オギュスタンの苦境続く…今季加入のナントでシーズン終了までリザーブ降格

2021.02.24 23:25 Wed
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ナントに所属するフランス人FWジャン=ケビン・オギュスタン(23)の苦境が続いている。

オギュスタンはRBライプツィヒと、リーズ・ユナイテッドの間で現在も係争中の買い取りオプションの行使の有無を巡る問題に巻き込まれた中、昨年10月にナントにフリートランスファーで加入。
母国で心機一転を図ったものの、今シーズンはクラブが残留争いに身を置く中でリーグ・アン3試合の途中出場に留まっていた。

さらに、フランス『Ouest-France』など地元メディアが伝えるところによると、今月に新指揮官に就任したアントワーヌ・コンブアレ監督はチームが今後の残留争いを戦っていく中、よりチームとしての一体感を持つことを重要視し、不満分子になりかねないオギュスタンを含む構想外の数選手を今シーズン終了までフランス4部に在籍するリザーブチームに降格させる決定を下したという。

これにより、かつてはフランス国内で将来を嘱望されていた23歳は4部リーグでのプレーを強いられることになったようだ。
パリ・サンジェルマンの下部組織育ちのオギュスタンは、アンダー年代のフランス代表での活躍により、10代後半から将来を嘱望されたスピードとテクニックに長けた左利きのストライカー。

2017年夏に加入したライプツィヒでは加入初年度にブンデスリーガ25試合9ゴールを挙げる活躍により、更なる飛躍を予感させた。だが、以降は戦術理解の乏しさなど粗さが目立ち、ユリアン・ナーゲルスマン監督が新指揮官に就任した昨シーズンは前半戦をモナコ、後半戦をリーズ・ユナイテッドとレンタル先で過ごしていた。

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直近4試合勝利のない11位ナントがアリストゥイ監督の解任を発表…

ナントは29日、ピエール・アリストゥイ監督(43)の解任を発表した。 今年5月に成績不振で解任されたアントワーヌ・コンブアレ前監督の後任人事が決定するまでの暫定監督に就任したアリストゥイ監督は、今夏に正式監督に就任した。 今季はここまでリーグ・アン13試合が終了し4勝3分け6敗の11位と中位に位置しているが、直近に行われた試合では昇格組のル・アーヴルを相手にゴールレスドローに終わっており、4試合未勝利の状態が続いていた。 首脳陣はこれ以上の状況悪化を防ぐためにアリストゥイ監督の解任に踏み切ったようだ。 なお、後任監督については明かされていないが、多数のフランスメディアは、かつてギャンガンやボルドー、リールなどで監督を務めたジョスリン・グーヴェネック氏(51)の就任が濃厚と報じている。 2023.11.29 23:00 Wed

降格圏17位のナントがコンブアレ監督解任…昨季はクープ・ドゥ・フランス優勝に導く

ナントは9日、アントワーヌ・コンブアレ監督(59)の解任を発表した。 また、U-19チームを率いるピエール・アリストゥイ氏(43)が暫定指揮官として残り4試合を指揮することが併せて伝えられている。 コンブアレ監督はこれまでパリ・サンジェルマンやRCランス、ギャンガン、ディジョン、トゥールーズなど国内クラブの指揮官を歴任。 その後、レイモン・ドメネク監督(68)の後任として2021年2月にナントの新指揮官に就任。就任1年目にチームをリーグ・アン残留に導くと、昨シーズンはクラブに1999–2000シーズン以来となるクープ・ドゥ・フランスのタイトルをもたらした。 今シーズンはクープ・ドゥ・フランスで準優勝を果たした一方、リーグ・アンでは34試合消化時点で6勝14分け14敗の17位と降格圏に低迷。とりわけ、直近は11試合未勝利(4分け7敗)と深刻な不振に陥っており、クラブはこのタイミングでの解任を決断した。 2023.05.10 00:51 Wed

バーゼル、ナントで不遇のオギュスタンを完全移籍で獲得

バーゼルは18日、ナントからフランス人FWジャン=ケビン・オギュスタン(25)を完全移籍で獲得した。契約期間は2025年6月30日までの3年間となる。 スイスへの移籍が決まったオギュスタンは、公式サイトで以下のようにコメントしている。 「クラブ、特に監督とはいい話がたくさんできた。アレクサンダー・フライ監督は、私とどのように仕事をしたいのかを説明し、プランを示してくれた。彼と話をしたおかげで、とてもやり易くなると思っている。彼は素晴らしいストライカーで、彼と一緒に働き、彼から学ぶことを楽しみにしているよ」 オギュスタンはRBライプツィヒと、リーズ・ユナイテッドの間で現在も係争中の買い取りオプションの行使の有無を巡る問題に巻き込まれた中、昨年10月にナントにフリートランスファーで加入。 母国で心機一転を図ったものの、今シーズンはクラブが残留争いに身を置く中でリーグ・アン7試合の途中出場に留まった。さらに今年2月には、新指揮官に就任したアントワーヌ・コンブアレ監督の構想外となり、一時はフランス4部に在籍するリザーブチームに降格させられる苦渋を味わった。 2022.06.19 00:31 Sun

18位ナントがドメネク監督を解任…後任はかつて昌子源所属のトゥールーズを率いたコンブアレ氏

ナントは10日、レイモン・ドメネク監督(68)を解任し、アントワーヌ・コンブアレ(57)氏が新監督に着任したことを発表した。 ナントは今シーズン、リーグ・アン第16節消化時点で3勝7敗6分けの15位に低迷。この成績不振を受けてクラブは昨年12月8日に、2019年8月からチームを率いていたクリスティアン・グルキュフ前監督を解任し、かつてフランス代表を率いていたドメネク監督を招へいした。 しかし、今シーズン終了までの契約で古豪立て直しを託された同監督だが、ここまで指揮した7試合で3敗4分けと一度も勝利を挙げられず、チームの順位も自動降格圏手前の18位に。フランス『レキップ』など国内の有力紙などが公式発表の前に解任を報じていたが、既報通りとなった。 後任のコンブアレ氏は、これまでにパリ・サンジェルマンやランス、ギャンガンやディジョンなどフランスのクラブを歴任。直近では2019年10月に、当時日本代表DF昌子源が所属していたトゥールーズの監督に就任したが、2020年1月はじめに成績不振で解任されていた。 2021.02.11 17:35 Thu

PSGがトゥヘル監督を突如解任と欧州で一斉報道、昨季はCL準優勝

パリ・サンジェルマン(PSG)のトーマス・トゥヘル監督(47)が突如解任されたようだ。フランス『RMCスポーツ』などヨーロッパの複数のメディアが一斉に報じた。 PSGは23日にリーグ・アン第17節でストラスブールと対戦。チームは4-0で勝利を収めていた。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJ0VkY0SlR5UyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 年内最終戦でしっかりと勝利し首位のリヨンと2位のリールを勝ち点差1で追いかける位置につけているPSG。トゥヘル監督は今シーズン終了まで契約を結んでいたが、突然解雇されたという。 トゥヘル監督は、マインツやドルトムントを指揮した後、2018年夏にウナイ・エメリ監督(現ビジャレアル)の後任として、PSGの監督に就任。リーグ連覇を含む6つのタイトルを獲得。昨シーズンはクラブの悲願であるチャンピオンズリーグ(CL)制覇まであと一歩のところに迫ったが、決勝でバイエルンに敗れて準優勝に終わっていた。 シーズン途中にPSGの監督が解任されるのは、2011年12月に解任されたアントワーヌ・コンブアレ氏以来とのことだ。 なお、後任には昨シーズン途中までトッテナムで指揮を執っていたマウリシオ・ポチェッティーノ氏が浮上しているとのことだ。 トゥヘル監督はPSGで通算127試合を指揮し、96勝11分け20敗の成績だった。なお、PSGからは現時点で公式発表はされていない。 2020.12.24 20:20 Thu

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南野途中出場のモナコがナントに4発快勝でシーズンを終える!【リーグ・アン】

南野拓実の所属するモナコは19日、リーグ・アン最終節でナントと対戦し、4-0で勝利した。南野は77分からプレーしている。 すでに2位フィニッシュを確定させたモナコ(勝ち点64)が、ホームに13位ナント(勝ち点33)を迎えた今季最終戦。直近のモンペリエ戦を欠場したモナコの南野はベンチスタートとなった。 モナコは開始早々の6分に先制する。スローインの流れから右サイドをドリブルで持ち上がったディアタの折り返しをニアのベン・イェデルが右足でゴールに流し込んだ。 幸先良く先制したモナコは、10分にも敵陣で獲得したFKからカイオ・エンヒキが左クロスを供給すると、ゴール前に抜け出したケーラーがヘディングシュートで叩き込んだ。当初はケーラーのオフサイドと判定されたが、VARの介入で判定が覆ってゴールが認められた。 その後も攻勢を続けるモナコは、23分に再びスコアを動かす。ドリブルでボックス左から侵入したベン・セギルがパロワに倒されてPKを獲得。これをカマラがゴール右隅に流し込んだ。 3-0で迎えた後半、リードするモナコはクリバリを下げてブアブレを投入。すると61分、ボックス左手前でボールを受けたベン・セギルがドリブルで中央へ切り込みシュート。これがゴール右隅に決まった。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、モナコは77分にベン・セギルを下げて南野を投入。すると91分、右サイドからのスローインをフォファナがワンタッチで繋ぐと、敵陣中盤の南野が頭でボックス右へパス。このボールに反応した10がボックス右からシュートを放つと、相手GKが弾いたボールをミシェルが押し込んだが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。 結局、試合はそのまま4-0でタイムアップ。前半からナントを圧倒したモナコが今シーズンを白星で締めくくった。 2024.05.20 06:25 Mon

ムバッペ&リュカ弾でPSGがリーグ戦3連勝!【リーグ・アン】

パリ・サンジェルマン(PSG)は17日、リーグ・アン第22節でナントと対戦し2-0で勝利した。 ミッドウィーク行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグでレアル・ソシエダ戦を完勝し公式戦17戦無敗の首位PSG(勝ち点50)は、その試合からスタメンを5人変更。ムバッペやデンベレ、ハキミらに代えてコロ・ムアニやアセンシオ、イ・ガンインらをスタメンで起用した。 13位ナント(勝ち点22)に対し、立ち上がりからボールを支配するPSGだが、ナントの5バックに手を焼き、なかなか決定機まで持ち込めずに時間が経過。 このまま前半終了かと思われたが、PSGは前半追加タイムにピンチ。左CKの二次攻撃からチリベジャのクロスをファーサイドのパロワが左足ボレーでネットを揺らしたが、これはVARの末にチリベジャのオフサイドが認められ、ゴールは取り消された。 前半はシュート3本枠内0本に終わったPSGは、バルコラを下げてゴンサロ・ラモスを投入。すると60分、バイタエルエリア左でパスを受けたリュカが左足一閃。ムサ・シソコにディフレクトしたボールがゴール右隅に突き刺さった。 先制したPSGは、直後にイ・ガンイン、アセンシオ、コロ・ムアニを下げてデンベレ、ムバッペ、ハキミを投入する3枚替えを敢行。さらに70分にマルキーニョスを下げてベラウドを投入し、20分を残して5枚の交代カードを使い切った。 攻勢を続けるPSGは76分、ボックス左でパスを受けたムバッペがカットインの際にドウグラス・アウグストに倒されてPKを獲得すると、これをムバッペ自身がゴール右に決めた。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。前半苦戦するも後半の2発で勝ち切ったPSGがリーグ戦3連勝を飾っている。 2024.02.18 07:01 Sun

アーセナル、ナントへレンタル中のFWマルキーニョスの早期復帰を発表

アーセナルは12日、ナントへレンタル移籍していたU-20ブラジル代表FWマルキーニョス(20)が復帰したことを発表した。 マルキーニョスは2022年6月にサンパウロからアーセナルに加入。左右のウイングでプレーし、加入1年目は公式戦6試合に出場し1ゴール1アシストを記録した。 しかし、プレミアリーグで優勝争いしていたクラブにおいて徐々に出場機会を減らし、今年1月末にはチャンピオンシップ(イングランド2部)のノリッジ・シティへ武者修行に出されると、今季もフランスの古豪ナントへレンタル移籍。 ナントでは背番号10を与えられるなど少なくない期待が寄せられていたが、わずか7試合(先発:1試合)の出場にとどまるなど、期待に応える活躍は見せられなかった。 なお、フランス『フットメルカート』によれば、マルキーニョスのレンタル復帰が早まった理由は、昨年秋ごろに行われたパンアメリカン競技大会にブラジル代表として参加したことで5週間欠場したことに加え、今月行われるCONMEBOLプレオリンピック大会にもブラジル代表として参加したいという本人の強い希望があったことで決定したとのことだ。 2024.01.13 00:15 Sat

コロ・ムアニの決勝弾で新生ナントを下したPSGがCL最終戦へ弾みをつける【リーグ・アン】

パリ・サンジェルマン(PSG)は9日、リーグ・アン第15節でナントと対戦し2-1で勝利した。 リーグ戦7連勝中の首位PSG(勝ち点33)は、前節のル・アーヴル戦から先発を4人変更。出場停止のGKドンナルンマやデンベレ、ファビアン・ルイスらに代えてリュカ・エルナンデスやマルキーニョス、GKテナスらを先発で起用。3トップはイ・ガンイン、ムバッペ、バルコラという並びとなった。 グーヴェネック新監督の初陣を白星で飾った9位ナント(勝ち点18)に対し、立ち上がりからボールを保持するPSGだが、効果的な崩しを見せられず決定機まで至らない状況が続く。 それでもPSGは41分、ヴィティーニャとのパス交換で左サイドを突破したバルコラがゴールエリア左横まで切り込むと、冷静に右サイドネットへシュートを流し込んだ。 1点リードで前半を終えたPSGだったが、後半立ち上がりの55分にセットプレーから失点を許す。モレの左CKをニアサイドに走り込んだモハメドに頭で合わせられると、これがゴールに吸い込まれた。 その後は互いに選手を入れ替えながら勝ち越しゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。それでもPSGは83分、敵陣右サイドでFKを獲得するとイ・ガンインのクロスをファーサイドのリュカ・エルナンデスがヘディングシュート。これはGKラフォンに弾かれたが、こぼれ球をコロ・ムアニが押し込んだ。 勝ち越したPSGは、85分にもボックス左から侵入したコロ・ムアニの折り返しを受けたアセンシオに決定機が訪れたが、シュートは枠に上に外れた。 結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。コロ・ムアニの決勝弾でリーグ戦8連勝を飾ったPSGが、チャンピオンズリーグ(CL)最終節のドルトムント戦に向けて大きな弾みを付けている。 2023.12.10 06:59 Sun

ナント、かつてギャンガンをクープ・ドゥ・フランス制覇に導いたグーヴェネック氏を新監督に招へい!

ナントは29日、新監督にジョスリン・グーヴェネック氏(51)を招へいしたことを発表した。契約期間は2024年6月30日までで、1年間の延長オプションが付随している。 現役時代にナントでプレーした経験を持つグーヴェネック氏は、2006年に現役を引退すると、2008年からアマチュアクラブのラ・ロッシュで指導者キャリアをスタート。 2010年7月に当時フランス全国選手権(フランス3部)にいたギャンガンの指揮官に就任し、攻守のバランスに長けたチームを作り上げると、就任初年度にリーグ・ドゥ(フランス2部)へ、就任3年目にリーグ・アン昇格に導いた。また、翌年の2013-14シーズンにはクープ・ドゥ・フランス優勝を果たすなどの手腕を発揮した。 その後、2016年夏からボルドー、2018年11月からギャンガンの監督を歴任。直近では2021年7月から前年度の王者リールで指揮官を務めたが、2021-22シーズンは最後まで上位争いに割って入れず、10位フィニッシュという結果に終わると、シーズン終了後に契約を解除していた。 2023.11.30 08:00 Thu

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PSG行き決定的なロシア代表守護神、プライベートの問題で出国禁じられる…

パリ・サンジェルマン(PSG)行きが決定的とみられるロシア代表守護神が、ロシアからの出国を禁じられていることが判明した。フランス『RMC Sport』が報じている。 FCクラスノダールに所属するロシア代表GKマトヴェイ・サフォノフ(25)は、2000万ユーロ(約33億8000万円)の金額でクラブ間合意に至り、5年契約でのパリ行きが決定的となっている。 しかし、同選手は配偶者への未払いの経済的支援のため、地元当局からロシアからの出国を禁止されていることが判明した。 サフォノフは元パートナーと3年間に渡って離婚手続きを行っており、娘の親権をめぐって争っている。そして、地元の裁判所は同選手が元パートナーに60万ユーロ(約1億円)程度とみられる多額の支払い義務を負っているとの判決を下したという。 ロシア『Match TV』の取材に対し、サフォノフの弁護士は「金額については肯定も否定もできない。しかし、負債は莫大な額だ」と、未払いの扶養料があることを認めた。 今回の問題によってPSG行きが流れる可能性は低そうだが、クラブとしては選手サイドとしっかりとコミュニケーションを取っていく必要がありそうだ。 2024.06.08 22:30 Sat

トゥールーズのコモリ会長が“偽エージェント”問題で警察の捜査受ける…クラブと弁護士は潔白訴える

トゥールーズのダミアン・コモリ会長が、フランス国内で話題を集める“偽エージェント”問題で警察の捜査を受けたようだ。フランス『Le Parisien』が報じている。 コモリ会長は過去にトッテナム、リバプール、フェネルバフチェなどでフットボール・ディレクターを務め、2020年7月から母国のトゥールーズで会長を務めるヨーロッパのットボール界では知られた存在だ。 そのコモリ会長だが、先日にフランス国内で発覚した“偽エージェント”問題に巻き込まれたようだ。 フランス『レキップ』は5日、「スポーツエージェントの職務の違法な行使」、「偽造と偽造の使用」、「組織的ギャングの詐欺」、「組織的ギャングのマネーロンダリング」の捜査によって、ジョン・ヴァロヴィク=ガルティエ、ダヴィド・ヴェンディテッリ、ダヴィド・ワンティエを含む複数のエージェントが、マルセイユで警察に拘留されたと報じた。 一連の捜査は2021年にモンペリエからニースへ完全移籍したアルジェリア代表FWアンディ・ドゥロールの一件を端に発して行われていたものだった。 コモリ会長に関しては、ジョン・ヴァロヴィク=ガルティエの養父であり、元パリ・サンジェルマン監督のクリストフ・ガルティエ氏のもう一人の息子であるジョーダン・ガルティエ氏をカルレス・マルティネス・ノベル監督のアシスタントコーチに任命した際、“偽エージェント”であることを知りながらジョン・ヴァロヴィク=ガルティエと交渉を行ったことが問題視されているという。 そして、コモリ会長は司法警察に召喚され、6月に判決が下される予定だという。 なお、トゥールーズは今回の報道を受けて声明を発表。クラブと同会長が「完全な誠実さと透明性をもって、定められた規則を厳格に遵守してきた」と述べ、会長の弁護士オリヴィエ・マルタン氏は、違反行為は「特徴づけられない」と潔白を訴えている。 2024.06.08 15:12 Sat

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