セビージャで解任のサンパオリ、フラメンゴの監督就任…契約は2024年まで

2023.04.15 10:55 Sat
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フラメンゴは15日、ホルヘ・サンパオリ氏(63)の監督就任を発表した。契約は2024年12月までとなる。

フラメンゴは11日にポルトガル人指導者のヴィトール・ペレイラ監督を解任。その後任として迎え入れられたのがアルゼンチン人指導者のサンパオリ氏だ。
かつてチリ代表やアルゼンチン代表も率いたサンパオリ氏は昨年10月からセビージャを再び指揮したが、立て直しといかず、今年3月に解任。フリーだった。

サンパオリ氏は来週から指導。ブラジルでの仕事は2020年3月から2021年2月まで指揮したアトレチコ・ミネイロ時代ぶりで、サントス時代を含め、3クラブ目となる。

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フラメンゴ、前ブラジル代表監督のチッチ氏招へいを検討…サンパオリ監督の解任目前か

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セビージャで2度EL制覇の若林大智氏が日本代表のテクニカルスタッフに就任…森保監督「非常に戦力アップ」

31日、9月のヨーロッパ遠征に臨む日本代表メンバーが発表された。 6月には森保一監督の第二次政権で初勝利を含む連勝を収めた日本。9月はカタール・ワールドカップ(W杯)後初となる海外での試合となる。 カタールW杯でも対戦したドイツ代表とドイツで、そして2002年の日韓W杯以来の対戦となるトルコ代表とベルギーで対戦する日本。今回のメンバーには、W杯以来の復帰組として、DF冨安健洋(アーセナル)やMF田中碧(デュッセルドルフ)らが招集された。 メンバーにも注目が集まる中、テクニカルスタッフに新たなメンバーが。若林大智氏(40)が加わった。 若林氏は、2018年8月からセビージャのビデオアナリストに就任。フレン・ロペテギ監督、パブロ・マチン監督、ホルヘ・サンパオリ監督、ホセ・ルイス・メンディリバル監督、ホアキン・カパロス監督と仕事をしてきた。 就任してからは2度のヨーロッパリーグ(EL)優勝を経験している若林氏。日本代表にとって、ヨーロッパのサッカーをよく知る貴重な人材の確保となった。 山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「若林さんが今回の遠征からテクニカルスタッフとして加わることになります。ボリュームと質が上がってくると思います」とコメント。「彼はセビージャでヨーロッパのチャンピオンに何度も輝き、様々な監督と一緒にヨーロッパのトップレベルの戦いを経験してきた実績のある方なので、今までのテクニカルスタッフにさらに世界トップ基準が加わり、意識改革なり見方の層を厚くしました」と経験を還元してくれることを期待しているとした。 また「今後は彼だけじゃなく、W杯でこれまで以上の成績と考えると、テクニカルスタッフも決勝トーナメントの先の分析の分厚さが凄く重要になると思うので、これからもそこのレベルアップというのは引き続き図っていきたいと考えています。その中のスタートで我々も楽しみにしている存在で、監督とも何度も話してチームにすごく良い影響を与えてくれると思います」とコメント。今までとは違った視点と経験を持つ人材を、スタッフにも入れて日本代表を強化していきたいと語った。 また、森保一監督も若林氏について言及。EL制覇の経験をチームに還元してもらいたいとし、スタッフのレベルアップにも繋がると期待を寄せた。 「彼がスペインで経験した、セビージャでヨーロッパリーグを獲っているという世界トップ基準、世界のサッカー情報を持っているテクニカルスタッフとして、我々に加わってくれるということは、非常に我々にとって戦力アップになりますし、基本的にはスタッフは日本からということで世界を見て世界で勝っていこうということで日々準備と戦いをしています」 「世界の舞台で戦ってきたスタッフが入ってくれることで、情報をもらいながら、自分たちと違ういろんなノウハウを持っているかもしれないので、そこをお互いやり取りしながらチーム力を上げていければと思っています」 「テクニカルスタッフは日本にもたくさん優秀な方がいて、協会内にもたくさんいるんですが、彼が来てくれることによって、彼がやっていることをチームで発信することで、テクニカルスタッフとして日々レベルアップを目指している人たちのためにもなると思いました」 <span class="paragraph-title">【写真】セビージャで2度EL制したアナリストの若林大智氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">セビージャFCのアナリストとして4年<br>ヨーロッパリーグ2度制覇<br>Le he dedicado todo a <a href="https://twitter.com/SevillaFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@SevillaFC</a> como aficionado y profesional.<br>Mucha gente pensaba q esto<br>Hay q creer!<br>No he nacido como sevillista pero seré sevillista hasta la muerte! <a href="https://t.co/NHcxFmMEOd">pic.twitter.com/NHcxFmMEOd</a></p>&mdash; Taichi Wakabayashi-若林大智 (@footballtw) <a href="https://twitter.com/footballtw/status/1665666060366823424?ref_src=twsrc%5Etfw">June 5, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.31 22:45 Thu

チリ代表時代の名声はどこへ…フラメンゴのサンパオリ監督、就任5カ月で解任の危機

フラメンゴのホルヘ・サンパオリ監督(63)が解任の危機に瀕しているようだ。ブラジル『グローボ』が伝えている。 チリ代表の指揮官時代に一躍その名を世界に轟かせたサンパオリ監督。2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)でベスト16という一定の成果を残すと、翌年のコパ・アメリカでは初優勝を成し遂げ、チリを悲願の南米王者へと導いた。 しかし、チリ代表を退任後はパッとせず。母国アルゼンチン代表の指揮官としてはロシアW杯期間中に主力選手との対立が激化し、半ばチームが空中分解する形でベスト16敗退。昨年10月にセビージャで2度目の就任を果たした際は、低迷するチームを浮上させられず、今年3月に半年で解任されている。 幸いにもすぐにフラメンゴからお声がかかり、4月に2024年12月までの契約を締結。ところが、早くも一部選手との確執が生まれており、首脳陣、クラブ職員からも解任を求める声が上がっているという。サンパオリ監督自身も補強を巡って取締役会に不満を抱いているとのことだ。 取締役会はすでに解任議論を進行も、チームがリーグ戦でコパ・リベルタドーレス出場圏内の4位につけていることもあってか、ロドルフォ・ランディム会長は28日、「少なくとも9月に行われるサンパウロとのカップ戦決勝までは留任する」と明言。当面の解任は回避した格好だ。 ただ、会長自身もサンパオリ監督の解任を積極的に検討する1人。『グローボ』は「サンパオリがフラメンゴで2024年を迎えることはない」と、遅くとも2023シーズン終了後には退任すると主張している。 サンパオリ監督に選手やスタッフらとの溝ができてしまったのは、周囲の意見や助言に耳を貸さなかったり、取締役会とも就任当初からあまりコミュニケーションをとっていなかったからだとされている。 2023.08.29 16:30 Tue

セビージャの礎を築いたモンチSD、今夏の退任は確実? 上層部が条件付きで了承へ

セビージャのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるモンチ氏だが、刻一刻と今夏の退任が近づいているようだ。スペイン『Ficajes』が伝えている。 敏腕SDとして名高いモンチ氏。選手生活をセビージャひと筋で終えると、引退翌年の2000年にSDとなり、若手有望株を“安く買って高く売る”ビジネスモデルを軌道に乗せ、クラブに安定した成績と財源をもたらした。21世紀に入ってヨーロッパリーグ(EL)を7度も制覇しているセビージャがあるのは、モンチ氏のおかげと言っても過言ではない。 2017-18シーズンから約2年間在籍したローマでは不遇の時期を過ごすも、セビージャ復帰後はやはり卓越した手腕を発揮。2020-21シーズンのセビージャはラ・リーガにおけるクラブ史上最多となる勝ち点「77」を獲得し、今シーズンは通算7度目のEL制覇を成し遂げている。 しかし、昨夏以降、モンチ氏は上層部との関係悪化が報じられている。主な原因は上層部が自らの主張と反した決定を下し続けたためだ。 セビージャがラ・リーガで残留争いをしていた昨年10月、モンチ氏は当時のフレン・ロペテギ監督解任に最後まで反対しており、その後任となったホルヘ・サンパオリ前監督の下でチーム状況はさらに悪化。モンチ氏はサンパオリ前監督を招へいすべきでないと主張していたとされている。 そんなこんなでモンチ氏は今夏の退任を決意。即座に新天地行きなら当該クラブは300万ユーロ(約4億5000万円)の契約解除金を支払う必要があるものの、モンチ氏が来年夏まで休養するのであれば、セビージャは退任を了承する方針だという。 また、スペイン『Relevo』によると、モンチ氏は上層部に対し、自身の退任を求める書面を提出済み。現段階でセビージャはモンチ氏の退任を否定しているものの、刻一刻と別れが近づいているのは間違いないようだ。 モンチ氏については、元セビージャ指揮官のウナイ・エメリ監督率いるアストン・ビラが招へいを画策中といわれている。 2023.06.13 15:53 Tue

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