34歳パストーレ現役引退へ「痛みに耐えられない」「楽しかったサッカーが罰に」

2024.03.22 18:10 Fri
ハビエル・パストーレ(34)が現役引退へ
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ハビエル・パストーレ(34)が現役引退へ
元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)がやはり現役引退へ。

淡いピンクのユニフォームを纏ったパレルモ時代に脚光を浴び、以後パリ・サンジェルマン(PSG)、ローマでもプレーしたパストーレ。端正な顔立ちも人気を博した正真正銘のクラックだ。
しかし、そんな彼の現在地は「無所属」。昨夏カタール・スターズリーグのカタールSCを半年で退団後、どのクラブにも属しておらず、以前から問題を抱える股関節の状態が極めて良くないことを明かしている。

今回、アルゼンチン『La Nacion』の取材では、耐え難い股関節の痛み、そしてそれに伴う苦しみに苛まれてきたことを告白。どうやら心は現役引退で固まってるようだ。

「痛みに耐えられなかった…目覚めの瞬間に気分が悪くなり、自然と脳が僕に『もうサッカーを辞める時だ』と語りかけていた。けど、僕自身が受け入れられず、苦しむことを決めたんだ」
「サッカーを続けるためにできることは全て試してみた。けど、望む結果は何もない。練習とプレーは再開できたが、日々の生活は悪いまま。一度紅白戦をやってみたら、その後2日間ベッドで寝て過ごすことになったんだ…痛みでね」

「消耗しきった股関節に再び負荷をかける…有害みたいだ。痛みは以前にも増して大きくなり、サッカーが楽しみではなく、ただの罰になってしまったよ。子どもたちとボールを蹴ることさえままならない」

「今は左足の股関節に人工股関節を入れてある。すべてセラミックでね。毎朝リハビリに励み、なんとか生活は元通りだ。『普通の生活』がこんなにハッピーだなんてね」

「この数年間、常に現役引退の準備をしてきた。股関節が元気だったころ、僕はフットボーラーとしてなんだってできると信じていた…今日の僕はピッチに立つことを一切考えていない」

「ここからさらに回復して、もしランニングして良い気分を維持できたら…その時はもっともっと走りたくなるだろうね。それだけで満足だ」

“El Flaco(エル・フラコ=やせぽっち)”ハビエル・パストーレ。美しい出立ちとプレーの数々でファンを楽しませた男は、スパイクを脱ぐ。

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元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)が今夏の現役引退を考慮している。 パストーレは昨年7月にカタールSCを退団し、現在はフリーの状況。近年は思うような活躍には至らずもその実績を考えれば、まだまだプレーする場所は十分にあると思われる。 しかし、以前から股関節に問題を抱える34歳MFは同箇所の手術を余儀なくされる見込みで、今夏のタイミングでの現役引退も視野に入れているという。 今回、フランス『Prime Video』のインタビューに応じた同選手はケガを理由にスパイクを脱ぐ可能性を示唆している。 「まだ股関節の手術を受けなければならない。正直に言うと、より良い生活を送るため、そして痛みをなくすためにそうしている」 「毎日痛みがあるんだ。通常の生活においても痛みを感じる。本当に気分が悪いものだし、それを治す必要があるんだ」 「この夏、プレーを続けられるかどうか、自分の気持ちを見極める必要がある。そして、決断するつもりだ。今のところ待ちの状態にあるよ。プレーを再開できたら、それは奇跡だね」 母国のタジェレス、ウラカンでのプレーを経て2009年に加入したパレルモでブレイクを果たしたパストーレ。 “エル・フラーコ(やせっぽち)”の愛称で知られるエレガントなMFは、その後パリ・サンジェルマンやローマでプレー。2021年夏に双方合意の下でローマとの契約を解除すると、スペインのエルチェでもプレー。 ただ、初のスペイン挑戦は度重なるケガに悩まされたローマ時代同様、うだつの上がらないものとなり、昨年1月に契約を解消。そして、すぐさまカタールSCに加入した。自身初の中東リーグでは在籍4カ月で7試合1ゴールの数字を残したが、シーズン終了後に退団していた。 2024.01.29 08:00 Mon

エルチェ退団パストーレがカタールSCに加入! ハビ・マルティネスと共闘へ

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元アルゼンチン代表のパストーレがエルチェを早期退団「自分のサッカーができず、本当に申し訳ない」

元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(33)がエルチェに別れを告げた。 2009年に加入したパレルモでブレイクし、パリ・サンジェルマンやローマでプレーしてきたパストーレ。ローマとは2021年夏に双方合意の下で契約を解除し、エルチェに新天地を求めた。 ただ、初のスペイン挑戦は、度重なるケガに悩まされたローマ時代同様、うだつの上がらないものに。昨年3月にはベンチから主審に暴言を吐き4試合の出場停止処分を受けるなど、ピッチ外で注目を浴びてしまった。 結局、スペイン1年目は公式戦15試合の出場にとどまった中、今季の出場もラ・リーガ第2節のアルメリア戦でのわずか4分間のみとなっており、6日にパストーレからインスタグラムを通じて退団が明かされた。 「2日前、エルチェのチームメイトと全てのスタッフに個人的に別れを告げてきた。今日は、初日から愛とサポートを示してくれたエルチェのファンにも別れの言葉を送る。あなた方が毎日見せてくれた愛情や、僕の家族に温かく接してくれたことに感謝したい」 「一方で、ピッチ上では僕の望む1年半ではなかった。自分のサッカーができず、本当に申し訳ない」 「2023年が皆にとって満足のいくものとなりますように、心から願っている。ありがとう、エルチェ」 2023.01.07 16:05 Sat

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パレルモの名物会長として知られたザンパリーニ氏が逝去…ディバラが哀悼の意

パレルモの名物会長として知られたマウリツィオ・ザンパリーニ氏(享年80)が、今月1日に腹膜炎の合併症によって逝去した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数国内メディアが報じた。 ザンパリーニ氏は、昨年12月下旬に故郷のウディネ市内の病院で腹膜炎の緊急手術を受けていた。一時は回復したものの、約1カ月後に結腸の問題によってラヴェンナの病院へ入院していたが、容態が悪化した結果、1日に帰らぬ人となった。 イタリアのスーパーチェーン『Emmezeta』の成功などで財を成したザンパリーニ氏は、1987年に当時セリエC2にいたヴェネツィアを買収し、カルチョの世界に進出。同クラブをセリエA昇格に導いた後、2002年に売却。同じタイミングでセリエBのパレルモを買収した。 パレルモでは2002年7月から2017年2月、2017年7月から2018年12月まで長らく会長を務め上げ、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(ユベントス)、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(マンチェスター・ユナイテッド)、元アルゼンチン代表MFフランコ・バスケス(パルマ)、元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(エルチェ)といった南米出身の選手、イタリア代表FWアンドレア・ベロッティ(トリノ)、元イタリア代表FWルカ・トニといった国内の無名選手を発掘し、ビッグクラブに売却するメルカートの達人の一人として知られていた。 その一方で、短期で堪え性がないことでも知られていた同氏は在任15年間で通算40回の監督交代を敢行。現地ではクビ切り魔などと有難くない異名で呼ばれていた。 なお、ザンパリーニ氏が孫のように可愛がっていたディバラは、同氏の訃報を受け、自身の公式『インスタグラム』を通じて哀悼の意を表している。 「僕を最初に信じてくれたのはあなたでした」 「若い頃にイタリアに来た僕を、あなたを含めその家族はまるでここが僕にとって自分の家であるかのように迎えてくれました。会長、あなたは美しい街への扉を開いてくれ、そこで僕は素晴らしい人々に出会い、今でも素晴らしい友人を持っています」 「あなたは常に最大限の敬意を払い、僕にとって何がベストかを考えながら、僕が望む場所でキャリアを続ける機会を与えてくれました」 「このこと、そしてその他の多くのことについて、僕はいつでも感謝しています。そして、会長のことは決して忘れません。ありがとうございました。あなたのピチルドゥ(小さい子)より」 2022.02.02 22:51 Wed

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ミリクが左ヒザ半月板の手術を実施、最低1カ月アウトか

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鎌田大地に新情報、クリスタル・パレスのメディカルチェックの第一段階を完了とロマーノ砲

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