選手としても人間としても成長できるように頑張ります。感謝の気持ちを結果で示し、恩返しできるよう全力で戦います。藤枝MYFCのファン・サポーターの皆様、応援よろしくお願いします」 2024.05.14 13:45 Tue

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首位独走中・大宮の連勝は「3」でストップ…2位沼津に4発大勝の松本は6位に浮上【明治安田J3第17節】

明治安田J3リーグ第17節の8試合が16日に各地で行われた。 3連勝中で首位独走の大宮アルディージャ(勝ち点39)は11位カターレ富山(勝ち点21)のホームに乗り込んだ。前半は両チーム共にチャンスを作り、特に富山の喜平翼がゴールまであと一歩に迫ったが、大宮守備陣の集中した守備に阻まれ、ハーフタイムを迎える。 後半も無得点のまま終盤まで推移すると、耐えていた大宮に待望の先制点。82分、アルトゥール・シルバがゴール左隅を射抜き、4試合連続ゴールを記録する。しかし、その6分後に碓井聖生がダイレクトシュートを突き刺して富山が同点。大宮は連勝が「3」でストップした。 2連勝中で2位につけるアスルクラロ沼津(勝ち点28)は、9位松本山雅FC(勝ち点23)とのアウェイゲーム。序盤から先手を取ったのは松本で、9分に左サイドのスローインの流れから樋口大輝がヘディングで先制点。5分後には浅川隼人がゴール前に詰めて追加点を奪う。 松本の2点リードで迎えた後半、開始直後に浅川が右クロスを押し込み、3点差とすると、78分には山口一真がダメ押し。2試合連続の4得点で2連勝とした松本は6位に浮上し、敗れた沼津は大宮との勝ち点差が「12」に広がった。 その他、3位FC琉球(勝ち点27)と6位福島ユナイテッドFC(勝ち点23)との上位対決は、2点を先行した福島に軍配が上がり、5位に上昇。5位SC相模原(勝ち点25)は10位FC今治(勝ち点23)に2-1で敗れ、勝利した今治は8位に順位を上げた。 ◆第17節 ▽6/16(日) ヴァンラーレ八戸 0-0 テゲバジャーロ宮崎 松本山雅FC 4-0 アスルクラロ沼津 カマタマーレ讃岐 0-1 ツエーゲン金沢 ギラヴァンツ北九州 2-1 奈良クラブ カターレ富山 1-1 大宮アルディージャ いわてグルージャ盛岡 3-2 AC長野パルセイロ FC今治 2-1 SC相模原 FC琉球 1-2 福島ユナイテッドFC ▽6/15(土) FC大阪 2-1 ガイナーレ鳥取 Y.S.C.C.横浜 1-2 FC岐阜 2024.06.16 21:17 Sun

FC大阪FWエフライン・リンタロウがミャンマーへ、今年末までの期限付き移籍

FC大阪は16日、FWエフライン・リンタロウ(32)がミャンマー・ナショナルリーグ所属のシャン・ユナイテッドへ期限付き移籍すると発表した。移籍期間は2024年12月31日までとなる。 エフライン・リンタロウは中京高校の出身で、柏レイソル、FC岐阜、ブラウブリッツ秋田、FC琉球、ヴィアティン桑名(現:ヴィアティン三重)、ラインメール青森、鈴鹿アンリミテッドFC(現:アトレチコ鈴鹿クラブ)でプレー。2022年にFC大阪に加入した。 2023年はシーズン途中の8月にヴィアティン三重へ期限付き移籍。FC大阪に復帰した今シーズンはここまで出番がなかった。 ミャンマーに新天地を求めたエフライン・リンタロウはクラブを通じてコメントしている。 「シャン・ユナイテッドFCへ期限付き移籍することに決めました! プロのサッカー選手になり、日本のサッカーで14年間プレーしてきました。今、人生の新しい段階に挑戦するため、FC大阪を離れることにしました。FC大阪の一員でいられて本当に嬉しかったです。FC大阪が目標を達成できるよう応援しています」 2024.06.16 13:11 Sun
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FC大阪が舘野俊祐の2ゴールで暫定3位! 岐阜は実に10試合ぶりの白星【明治安田J3第17節】

明治安田J3リーグ第17節の2試合が15日に行われ、FC大阪が暫定3位に浮上した。 和歌山県立紀三井寺公園陸上競技場でのホーム戦に16位ガイナーレ鳥取を迎え撃った4位FC大阪。37分に鳥取が温井駿斗の直接FKで先にスコアを動かしたが、その2分後に舘野俊祐のクロスがそのまま吸い込まれ、FC大阪がすぐさま追いつく。 前半のうちに試合を振り出しに戻したFC大阪は69分にもロングカウンターから美馬和也のパスを舘野が押し込み、逆転。このまま勝ち切ったFC大阪は今季3度目の連勝とし、鳥取は4連敗&6戦未勝利となっている。 12位FC岐阜は15位Y.S.C.C.横浜のホームに乗り込み、2-1で勝利。18分に田口裕也のゴールで先手を奪い、そのまま折り返した岐阜だが、76分にYS横浜も菊谷篤資の一発で食いさがる。 そうして最終盤に入った岐阜だが、44分に粟飯原尚平のゴールが生まれ、そのまま試合をクローズ。岐阜が実に10試合ぶりの白星を掴み、YS横浜は今季初の3連敗となっている。 ◆第17節 ▽6/15(土) FC大阪 2-1 ガイナーレ鳥取 Y.S.C.C.横浜 1-2 FC岐阜 ▽6/16(日) 《13:00》 ヴァンラーレ八戸 vs テゲバジャーロ宮崎 松本山雅FC vs アスルクラロ沼津 《14:00》 カマタマーレ讃岐 vs ツエーゲン金沢 ギラヴァンツ北九州 vs 奈良クラブ 《14:05》 カターレ富山 vs 大宮アルディージャ 《18:00》 いわてグルージャ盛岡 vs AC長野パルセイロ FC今治 vs SC相模原 《19:00》 FC琉球 vs 福島ユナイテッドFC 2024.06.15 20:25 Sat

J1の5月度KONAMI月間MVPは4G2Aの鹿島FW鈴木優磨! J2は仙台FW中島元彦、J3は琉球MF富所悠が選出

Jリーグは11日、5月度のKONAMI月間MVPを発表した。 5月度は明治安田J1リーグが鹿島アントラーズのFW鈴木優磨、明治安田J2リーグがベガルタ仙台のFW中島元彦、明治安田J3リーグがFC琉球のMF富所悠となった。 鈴木は通算2度目の受賞。中島と富所はKONAMI月間MVP初受賞となる。 鈴木は5月、J1の6試合に出場し、4ゴール2アシストを記録。得点数ではチームメイトの名古新太郎、アレクサンダル・チャヴリッチと並び、得点関与数は3アシストの名古が上回ったが、鈴木はハードワークでチームをけん引する姿勢なども評価された。 選考委員会の総評と鈴木のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「色々なポジションをやりながらハードワークしている。チームを好調の波に乗せている」 山本昌邦委員 「鹿島の勢いを引っ張る存在」 槙野智章委員 「厳しい試合の時に必ずゴールに絡み、決めるべき時に決める。好調鹿島の攻撃をけん引」 北條聡委員 「常勝鹿島の水先案内人。自ら点を取るだけでは飽き足らず、鋭いラストパスで仲間のゴールをお膳立て。無論、精神的支柱でもあった」 ◆FW鈴木優磨(鹿島アントラーズ) 「5月の明治安田J1リーグKONAMI月間MVPを受賞することができ、非常に嬉しく思います。僕一人の力ではなく、監督、チームメート、スタッフ、アントラーズに関わるすべての人たちのおかげで、このような賞をいただくことができました」 「引き続き、目の前の1試合1試合を地に足をつけて全員で戦い、シーズンの最後に良い結果を得られるよう、全力を尽くしていきたいと思います。ありがとうございました」 中島は、チームが4勝1敗の成績を残した5月の5試合で4得点を記録。中位から浮上し、現在4位につける仙台の好調の原動力となった。 選考委員会の総評と中島のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「仙台が順位を上げてきている大きな要因に」 山本昌邦委員 「上位に進出してきたところで、チームの全8得点中4点に絡んでいて価値がある。接戦の試合が多い中であきらめない泥臭いところの活躍が印象に残っている」 寺嶋朋也委員 「前線でゲームメイクもこなしつつ、5月は4ゴールでチームに勝点3をもたらした」 丸山桂里奈特任委員 「今月4ゴールでチームを引っ張る。大事なところで決めてくれる印象」 植松隼人特任委員 「5月だけで4得点の貢献でチームを勝利に導いている事が大きな理由」 ◆FW中島元彦(ベガルタ仙台) 「5月の明治安田J2リーグMVPに選んでいただき、ありがとうございます。サポーターのみなさんを含めたチーム全体で、5月に多くの勝利をつかみ取れたことが今回の受賞につながったと思っています」 「個人的な成績については、まだまだできたと思うところもあります。シーズン折り返しとなりますが、個人としてもチームとしても前半戦以上の成績を残せるように、さらに成長していきたいと思います」 富所は2勝1分けの無敗で5月を乗り切った琉球で、3試合1得点を記録。シュート関与パス数はリーグ3位を記録し、34歳のベテランとして一時2位まで上り詰めたチームを精神的にも引っ張った。 選考委員会の総評と富所のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「琉球の核となる選手。彼のパフォーマンスの良さがチームを引っ張っている。今月、チームの成績を上げた立役者」 平畠啓史委員 「5月、2勝1分、順位も2位に浮上した琉球を牽引。今季はポジションを一列上げ、攻撃の局面で重要な役割を果たしていた。14節宮崎戦の決勝点となる直接FKも見事だった。まさにミスター琉球の働き」 橋本英郎委員 「ベテランとしてのパフォーマンスだけではなく、ゲームを決定付ける仕事もし、そして琉球の順位を安定して引き上げる事に貢献していた」 ◆MF富所悠(FC琉球) 「明治安田Jリーグ KONAMI 5月の月間MVPに選んでいただきありがとうございます。とにかく楽しんでプレーする、ということを今季の個人テーマにしていて、こうして賞をいただけたことをうれしく思います」 「順位が混戦の中、6月の戦いが鍵になります。一戦一戦にしっかり向き合って、勝ち点3を積み重ねていきたいと思います」 2024.06.11 18:13 Tue

5月の月間優秀監督賞、J1は首位と勝ち点で並んだ鹿島・ランコ・ポポヴィッチ監督…J2は仙台・森山佳郎監督、J3は福島・寺田周平監督がいずれも初受賞

Jリーグは11日、5月度の明治安田Jリーグ月間優秀監督賞を発表した。 5月度は明治安田J1リーグが鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督、明治安田J2リーグがベガルタ仙台の森山佳郎監督、明治安田J3リーグが福島ユナイテッドFCの寺田周平監督の受賞となった。いずれの監督も、これが初受賞となる。 ポポヴィッチ監督率いる鹿島は、5月の6試合で5勝1分けと絶好調。チームはFC町田ゼルビアと勝ち点で並ぶ2位にまで浮上している。 選考委員会の総評とポポヴィッチ監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「色々な選手をポジションチェンジし、マネジメントがよくできている」 槙野智章委員 「ゴールの時の喜ぶ姿もいい。勝ちに対して貪欲。勝者のメンタリティーがあり、負け無しで勝負強さを見せた戦いをしている。神戸との上位決戦もものにした」 北條聡委員 「見事、鹿島を常勝軍へ。中盤の最適解を見出し、名古を覚醒させ、チャヴリッチを切り札に使う采配が的中。次々と勝ち点を積み上げた」 丸山桂里奈特任委員 「得点力も凄いが、後から投入した選手が得点に絡み、交代で試合をコントロールしていた。広島、神戸の上位対決をキッチリ勝って首位争いに絡んだ」 ◆ランコ・ポポヴィッチ(鹿島アントラーズ) 「Jリーグというレベルの高いリーグで数多くの素晴らしい監督がいる中、このような賞をいただくことができ、大変光栄です」 「私の力だけでとった賞ではなく、支えてくれたスタッフ、クラブ関係者、そして、日々のトレーニングから集中して自分たちのやるべきことに真摯に取り組んでいる選手たちのおかげであり、クラブ全体でいただいた賞だと思います」 「また、常に背中を押してくれるファン・サポーターの皆さんにも心から感謝しています。これからも良い成績を継続して残せるよう、目標達成のために全員で戦っていきます」 森山監督率いる仙台は、5月の5試合で4勝1敗。白星を掴んだ試合はいずれも1点差での勝利であり、粘り強さを示して上位争いに参戦している。 選考委員会の総評と森山監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「初めてのプロチームの監督。ようやく森山色が浸透してきて、乗ってきた」 山本昌邦委員 「見事に修正して、ぐんぐん上位に上がってきた。しぶとく勝点を拾っていくところが特徴でもあり、勝ちにこだわることがチームに浸透してきた」 寺嶋朋也委員 「プロ1年目の序盤戦でしっかり結果を出してきている」 丸山桂里奈特任委員 「粘り強い勝ち方で4連勝。特に連勝の始めとなった山口戦では後半アディショナルタイムに投入した名願選手の仕掛けから決勝点のPKをゲットで、采配も冴えていた」 植松隼人特任委員 「4月に比べ勝ちが上がってきており、勝つイメージが掴めてきている。4月月間14位に対して、5月月間は2位」 ◆森山佳郎監督(ベガルタ仙台) 「このたびは、身に余る表彰を受けることになり大変うれしく思います。この賞はベガルタ仙台の選手、スタッフの努力とハードワークで勝ち得たものでしかなく、私は選手、スタッフを代表していただいているものと認識しています」 「まだまだチームには安定感が足りておらず、1試合1試合成長していく必要があります。私自身もJリーグの監督としての経験が足りませんが、チームと共に成長する作業を積み重ねていけることに幸せを感じながら、日々を大切に過ごしていきたいと思っています。このたびは本当にありがとうございました」 寺田監督率いる福島は、5月の4試合で3勝1敗。徐々にチームを軌道に乗せ、6位にまで浮上している。 選考委員会の総評と寺田監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「彼が積み上げてきたものがでてきて躍動している。結果も含め文句なしの選出」 JFA技術委員 「自らのスタイルを維持しながら4連勝しているのが素晴らしい」 平畠啓史委員 「5月3連勝は文句なし。自分達で主体性を持ってゲームを進める福島のサッカーはおもしろい。加えて、一人少なくなった今治戦では勝利への執念を感じさせる逆転勝利。開幕から積み上げたものが実を結んでいる印象」 橋本英郎委員 「3連勝だけでなく、4月からの連勝継続の点でも高評価。開幕当初の苦戦から現在のサッカースタイルを貫き、チームへの浸透がみられた。今の福島のサッカーはこれだ!とわかるスタイル作りで勝ちもしている」 丸山桂里奈特任委員 「3戦全勝でぐっと順位を上げた。後半のゴールの多さ、1点差ゲームを勝ち切れるチームになっているのが素晴らしい」 ◆寺田周平(福島ユナイテッドFC) 「このたびは、選出していただきありがとうございます。優秀監督賞ではなく、優秀チーム賞として全員で受賞を喜びたいと思います。勝てない期間もありましたが、どんなときも方向を見失うことなく、選手やスタッフが毎日ポジティブに取り組んだ結果だと思います」 「苦しいときに、声援を送り続けてくださったファン、サポーターのみなさまには心から感謝しています。今後も勝利を積み重ねることで、クラブに関わる全てのみなさまを笑顔にし、多くの喜びを一緒に味わいたいと思います」 「今回の受賞を大きな糧とし、J2昇格に向けて、チーム全員でゴールを目指し、奪い、勝ち切れるようがんばります。引き続き、応援をよろしくお願いいたします」 2024.06.11 17:10 Tue

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