アバーテが古巣ミランのU-19指揮官に就任 「若者たちに対して誠実に」と意気込み

2022.07.18 17:24 Mon
Getty Images
元イタリア代表DFのイグナツィオ・アバーテ氏がミランのプリマヴェーラ(U-19)監督就任に際して、意気込みと周囲への感謝を語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

ミランの下部組織出身であるアバーテ氏は、ナポリやトリノといったクラブを渡り歩き、2009年に復帰。以降は不動の右サイドバックとして、10シーズンにわたってプレーした。
2018-19シーズン後に契約満了によって退団し、2020年には現役引退を発表。昨季からミランのU-16チームの監督に就任して指導者としてのキャリアをスタートさせると、同カテゴリーのリーグ戦では優勝を飾るなど好成績を残した。

実績を評価され、プリマヴェーラへの“昇格”を果たした35歳はクラブの公式チャンネル『ミランTV』に出演し、就任への喜びを語った。

「この門をくぐることができるのは素晴らしいことだ。このクラブが私にとって何を意味するものなのか、このクラブが何を象徴するものなのかがわかるだろう。願わくばメンバーと共にそれに値する結果を残したい」
「指名を受けたことを誇りに思う。テクニカル・ディレクターのパオロ(・マルディーニ)、スポーツ・ディレクターのリッキー(・マッサーラ)、プリマヴェーラの責任者である(パオロ・)ダンツェに至るまで、クラブに感謝している。特に昨シーズン、最初に私を信じてこのチャンスを与えてくれたアカデミー・マネージャーのアンジェロ・カルボーネがそうだ」

「ここは非常に重要なカテゴリーであり、極めて冷静に臨まなければならない冒険だ」

また、指導にあたっては将来有望な選手たちのメンタル面での成長を促したいと述べた。

「我々の真の目標はメンタリティやチームワークを高め、その大切な価値観を伝えることだ。技術的なこと、戦術的なことは後回しにしても、今は基礎を固め、難しい局面で助けになるような精神を作り、それを表に出していくことが必要だと思う」

「世界で最も美しい職業に就くには、犠牲を払い、プロ意識を持ち、そして何よりもそれに見合うだけの能力を身につける必要がある。我々はトップチームではないのだから、若者たちに対してできるだけ誠実に、そしていつでも手を貸してあげられるようにしたいと思う。我々は彼らに頼れる友人や仲間を見つけてあげることができる。しかし、ある価値観では妥協できない点もある」

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ミランが1日で2つの黒星…U-19がUEFAユースリーグ決勝でダークホースに3失点敗戦、イタリア勢初の欧州王者逃す

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ミラン、アバーテがプリマヴェーラの指揮官に就任

ミランは5日、イグナツィオ・アバーテ氏(35)をプリマヴェーラ(U-19)の指揮官に任命したことを発表した。 現役時代、ミランで右サイドバックとして活躍した元イタリア代表のアバーテ氏は、2019年にミランとの契約を満了後、2020年に現役引退を発表。 2021-22シーズンにU-16のチームを任され、ミランに指導者として復帰していた。そしてU-16カテゴリーのリーグ戦で優勝に導いたことを評価され、今回のプリマヴェーラ指揮官就任となった。 2022.07.06 07:00 Wed

点取り屋の大一番での決勝弾!ディエゴ・ミリートのコントロールゴール/2011-12【スーパーゴール図鑑/インテル編】

【得点者プロフィール】 ディエゴ・ミリート(当時32歳) 国籍:アルゼンチン 所属:インテル ポジション:FW 身長:183cm 2009年夏にジェノアからインテルに加入したミリート氏は、貴重な得点源として活躍。公式戦171試合に出場し、75ゴールを記録している。抜群の決定力でゴールを量産し、多くの試合でチームを勝利に導いた。 【試合詳細】 日程:2012年1月15日 大会:セリエA第18節 対戦相手:ミラン 時間:後半9分(0-0) <div id="cws_ad">◆ミリートがゴール右下のコースに見事に流し込む<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJTR2tJbEdYeiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> “ミラノ・ダービー”となったこの試合、0-0のまま迎えた54分、右サイドをDFハビエル・サネッティがドリブル突破で駆け上がっていく。相手陣内までボールを運んだサネッティは、中央へアーリークロスを送る。DFイグナツィオ・アバーテがパスカットを試みたものの、対応を見誤りフリーのミリートにパスを通してしまう。相手のミスから決定的チャンスを得たミリートは、ドリブルでそのままボックス内に侵入。ゴール右下のコースへシュートを流し込み、先制点を奪ってみせた。 試合はインテルがそのまま1-0で逃げ切り勝利。ミスを見逃さなかったミリートの決定力が際立った試合となった。 <span data-sg-movie-id="662" data-sg-movie-title="【抜群の決定力】アルゼンチンの点取り屋、ディエゴ・ミリートがミラノ・ダービーで決めた狡猾なゴール"></span> 2021.03.18 12:00 Thu

豪快ジャンピングボレー!ブラジルのトリックスター、ロビーニョがミランで決めたアクロバティックゴール/2011-12【インクレディブル・ゴールズ】

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14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■オランダ代表</span> 出場回数:2大会連続11回目 最高成績:優勝(1988) ユーロ2020結果:ベスト16 予選結果:グループB・2位 監督:ロナルド・クーマン <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFタイアニ・ラインデルス(ミラン) 1998年7月29日(25歳) 離脱者続出の中盤で躍動なるか。優勝候補数チームの下に位置する第2グループに属するオランイェでは、世界最高峰のDFであるファン・ダイク、通算45ゴールを挙げるエースのデパイら重鎮がキープレーヤーとなることに間違いない。また、ブンデスリーガで躍動したマートセン、フリンポン、シャビ・シモンズらサイドプレーヤーの活躍にも期待したいところだ。 ただ、今大会のカギを握る存在はフレンキー・デ・ヨング、トゥン・コープマイネルス、マールテン・デ・ローンら主軸の相次ぐ離脱で手薄となった中盤の軸を担う25歳となるはずだ。 近年多くの逸材を輩出する国内の強豪AZで台頭し、昨夏ミランへのステップアップを遂げたインドネシアにルーツを持つMF。AZ時代には中盤の前目の位置で攻撃センス、推進力を遺憾なく発揮するダイナミズムを最大の売りとしてきたが、ロッソネリではより深い位置でビルドアップ、前線と中盤を繋ぐリンクマンとしての新境地を開いた。ボックス・トゥ・ボックスのスタイルはそのままに、よりシンプル且つ効果的なプレー判断が光る洗練された万能型MFに進化した印象だ。 [4-3-3]をメインに[3-4-2-1]のオプション採用も想定される中、クーマン監督が選んだ中盤は深めの位置でプレーするスハウテンを除き、ボックス・トゥ・ボックスタイプの選手が多く、ラインデルスには自身の特長を活かしながらオーガナイザー、バランサーという側面をより強調したプレーが求められることになる。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月16日(日) 《22:00》 【D】ポーランド代表 vs オランダ代表 ▽6月21日(金) 《28:00》 【D】オランダ代表 vs フランス代表 ▽6月25日(火) 《25:00》 【D】オランダ代表 vs オーストリア代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.バルト・フェルブルッヘン(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) 13.ユスティン・バイロウ(フェイエノールト) 23.マルク・フレッケン(ブレントフォード/イングランド) DF 2.ルシャレル・ヘールトライダ(フェイエノールト) 3.マタイス・デ・リフト(バイエルン/ドイツ) 4.ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール/イングランド) 5.ナタン・アケ(マンチェスター・シティ/イングランド) 6.ステファン・デ・フライ(インテル/イタリア) 12.ジェレミー・フリンポン(レバークーゼン/ドイツ) 15.ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム/イングランド) 17.デイリー・ブリント(ジローナ/スペイン) 20.イアン・マートセン(ドルトムント/ドイツ) 22.デンゼル・ダンフリース(インテル/イタリア) MF 7.シャビ・シモンズ(RBライプツィヒ/ドイツ) 8.ジョルジニオ・ワイナルドゥム(アル・イテファク/サウジアラビア) 14.タイアニ・ラインデルス(ミラン/イタリア) 16.ジョエイ・フェールマン(PSV) 24.イェルディ・スハウテン(PSV) 26.ライアン・グラフェンベルフ(リバプール/イングランド) FW 9.ワウト・ヴェグホルスト(ホッフェンハイム/ドイツ) 10.メンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリー/スペイン) 11.コーディ・ガクポ(リバプール/イングランド) 18.ドニエル・マレン(ドルトムント/ドイツ) 19.ブライアン・ブロビー(アヤックス) 21.ジョシュア・ザークツィ(ボローニャ/イタリア) 25.ステーフェン・ベルフワイン(アヤックス) 2024.06.16 18:00 Sun

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