神戸が元仏代表MFギラヴォギに2年契約オファーか? 昨季限りでヴォルフスブルク退団

2023.09.06 02:21 Wed
Getty Images
ヴィッセル神戸が、元フランス代表MFジョシュア・ギラヴォギ(32)の獲得に動いているようだ。フランス『レキップ』が報じている。

ギラヴォギは昨シーズン限りでヴォルフスブルクを退団し、現在はフリーの状態だ。
報道によると、南フランスでコンディション維持のための個人トレーニングに励むベテランMFにはサウジアラビアからオファーが届いていたものの、同選手はこのオファーを拒否した模様だ。

そういった中、先日に元スペイン代表MFフアン・マタ(35)とハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイ(30)と2人の中盤の選手を獲得した神戸が、今夏3人目の助っ人補強としてギラヴォギに2年契約のオファーを掲示したようだ。

現時点でギラヴォギがオファーを受け入れるか否かは不明だが、今夏のJリーグの追加登録期限は9月8日までとなっており、返答期限はほぼない状況だ。
2009年にフランスのサンテチェンヌでプロデビューしたギラヴォギは、2013年にアトレティコ・マドリーへ移籍。しかし、アトレティコでは出場機会に恵まれず、古巣のサンテチェンヌやヴォルフスブルクに貸し出されていた。

2年間のレンタル期間を経て、2016年夏に完全移籍に移行したヴォルフスブルクでは公式戦265試合に出場し、12ゴール6アシストを記録。2018-19シーズンからキャプテンも任されていたが、2022年2月には出場機会を求めてボルドーへ半年間のレンタルに出ていた。

昨シーズンはブンデスリーガ23試合に出場していたものの、クラブからの2年の延長オファーを拒否し、今夏に退団していた。

また、2013年6月に行われたウルグアイ代表でデビューを飾ったフランス代表ではこれまで通算7試合に出場している。

守備的MFを主戦場にセンターバックでもプレー可能な188㎝の屈強なMFは、地対空のデュエルを得意としており、基本的な守備技術やリーダーシップにも優れる。また、加齢によって運動量は落ちたものの、ダイナミックな攻め上がりや、安定した右足のキックで攻撃の局面でも貢献可能だ。

ちなみに、先日にアル・ヒラルから川崎フロンターレに加入した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスは、サンテチェンヌ時代の元同僚。仮に神戸加入が決定した場合、日本の地で旧交を温めることになる。

ジョシュア・ギラヴォギの関連記事

マインツが元仏代表MFギラヴォギの退団を発表…

マインツは24日、元フランス代表MFジョシュア・ギラヴォギ(33)が今季限りで退団することを発表した。 これまでサンテチェンヌやアトレティコ・マドリー、ヴォルフスブルク、ボルドー、ヴォルフスブルクでプレーしたギラヴォギは、昨年9月に開幕5試合で14失点と守備の崩壊していたマインツに加入。 マインツ加入後は主にセンターバックとして活躍。公式戦12試合(496分)の出場にとどまったが、ベンチメンバーとしてこれまでの経験をチームに還元し、チームの立て直し及び、1部残留に貢献した。 マインツはクラブの公式SNSで「ありがとう、ジョシュ!常に前向きのあなたの姿が見られなくなるのは寂しい限りだよ」と感謝の声明を発表している。 昨夏にはヴィッセル神戸が獲得に動いていた元フランス代表だが、果たして来シーズンはどこでプレーすることになるだろうか。 2024.05.25 08:30 Sat

神戸入りの噂も出た元仏代表MFギラヴォギが1年契約でマインツに加入!

マインツは25日、元フランス代表MFジョシュア・ギラヴォギ(33)をフリートランスファーで獲得した。契約期間は2024年6月30日までで、1年間の延長オプションが付随している。 マインツ加入を決断したギラヴォギは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「マインツへの移籍はヴォルフスブルク時代の知り合いであるマルティン・シュミットSDの紹介だった。ボー・スヴェンソン監督ともよく話をしたし、サッカーに対する考え方や僕がチームに与えられるものについて、似たような考えを持っていたんだ」 「僕はディフェンスが大好きだし、そのためにやってきたんだ。今は、チームのトレーニングを通じて、できるだけ早くチームに溶け込み、自分の経験を役立てたい」 これまでサンテチェンヌやアトレティコ・マドリー、ヴォルフスブルク、ボルドーでプレーしたギラヴォギは、7月にヴォルフスブルクを退団していた。 ブンデスリーガで207試合9ゴール4アシスト、リーグ・アンで118試合7ゴール8アシスト。チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグではそれぞれ16試合ずつプレーしている経験豊富な選手で、今夏には悲願のJ1制覇に向けて積極補強を行ったヴィッセル神戸が獲得に動いているとの報道もされていた。 マインツはブンデスの開幕5試合で4得点14失点と守備が崩壊。ここまで1分け4敗で最下位に沈んでおり、守備の改善を図るべく、センターバックでもプレー可能なギラヴォギの獲得を決めたようだ。 2023.09.25 23:45 Mon

登録期限まであと1日…神戸が獲得に動く元フランス代表MF、ラ・リーガのグラナダも関心

ヴィッセル神戸が獲得に動いているという元フランス代表MFジョシュア・ギラヴォギ(32)だが、ライバルはラ・リーガにいるようだ。スペイン『アス』が報じた。 これまでサンテチェンヌやアトレティコ・マドリー、ヴォルフスブルク、ボルドーでプレーしたギラヴォギは、7月にヴォルフスブルクを退団。現在はフリーとなっている。 ブンデスリーガで207試合9ゴール4アシスト、リーグ・アンで118試合7ゴール8アシスト。チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグではそれぞれ16試合ずつプレーしている経験豊富な選手。フランス代表としても7試合に出場したことがある。 そのギラヴォギには神戸が関心を寄せているとフランス『レキップ』が報道。神戸は悲願のJ1制覇に向けて元スペイン代表MFフアン・マタ(35)とハンガリー代表MFバーリント・ヴェーチェイ(30)の2選手を補強したが、新たに狙っているとされている。 ただ、Jリーグの選手登録期限は8日まで。時間があまりない中で決断を迫ることになるが、そこに登場したライバルがラ・リーガのグラナダだという。 スペインは移籍期間こそ9月1日で終了したものの、フリーの選手の登録期限は設けられていない状況。決断が必要なギラヴォギにとっては、余裕が持てることとなる。 グラナダはラ・リーガの開幕4試合で12失点と守備が崩壊。得点が7もあるだけに非常に勿体無い成績となっており、1勝3敗で16位と低迷している。 守備の改善を図るべく、センターバックでもプレー可能なギラヴォギも獲得候補に上がっている状況。時間のない中で神戸を選択するのか、それともヨーロッパでのプレーを続けるのか。注目が集まる。 2023.09.07 15:50 Thu

RCランスがバーゼルで躍動した逸材MFディウフ獲得! ギラヴォギ弟ら2選手も加入

RCランスは6月30日、バーゼルからU-21フランス代表MFアンディ・ディウフ(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの5年となる。 ディウフはスタッド・レンヌの下部組織出身の187cmの左利きのMF。2021年5月に行われた古巣パリ・サンジェルマン戦でプロデビューを飾ったが、同クラブでは思うように出場機会を得られず。 昨年7月にスイスの名門バーゼルへレンタル移籍すると、その新天地では持ち味の攻守両面でのダイナミズムを発揮。守備では長いリーチと球際の強さを生かしたボール奪取、攻撃ではスピードとテクニックを生かした推進力のある運びで局面を打開。2022-23シーズンは公式戦57試合に出場し、3ゴール7アシストを記録。国内リーグでは苦しんだものの、カンファレンスリーグではベスト4に躍進したチームを主力として支えた。 今夏にレンヌからバーゼルへの完全移籍移行が確定していたものの、ランスへ完全移籍し、1年での母国帰還となった。 なお、ディウフのプレースタイルを鑑みると、アル・ナスル移籍決定的なコートジボワール代表MFセコ・フォファナの後釜を担う可能性が高そうだ。 また、新シーズンはチャンピオンズリーグに参戦するランスは、同選手の獲得に先駆けてナンシーのフランス人MFネイル・エル・アイナウィ(21)、パリFCのギニア代表FWモルガン・ギラヴォギ(25)の完全移籍での獲得を発表している。 ちなみに、右ウイングを主戦場とするギラヴォギは、元フランス代表MFジョシュア・ギラヴォギの実弟だ。 2023.07.01 14:23 Sat

ヴォルフスブルクがMFギラヴォギの今夏退団を発表

ヴォルフスブルクは13日、元フランス代表MFジョシュア・ギラヴォギ(32)が今季終了後に退団することを発表した。 2009年にサンテチェンヌでプロデビューしたギラヴォギは、2013年にアトレティコ・マドリーへ移籍。しかし、アトレティコでは出場機会に恵まれず、古巣のサンテチェンヌやヴォルフスブルクに貸し出されていた。 2年間のレンタル期間を経て、2016年夏に完全移籍に移行したヴォルフスブルクでは守備的MFやセンターバックを主戦場に、在籍8シーズン半で公式戦258試合に出場し、12ゴール6アシストを記録。 昨シーズンは冬の移籍市場で母国のボルドーへレンタルされたが、今夏に復帰。今季はここまでリーグ戦16試合に出場するも先発は5試合にとどまっていた。 2018-19シーズンから2020-21シーズンまでは主将も務めていたギラヴォギは公式サイトで感謝の言葉を述べた。 「笑顔でヴォルフスブルクを去る日まで、僕はここでの毎日を楽しみたい。長く続いたロマンスが必ずしもハッピーエンドで終わるとは限らない。でも幸いにも僕はその機会が得られている幸運な人間の1人だと思う。ヴォルフスブルクでは、多くのことを経験することができた。素晴らしく、学びの多い時間を過ごせたことを感謝している。僕の心にはたくさんの思い出で満ち溢れているよ」 2023.04.13 23:50 Thu

デウソン神戸の関連記事

「今日得た収穫は大きい」、東京Vにとって神戸戦勝利は勝ち点3以上の価値となるか…

東京ヴェルディにとってヴィッセル神戸戦の勝利は、単なる勝ち点3以上の価値を持つものになるかもしれない。 東京Vは26日、ノエビアスタジアム神戸で行われた明治安田J1リーグ第16節で神戸と対戦し、後半の65分にMF翁長聖が誘発したオウンゴールを守り抜いて1-0の勝利を収めた。 前節、FC町田ゼルビアとの東京クラシックで0-5の惨敗を喫し、城福浩監督は「今日変われないと、たぶん今シーズンは変われない」と強い口調で、チームに対してここからの再起を促した。 その大敗を「ターニングポイント」にすべく臨んだ今回の一戦だったが、直近のルヴァンカップのサンフレッチェ広島戦(2-3●)で退場したDF林尚輝をサスペンションで、DF谷口栄斗、DF山田裕翔がいずれも負傷と、主力クラスのセンターバック3枚が不在に。そういった中、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀らリーグ屈指の攻撃陣を擁する昨季J1王者とのアウェイゲームに臨んだ。 その苦しい台所事情において城福監督は開幕からメインシステムとして採用した[4-4-2]から[3-5-2]へのシステム変更を選択。ただ、ウォームアップ中は4バックでロングボールを撥ね返すトレーニングを行い、前半の入りの部分も一見すると、[4-4-2]に見える形で少し“煙幕”を張るような形となった。 普段はJリーグチーム同士のトレーニングマッチやトレーニングの公開に積極的で、手の内を明かすことを厭わないオープンマインドな指揮官だが、「基本的に自分たちはそういった駆け引きをすることはないですが、今回に関しては3バックというのが初めてなので、わざわざそれを見せる必要はないかなという考えでした」と、負傷者の状況を含めてルヴァンカップ後に急遽システム変更を決断した中、少しでも自分たちに有利に働くように普段と異なるアプローチを行ったことを認めた。 また、DF千田海人も試合後のミックスゾーンで「3バック、ばれてました(笑)」と、入りの部分はぼかしながら戦っていたことを仄めかした。 ただ、「ほとんど映像でしか3バックの準備ができなかった」と指揮官が明かしたように、相手の虚を突くことも期待した前半の序盤は攻守両面で急造ゆえの不具合が見受けられ、神戸にハーフコートゲームを許す展開に。 城福監督は「前半押し込まれることは想定していた」と織り込み済みの展開であったとしながらも、ディフェンスラインを統率した千田は「前半はマッチアップの部分でうまくいかないとか、急造で試合ではやっていないので、難しかったところはありました」、「マークのところが曖昧だった部分とか、セカンドが全然拾えていなかった」と、その想定以上に難しい戦いを強いられたと振り返る。 そうなると、直近の公式戦2試合同様に前半の失点も不可避かに思われたが、「前半さえ耐えれば、必ず後半我々の時間になる」と語る指揮官を含め、「前半はしっかりとゼロで終える」と意思統一が図られていたチームは、町田戦を教訓に、最後の局面ではしっかりと身体を張って失点を許さず。 さらに、流血と脳震とうによるMF松橋優安の治療、交代となった前後では[3-5-2]から[5-4-1]への布陣変更、守備時のミスマッチとビルドアップの改善のため、3バックの綱島悠斗、宮原和也のサイドの入れ替えといった修正策が見事に機能。前半終盤から盛り返すと、後半は神戸の攻撃をシュート2本に抑え込んだ。 前半の劣勢や攻撃面を含め、当然のことながら課題も多く出たが、百戦錬磨の指揮官は「ずっと4バックでやってきたチームが初めて3バックをやったわりには、よく機能したなと。全員が意識高くやってくれたなと思います。(翁長)聖のクロスを含めてみんなが魂のこもったプレーを、ひとつひとつやってくれて、最後は本当に危なげなくクローズできたと思います」と、昨年の段階から温めてきた上で、王者相手にぶっつけ本番で機能させた3バックでの勝利への手応えを口にした。 千田も「うまくコミュニケーションを取りながら、ミスマッチのところを徐々に合わせていけるようになって、今日はみんな集中して最後まで守り切れました。本当に今日の試合で得た収穫は勝ち点3以上に大きいかなと思います。負けたところからしっかり自分たちで学び、今日はこういうゲームをできたことが本当によかった」と、指揮官同様にシステム変更、課題の前半途中での修正も含めたプラス材料も多い勝利をポジティブに受け止めた。 最前線で攻守に奮闘したFW木村勇大も、「2連敗で終わるのか、アウェイですけど勝ち点3を取って、もう1回盛り返すのかというのは、チームとして問われる場面だった。この勝ち点3がこれからに繋がるという意味では勝ち点だけでなく、チームの自信にもなってくる」と、ターニングポイントでの勝利に大きな価値を見いだす。 さらに、「3バックになって立ち位置が変わるところでは自分に求められる守備の役割も変わってくるところもあるので、これからまたその戦術をチームとしても、ひとつのオプションになったと思うので、そこの精度は自分のところもそうですけど高めていきたい」と、新たなオプションの成熟へ前向きな姿勢も示している。 「今回の3バックで勝てたことというのは、前回の0-5の大敗を打ち消してくれるものではないので、しっかりと積み上げて、ここから先は我々の目指すものにもっと邁進していきたい」と、勝って兜の緒を締めた城福監督だが、限られたリソースの中で多くの選手が複数のポジションにチャレンジし、プレーの幅を広げる中、現行の[4-4-2]に加えて3バックを確固たるオプションにできれば、今後対戦相手の対策が進む2巡目の戦いに向けてチームとして大きな武器にできるはずだ。 2024.05.27 06:30 Mon

「相手の土俵で勝負してしまった」痛恨の公式戦3連敗、神戸の守護神・前川黛也は継続を強調「大きく変える必要はない」

ヴィッセル神戸の日本代表GK前川黛也、東京ヴェルディ戦を振り返った。 26日、明治安田J1リーグ第16節で神戸はホームに東京Vを迎えた。 前節はアウェイで鹿島アントラーズに敗戦。ミッドウィークにはYBCルヴァンカップでJ3のカターレ富山とアウェイで対戦し、PK戦までもつれた末に敗戦と、嫌なムードの中でのホームゲームとなった。 試合は東京Vが5バックを敷いて守備を固める戦い方に出た中で、神戸は持ち前の攻撃陣が何度もゴールに迫っていくものの、堅い守備の前にゴールを奪えない。 すると65分、大きなサイドチェンジから翁長聖に嫌らしい折り返しを許すと、これをクリアしようとした山口蛍のオウンゴールに。0-1で敗れて公式戦3連敗、2シーズンぶりのリーグ戦連敗となった。 好守も見せていた前川だったが、手痛い1失点。東京Vの戦い方に付き合ってしまったことが良くなかったとした。 「相手チームも割り切ってロングボールのセカンドボールを拾えるように設定していて、そういう相手にそういう土俵で勝負してしまったということ。臨機応変にやらないといけないなと思いました」 自らの戦い方を出し続けられず、相手の土俵に乗った結果の失点。ただ、チームとしてはやり方を変えていく必要はないと感じているようだ。 「大きく変える必要はないんですけど、そういったチームに少しでも変化をつけられるようにして行かなければいけないです」 とは言え、1シーズン経験していなかった連敗を喫し、さらにはカップ戦を含めての公式戦3連敗。前川は「僕自身も個々でうまく行かないところとか、最後の精度を欠いたとかはありますけど、そこで変える必要はなく、継続して自分たちらしさをもっとやって行かないといけない」と強調。「軸をぶらしてしまうとドツボにハマるので、しっかり変えずに自分たちらしく戦っていきたいです」と、今まで積み上げてきたものを変えるのではなく、より精度を高めていくことが大事だと語った。 2024.05.26 23:35 Sun

「戦い方を変えるのは一番良くない」2シーズンぶりのリーグ戦連敗…公式戦3連敗に神戸・吉田孝行監督「もう1度喜びに変える」

ヴィッセル神戸の吉田孝行監督が、東京ヴェルディ戦を振り返った。 26日、明治安田J1リーグ第16節で神戸はホームに東京Vを迎えた。 前節はアウェイで鹿島アントラーズに敗戦。ミッドウィークにはYBCルヴァンカップでJ3のカターレ富山とアウェイで対戦し、PK戦までもつれた末に敗戦と、嫌なムードの中でのホームゲームとなった。 試合は東京Vが5バックを敷いて守備を固める戦い方に出た中で、神戸は持ち前の攻撃陣が何度もゴールに迫っていくものの、堅い守備の前にゴールを奪えない。 チャンスこそ作っていくが、良い形でのシュートまで持ち込めず。ゴールレスで迎えた後半は、徐々に東京Vも前にアグレッシブに来たことでオープンな展開となった中、65分にオウンゴールで失点。結局ゴール奪うことができず、0-1で敗れ、公式戦3連敗。リーグ戦では昨シーズン1度も無かった連敗を喫することとなった。 試合後の記者会見に出席した吉田監督は、チャンスは作れていたが、徐々に相手に対して自分たちのサッカーができなくなったと悔やんだ。 「前半はある程度自分たちのサッカーができていたかなと思います。相手が守備の枚数を多くして固めてくる中で、色々な動き出しとかでチャンスは作れていたなと」 「後半もやり続けるということで入ったんですが、少しパワーダウンしたというか、ボールを動かしながら、相手の嫌がることができなくなっていったかなと思います」 「この辺りは自分の責任でもあると思いますし、このホームでのブーイングも起きました。どう受け止めるか、自分自身はここからみんなでもう1度喜びに変えて行くだけです」 チャンスこそ作れたが東京Vの5バックに苦戦。攻略の糸口については「相手がリトリートした中で、ボールの動かし方、動きのところは何を狙うのかを徹底するところが足りなかったと思います」と語り、しつこくやり続けられなかったことが課題だとした。 またハンドでのゴール取り消しやオウンゴールでの敗戦についても言及。「映像をちゃんと見れていないのでなんとも言えないんですが、VARがしっかりあった中での判定だと思います」と語り、「失点シーンもクロスからオウンゴールだけにフォーカスしがちですが、原因はそれ以外にもたくさんあって、そこをしっかり映像を見て分析していくというところです」と、チームとしての問題点を見つけたいとした。 残留争いに巻き込まれた2022シーズンの最終節以来のリーグ戦連敗となったことについては「連敗しないという思いはみんな持っていたと思いますし、それを結果として出さなければいけないと思うので、そこは反省したいです」とコメント。再び迫る試合に向けては「これで戦い方を変えるということは一番良くないです。自分たちらしいサッカーを90分間続けることが大事だと思います」と語り、やり続けることが何よりも大事だとした。 2024.05.26 23:20 Sun

昨季王者に完封勝ちの東京Vが町田戦大敗払拭のリーグ4戦ぶり白星! 神戸は公式戦3連敗に…【明治安田J1第16節】

明治安田J1リーグ第16節のヴィッセル神戸vs東京ヴェルディが26日にノエビアスタジアム神戸で行われ、アウェイの東京Vが0-1で勝利した。 神戸は前節、鹿島アントラーズに0-1で敗れてリーグ連勝が「4」でストップ。FC町田ゼルビアに抜かれて2位に転落した。さらに、JリーグYBCルヴァンカップではJ3のカターレ富山にPK戦の末に敗れて公式戦連敗となった。その連敗からのバウンスバックを図ったホームゲームでは鹿島戦から先発1人を変更。佐々木大樹に代えて広瀬陸斗を左ウイングで起用した。 一方、12位の東京Vは前節、町田とのダービーマッチで0-5の大敗。リーグ12戦ぶりの黒星を喫した。さらに、ルヴァンカップではサンフレッチェ広島に2-3で敗れてこちらも公式戦連敗。昨季王者相手に連敗ストップを目指した一戦では先発2人を変更。サスペンションの林尚輝、ベンチ外の山田楓喜に代えて稲見哲行、松橋優安を起用し、[3-5-2]の布陣で臨んだ。 入りは長いボールや相手の背後を意識した仕掛けで攻め手を窺う中、地力で勝る神戸が徐々に押し込んでいく。開始8分にはスローインの流れからボックス右で武藤嘉紀からマイナスパスを受けた大迫勇也が右足を振るが、これはわずかにクロスバーの上を越える。 立ち上がり以降は大迫の確度の高いポストワークを起点に武藤の再三の裏抜けを使いつつ、前向きな中盤の選手が攻撃に厚みを加えていくホームチーム。その形から幾度も良い仕掛けを見せる。 前半半ばには守勢のアウェイチームにアクシデント発生。空中戦の競り合いで武藤と交錯した松橋が頭部を負傷。一度プレーに復帰したが、脳震とうによってピッチに座り込んでしまい、担架でピッチを後に。これを受けて32分に齋藤功佑が投入され、稲見が左ウイングバックに移った。 松橋の治療による数分間の中断を経て試合が再開されるも、神戸のワンサイドは変わらず。局面の勝負をことごとく制し、東京Vに自陣からの脱出を許さない。そして、ハーフコートゲームを展開し、セットプレー、流れの中で大迫や武藤が再三のシュートに繋げるが、最後のところで粘る相手の守備を崩し切れない。 すると、我慢の戦いが続いた東京Vもアディショナルタイムには相手陣内でのプレータイムを増やし、齋藤の2本のシュートや木村勇大の馬力のあるドリブル突破で際どいシーンも創出。やや盛り返した形で前半終了を迎えた。 ゴールレスで折り返した後半は互いに選手交代なしでスタート。東京Vがハーフタイムに修正を施したことで、立ち上がりはイーブンな攻防に。54分には右に流れた大迫のクロスをゴール前に走り込んだ広瀬がワンタッチでゴールネットに流し込むが、ここは左手を使って押し込んでおり、ゴールは認められない。 以降も一進一退の攻防が続く中、意外な形からスコアが動く。65分、左サイドでの見木友哉のボールキープから内側でサポートに入った染野唯月が逆サイドで完全にフリーの翁長聖に展開。ボックス右でボールを持った翁長が左足インスウィングの低弾道クロスを供給すると、戻りながらのクリアとなった山口蛍のオウンゴールを誘発した。 より多くの決定機を作りながらもビハインドを背負った神戸は失点前から準備していた佐々木を広瀬に代えて投入。さらに、本多勇喜を下げてより攻撃的な初瀬亮をピッチに送り込み、左サイドの攻撃にテコ入れを図る。また、24歳バースデーゴールが懸っていた宮代大聖を諦め、古巣初対戦の井出遥也と異なるタイプのアタッカーの起用で変化を加える。 これに対してサイドを崩されて際どい場面を作られるものの、より安定した守備でリードを維持する東京V。カウンターからの一発を意識しつつ、城福浩監督は木村、翁長に代えて深澤大輝、山田剛綺と同ポジションにフレッシュな選手を投入し、全体のプレー強度を保つ。 その後、後半最終盤にかけて神戸がリスクを冒して前に出たが、王者撃破へ最後まで高い集中力を見せた東京Vが虎の子の1点を守り切った。この結果、共に公式戦連敗ストップを狙った両者の一戦はアウェイの東京Vに軍配。町田戦の大敗を見事に払しょくするリーグ4戦ぶりの勝利に。 一方、昇格組に敗れた神戸は今季リーグ戦初の連敗となり、公式戦3連敗となった。 ヴィッセル神戸 0-1 東京ヴェルディ 【東京V】 オウンゴール(後20) 2024.05.26 16:06 Sun

【J1注目プレビュー|第16節:神戸vs東京V】共に前節は悔しい敗戦、ルヴァンカップも敗退…公式戦連敗を止めるのは?

【明治安田J1リーグ第16節】 2024年5月26日(日) 14:00キックオフ ヴィッセル神戸(2位/29pt) vs 東京ヴェルディ(12位/18pt) [ノエビアスタジアム神戸] <span class="paragraph-subtitle">◆再び首位へ【ヴィッセル神戸】</span> 前節はアウェイで鹿島アントラーズに悔しい敗戦。結果、首位の座から陥落してしまった。 そしてショッキングな出来事はミッドウィークのルヴァンカップ。J3のカターレ富山相手にPK戦の末に敗戦。メンバーを大幅に入れ替えたこともあったが、チームとしての戦力均衡はまだまだ計れていないことが露呈した。 ただ、安定した守備は見せており、リーグ最少失点タイの11失点。リーグ連覇という目標に向けて戦いを続けるのみだ。 このところの取りこぼしの要因は、決定力の不足。チャンスクリエイトはできているだけに、ゴール前のクオリティを今一度取り戻したい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:前川黛也 DF:酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、初瀬亮 MF:山口蛍、扇原貴宏、宮代大聖 FW:武藤嘉紀、大迫勇也、佐々木大樹 監督:吉田孝行 <span class="paragraph-subtitle">◆失意の大敗 【東京ヴェルディ】</span> 前節はFC町田ゼルビアとの“東京クラシック”。昨シーズンまで共にJ2で戦った者同士の対戦だったが、相手にJ1で首位を争っている力を見せつけられ、今季ワーストの5-0敗戦となった。 12試合ぶりの黒星を喫した中、ミッドウィークにはYBCルヴァンカップでサンフレッチェ広島にも敗れ連敗。ただ、10人の先発を入れ替えた中で善戦したとはいえるが、新たな戦力が見つかることはなかった。 チームとしてはJ1王者相手に強度でどこまで戦えるのか。このところ露呈している局面での脆さが出れば、一気に押し込まれてしまう。 また、強力な攻撃陣を前に、ルヴァンカップで退場した林尚輝が出場停止という状況。チームとしての力が試される一戦になりそうだ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:マテウス DF:宮原和也、千田海人、山田裕翔、翁長聖 MF:松橋優安、森田晃樹、 綱島悠斗、見木友哉 FW:染野唯月、木村勇大 監督:城福浩 出場停止:林尚輝 2024.05.26 11:40 Sun

記事をさがす

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly